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Fourth field ~光と闇の狭間に~

レス1 HIT数 466 あ+ あ-

名無し
17/07/11 07:03(更新日時)



時は604年。


この時代の人々は戦いや争い事等の無いとても平和な暮らしをしていた。


田畑を耕し、日の出と共に起床し、日の入りと共に寝床に入る。
それが当たり前の生活であった。


そんな中、とある町の外れに一人の若い男が古びた小さな煉瓦造りの家に一人で暮らしていた。


彼は両親と妹と暮らしていたが数年前に両親を病気で亡くし、昨年には妹をも病気で亡くし墓石に花を供えて祈る日々を繰り返していた。


翌年の605年。


今は亡き妹を蘇らせるため厳しい呪術の修行に日々明け暮れた後、彼はついに妹を蘇らせる事に成功したのだった。


後の606年。


彼は呪術の修行塔を建て訪れる者に厳しい試練とその力を与えた。


やがて呪術は世界に広まったが、同時に亡き者を蘇らせる事の失敗からモンスターを誕生させてしまう。


609年には軍事利用として呪術師がモンスターを量産し隣国への侵略と制圧を果たした。


後の610年。


人々が戦いに明け暮れる中、光と闇の狭間に一体のモンスター "ベクレル" は誕生し、数年後の614年には人対人の戦いから人対モンスターの戦いへと移り変わり戦争と平和を幾度と無く繰り返しながら時は流れていった。


時に1214年。


ベクレルとの最後の戦いを終えて50年。


救世主により再び平和を取り戻した後、国制を廃止し世界は一つになった・・・が。


光と闇の狭間で、闇は静かに世界を誘おうとしていた・・・。




No.2495400 17/07/05 07:30(スレ作成日時)

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No.1 17/07/06 14:40
名無し0 

~ハンターの少年~



時に1214年。

モンスターとの戦いが終結して50年が経過し、小さな町リットでは過去の戦いを忘れた様に思える程今日もいつもと代わりの無いのどかな風景が広がっていた。

小さな町では在るものの小売店が建ち並び、野菜や肉が綺麗に並べられると活気と共に一つ、また一つと次々と品物が売れてゆく。

終戦後の現在は日々平和ではあるが過去の戦いの後もモンスターは身近に存在し、ハンターを仕事にしている人々もいるため加治屋や金物屋、薬屋等の店も建ち並んでいる。

町の少し外れた場所には町の民を守るハンターギルドが駐在しており、今日もまた新米ハンターがギルドを訪れていた。

「なぁ、仕事を探しているんだけど・・・何か無いかぁ?」

少年が奥に座っている駐在員に問いかけると奥からカウンター前へと眼鏡を掛けたやせ形の中年の男がやって来た。

「やあ!
君は見ない顔なんだが・・・ハンターかい?」

「あぁ。
まだ経験は浅いけどハンターだ。」

少年は少し緊張した顔をすると男の顔を伺った。

「そうか。
それならまずは君の名前を聞こうか。」

男はそう言うと少年の声を静かに待った。

「名前は・・・ロイだ。」

名を名乗った少年は少し頬を赤らめると目を泳がせた。

「ロイ君か。」

男は何も気にせずカウンター下の資料やファイルに目をやった。

「君に丁度良い仕事って言うと・・・これだな。
"銀紫色の花を探して来て欲しい"良いかな?」

男の問いかけにロイは即答し身を乗り出した。

「あぁ!
仕事の依頼を引き受けるよ!」

駐在員の男はロイが依頼を引き受ける事を確認するとカウンターに依頼書を一枚置き、一通りの確認や注意事項等の話をした。

「・・・それと、この依頼書に記載されている通り報酬は1000Guだ。」

(Guとはこの世界の通貨単位でGuiltyと読む。
古の時代に王の城に盗みに入った者を捕獲した後にその者を見せしめに打ち首とし、通貨単位をGuilty=有罪とされた事に由来する。)

「わかった。
銀紫色の花を必ず探して来るよ!」

ロイは依頼書を手に取るとギルドの外へと駆け出し、町のどこかへと消えて行った・・・。

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