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私を許さなかった母

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匿名
17/04/07 11:42(更新日時)

子供の事、いじめに遭っていましたが、母には絶対に言えませんでした。

もし、いじめられている事がバレたら、母は私に怒り狂うから。

『何でいじめられるの！？黙って大人しくしてるからヤラれるんだよ！あぁ〜もう腹立つ！キ〜！』っとなる母を私は知っていました。

受け止める器がないので、自分の息子が学校でいじめられているという事実が受け入れられないのです。

母親から女になるんですね。
男にこう在って欲しい(逞しく強く)…という理想を息子に向けるので、いじめられている息子は自分の理想の男と真逆の姿になるので許せない訳です。

『お前なんか家に入ってくるな！外にいろ！』とヒステリーを起こされた事もあります。

そういった母親の姿を見ていたので、外での無様な自分を母に知られる訳には絶対に行かなかったのです。

小学校6年の時に、親子参加の野球大会がありました。
土曜日の授業が終わった後、弁当を持って母親達が学校に集まります。
子供達は自分の母親のもとに行き、母親が持参したお弁当を各々食べます。
私は野球大会の事を母親に知らせていませんでした。
私は運動が苦手で、野球も興味がなく、ルールさえまともに知らないくらいでしたので、足手まといになるのは確実です。
男子は運動の出来ないどんくさいヤツを嫌い、嘲笑います。
クラスの男子から『何やってんだよ！バカ！アホ！下手くそがぁ！』とヤジを飛ばされるのは分かっていましたから、そんな姿を母に見られたら、母はワナワナ怒り震えて、家に帰ってから罵倒とお仕置きが待っています。
それがイヤで、私は母に野球大会の事を言わなかったのです。

だから、私には弁当を持参してくれる母親はいません。
クラスの皆が親子でお弁当を食べ始める中、私は体育館の裏に行き、皆が食べ終わるのを待っていようとしました。

その時、S君のお母さんが私の存在に気付き、『あら、○○君(主)、どうしたの？こんな所で…。お母さんは？』と話しかけて来ました。

私は、『あ、えっと…ちょっと…お母さん来れなくて…』と、しどろもどろになりましたが、S君のお母さんは、深入りはせず、『おいで、一緒に食べよう』と言って、私におにぎりとおかずを分けてくれました。

私は、嬉しさと、恥ずかしいのと、惨めさと、どうして自分はこんな思いをしなきゃならないんだろうと、複雑な気持ちでおにぎりにかぶりつきました。

野球大会では、自分は遠い外野を守らされ、ボールが飛んでくる事はほとんどなく、特に男子から責め立てられる事もなく、拍子抜けだったような記憶があります。

赤子の時に両親は離婚しており、私は母親に引き取られました。
母子家庭ですので、父親はいません。

母親は打倒男精神の女で、男に対して超高飛車です。
だからバツ2で、しかもそれぞれの結婚生活がたったの1〜2年しか持っていません。

私は父親の記憶がありませんし、母は離婚と同時に父の写った写真を全て処分した為、顔も知りません。

母は父の悪口をいつも愚痴っていました。
それだけでは飽きたらず、『お前はアイツ(父)にそっくりだ』『何で一緒に住んでないのに似るんだ！』『お前はアイツと同じで、結婚したら絶対に女を泣かせて、離婚する』等々…