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キャッツ・アイ🐱vsシティーハンター🔫

レス2 HIT数 3826 あ+ あ-

ライター
17/04/27 13:26(更新日時)

北条司原作の『キャッツ・アイ』と『シティーハンター』のクロスオーバー小説。
おなじみのキャラクターたちがちょっとエッチに時にシリアスにラブコメに絡んでいく。

あらすじ

怪盗キャッツ・アイこと木生三姉妹の泪瞳愛は父ハインツの行方を探るため新宿でウワサのシティーハンターに依頼する。
父の行方を探して、と。
しかしこれが間違いのおおもとであった!?
シティーハンター冴羽遼は怪盗キャッツ・アイが美人三姉妹と知ると毎日のようにナンパに来るわ瞳は彼氏である内海俊夫に勘違いされ怒られる始末。
泪や愛、香はあたまを抱え犬鳴署の浅谷はキャッツ・アイとシティーハンターの繋がりに疑問をおぼえ遼を何かとチカンやワイセツ罪でタイホしようとする。
これに遼のライバルを名乗る海坊主(ファルコン)、彼を愛する美樹も出てくる。
果たして父ハインツの行方は……。
キャッツ・アイの依頼を受けた冴羽遼の目的は……。
似た者同士の愛と香?
キャッツ・アイが夜に翔ぶ!怪盗を追う俊夫!
遼のコルトパイソンが唸り!香のハンマーが犬鳴署をこわす!?
果たして物語の行方は……。


No.2463896 17/04/27 05:54(スレ作成日時)

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No.1 17/04/27 07:01
ライター0 

キャッツ・アイだっ〜〜〜!!
新宿美術館『ギャラリー箕輪』から警備を担当された犬鳴署の若き刑事内海俊夫の叫びと共に警報器が鳴り響く!
閑静なギャラリー内を舞う美しいシルエットがひとつ。
「待てぇ!キャッツ!」
若い俊夫は同僚の浅谷たちと共に影を追う。影は一足先に美術館の屋上に跳ねてゆく。その姿は美しい猫を思わせる。
キャッツ!待ちやがれ!
悪いわね、俊。
金色の月の輝きを背に腰まである黒い髪を靡かせ瞳は微笑む。
待て!待ちやがれ!
あら、浅谷さんがいない?
ふと疑問に思いながら手筈通りに美術館そばの建物を利用しながら猫のように跳ねてゆく。
「やはりルートは人やクルマの通りが少ない。こちらね」
眼鏡の奥に秘めた知的な眼差しをしながら先回りをしていた浅谷刑事は銃を構える。
あたりまえだが日本では本来警察は発砲する際に犯人に警告を与えるのだがそこはフィクションなのであしからず。
ガァァン……!と浅谷刑事の銃が新宿の街に伝わり街の人々は振り返り待機していた泪や愛はまさかと思う。
く、まさか!?
さいわいにして肩に掠っただけで手にした絵画は無事のようだ。
キャッツ!!
俊の声がした。あまりこの場にいるのはまずい。
脚をやられないのがさいわいだ。とにかく逃げないと。瞳は翔んだ!
「うっほ!?空翔ぶオシリ♪♪」
「え」
姿を見られた驚きより若い瞳の恥じらいがまさった!
ビルの谷間を抜ける自分の姿を二十代半ばくらいの端正でどこか明るいがC調の男性に見られた。
「いやあああ〜!!」
メリッ!と男の顔面を潰すような音を足元に感じながら瞳は逃げた。
すると……。
どごぉぉぉん!!
「なにをした!このへんたいチカン男!!」
コンクリートが砕けるような衝撃音とオトコみたいな声が背後にしたが振り返る時間はなかった。
「なにいまの?」
「瞳姉ぇ!」
早く、と長女の泪が左ハンドルのスポーツカーのドライバー席からアイコンタクトし慌て跳び乗った!
「やられた、浅谷さんに」
ええ、と肩を押さえた。相変わらず彼女の射撃は正確だった。
しかしそれより気になったのは深夜にも関わらず建物の屋上に男がいたことだった。

これが怪盗キャッツ・アイと新宿の裏のスイーパーのシティー・ハンマーの出逢いだった……。

No.2 17/04/27 13:26
ライター 

chapter1 XYZの依頼人は怪盗子猫ちゃん?

香は昨夜、相棒の遼が深夜に見知らぬ女しかもレオタードを着けたかなりの美人に手を出したのを知り今朝方も蒸し返したようにいつものハンマーで叩きのめしてから新宿駅にある伝言板を見てあっと驚いた。
目にも麗しいような艶やかな美人しかもかなりの美人の部類に入る女性が一見、Tシャツにパンツルックという装いながらスリーサイズはそんじょそこらのモデルよりはるかにイイ女である。
くやしいけど。
香は女性が伝言板の最後にシティーハンターへの依頼とわかるように“XYZ”と黒板に流れるように記すことを確認し彼女の姿が見えなくなってからこそこそと忍び寄りメモを素早くした。
『CAT’S EYE にて明日午後待っています』
これはまずいぞ。美人の依頼と知れば遼のことだナンパやモッコリを要求すること間違いない。
……。
数瞬考えてからメモ帳から記した内容を破ろうとした時だった。
背後に血に飢えたケモノのような気配を感じた時だった!メモ帳から記した部分だけ瞬時に刃のようなもので切られた!
もらったあああ〜!!
「遼っ!?あんたいつの間に!!」
たしか今朝方に間違いなくハンマーでのしたはずで動けないはずだった。
「ふ〜む、“CAT’S EYEにて明日午後待っています”か」
「あ!コラ!返せ!」
人目も気にせずメモ争奪戦が始まり駅員やサラリーマン、OLなどがあきれがちに見つめる。しかしふたりは意に介さない。
遼はずいっと顔を相棒牧村香の前に向けにらむ。
「お前はこれをどうしようとしていたぁ!」
「あんたに美人の依頼と知れたらいけないから捨てようとしてたわよ。あ……」
「ぬわに!?美人だと」
迂闊にも彼女は口を滑らしたことに気づいた。遼は顔を二枚目にしてシリアスに呟く。
「ううむ、美人か。この依頼は受けないと俺への啓示だな」
そのココロは?と聞く香に遼は表情がコミカルになる。百面相だ。
「オレのココロはモッコリちゃ〜ん!!」
アホかぁぁぁ!!という怒声と共にどこからともなく除夜の鐘のようなハンマーの轟音が新宿駅から街中につたわった。
なにかしら?
振り向いたのは先ほど伝言板の前にいた麗しき美人。
そう、木生三姉妹の長女の泪である。彼女は新宿から軽やかに去っていった。

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