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バラの花束

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匿名さん
16/09/19 20:41(更新日時)

1987年に発売された、加藤登紀子さんの『百万本のバラ』という曲です。
一部、抜粋して詞を…

………………………………………………

小さな家とキャンバス他には何もない
貧しい絵かきが女優に恋をした

大好きなあの人にバラの花をあげたい
ある日街中のバラを買った

ある朝真っ赤なバラの海を見た彼女は
どこかのお金持ちがふざけたのだと思った

小さな家とキャンバス
全てを売って彼女にバラを贈る
貧しい絵かきは窓の下で彼女を見ていた

出会いはそれで終わり女優は別の街へ
真っ赤なバラの海は華やかな彼女の人生

貧しい絵かきは孤独な日々を送った
けれどバラの思い出は心から消えなかった

百万本のバラの花を
あなたにあなたにあなたにあげる
窓から窓から見える広場を
真っ赤なバラで埋め尽くして…

………………………………………………

貧しい絵かきが女優に恋をするという、身分違いの相手にされない恋模様が描かれています。

女優には金持ちの愛してくれる男がたくさんいるでしょう。
どこぞの誰かも分からない貧しい絵かきの事など眼中にもない…

しかし、女優に一目惚れをした絵描きは、全ての財産を投げ売ってバラを買い、女優に捧げます。

しかし、男から引く手あまたの女優は、バラの海を見ても、またどこかの金持ち男の仕業か…と相手にもしません。

バラの送り主が自分である事を女優に知られる事なく、女優は去って行きます。

結局、貧しい絵描きは全財産を失っただけで、何も残らなかった…

相手は女優…
自分は所詮、貧しい絵描きに過ぎない。
身分違いの者が高嶺の花に手を出そうとした結果が…

女優は別の街で、再びきらびやかな舞台に上がる。
貧しい絵描きは、無一文になり、絵さえ描く術がなくなる。

身分の違いは越えられない。

本作は一見するとロマンティックに描かれているようですが、実は階級差が浮き彫りとなった残酷な内容になっています。

元は外国の曲ですが、昔のイタリーやロシアの曲を思わせるような、切ない感じと、不安、悲しみなどを煽るminor調の曲もあいまって、物語の世界に引き込まれて行くのです。

最近はこういうストーリー性の強い曲ってあまりないですし、改めて聞いてみると独特の雰囲気もあり、なかなか面白いと思います。

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No.2379036　16/09/19 12:29(スレ作成日時)

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No.1 16/09/19 14:42
フリーさん1

素敵なうたですよね。

共感1

No.2 16/09/19 19:47
ラブラブさん2

なんか一歩間違えばストーカーみたいな内容の話だね。

結局、どれだけ自分のことを犠牲にしてまでバラの花を買ったとしても、好きな女性を救ったわけでも好きな女性から感謝されるようなことでもなく、見返りを求めてないにしろ完璧な自己満でしょ？

私からすると、その男はおかしな人にしか感じないし、階級の違いなんて関係無いと思うわ。

例えば人魚姫みたいに、大好きな王子様の命を救うために自分を犠牲にし、それが自分であることも知らせずって話なら見返りを求めない愛を感じるけど、その男から愛なんて感じないもの。

大好きな相手のために自分のこと犠牲にするなら意味もあるけど、相手のためにもなりゃしないことで自分のこと犠牲にするって、自分のことを大切にできない自虐的思想のドＭ男？そんな自分が大好きな自己愛性人格障害？って感じだね。

現代にだって、好きなアイドルに金をつぎ込んで貧相な暮らしをしてる熱狂的なファンっているけど、そっちの方が少なくともアイドルの売上に貢献してるわけで愛を感じるよ(笑)