注目の話題
インターネットがない昭和時代の会社員はどう働いたの?
男性心理と女性心理
評価してください こんな僕は人生負け組でしょうか?

機動戦士ほのガンダム 〜宇宙に舞う9人の歌姫〜

レス442 HIT数 12116 あ+ あ-

自由人
17/07/08 15:08(更新日時)

あらすじ

人類が、その増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、すでに半世紀以上が経過していた。
地球の回りに浮かぶ巨大な人工の大地、スペースコロニーは、人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を生み、育て、そして死んでいった。

宇宙世紀七十九。
地球から最も遠いスペースコロニー群、A-RISE3は、UTX国民こそ宇宙の最先端を名乗り歌と歌姫による軍事国家と化し、A-RISE歌公国の名を掲げ独立戦争を挑んで来た。
開戦後、わずかにひと月とたたずして、人類はその総人口を死に至らしめまたA-RISE歌公国に寝返る者もいた。
人々は、その、自らの行為に恐怖しまたA-RISEの歌声に惹かれていた。

しかし、後にu’s(ミューズ)と名乗る9人の少女が歌姫となりひとりまたひとりと終結していた。“ほのガンダム”という希望の名の下に……。

注 世界観設定は基本的に宇宙世紀シリーズに沿いますが、アナザーガンダムなど他ガンダムシリーズの機体や世界観も入ってくると思います。
オリジナル作品とは多々、異なる点はご了承ください。

16/10/31 15:28 追記
絢瀬絵里と亜里沙の登場はたぶん遅めの予定。
u’s 結成までには時間かかる可能性あり。
今後、にこは過去とサーシェスと向き合いソレスタルビーイングとして戦いに身を置く。ただしこころたちは忘れずまた穂乃果たちを影ながら支援。
ことりはトロワと行動を共にし平和を考えた連合指導者親族へ贖罪の旅。その後はゼクスによって修復されたウイングを見る、が後にホワイトベースと合流するかは未定。

No.2376760 16/09/13 07:59(スレ作成日時)

新しいレスの受付は終了しました

投稿制限
スレ作成ユーザーのみ投稿可
投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.1 16/09/13 13:01
自由人0 

穂乃果 「いや〜!今日もパンがうまい。はむっ」パンツジャナイヨ

ことり 「可愛い」ハノケチェン!

海未 「大変です穂乃果!ことり!」

ほのこと 「海未ちゃんの胸が成長しないのはいまに始まったことじゃないよ」キョトン

海未 「」(゜o゜)\(-_-)バシバシ!

ほのこと 「」(/≧◇≦\)(/≧◇≦\)イタイヨ

海未 「それより大変なんです!UTX軍のモビルスーツが私たちのコロニーに侵入してきました」

人類は宇宙に進出してもまだ戦いの業から抜け出せずにいた。宇宙に出てミノフスキー粒子の発見は巨大な人型兵器モビルスーツを生んでいた。
爆発が穂乃果たち三人の近くで起きて彼女たちは悲鳴を上げた。

ほのこと 「」キャア

海未 「怖がっている時ですか!命が惜しいのなら港に走るのです!」

穂乃果 「」オトコポイ

ことり 「」ンミチャ!

彼女らは宇宙港に向かって走っていった。サイド7にあるコロニーのひとつ Sound go hill(音乃木坂)はまだ新規のコロニーでシェルターや緊急避難脱出ポッドは数えるくらいしかなかった。

海未 「走りますよ」

穂乃果 「体育会系だよ」ハアハア

ことり 「むう、海未ちゃんガンダムファイト向け!」チュン!

UTX軍のツバザクの姿が逃げる穂乃果たちに見えていた。ツバザクは宇宙でもコロニーでも無類の強さを誇っていた。
ツバザク三機は何かを探すようにつり目なモノアイを動かしていた。

穂乃果 「何か探しているの、あのモビルスーツ?」パンカナ?

ことり 「このコロニーには連邦のモビルスーツがあるとかお母さんが言ってた」チュン!

海未 「それを奪うか破壊するつもりですか」キリッ

ほのこと 「」ンミチャ シリアス

No.2 16/09/13 13:51
自由人 

穂乃果 「新型もびるすーつ?」

海未 「連邦軍がこのコロニーを試験場にしようとしたみたいです」

ことり 「」ゴメンナサイ

ほのうみ 「?」

ことり 「お母さんが圧力かけたから」

穂乃果 「とにかく逃げよう!」

ことり 「」キャア!

またしてもツバザク三機は手当たり次第に連邦の施設ごと新型モビルスーツを破壊しようとしてるようだった。
そこへ穂乃果の輝ける瞳は何かを発見した。

穂乃果 「あ!あれはもびるすーつ?」

ことり 「お母さんが言っていた。新型モビルスーツ?」

海未 「動かせるのでしょうか」

UTX軍のツバザクがモノアイにくらべ彼女たちが見ている新型モビルスーツは頭部にV字型のブレードアンテナがあり左右に人間のような瞳、そして鼻や口の造型はないものの人間らしい顔を彷彿させていた。

穂乃果 「HONO?」

海未 「見てる場合ですか!逃げますよ」

ことり 「きゃあ!」

穂乃果 「動かせるかも!」

海未 「穂乃果!待ちなさい」

ことり 「待ってよ!」

三人は幌をかけられた連邦軍の新型モビルスーツのお腹のあたりにいて幌を外した。
ことりがコクピットの電子ロックを解いていた。

海未 「ことり!?」

穂乃果 「乗るよ!」

海未 「死にますよ!?」

しかし、ツバザク三機はゆっくりゆっくりと巨人の足音のようにコロニー内を進みながら迫っていた。

ほのことうみ 「」キツイヨ

穂乃果 「あたしはここ!」マンナカ!

海未 「しかたありません。私はこちら」ミギ

ことり 「左だね」

ツバザク三機のモノアイはまるで寝ている新型モビルスーツを睨むかのように近づいていた。手にはコロニーを破壊しつくしていたマシンガンが鋼鉄の悪魔のように黒く冷たく輝いていた。

穂乃果 「う、動くよ!?」

穂乃果はマニュアルを見ながら新型モビルスーツのレバーを動かし内部の動力炉から静かにそして轟きながら動いていた。
その機体の額のV字型ブレードアンテナの中央には“HONO GUNDAM”の刻印がちいさくあった。

No.3 16/09/14 07:48
自由人 

迫るツバザクに怯える三人の少女穂乃果、ことり、海未。

穂乃果 「コクピットがせまいよ」

ことり 「ひとり用の中に三人だし」キャア

海未 「とにかくコントロールするのです」

穂乃果 「うん」

狭いコクピットの中に三人の少女がいるのだからなおさら狭い。
コントロールレバーを穂乃果は引いた。すると機体はゆっくり起き上がり人間の瞳のようなツインアイが輝いた。
ツバザクのパイロットは一瞬、驚いたような挙動をしながらツバザクマシンガンを放った。しかし、ルナ・マキニウム合金の装甲は傷さえつかない。

海未 「なにか武器はないのですか」

ことり 「あ!バルカン砲があるよ」コレコレ センタク ケッテイ!

穂乃果はコントロールレバーにあるスイッチを押した。グイ、スイッチオン!

穂乃果 「えい」

海未 「痛いです!あたしの足に当てないでください、破廉恥です!」

穂乃果 「破廉恥バルカン?」

海未 「」

ことり 「効いてないよ」

ほのうみ 「ダチョウ倶楽部みたいだよ」

ツバザクパイロット 「」

ことり 「び、ビームサーベルがあるよ!」センタク ケッテイ!

穂乃果 「よし、これだね!」

海未 「弓は?」

ことり 「ないよ」

穂乃果たちの乗る連邦の新型は背中にあるビームサーベルを抜いてビームがコロニー内の空気で熱く迸っているようだった。

穂乃果 「えい!」

ことり 「」キャッ!

海未 「す、凄いです」

逃げる敵の機体ツバザクに立ち向かいながらモビルスーツの腰にビームを振りかぶるようにすると、モビルスーツの核融合炉に直撃したのか爆発が彼女たちの目の前に起きた。

穂乃果 「もうコロニーに来るな!」

普段は優しい穂乃果だが、コロニー内部がやられたことで怒りに感情を振るわせ二機いるもう一機のツバザクにビームサーベルを向け片腕を破壊しさらに空いたもうひとつの腕でツバザクの動力パイプを持ち投げた。

海未 「ほ、穂乃果……」

ことり 「凄い……」シリアス

しかし、最後に残った一機のツバザクはコロニーの進入口から逃げていた。穂乃果が落ち着くまで時間を要した。

No.4 16/09/14 13:02
自由人 

三人は機体からおそるおそる下りながら、戦場の後の臭いが鼻についた。

穂乃果 「いやな臭い。ちょうど海未ちゃんが汗まみれで弓道着のむさい匂いだよ」

海未 「どういう意味ですか」

ことり 「あのUTX歌公国のモビルスーツのパイロットはどうなったのかな?」

動力パイプを引きちぎられたツバザクの機体は眠った巨人のように、地面に横たわっていた。パイロットは気を失ったか……。

穂乃果 「やっと下りれた!」

ことり 「連邦軍、役立たず……」

海未 「これからどうしましょうか」

穂乃果 「う〜む」

穂乃果が普段、使わない頭を使って唸っていた時にツバザクの側からちいさく動く影から銃声が放たれた。パンッ!

穂乃果 「」パン!?

海未 「あぶない!穂乃果っ!」

ことり 「」キャア

?? 「外した!?」

海未は長い髪を揺らしたまま穂乃果を庇った。黒い髪が銃声と風になびいた……。

ことり 「あそこにひとが!!」

ことりは指を差した方向から再び銃声がした。パンパン!と……。

ことり 「」キャッ

穂乃果 「海未ちゃん!海未ちゃん」

海未 「だいじょうぶです。少し髪がやられただけです」

穂乃果 「」イヤ ムネノコト

海未 「」ゴチン!

穂乃果 「」イタイ

?? 「なにしてるの」

ツバザクからあらわれたパイロットは呆れながらゆっくり近づいた。残りの弾丸は二発だけだった。

穂乃果 「」イタイ

ことり 「」ハノケチェン

海未 「ふざけている場合ではないです」

穂乃果を庇った海未は髪が風に揺れるのを気にしながら立ち上がり、敵パイロットと思われる存在に声をかけた。

海未 「おやめなさい、あなたはたしかに銃をもっているかもしれませんがここは連邦のコロニーです。あきらめなさい」

穂乃果 「海未ちゃんのムネもあきらめようよ」

ことり 「」メッ

?? 「ふざけないでよ!UTX歌公国こそが正しいのよ。あなたたちこそ降伏しなさい!」

声を耳にした三人は自分たちと同じ年頃の少女らしいことに気づいた。

穂乃果 「やめてよ。あたしたち戦うつもりないよ」

パンッ、ともう一発の銃弾が放たれた。

No.5 16/09/14 13:31
自由人 

?? 「ふざけるな!あたしのツバザクの!」

パンッ!、と最後の銃弾が穂乃果に向けられたが彼女はめずらしく怖がろうとしなかった、と思えたが……。

穂乃果 「こわいよ」

?? 「おそいわ!」

敵パイロットは、A-RISE歌公国のノーマルスーツを着たまま穂乃果に突っ込みを喰らわした。

穂乃果 「いたっ!なにすんのよ」アレ イナイ

?? 「ここ!目の前!」

海未 「敵のパイロットの声はしますが」

ことり 「」イナイヨ

にこ 「ここよ!!!」

三人は声のする方向を目にすると、ツインテールのとても自分たちとは同じ年頃の少女とは思えないむしろ幼女にさえ見える少女がムキな表情をして銃弾がなくなった拳銃を構えて立っていた。

にこ 「やっとわかったようね。ふん」

穂乃果 「迷子かな」

ことり 「親とはぐれたんだよ」

海未 「戦場にはこのような孤児がいるのですね。保護しましょう」

にこ 「」オイ

にこ 「あたしはA-RISE歌公国のモビルスーツ突撃隊の矢澤にこ!」

敵パイロットが名乗ったのを見て、穂乃果たちはしばし黙った。

穂乃果 「とんがりコーンはないよ」

ことり 「トーストはあるけど」

穂乃果 「」チョウダイ!

海未 「ふざけている場合ですか」

にこ 「そうよ」

すると、瞬間的に穂乃果とことりはにこと名乗ったパイロットを羽交い締めにした。

にこ 「」イタイイタイ

穂乃果 「捕まえた」

ことり 「捕虜だね」

にこ 「」シマッタ

海未 「とりあえずこの少女の処遇は連邦軍にまかせましょう」

すると、穂乃果たちが乗っていた機体に通信が入ってきた。

?? 「誰かいる?誰かいます?いたら応えて!」

No.6 16/09/14 19:44
自由人 

ことり 「お母さん!」

おやどり 「ことり!穂乃果ちゃんにうみちゃん、無事だったのね」

海未 「」ヒラガナヨミ?

おやどり 「あなたたちが無事でよかったけどガンダムを動かしたのはあなたなの?」

穂乃果たちは事情を話した。またことりの母親おやどりは連邦軍のモビルスーツ開発に関わっていたという。

おやどり 「とにかくあなたたちは港にいるホワイトベースにその機体と共に来てちょうだい」

ことり 「わかった。あと捕虜と捕虜が乗ったモビルスーツも持っていくね」

にこ 「」フン

にこ 「(あたしを舐めてもらっては困るわ。連邦に捕まること数えきれないくらいに捕まってもにこちゃん脱出七つ道具があるんだから)」アレナイ?ナイナイ?

海未 「探しているのはこれですか?」ナナツドウグ トリマシタ

にこ 「」ソンナ

穂乃果たちはガンダムを操りながら、ホワイトベースに向かった。
ホワイトベース、それは連邦軍がV作戦のためにつくった新造戦艦でありそれはどこか白馬を思わせた。

ことり 「着いたよ。お母さん!」

おやどり 「ことり!よかった」

母娘の感動の再会に取り残される穂乃果と海未だったが、彼女たちの家族も無事であった。

穂乃果 「」ヨカッタ

海未 「」ウルウル

おやどり 「他の人たちはわからないの?」

ことり 「」ハヒフトリオガ

ヒフミトリオ 「」ヒフミトリオ!ココニイルシ!

ことり 「」イタヨ!

穂乃果 「ついでにこれが捕虜のコニちゃん」(i_i)\(^_^)

にこ 「にこよ!」

おやどり 「こんな時に捕虜だなんて。とにかくどこかに閉じ込めておくしないわ」

にこ 「」ゾンザイナ アツカイ

穂乃果たちはホワイトベースに乗り家族や近所、学校などの親しい人たちと再会した。

穂乃果 「雪穂!」

雪穂 「姉貴!」

ほのゆき 「」ギュウ

穂乃果 「またスタイルよくなっているよ!?」

海未 「こんな時にダイエットの話ですか」

ホワイトベースはコロニーを離れ宇宙へ向かっていった。
しかし、追撃するのはジオンの赤い彗星だったのを誰も知らなかった。

No.7 16/09/15 06:01
自由人 

ホワイトベース内に若い者や動ける者はブリッジに呼び出された。

穂乃果 「ほえ」

カイ 「ち、なんでぇ女こどもしかいねお」

海未 「あなたは最低です!」バチン!

ほのカイ 「」イタイ イテェ!

カイ 「なにしやがる」

ことり 「」ハノケチェン

穂乃果 「なぜかいたい」
海未 「生き残った私たちは生きなければなりません」

おやどり 「私のセリフね」

穂乃果 「ほえ、ホワイトベースを操縦してるのはミライさん?」

?? 「」ン ナンヤ

ことり 「ジオンの新型モビルスーツ?」

希 「誰がジオンの新型モビルスーツや!」

ほのこと 「」ビクッ!?

希 「ミライさんが負傷したからうちがホワイトベースの操舵を任されたんや」

希 「うちの名前は東條希」

宇宙にも関西の人間はいたが、どこかエセ関西人ぽいことに穂乃果たちはまだ気づいていない。

おやどり 「このまま宇宙に出てUTX軍の追撃をまく!」

ことり 「でもあたしたちだけじゃ」オロオロ

おやどり 「装備は新型だけどまだ実戦試験中だけどやるしかないの」

穂乃果 「あのがんだむとかも?」

穂乃果の言葉に、ことりの母親おやどりは頷いた。
しかし、UTX軍の戦艦はホワイトベースの後をついてきていた……。

No.8 16/09/15 06:43
自由人 

にこは艦内の留置施設に入れられた。

にこ 「お腹空いた!ていうかあたしのモビルスーツにあったA-RISEグッズはどうなったのよ!」

穂乃果 「そんなのあったの?」

にこ 「出たわね。天然たらし!」

穂乃果 「天然でもたらしでもないよ!」ムッ

海未 「捕虜でも食事は出してあげます」ハイ

ことり 「ハンバーガーセットだけど」

こころここあ虎太郎 「」ハンバーガー!!!

穂乃果 「こら、あなたたちは食べたでしょう」

にこ 「その子達は?」

海未 「さっきのあなたの戦闘で親とはぐれたようです」

にこ 「」ドキッ

この時、にこの心を何か重たいものがたいしてムネがない胸の内を貫いた。だけど、彼女はツンデレでもあった。

にこ 「」フン

虎太郎 「ほりょ〜」

にこ 「捕虜だからてなによ!」

ここあ 「」ハンバーガー

穂乃果 「ポテトもらうね」

にこ 「」コラ

こころ 「ダメです!穂乃果さん」

穂乃果 「」エー

にこ 「そういえばあたしのモビルスーツにあったA-RISEグッズはどうしたの?」

海未 「ああ、あれですか。艦内にA-RISEのグッズと食料品や日用品と代えてくれたひとがいました」

にこ 「なんですって!?」

花陽 「A-RISEグッズしあわせ」

凛 「食べ物が必要分しか残らなかったにゃ」

A-RISEグッズと必需品と代えてくれたのは小泉花陽と星空凛だった。
悔しがるにこ。

にこ 「なんてことすんのよ!!」

こころ 「まあまあ」

にこ 「」ムッ

こころになだめられてにこはなぜかなにも言い返せないのであった。

No.9 16/09/15 08:05
自由人 

シャア 「認めたくないものだな。若さゆえの過ちは」

赤い彗星、シャア・アズナブルはUTX歌公国軍に所属しかのルウム戦役で名を馳せたエースパイロットである。しかし、その素顔は仮面に隠され見た者はいない。
シャアはレーダーに映る光点と宇宙地図を見ながら呟き、ようやく帰還した部下に声をかけた。

シャア 「デニム中尉、二機のツバザクがやられたらしいが本当か」

デニム 「これは私のツバザクによる戦闘データです」

ディスクを受け取り再生すると連邦の白いモビルスーツがツバザクと戦う姿が映っていた。

シャア 「HONO」

デニム 「は?」

何でもない、というシャアにデニムとムサイ艦長は目を合わした。
シャアにすれば得体の知れないモビルスーツに二機もやられたのだ。そういえば、あのにこはどうなったのだ。彼女のことだ。いずれ脱出なり生き延びているだろう。
その頃のにこは、

こころここあ虎太郎 「」ジー

にこ 「……なに見てのよ」ニゲラレナイシ!

逃げられなかったりする。
シャアは次の手段を思案していて口を開いた。

シャア 「あの木馬と新型モビルスーツの性能を見る。デニム中尉には悪いが、もう一度出撃してもらう。」

デニムに怯えがあったが、上官の命令は軍には絶対だった。
だが、シャアが微かに「にこ……」と呟いたことに気づかなかった。
ホワイトベース艦内でも追撃するUTX歌公国軍の戦艦について話し合いが行われていた。

No.10 16/09/15 13:10
自由人 

ホワイトベースのブリッジではおやどりをはじめとして穂乃果、ことり、海未、希、凛、花陽、カイなどのクルーが集められた。

おやどり 「さて、どうしましょう。このままルナ2に加速度をあけで逃げきるか一旦、戦って敵の足止めをするか」ウーム

カイ 「逃げきるのがいいだろう」

海未 「あなたは最低です!」ビンタ

カイ 「また叩きやがったな」

穂乃果 「」(ノ_・。) キノセイカ イタイカンジ

希 「スピリチュアル?」

穂乃果 「」チガウヨ

ことり 「戦って足止めしないと、戦艦が来ちゃうよ」

花陽 「こわいです。A-RISEのグッズを守らないとです」

凛 「おびえるわりにしっかりかよちんは言うにゃ」

?? 「俺も戦うのに賛成だ」

穂乃果 「希ちゃん!」

希 「ウチはこっちや。似てるけど」

リュウ 「こちらにも新型モビルスーツや戦闘機くらいはある。たしかに戦いに未経験な者もいるが、そこの穂むまん娘でさえモビルスーツを倒したんだ」

穂乃果 「穂むまん娘?」アタシ?

おやどり 「わかったわ。ここは多数決でいきましょう」

おやどり 「戦うのに賛成の者は」

賛成 穂乃果 ことり 海未 リュウ 希 カイ 凛 花陽 こころ ここあ 虎太郎

反対 にこ(留置場から挙手)シニタクナイ!

おやどり 「穂乃果ちゃんたちはあとでモビルスーツデッキに集合。コロニーで回収したモビルスーツの説明をするわ」

穂乃果 「」パイロット?

凛 「」ガンバルニャ!

花陽 「」ゴハンヲ ツクッテオキマス!

No.11 16/09/15 16:26
自由人 

ホワイトベースの整備デッキには穂乃果たちがガンダム、背中に翼をつけ巨大なビームライフルとシールドを持ったガンダムに似た機体、ガンキャノン、ガンタンク、コアファイターがならんでいた。

おやどり 「穂乃果ちゃんたちが乗っていたのはHONO ガンダム」

ほのことうみ 「HONO?」

おやどり 「開発経緯は私にはわからないけどさっきの戦闘データを見たら穂乃果ちゃんが相性がいいと思う。戦うと死ぬかもしれないけどやれる?」

穂乃果 「やるもやらないもないよ!やるよ」

海未 「明日は雨ですかね」

穂乃果 「」ヒドイヨ!

おやどり 「こっちの機体はウイングガンダム、L1コロニーからドクターJという科学者から託されたのは乗るのは、……ことりあなたよ」

ことり 「」ピイッ!!

海未 「なぜことりが!?」

おやどり 「理由は不明ということにしといて」

ほのうみ 「」ツヨイキタイポイ

おやどり 「間違えてもことり自爆ボタンは押しちゃだめよ」

ことり 「押さないよ」

おやどり 「カイくんにはガンキャノン、そして海未さんはガンタンクかコアファイターをリュウさんと共に」

海未 「なんですか!その貧乏クジ!」

リュウ 「ハハハ、俺がコアファイターで先行し二機のコアファイターで敵戦艦の陽動や足止めをすればいい」

なぜだが思いきり貧乏クジを引かされた園田海未はうるうると瞳を涙で濡らした。
ひとはこの時から彼女をこう呼んだ。
穂乃果さんどうぞ。


穂乃果 「」マケミチャン

海未 「海未です」(゜o゜)\(-_-)

穂乃果 「」(/≧◇≦\)

こうして、ホワイトベースは慣れない若者や戦闘に未経験な訓練生による初の実戦が開始されようとした。

海未 「希のお兄さんか親戚でしょうか」

リュウ 「?」チガウ

No.12 16/09/16 07:17
自由人 

出撃前のブリーフィング(打ち合わせ)を終え、穂乃果たちは自分の機体に乗ってゆく。
HONO GUNDAM、コアファイターのコクピットに入りリュウと細かな打ち合わせをしながらチェックしてゆく海未は気になっていた。
HONO GUNDAM……、どこかで見たような。聡明で知的な彼女だから気づけたかもしれなかった。彼女は穂乃果に通信を繋いだ。

穂乃果 「」ンミチャ!

海未 「海未です。穂乃果のその機体なんですが」

穂乃果 「譲らないよ!これは穂乃果のなんだから」

子どもですか、と呆れながら海未は自分の記憶をたどりながら伝えた。

海未 「穂乃果のその機体、どこかのコロニーのAGEシステムを搭載した機体そしてアザディスタン王国でそのむかし内乱を終わらせた天使のような機体にも似ています」

穂乃果 「」キョトン

穂乃果 「今日は朝シャンリンスはしたよ」カミ ツヤツヤダヨ

とっさに海未はコクピットから降りてデッキ内の慣性重力でジャンプしHONO GUNDAMのハッチを開いて彼女に突っ込んだ。

海未 「アホのかですか」(゜o゜)\(-_-)

穂乃果 「」(/≧◇≦\)イタイヨ

カイ 「こんなんで戦えんのかね」

リュウ 「緊張をほぐすにはいいんだよ」ワハハ!

ことり 「そうだよ」

カイ 「」ナットクシネエ

海未 「穂乃果のその機体はどんな性能があるかわかりません。気をつけてください」

真剣な海未の言葉に穂乃果は頷く。

穂乃果 「」ウン

穂乃果 「海未ちゃん怖かったら……」

海未 「ん?」ドキドキ マサカ コクハク!?

穂乃果 「怖かったら宇宙服じゃないや。のーまるすーつでおもらしをしてもいいからね」

海未 「」ハズカシイ!

海未 「なにを言うんですか!あなたは」ガミガミ ガミガミ

ちなみにこの会話は外部音声を伝って艦内すべてに聞こえていたという。
穂乃果たちの機体は後部ハッチから一機また一機と光の尾を宇宙の闇に映すように飛び立った。
しかし、海未とリュウのコアファイターは別な方角へ向かった。
シャアは気づいているのかいないのかわからない……。

にこ 「なんて艦なの」

こころここあ虎太郎 「」トイレハ イイノ?

No.13 16/09/16 12:25
自由人 

穂乃果たちが敵機に遭遇する寸前、ホワイトベースからおやどり艦長代行そして希から通信が入る。

おやどり 「みんな気をつけて」キリッ

ほのことうみカイリュウ 「了解!」

希 「あたしらは後方から援護射撃したるさかい。味方に当てられないようにな」

ほのことうみカイリュウ 「了解」アレ?

穂乃果 「リュウさん?」

希 「だからちがう言うとるやん!」ギャーギャー

希が喚くので通信を一方的に切る穂乃果たち。しかし、シャアとデニムのツバザク二機は接近していた。

シャア 「目標は戦艦を含めて四機か」

デニム 「前の白い奴と大砲担ぎはコロニーで見ましたが、背に羽がついた奴は見ていません」

そうか、とシャアは答えた。おそらく未確認の機体があったのだろう。だが、何でもいい性能がわかれば戦いようはあった。
しかし、この時歴戦のパイロットである赤い彗星の予測を上回るパイロットが目の前にいた。
南ことりである。

ことり 「こわいよ!」

穂乃果 「ことりちゃん、大丈夫!あたしが守るから」

カイ 「俺は敵機とホワイトベースの間くらいから援護するぜ」

ほのこと 「」ウン

うなずきながらことりはコクピットの真上をなぜかつい見てしまった。見るとそこには見慣れないレバーがあった。
なんだろ、これ?と思いながらレバーを前に引いていた。すると途端に、機体が異変が起こり上半身がさらに音を立てながら回転し下半身は変形したかのように脚部に隠されたスラスターがあらわれシールドとバスターライフルは一体化したように合体し背中に装着された。
それは猛禽類を思わせる姿だった。

穂乃果 「ことりちゃん」

カイ 「なにしてやがる!?」

それはバードモードと呼ばれるウイングガンダムのもうひとつの姿。

ことり 「きゃっ!?」ハヤイヨ

シャアとデニムも前方から高速に進む機影を見つけた。

シャア 「なんだ、あれは!?」

デニム 「早い!?」ン?

気づく間さえ与えないかのように鳥型らしい機体は高速でシャアたちの後方に飛び去った。

シャア 「ちっ、まずは前方の奴等からだ」

デニム 「了解であります」

こうして、戦いは幕を開けた……。

No.14 16/09/17 06:15
自由人 

ツバザクのマシンガンがHONO ガンダムの装甲に当たる!

穂乃果 「きゃあ」

カイ 「しっかりしろ!リュウが言ってだろう。ツバザクごときの武器じゃ死なねえ!」

穂乃果 「」ホント ヘイキ

それを見たシャアは舌打ちをしながら、ツバザクのスピードを上ゲ翻弄する。彼のツバザクは通常のツバザクの三倍のスピードなのだ。

穂乃果 「はやい!」

カイ 「当たらねえ!!」
理事長 「噂に聞いた赤い彗星かしら」

希 「そやね。とんでもないのに目をつけられたんちゃう」

ホワイトベースから援護射撃をするが、牽制くらいにしかならない。
その頃、海未とリュウは。

海未 「私だけコアファイター」ウルウル

リュウ 「ガンタンクがいやだとか言ったくせに。それより太陽の中からムサイをやるぞ」

海未 「はい」アレハ コトリ?

リュウ 「鳥型になっているのか」

海未 「ことりなだけにですか?」

リュウ 「ことりに通信しろ!ムサイのまわりをまわられたら攻撃できん」

海未 「了解」

ことりはムサイのまわりをぐるぐる旋回していた。しかしムサイのビーム砲は当たらない。

ことり 「」キャア

ムサイ艦長 「ビームが当たらんとは」

ことり 「」ン? ンミチャ

海未 「ことり!私たちがいまから攻撃しますから逃げてください!」

ことり 「」ワカッタ カエロウ

ムサイ艦長 「逃げたか」

索敵班 「待ってください!太陽から機影!」

ムサイ艦長 「なに!撃て!」

索敵班 「間に合いません!」

海未とリュウのコアファイター二機が太陽から現れムサイ艦のビーム砲や機銃を破壊した。

ムサイ艦長 「しまった!?」

海未 「もう一度!」

リュウ 「よし。もう一度だけだぞ!あとは後退する」

海未 「わかりました」

ムサイ艦の動力炉を破損する程度に留め、海未とリュウはホワイトベースに引き返した。それを見たシャアは舌打ちをした。

「なにをしている。デニム、援護してくれ」

そう伝えた瞬間だった。額にHONOと刻まれた白いヤツから強力なビームが流れるように放たれた。

デニム 「ああっ」

シャア 「デニム!?」

No.15 16/09/17 07:04
自由人 

シャア 「バカな!?連邦のモビルスーツは戦艦並みのビーム砲を持っているのか!」

穂乃果 「」ホエ

カイ 「なにしてる!奴等を追っ払うぞ」

穂乃果 「」ウン

シャア 「ちい、安全な宙域まで引くぞ!」

シャアはツバザクがやられたことで引き返しムサイに帰還した。
ホワイトベースもまた穂乃果たちを収容し安全な宙域までとりあえずではあるが逃げおおせた。

ことり 「鳥さんになっちゃったまま」

穂乃果 「ことりちゃんがケンタッキーフライドチキン!?」

海未 「」(゜o゜)\(-_-)

穂乃果 「」(/≧◇≦\) ジョウダンダヨ

ホワイトベースのモビルスーツデッキにはことりが乗ったモビルスーツは鳥型のままでクルーや整備員を驚かせていた。

リュウ 「ことり、どこをいじった?」

穂乃果 「」オマタ?

海未 「」(゜o゜)\(-_-)

穂乃果 「」(/≧◇≦\)マタブッタ

ことり 「たしかコクピットの上にあるレバーかな?」

リュウ 「もう一度それを戻したらよくないか」

ことり 「」ウン ヨイショ

再びコクピットに乗り込むと、引いたレバーを戻すと鳥型から作動音を立てながらまるで立ち上がるようにもとの人型に戻った。

ことり 「戻った?」

穂乃果 「」イイナ

海未 「」ガンタンク イヤデス

リュウ 「これは噂に聞いた可変モビルスーツのひとつだな」

穂乃果 「買えんモビルスーツ?」

海未 「」(゜o゜)\(-_-)

穂乃果 「」マタブッタ!

カイ 「可変モビルスーツねえ。なぜことりちゃんに?」

さあな、とリュウはお手上げみたいなポーズをした。
再びブリッジに上がり、ルナ2らしい隕石基地がわずかに見えていた。

No.16 16/09/17 10:09
自由人 

穂乃果たちはルナ2のワッケイン司令に保護されたものの、勝手に軍機に触れたため捕虜のにこ共々、監視の目に置かれた。

穂乃果 「戦っただけなのに」

海未 「軍隊とはそういうものです」

ことり 「ぷんぷん」

おやどり 「なんとかしないと」

希 「せやね」

にこ 「バカみたい」

こころここあ虎太郎 「捕虜なのは変わらず」

にこ 「」

リュウ 「まあ機体には封印コードがしてあるからな。司令たちには動かせないさ」

カイ 「やれやれ」

穂乃果たちがルナ2にいた頃、シャアは補給部隊から補給を受けたと同時に異なるふたつの別動隊と接触していた。
そのうちのひとつザフトのヴェザリウスで奇妙な対面が行われていた。

シャア 「(なんだ、この対面は。ゼクスはいいがクルーゼは好かないものだ。相変わらず)」

クルーゼ 「これはこれはUTX歌公国突撃軍の赤い彗星シャア、そしてOZのライトニング・バロンと出会うとは」

ゼクス「用件を言おう。すでに地球ではオペレーションメテオなる作戦が開始され四つの流星、いやモビルスーツが落ち地球の我がOZ基地を破壊している。残るひとつはクルーゼのいう足つきかシャア殿の木馬、どちらにいるかもしれん」

クルーゼ 「つまりは協力しろと」

シャア 「私としては協力は惜しまん。が、クルーゼ貴様、ユニウス7を落としたと聞いたが感心しないな」

クルーゼ 「なあに、連合の機体を奪った事故さ」

シャア ゼクス 「(こいつ、油断ならないな)」

シャアでさえコロニーの破壊は命じなかった音乃木坂コロニーに被害は出たが、最小限に押さえたはずだった。
木馬に乗っているのは連邦の士官たちのはずであると思っていた。
ゼクスたちはシャトルで地球に帰還する途中に彼らと遭遇し地球での情報を聞いたが、クルーゼのしたことには仮面の奥でシャア同様に眉を曇らせた。

No.17 16/09/17 10:42
自由人 

クルーゼ 「いい忘れていたが、連合のアルテミスも落としたのだがな」フハハ

シャア ゼクス 「(なんだと)」

クルーゼ 「貴様らが落とせなかった拠点を落とせなかったのだが、どうかしたか」

相変わらず耳障りなクルーゼの含み笑いにシャアとゼクスは共に警戒心と不信を抱かずにいられなかった。

クルーゼ 「我が方からは連合から奪った四機のGATシリーズを出すが。そちらはどうする」

ゼクス 「私はリーオーで出る。シャア殿の助けになろう」

シャア 「ありがたい。私もガデムの補給艦から補給が終わったらしい。ツバザクで出よう」

こうして仮面の戦士三者の奇妙な対面は短くも長くも終わった。
ルナ2に奇襲を仕掛けたのはクルーゼのヴェザリウスから出た四機のGATシリーズのブリッツだった。
穂乃果たちは突然の奇襲に慌てた。

No.18 16/09/17 13:29
自由人 

穂乃果たちのいる隕石基地ルナ2に激震が走った。シャア、ゼクス、クルーゼ隊による奇襲であった。

穂乃果 「」キャア

海未 「穂乃果!」コチラヘ!

穂乃果 「」コトリチャン!

ことり 「」オイデ!ギュウ

海未 「」ナゼ?

穂乃果 「ことりちゃんの方がやわらかいしクッションみたい」フワフワ

海未 「」ゴチッ!

穂乃果 「」(/≧◇≦\)イタイヨ

にこ 「奇襲ね」

こころ 「バカでもわかりますよ、お姉さま」

にこ 「あたしはあんたたちのお姉さまになったおぼえはないわよ」

こころここあ虎太郎 「」モウ!

穂乃果 「」ン?

穂乃果 「新幹線の希ちゃん、なにしてるの?」イタイ

希 「」ノゾミヤケド

希 「スピリチュアルでタロット占いや。赤い彗星、ライトニング・バロン、……これはラウル・クルーゼや!」アカンデ!

にこ 「少佐が!」

おやどり 「ワッケイン司令たちだけではむりね。脱出しましょう」

カイ 「むりだって。電子ロックだぜ」

そう言った時に再び激震がルナ2を遅いルナ2内の電気系統が壊れたのか非常灯の赤い闇が彼女たちを照らした。

ことり 「」オカアサン アイタヨ

穂乃果 「なんと!?早くホワイトベースに行こう!にこちゃんも」

にこ 「……わかったわよ」ツン

穂乃果たちはホワイトベースに乗り込んでいると、味方であるはずのワッケイン司令に銃を向けられた。

穂乃果 「ワッケインじゃなくてわっからんちゃんだよ!」

希 「ええこと言うな。穂むまんちゃん」

穂乃果 「ほのか!」

おやどり 「ワッケイン司令、あなたの敵はホワイトベースにいる私たちですか。それともルナ2の外にいるUTX軍ですか」キリッ

ワッケイン 「……わかった。私の負けだ。サラミスに私もクルーを乗せて脱出しよう」

ワッケイン司令の手助けもあって、穂乃果たちはルナ2を脱出したが外の宙域には奪われた連合のGATシリーズ四機、リーオー、シャアのツバザクがいた。

おやどり 「むりしないで穂乃果ちゃんカイくんリュウ」

ことり 「あたしは?」

おやどり 「甲板から援護よ」

海未 「私は?」

おやどり 「ガンタンク」

No.19 16/09/17 15:45
自由人 

海未 「ガンタンクに乗るくらいなら機銃座から穂乃果たちを援護します」

リュウ 「そんなに嫌か?」

海未 「リュウさんはそこにいるセイラさんでもデートに誘いなさない!」

リュウ 「デートするか?」

セイラ 「ウフフ、機会があったらね」ナニイッテルノ、ワタシ!?

海未とリュウ、他にハヤトたちは機銃座について穂乃果たちを援護した。

穂乃果 「赤い彗星!」

カイ 「むりはすんなよ」

穂乃果 「わかった」

ことり 「バスターらいふる?」カマエテ!

おやどり 「バスターライフルは一度の戦闘で三発しか使えないから気をつけて」

ことり 「うん」

穂乃果たちはシャアツバザク、ゼクスのリーオー、奪われた連合のGATシリーズ四機を相手に苦戦していた。

アスラン 「イザーク、出すぎだ!」

イザーク 「黙れ!」

ディアッカ 「連合に連邦、うっとおしいぜ!」

ニコル 「できれば戦いたくないけど」

ゼクス 「若いな、ザフトの連中」

その時、ことりのウイングガンダムのバスターライフルがホワイトベースの甲板からビームの粒子が流れた。
あやうくゼクスとアスランたちクルーゼ隊はかわした。しかし、これによりクルーゼ隊は分散していた。

ことり 「」ヤッタ!

海未 「穂乃果をやらせません!」ダダダ ダダダ!

凛 「ルナ2から食料と水はなんとかいただいたにゃ」

花陽 「」ゴハン♪ゴハン♪

にこ 「留置されているあたしの前で見せないでよ!!」イヤミカ!

りんぱな 「」キョトン

ホワイトベースにサラミス級艦二隻、これに穂乃果たちモビルスーツは苦戦を強いられていた。
その時である!どこからともなくミサイルがGATシリーズ四機を狙って放たれた!!

アスラン 「なんだと!」

穂乃果 「」イマノコエハ!

穂乃果 「ヅラちゃん!」

アスラン 「誰だ!俺をヅラと呼ぶのはキラ以外に……誰かがいた?」

穂乃果 「ヅラちゃん!アスラン・ヅラちゃん!?」

アスラン 「ほのかか……」

イザーク 「ち、引くぞ!アスラン、あのミサイルは足つきだ!」

遠く輝く光点はホワイトベースによく似たアーク・エンジェルであった……。

No.20 16/09/18 04:25
自由人 

アスラン 「穂乃果なのか……、キラ……」

イザーク 「なにをしているアスラン!ヴェザリウスに帰るぞ」

ああ、と答えながら牽制するようにビームライフルを放つGATシリーズで彼らが奪えなかったトリコロールの機体ストライク、それを支援する連合のモビルアーマーメビウスゼロそして足つきと呼ぶアーク・エンジェルの艦体がイージスのコクピットのモニターにちいさく映った……。

キラ 「こちら連合アーク・エンジェル所属ストライク!聞こえるかホワイトベース」

おやどり 「アーク・エンジェル!」

希 「あちらさんも戦力なさそうなのにうちらを見つけたんやな」

セイラ 「似た者同士……」

穂乃果たちはアーク・エンジェルと合流し幸か不幸か艦の形状が似たもの同士が肩をならべることになり穂乃果たちはそのむかし月で友だちでもあったキラ・ヤマトと再会した。

穂乃果 「キラちゃん!」

ことり 「キラキラちゃん!」

海未 「キラ……」

キラ 「穂乃果!ことり!ミズ!」

海未 「……海未です」

アーク・エンジェルはユニウス7を脱出後、アルテミスそしてかつての血のバレンタインの悲劇の地で水を補給しまたプラントの歌姫ラクス・クラインを保護するもいろいろゴタゴタがあったらしい。

マリュー 「おやどりさんお久しぶりです」

おやどり 「マリューさん。あらそちらは?」

ムゥ 「おいおい、エンディミオンの鷹を知らないなんて無粋だぜ」

ナタル 「連合と連邦の共同歩調ができればいいのですが」

おやどり 「ナタル……」
ブリッジではホワイトベースとアーク・エンジェルの主要な人物が話し合いをしていた。
その頃、ヴェザリウスの着替えルームではクルーゼ隊アスランたちはまたしても足つきに邪魔されたことに苛立ちがあった。

No.21 16/09/18 07:00
自由人 

イザーク 「どういうつもりだアスラン!貴様らしくないぞ」

アスラン 「なんでもない」

ディアッカ 「こういっちゃなんだが、ちゃんとしてくれないと困るぜ」

ニコル 「やめてください!アスランだって一生懸命なんですよ」

ち、と舌打ちをしながら着替えを済ませたイザークとディアッカが出ていくのを落ち込むアスランは見つめていた。
ニコルは言葉を残し去ってゆく。

ニコル 「アスラン、あなたらしくないですよ……」

くっ、アスランは呟きながらユニウス7でのキラとの再会そしてさっきの戦いで穂乃果らしき動きをした謎の機体が頭によぎった。

アスラン 「キラ……、キラだけでなく穂乃果も敵になるのか」

その頃、ホワイトベースとアーク・エンジェルは穂乃果たちとキラの再会が行われ互いの喜びをしていた。

キラ 「そうか、君たちもアスランと」

穂乃果 「ヅラちゃんだよね。ことりちゃんにもついてる」コレコレ

ことり 「」トサカ トサカ!

キラ 「あの赤いGATシリーズの機体がアスランなんだ」

海未 「懐かしいですね」。穂乃果はアスランさんをヅラと呼んで月で遊んでました」

アスラン 「」ヅラジャナイ!アスラン・ザラダ!

穂乃果 「」サラダ?

キラ 「とにかく助かった。水以外にも食料を分けてもらってありがとう」

穂乃果 「」イヤイヤ

海未 「食料担当のタムラさんと凛と花陽に礼を言ってください」

キラ 「ありがとう。穂乃果、ことり、海水」

海未 「海水ではないです!」

ホワイトベースのブリッジでは互いに地球に向けて降下したいのだが、アーク・エンジェルはアラスカに、ホワイトベースはジャブローと互いの航路の違いが行動に支障を弊害をもたらすかもしれないと懸念された。
彼らは追撃されているからだ。

No.22 16/09/18 12:44
自由人 

ホワイト、アーク・エンジェル両艦は地球軌道上で再び会おうと固く約束した。

おやどり 「ご武運をお祈りします」ケイレイ

マリュー 「そちらこそ気をつけて」ケイレイ

希 「」マリュー ワシワシマックス!

マリュー 「」キャア!

ナタル 「なに!?」

希 「」ナタル ワシワシマックス!

ナタル 「きさま!」

希 「ムゥ」ワシワシマックス!

ムゥ 「男だぞ!俺は!!」

希 「そやった!」

おやどり 「ウチの者が迷惑をおかけしました」(i_i)\(^_^)

希 「」オトコニ ワシワシハ セエヘン!

こうして両艦は互いに別れたのだが、穂乃果にある能力が目覚めていた。

アーク・エンジェル艦内

フレイ 「ずいぶん、あの穂むまん娘と親しくしてたようねキラ」

キラ 「そ、そういうわけじゃないよ」

ミリアリア 「穂むまん?そういえばユニウス7に系列店があったわね」

サイ 「高坂穂乃果か」

その光景が遠く離れているのに何故か見えるような穂乃果。

穂乃果 「」ホムマンムスメ!チガウヨ!

海未 「穂乃果どうしたのですか!」

穂乃果 「聞いてよ!アーク・エンジェルに乗ってるポニテのわがままお嬢様が!」

フレイ 「」クシャミ!ダレガ ワガママヨ!

希 「ふむ、アーク・エンジェルにもセクハラ娘がひとりおる。あたしの仲間や!」

ミリアリア 「」クシャミ! マリアサマガミテル デショ! セクハラ シナイワヨ!

ことり 「希ちゃん、アーク・エンジェルの人たちにワシワシしたでしょう!」

希 「マリューさんとナタルさんよかったで」

マリュー ナタル 「」クシャミ!クシャミ!

この後、ホワイトベースはガデムの補給艦を落としたがよぶんな戦いをした雰囲気があった。
再び地球軌道上で合流したホワイトベースとアーク・エンジェルはハルバートン提督の第八艦隊に救われた。

穂乃果 「地球だ!」チタマジャナイヨ

海未 「青いです」

ことり 「海だ!」

海未 「ちがいます」

凛 「地球に美味しいものがいっぱいにゃ」

花陽 「あたしたちも戦えたら」

凛 「戦うにゃ」

花陽 「わからないよ」

No.23 16/09/19 07:29
自由人 

ホワイトベースとアーク・エンジェルは地球軌道上で再び合流し大西洋連邦第八艦隊ハルバートン提督の下にようやく保護された。
しかし、大西洋連邦と地球連邦は別の組織なためホワイトベースは修理や整備は最低限しかされなかった。

ハルバートン 「ご苦労だったなマリュー・ラミアスにムゥ・ラ・フラガ、ナタル・バジルール、そしておやどり艦長代行」

マリュムウナタルオヤドリ「」ケイレイ!

ハルバートン 「」ワシワシサレタイ

マリュー 「」ハ?

ハルバートン 「何でもない。少ない戦力や乗員でよくやってくれた。だが、大西洋連邦の上層部は現場を知らん!奴等は数字でしか知らん!」

ハルバートンの言葉はマリューやおやどりたちを唖然とさせた。だが、互いに自分たちは支援の手さえなくようやく地球軌道上まで来たのを考えたら彼の言葉は納得いくものだ。
ハルバートン提督は彼なりにマリューやおやどりに支援をしていたものと感謝した。

ハルバートン 「しかし、ザフトたちは必ず大気圏突入寸前を狙ってくる。我らが君たちを守る」

ムゥ 「」アリガタイ ケッシノカクゴダナ

ホワイトベースの艦内ではことりの乗るウイングガンダムはバードモードに変形し大気圏突入装備になっていた。

穂乃果 「とりさんに皮をつけている。つまりは鶏皮!」

ことり 「使い切ったらそのまま捨てるんだって」

海未 「」ワタシニ モビルスーツハ ナイノデスカ

凛 「地球では紛争根絶のためにソレ塩ちゃう、ピータンちゃうかが地球各地で破壊活動しているとか聞いたにゃ」

ぱなのぞ 「ソレスタルビーイング!!」

希 「無理して関西弁使わへんの!」

凛 「」ニャ!

修理や整備をし大気圏での戦いに備え穂乃果たちは真剣な表情をしていたのだが。

穂乃果 「フライ揚げたちゃんいうの?」

フレイ 「」クシャミ!フレイ!フレイ・アルスター!

ことり 「ことりの仲間じゃないよ」

海未 「」ワタシニ モビルスーツハ ナイノデスカ

穂乃果 「」ガンタンク リュウサン

海未 「」(゜o゜)\(-_-)

穂乃果 「」(/≧◇≦\)ガンタンク イイジャン

No.24 16/09/19 10:30
自由人 

シャア 「デニムもガデムもやられた。ゼクス、大気圏の戦闘はわずか数分だぞ。やれるか」

ゼクス 「地球ではオペレーションメテオが行われトレーズから情報がきている。最後の一機はお前のいう木馬にある。やるさ」

シャア 「ライトニング・バロンの異名を取るだけはあるな」

ゼクスは仮面の下でちいさく笑った。だが、シャアもゼクスもヴェザリウスのクルーゼを信用はしていなかった。

イザーク 「足つきとストライクは俺が落とす!」

ディアッカ 「イザークの顔に傷をつけやがるなんて!許すわけにはいかない」

ニコル 「感情的になってたら大気圏で落ちますよ」

アスラン 「」

クルーゼ 「大気圏の戦闘はほんのわずかだ。だがシャアやゼクスを利用しても構わん。足つきと最後の一機ストライクを落とすのだ」

アスラン 「クルーゼ隊長……」

クルーゼ 「わかっているなアスラン」

アスラン 「はい……」

ザフトのヴェザリウスから連合から奪ったブリッツ、バスター、デュエル、イージス。ゼクスのシャトルからはリーオー、ムサイからはツバザクが出撃した。
穂乃果たちもホワイトベースから出撃していた。

穂乃果 「HONO ガンダムいくよ!」

ことり 「ウイングガンダム」チュン!

キラ 「キラ・ヤマト、ストライク出ます」

ムゥ 「おうおう、がんばるね。お兄さんも負けてられないぜ」

眼下に地球を見下ろしながらハルバートン提督の第八艦隊に守られながら戦闘は火花を散らすかのように行われた。
しかし、ふこうなことにそこにたった一機なぜか民間シャトルが紛れていた。それはコロニー地球間の外交大使のドーリアン父娘が乗っていた。

ドーリアン 「地球と宇宙で戦いなど。オペレーションメテオ最後の一機か」

リリーナ 「お父様?」

No.25 16/09/20 06:20
自由人 

クルーゼ 「イザーク、ドーリアン外務次官が乗るシャトルは落とすなよ。外交に響くからな」

イザーク 「わかってますよ」

クルーゼの耳障りな通信がクルーゼ隊四人に伝わる。だが、さすがにハルバートン提督第八艦隊。モビルスーツに必ずしも有利な戦いは進めさせない。その一端はキラのストライク、ムゥのメビウス・ゼロ、木馬の二機のガンダムだ。
ことりはドーリアン外務次官の乗るシャトルに気づいた。

ことり 「」ハノケチェン!

穂乃果 「ほのか」

ことり 「あたしはあのシャトルを守るよ!あとはお願いね!」

穂乃果 「」ウン

ゼクス 「なんだ、シャトルを攻撃しないのか!?いや、守っているのか」

ゼクスは思った。コロニーからの反逆者でもむやみに民間人を攻撃しないのか。
シャトルにいるリリーナは大気圏突入装備のウイングガンダムを見て思った。

リリーナ 「焼き鳥?フライドチキン?」

ことり 「」チガウモン!

大気圏をシャトル共に突入しながらウイングガンダムは大気圏突入装備をバラバラとバージする姿はまさに焼き鳥か燃える鳥のようだ。瞬間、バードモードからモビルスーツに変形した。
だが、その隙を突いて大気圏突入装備を外したゼクスのリーオーはビームサーベルを構えてウイングガンダムに突撃した。

ことり 「きゃ」

ゼクス 「ここまでか」

ウイングガンダムのパワーを感じてゼクスは咄嗟にコクピットから脱出しパラシュートを開いた。
だが、謎の機体もリーオーもろとも海の底だろう。
宇宙ではホワイトベース、アーク・エンジェルとシャア、クルーゼ隊の戦いはまだ続いていた。

No.26 16/09/20 13:34
自由人 

おやどり 「ことりは!?」

希 「もう大気圏から降りたはずや!」ヤキトリヤ!

海未 「」ワタシカツヤクシタイデス!

リュウ 「」ガンタンク

その頃、ハルバートン提督はアーク・エンジェルが地球に下降したのを確認しアーク・エンジェルから保護した民間人を乗せたシャトルを脱出させた。
しかし、イザークがそれを軍人用シャトルと誤解していた。

イザーク 「戦いからおめおめと逃げるなど!ナチュラル!」

キラ 「よせ!そのシャトルにはあの子が!」

キラの脳裏にはコクピットにある折り紙をくれた少女の面影がよぎった。しかし、シャトルはデュエルのビームライフルで爆発し散った!

キラ 「あああ……。助けられなかった」

穂乃果 「キラちゃん」

シャア 「よそ見をするな。連邦の白い奴!」

穂乃果はキラの叫びを耳にした気がしながらシャアのツバザクが迫っていた。

穂乃果 「しつこいよ」

シャア 「デニムやガデムも貴様にやられた!」

穂乃果 「しらないてば!」

ふたりはまるで会話しているように戦っていた。そこへ希から通信が入る。

希 「穂乃果ちゃん!大気圏突入や!」

穂乃果 「あたしはコイツをなんとかしてから地球にいくよ」

海未 「」カッコイイ ホノカ

リュウ 「」ガンタンク

希 「通信がブラックアウトや!進入角制御や!」タコヤキ!オコノミヤキ!

海未 「」アタシタチハ グデスカ

凛 「たこ焼きにゃ」

花陽 「菜箸やヘラで返される気分です」

にこ 「大気圏突入中にほのぼのね。このふたり」

こころここあ虎太郎 「」オネエサマ

にこ 「」シツコイ

穂乃果はなんとかシャアから逃げ切った。あるいはシャアはわざと見過ごしたかもしれない。

シャア 「ツバザクには大気圏突入能力がない」

だが、部下のツバザクとHONO ガンダムは大気圏の熱にさらされていた。

部下 「し、少佐、助けてください!!うわぁ」

穂乃果 「シールドで機体を守って耐熱フィルムして」アルミホイルミタイ

穂乃果 「機体の温度が下がったよ!」

穂乃果はこの時、地球が燃えているように見え焼き饅頭に思えた。

No.27 16/09/20 17:20
自由人 

おやどり 「ことり……」

希 「親子やから心配なんやな」シミジミ

大気圏を降下するホワイトベースは地球に降りた安堵感があったがジャブローではなく北米大陸はUTX歌公国の制圧下でもあった。

希 「穂乃果ちゃんのガンダムや!」

りんのぞ 「」ヨカッタ

おやどり 「穂乃果ちゃんを締め上げてことりがどこにいるか聞かないと」

海未 「穂乃果があぶないです!」ダッシュ!

海未は後部デッキに向かい大気圏を降りてくる穂乃果のガンダムの前に息を切らした。

穂乃果 「」ンミチャ!

海未 「ほ、ほ、穂乃果……」

穂乃果 「穂むまん?」キョトン

海未 「穂乃果たいへんです!おやどり艦長代行が穂乃果を締め上げると!!」

穂乃果 「」ナンダ エエッー!?ドウシヨ!ソウダ!

海未 「」ン?ナニヲ

穂乃果 「」カミノケ コウカン!ロングヘアーダヨ

海未 「」アア!ホノカ ソックリ!

おやどり 「穂乃果ちゃ〜ん!!」

入れ替わったことに気づかないおやどりは穂乃果になった海未に技を仕掛けた!

おやどり 「」コブラツイスト!サソリガタメ!ヨンノジガタメ!

穂乃果(海未)「」グェェ!!

おやどり 「娘はどこにやったの!!」スーパー イナズマ キック!!

穂乃果(海未)「」グェ!!バタン!

海未(穂乃果)「おやどり艦長代行の勝ち!」

穂乃果(海未)「」👼

おやどり 「いい汗をかいたわ」

助かった穂乃果は一息をつきながら髪型をもとに戻した。

穂乃果 「」タスカッタ(;^_^A

海未 「」ピクピク ピクピク

凛 「地球に来たばかりで海未ちゃん寝てるにゃ」ツンツン

花陽 「海です!」

穂乃果 「広いね大きいね」

海未 「」ピクピク ピクピク

その頃、ドーリアン外務次官と別れ空港を出たリリーナは砂浜に寝そべることりと出会った。ことりの手には焼き鳥もも、焼き鳥ネギマ、焼き鳥カワがあった。

リリーナ 「日本の焼き鳥」イタダキマス ゴチソウサマ!

ことり 「」ハッ!

No.28 16/09/21 06:20
自由人 

ことり 「ことりの非常食を食べた!」

リリーナ 「あなたは?」

ことり 「あたしは……(言っちゃいけない)」

リリーナ 「(ことりと言ってましたけど)」

瞬間、ことりの乗ったウイングガンダムが落ちた海域ではデュオのデスサイズとOZの戦いが行われていた。

ことり 「(あたしのガンダム!)」ジャアネ!タクシー!🚕

リリーナ 「私は、私は、リリーナ・ドーリアン。あなたは……」ヤキトリヤサン?

ことり 「」チガウモン

ことりはデュオたちサルベージ屋からガンダムを取り返しドクターJからの指令で行き掛けの駄賃でホワイトベースに戻る途中にOZの基地を破壊していった。

デュオ 「ちっくしょう脳トロボイスめ!」

ハワード 「やれやれ」

穂乃果 「ことりちゃん」

ことり 「」ハノケチェン!ンミチャ!リンチャン!ハナヨチャン!

海未 「よかったです」

しかし連絡によるとアーク・エンジェルは中東砂漠に降下したらしかったのが伝わった。
ホワイトベース、アーク・エンジェルは互いに思惑が違った場所に降下していた。

リュウ 「ようやくガンタンクが活躍できるな海未」

海未 「どうしても私をガンタンクに乗せたいらしいですね」

UTX歌公国軍のA-RISEの下にいるのはザビ家である。そのザビ家の四男ガルマ・ザビは北米大陸の指揮にあたっている。彼はシャアと久しぶりの再会をしていた。

ガルマ 「シャア、キミらしくないな。目標を逃がすなど」

シャア 「しかたあるまい。相手はなにぶん未知数なのだ。甘くみてかかると痛い目に遭うぞ」

ガルマとシャアは共同で翌日、移動するであろう木馬ことホワイトベースに作戦を仕掛けるのだった。

No.29 16/09/21 20:18
自由人 

翌日、ガルマの命令によって各部隊がホワイトベースが潜伏している北米のとある地点に集結していた。
兵士たちは上層部の思惑もわからず右へ左へと移動してゆく。

兵士A 「まったくお偉いさんはなに考えてるんだかな」

兵士B 「本当だな。本国に帰ってA-RISEの歌声を聞きたいな」

兵士C 「英玲奈さま」

兵士AB 「」エッ!!

その頃、ガルマとシャアはガウ攻撃空母で作戦会議をしていた。

ガルマ 「この山岳の一角に木馬を追い詰めるのだ」

シャア 「わかった(相変わらずお坊っちゃんなやつめ)」

そしてその作戦にホワイトベースはまんまとはまっていたのだった。
地上からはツバザクや戦車、マゼラアタック、歩兵の砲撃、空中からはガウ攻撃空母三機、ドップ戦闘機などの攻撃にさらされていた。

にこ 「」キャー

こころここあ虎太郎 「」オネエサマ!

にこ 「」ヒナンシナサイ!

おやどり 「穂乃果ちゃんはHONOガンダムで前に、ことりはウイングガンダムでホワイトベースを守ってカイくん海未ちゃんリュウさんは地上から」

穂乃果 「わかった」

ことり 「あたしは出ちゃいけないの」

おやどり 「援護だけ」

カイ 「地球の重力がこわいぜ。だけどUTX軍もしつこいな」

リュウ 「俺と海未がガンタンクで守るさ」

海未 「」ノリタクナイデス

そして戦いは本格的に開始された。
穂乃果のガンダムは前に出た!

穂乃果 「ジャマをしないでよ!」

ことり 「援護するよ」バルカン!ヤッタ!

カイ 「地球の重力が重たいぜ。しゃらくせえ」

カイのガンキャノンのキャノン砲丸が火を噴いてマゼラアタックやツバザクを撃破した。

海未 「ついにガンタンク。罰ゲームですか」

リュウ 「射撃は海未に任せた。操縦はまかせとけ」

海未 「射撃ですか」

海未とリュウの乗るガンタンクはホワイトベースのカタパルトからキャタピラを動かし地面に着地した。

リュウ 「いくぞ」

海未 「はい」

だが下半身は当然、戦車型のために動く砲台のようだった。

海未 「遅いです。敵です!」キャノン ハッシャ!

リュウ 「よくやった!」

海未 「」ホメラレタ?

No.30 16/09/21 21:59
自由人 

ガルマ 「私も出る。見ていられないからな」

シャア 「気をつけろよ」

わかっている、と言葉を残しながらドップ戦闘機と護衛隊に守られながらガルマは空に躍り出た。

ガルマ 「あれが連邦の白い奴か。皆の者、集中攻撃だ!」

穂乃果 「」キャア

ガルマとドップ戦闘機による爆撃で穂乃果のガンダムは爆発を機体に受けていた。

希 「さすがガルマ・ザビやな」

凛 「ある時は五つ!」

花陽 「ある時はひとつ」

凛 「実体を見せずに忍び寄る白い影!」

りんぱな 「正義の影武者、科学忍者隊ガッチャマン(にゃ)!」

希 「ガッチャマンごっこしないんや!」

りんぱな 「」ゴメンナサイ

ガルマ 「」クシャミ!

穂乃果 「許さないよ!穂乃果ばかり攻撃して!!」

穂乃果はガルマの乗るドップ戦闘機を追いかけながら背中のスラスターを噴射し足が地面を蹴った!すると機体は空を飛翔するかのように舞った。

ガルマ 「なに!?連邦のモビルスーツは飛べるのか」

穂乃果 「ええい!」

背中のビームサーベルを抜いてガルマの乗るドップの主翼を斬り落とした!また彼を守る護衛機をバルカンで撃ち落とした。
ガルマは舌打ちをした。

ガルマ 「バカな!だが、ここは我がガウの攻撃射線上だ。ガウ聞こえるか、ガウ聞こえるか」

その頃、シャアはガウから戦いを一部始終見ていた。ただし通信機のアダプターを通信兵から見えないように外していた。

シャア 「ガルマの様子はどうだ」

通信兵 「連絡はまだありません」

そうか、とシャアは口許に笑みを浮かべていた。
穂乃果はさらに追い詰めようと山岳地帯を飛んでいた。
しかし、そこに謎の大型輸送機が前方からやってきた。

マチルダ 「そこのモビルスーツ、それ以上追うんじゃない。UTX軍のガウがいる」

穂乃果 「な、なによ!穂乃果がんばっているのに」

おやどり 「レビル将軍からの補給がきた」

希 「」タコヤキ?

No.31 16/09/22 07:01
自由人 

海未 「あたりました!」

リュウ 「さすが弓道の名手、園田家の娘だな」

海未 「知っていたのですか」

リュウ 「ホワイトベースにはお前の家族が乗っているだろう。弓矢もモビルスーツも扱いは同じだ。目がいいヤツ腕がいいヤツはモビルスーツを扱える」

戦いが終わり、ホワイトベースはマチルダ・アジャン率いる補給部隊と合流した。

マチルダ 「おやどり艦長代行、レビル将軍の命令により補給に参りました」

おやどり 「ありがとうございます。レビル将軍の配慮に感謝します。補給部隊にも」

穂乃果 「」オトナ……

ことうむ 「」ムッ

マチルダ 「あなたがガンダムのパイロットね。だけど性能に頼りすぎているから気をつけて」

穂乃果 「」ウ ウン

ことり 「」コトリモ オトナダヨ!ギャクサバ!

海未 「」ムネ

凛 「食料がたくさんにゃ」ラーメン!ヌードル!

花陽 「ごはん」

マチルダ率いる補給部隊により大半の民間人は保護されたが、凛と花陽、こころここあ虎太郎、捕虜のにこは残った。

にこ 「引き渡しないの?」

穂乃果 「にこちゃんはこの子たちに慕われているから」

こころここあ虎太郎 「」オネエサマ

にこ 「」

ことり 「」ムネ アルヨ!

にこ 「留置されてるあたしの前で毎回、ごはんを食べたりコントしないでよ!」

海未 「」ガンタンク ガンタンク ガンタンク

穂乃果 「海未ちゃんはカンタンク乗り?」

海未 「」ムッ

にこ 「悩んでるわね」

海未 「」ハイ

ほのことこころここあ虎太郎 「」?

No.32 16/09/22 12:59
自由人 

その夜、海未はにこのいる留置場をたずねた。

海未 「にこ、にこ」

にこ 「」ン?ナニヨ

海未 「いません。もしかして脱走したのでしょうか」

にこ 「ここにいる」ココ ココ!

海未 「この私が相談に来たというのに」

にこ 「こら!」

海未 「あ!いました。何かご用ですか」

にこ 「相談あるのはあんたでしょう」

海未 「」ドキッ!

海未 「なぜそれがわかりましたか!」

にこ 「それよりあたしから一言いいかしら」ムッ

海未 「」ハイ

にこ 「なんであたしの隣がアルパカなのよ!バカなのこの艦の艦長は!」クサイノヨ!

海未 「ああ、それはレビル将軍からおやどりことり母子へとプレゼントされたからです」

にこの留置場の隣はアルパカの飼育小屋になっていたりする。

アルパカ 「」メェ

にこ 「なんであたしがこんな目に遭うのよ!」

海未 「それより私の相談を聞いてください。にこならたぶん踏んだり蹴ったりの人生を歩んでるみたいですから」

にこ 「経験豊富という言葉に変えて」

海未はにこに相談をはじめた。それはなぜ穂乃果やことりはガンダムに乗れるのに自分はガンタンクなのかという切実な悩みであった。

にこ 「あたしにどうしろいうのよ。敵なんだけど」

海未 「」ハァ

にこ 「だったら穂乃果やことりに機体を変えてもらうか。もしくは……」

海未 「もしくは?」

にこ 「機体を奪えばいいのよ!」ニコッ!

さらりと笑顔で悪どいことを言いのける彼女に海未は衝撃を覚えた!

海未 「き、機体を奪う…なんて…」ワナワナ ワナワナ

にこ 「そうよ」

海未 「考えておきます」

にこ 「いやに落ち着きあるのがむしろ怖いわ」

その頃、穂乃果とことり、凛、花陽、希はあることを話していた。

穂乃果 「アイドルしたいな」

ことりんぱなのぞ 「」アイドル!?

穂乃果 「ホワイトベースもコロニーから脱出して地球に来たけど殺伐してるし」

ことり 「アイドルか」

凛 「いいにゃ!」

花陽 「」アイドル

希 「穂乃果ちゃんにしてはえらいな」ナミダヤ!

アイドル談義に花が咲いた日でもあった。

No.33 16/09/22 13:43
自由人 

その頃、月にあるアナハイム・マキ・エレクトロニクスのとある一角ではひとりの女性技術者がモニターを見ていた。

?? 「そう、あのガンダムは連邦に渡ったの。ありがとう」📱

技術者 「」ボウヨミ

真姫 「ヴェェ、棒読みじゃないわよ!失礼ね」

アナハイム・マキ・エレクトロニクス。それは連邦、UTX軍など勢力を問わずモビルスーツやモビルアーマーなど開発している軍需企業のひとつ。
彼女、西木野真姫はガンダムタイプをはじめありとあらゆる機動兵器の開発に携わっていた。
またの名を棒読みの技術者。

真姫 「棒読み言わないで!」

技術者 「それより地球にはいつ向かいますか?」

真姫 「いますぐよ。この機体の評価試験があるんだから」

つり目な表情で機体を見上げるその先にはニ体の異なるガンダムタイプが巨人像のように静かに立っていた。
月からペガサス級戦艦のひとつアルビオンに真姫とガンダムタイプニ機を乗せて地球に向かっていった。
その頃、穂乃果たちは昨日のことを海未に話していたがすぐに反対されていた。

海未 「アイドルはなしです!」

ほのこと 「え〜」

海未 「アイドルよりもいまはこころたちを守るのが大事でしょう!」

穂乃果 「ケチ!」

ことり 「地球」

凛 「海未ちゃん。しりとりに負けたにゃ」

花陽 「」イツカラ シリトリ?

海未 「(なぜ私がガンタンクなのでしょう)」

穂乃果 「」キョトン

No.34 16/09/22 15:39
自由人 

ホワイトベースはアメリカ大陸を飛行しUTX軍やザフト軍地球降下の際に廃墟となったドーム型球場に身を隠した。

穂乃果 「海未ちゃん何か悩みごと?」

海未 「穂乃果」

穂乃果 「悩みがあるなら言って。勉強は穂乃果はできないしムネのことはことりちゃん花陽ちゃん希ちゃん専門だから」

ことぱなのぞ 「」エッ

海未 「穂乃果、実は……私はガンダムに乗りたいです!」

穂乃果 「」エッ エッ エッ……

穂乃果が驚いている頃、UTX歌公国の制圧下にあるアメリカの一都市のとある豪邸ではガルマ・ザビを招待したパーティーが行われていた。

お嬢様たち 「ガルマさまだわ」ガッチャマン ネフライト

ガルマ 「いけすかん。UTX歌公国とザビ家に取り入ろうとする者どもめ」

シャア 「エッシェンバッハ氏だろう。この辺一帯の富豪は」

ガルマ 「彼は市民の要望によりUTX歌公国と同盟を結んでいるのだ。少し失礼する」

ガルマ 「イセリナ」

イセリナ 「ガルマさま」ダキシメ

シャア 「戦場でのラブロマンスとは。いかにもガルマらしい」ハハハ

再びホワイトベース艦内の穂乃果と海未。

穂乃果 「」エッ エッ エッ

海未 「いつまで驚いてるんですか!」(゜o゜)\(-_-)

穂乃果 「」(/≧◇≦\)ダッテ

穂乃果 「海未ちゃんにはガンタンクあるし」リュウサン トイッショ!

海未 「ガンタンクがいやなのです!」リュウサンモ!

穂乃果 「わがままを言っちゃだめだよ」

海未 「なぜわがままですか!」

穂乃果 「」ニゲチャエ!ダッシュ!

海未 「」マチナサイ!

凛 「鬼ごっこにゃ」

花陽 「海未ちゃんが鬼ですか」

ことり 「月での海未ちゃんのあだ名はオニの海未」

希 「ホワイトベースのおふくろさんはあたしや」

ミライ 「」

No.35 16/09/22 19:49
自由人 

にこはあることに気づいた。留置場の鍵がなぜかかかっていないのだった。

にこ 「開いてるじゃない」。。。。゛(ノ‥)ノ

にこ 「あたしのツバザク……」ゴメンネ!

にこは格納庫に置いてあるバギーに乗って脱走に成功したのだった。少し後ろ髪がひかれたのはこころここあ虎太郎の三人が気がかりだった。

にこ 「」ゴメンネ

にこはそのままバギーで走り夜明けにはとある町にたどり着いた。脱出道具七つアイテムは奪われたが、お金にはなぜか穂乃果たちは手をつけなかったのだ。

にこ 「お腹空いたしハンバーガーやポテトでいいや」

にこ 「」モグモグ

食べていると、広場らしいところでガンダムタイプのモビルスーツと少年の声が耳に聞こえた。

?? 「ガンダム売るよ!」

にこ 「なんですって!!」ダッシュ!

ガロード 「よってらっしゃい!見てらっしゃい!ここにあるのはガンダムXだよ!買うかい!」

にこ 「ガンダムX……、買うわ!」ハイハイ!

ギャラリー 「」ザワザワ

ガロード 「にこちゃんにガンダムXだ!」

にこ 「」ワーイ!

ガロード 「だけどガンダムXを動かすにはこのGコントローラーが必要だよ!いくらで買うかい?」

にこ 「」コラ!

にこ 「……買うわ!」

にこはガロードにまんまと乗せられ財布や銀行に預けていたお金の大半をガロードに渡した。

ガロード 「毎度あり!」

にこ 「あんた、バカでしょう。ガンダムXといったらサテライトキャノン装備で汎用性に優れた機体でしょうに」

ガロード 「俺にガンダムは必要ないのさ」

そんな風に言うガロードという少年の表情はどこか自分に似ていた。
にこはコクピットにおさまりGコントローラーをセットしてガロードに別れを告げた。

にこ 「取り返しに来ても渡さないわよ」ツン

ガロード 「……わかってるさ」

ガロードは飛び去るガンダムXを見送りティファの面影を見た感じがした。
にこはガンダムXを使ってUTX軍に復帰するつもりのはずだったが胸のどこかにむなしさに似た寂しさがあった。

No.36 16/09/23 05:52
自由人 

にこ 「宇宙No.1のにこ様に勝てると思っているの!」

にこはガンダムXを使いアメリカ大陸にいる連邦軍の部隊と戦ってはいたが、なぜか兵士の命を奪うことはしなかった。
兵器や武器を破壊をするものの、兵士たちは見逃していた。拠点だけを破壊すればいい……。
焚き火の燃えるような明かりを見つめながら彼女は思った。むなしい、と。
かつてシャアの下で幾多の戦いを経験してた頃は連邦への復讐やUTX歌公国への使命感にあふれていた自分がいた。
だけど、穂乃果やことり海未、希や凛、花陽、こころここあ虎太郎たちがひそかに自分の胸の内にいる感じがした。
このままUTX軍に復帰は可能だったがためらいがあった。寝よ、と疲れていたのか焚き火のもとで寝ていた。
翌朝、とんでもないことが起きていた。

ガロード 「にこ、にこ!にこ!」

にこ 「」ハッ!

にこ 「あんた、ガロード!なんでガンダムに乗っているのよ」

目覚めると焚き火が消えていて声がする方を見ると、ガロードがガンダムXのコクピットに乗っていた。その顔は何かを吹っ切った表情に見えた。

ガロード 「悪いな、ガンダムはやっぱ返してもらうわ!お金は返してやるから」ホラ

にこ 「キャッ!ちょっと減ってるじゃない」

ガロード 「昨日の食事代くらいだから勘弁な」

にこ 「勘弁してやるわよ」フン

ガロード 「オレには守るべきひとがいるんだ。だから、ごめんなにこ」

にこ 「好きにすれば。あたしは戻るべき場所に戻るから」

じゃあな、とガロードはニカッと笑みを見せながらどこへともなく去っていた。
にこの側にはホワイトベースから脱走したバギーが置いてあった。ガロードが置き、ガソリンは彼のサービスか満タンにあった。
にこは鼻息をちいさくしながらホワイトベースに戻っていった。

にこ 「」。。。。゛(ノ‥)ノ

にこ 「ここに戻ってきたじゃないの」ロック OK

海未 「にこ、おはようございます。脱走してませんでした?」

にこ 「」アセアセ

にこ 「し、してないわよ!」

こころここあ虎太郎 「」オハヨウゴザイマス

にこ 「ほ、捕虜に挨拶しないの!バカじゃないの」

こころ 「お姉さまはやさしいひとです」

にこはなにも言えなかった。

No.37 16/09/23 12:43
自由人 

ホワイトベースに迫るガルマ率いるガウの部隊。

ガルマ 「今度こそ木馬を落とす!」

シャア 「女のために血気にはやるのはよくないぞ」

ガルマ 「私がイセリナのために焦っているだと」

シャア 「私も援護に出よう。ツバザクでな」フフフ

ホワイトベースはドーム型球場に身を隠していた。しかし、ガウ攻撃空母からは爆撃を受けていた。

穂乃果 「」キャア

カイ 「やってくれるなガルマ・ザビ」

リュウ 「だが、このままではいずれやられるのも時間の問題だ」

海未 「またガンタンク」

穂乃果 「」キョロキョロ

海未 「どうしました穂乃果?」

穂乃果 「ことりちゃんがいないよ」

おやどり艦長代行の説明によると、ことりはその都度ドクターJからの指令によりOZの各基地を叩きながら学校を転々としながら移動しているという。

デュオ 「ことり!」

ことり 「うん!」ダンクシュート!

リリーナ 「ことり。ことりは私を支えなくてはいけないのに」

デュオ 「よ!お嬢さんまた会ったな」

ことり 「焼き鳥屋じゃないよ」

ことりとデュオは共同でOZの基地を潰していた。

穂乃果 「学校か」

海未 「穂乃果やことりとの日々」

穂乃果 「ガンタンクな海未ちゃんがしみじみ」

海未 「ガンタンクを付けないでください」

穂乃果 「」ハッ!

穂乃果 「おやどり艦長代行!穂乃果がガウをおびきだすよ!そしたらガウの後方からみんなで攻撃してよ」

おやどり 「危険よ」

希 「だけどウチらは戦力が少ないしUTX軍はガンダムに目がいくはずや」

おやどり 「やれる穂乃果ちゃん」

穂乃果 「」ウン

穂乃果の乗るHONOガンダムはホワイトベースがいるドーム型球場から単機で飛び出した。
シャアはそれを見つけて部下と共に追撃した。

No.38 16/09/24 03:22
自由人 

シャアはガルマの部下と共に穂乃果のガンダムを攻撃した。しかし、バズーカを持つガンダムの攻撃に立て続けにガルマの部下が乗るツバザクはやられた。

シャア「ちぃ!腕をあげたな!HONO!」

穂乃果 「逃げないと」

シャア 「逃げる!?どういうつもりだ。……なるほど、木馬め考えたな」

シャアはドーム型球場に身を潜めるホワイトベースを見つけこれを機にザビ家のひとりであるガルマに復讐をしようと考えた。

シャア 「ガルマ聞こえるか!白い奴の向かう先に木馬がいるはずだ」

ガルマ 「わかった。全艦発進!」

穂乃果 「来たね、みんな頼んだよ」

穂乃果はガウ攻撃空母が自分に向かうのを確認し目立つように逃げた。砲撃が開始された。

穂乃果 「」キャア

おやどり 「よし!ガウ攻撃空母に向け攻撃開始!」

カイ 「あいよ」

リュウ 「海未やれるな」

海未 「やれます」

ホワイトベース、ガンキャノン、ガンタンクが一斉にガルマ隊を背後から攻撃した。

ガルマ 「な、なんだ!?」

兵士 「後方から木馬の攻撃です!」

ガルマ 「なんだと」

そこへシャアから通信が入る。

シャア 「フフフ、ガルマ。君はよき友人だったが君の父上がいけないのだよ」

ガルマ 「謀ったな、シャア!」

シャア 「ちなみに君はA-RISEでは誰が好きだ?私は…」

ガルマ 「わ、私は!」

この時、ガルマは自らガウを操縦しホワイトベースに体当たりをしかけようとしていた。

穂乃果 「ホワイトベースはやらせないよ!」

海未 「穂乃果!」

ガルマ 「うわぁぁ!?UTX歌公国に栄光あれ!」イセリナ!

ホワイトベース、ガンダムたちの攻撃によりガルマ隊は爆発を残し消えていった。

穂乃果 「やったね」

海未 「穂乃果」

穂乃果 「」ンミチャ ガンタンク

海未 「ガンタンクと一緒に呼ばないでください!」

No.39 16/09/24 07:51
自由人 

ことりがウイングガンダムで戻ってきたのでアイドルをするかしないか再び話し合いをしました。

ほのことうみ 「」ワイワイ

にこ 「」コイツラ

穂乃果 「ことりちゃん学校いいな」

ことり 「すぐ転校しちゃうよ」

海未 「アイドルの話ではないのですか」

ほのこと 「」ハッ

穂乃果 「まずは名前だね。あたしたち三人の」

ことり 「ガンダムウイングガンタンク?」

海未 「ガンタンクはいりません!却下です」

穂乃果 「じゃあこんなのは?」

想像

穂乃果 「ほのか!」

海未 「海未!」

ことり 「ことりで〜す!」

再び現実

海未 「お笑い芸人みたいですね」

にこ 「充分、芸人要素ありすぎ」

穂乃果 「じゃあこんなのはどうかな」

想像

穂乃果 「穂乃果は陸からガンダムで」

ことり 「ことりは空からウイングガンダム」

海未 「わたしは海からガンタンク」シズミマス

現実

海未 「ガンタンクは水には潜れませんよ!」バシバシ!

穂乃果 「なんでできないの」

ことり 「そうだよ」

海未 「ガンタンクは連邦のモビルスーツの基礎ですが、歩行システムができなかった時のために作られたんです!」

ほのこと 「」ナルホド

にこ 「どうでもいいけどあたしが留置されてる目の前で話し合いをしないでよ!隣にアルパカだし!」

穂乃果 「にこちゃん」

ことり 「アルパカ可愛いよ」

海未 「すみません」

にこ 「アイドルなんてあなたたちみたいなへっぽこは無理に決まっているわ」フン

穂乃果 「へっぽこ」

海未 「穂乃果はたしかに」

穂乃果 「」ムッ

ことり 「とりあえず三人の名前だね」

凛 「アイドルかにゃ?」

花陽 「」ジーン

希 「まだあんたら話しに加わったらあかんで」

りんぱな 「」ウン

No.40 16/09/24 13:27
自由人 

穂乃果 「とりあえずは応募という形で」ココニ イレテ!📮

海未 「他力本願ですね」

ことり 「海未ちゃんとガンタンク」φ(..)

海未 「やめなさい」

ことり 「」チュン

ホワイトベースは大平洋に出てことりは再びドクターJから任務を与えられウイングガンダムで飛んでいった。
しかし、ことりは知らなかった。OZの総帥トレーズ・クシュリナーダに罠が仕掛けられているのを……。

花陽 「花陽ちゃん凛ちゃんシスターズ」φ(..)

凛 「凛とごはんとかよちんかな」φ(..)

希 「穂乃果ちゃんたちの存在忘れたらあかんよ」

モビルスーツデッキにいる穂乃果と海未たち。

ほのうみ 「」クシャミ!

穂乃果 「風邪かな」

海未 「地球の風邪はしぶといらしいですよ」

リュウ 「風邪を引いたら俺が看病してやるさ」

海未 「遠慮します」

カイ 「しかしUTX軍はしつこいな」

穂乃果 「海だ」オヨギタイ!

海未 「海未は私ですが」

穂乃果 「海!海未ちゃんじゃなくて」

海未 「穂乃果の水着」テレテレ

希 「わしわしするで〜!」ワシワシ ワシワシ

海未 「」イヤー

海未 「」ピクピク

穂乃果 「海未ちゃん遊んでないで整備してよ」

海未 「遊んでませんよ!」

しかし、大平洋の海からUTX軍の攻撃は行われていた。

No.41 16/09/24 15:41
自由人 

こころここあ虎太郎 「」キャー コロコロ

にこ 「海中からの攻撃ね」

希 「ジャブローに行かれたら困るんやな」

穂乃果 「ど、どうしよう。海未ちゃんはガンタンクだしことりちゃんはいないし」

おやどり 「HONOガンダムの性能なら海中でも戦えるはず」

穂乃果 「つまりは海水浴!」

雪穂 「海水浴とちがうし」

穂乃果 「」キガエテ ミズギニシタヨ!👙

海未 「破廉恥です!モビルスーツに乗っているんだから水着は意味ないです」

そうこうしている間にもホワイトベースを狙うUTX軍の潜水艦や水中モビルスーツのミサイルが爆発を繰り返す。

穂乃果 「ビームライフルよりバズーカだ」

海未 「気をつけてください」シリアス

穂乃果 「」ウン

穂乃果 「穂乃果、HONOガンダムいくよ!」

穂乃果の乗るガンダムは海中に飛び込んだ。
敵機はいるはずだった。その間に凛と花陽は戦闘中にも関わらず穂乃果のつくったアイドルの名前募集ボックスに投函した📮。

花陽 「」コレデヨシ

凛 「」イイニャ!

にこ 「だからあたしの留置場の前でしないでよ」

りんぱな 「」メモ ペン カスヨ!

にこ 「」アイドル

穂乃果は慣れない海中で苦戦を強いられていた。

No.42 16/09/24 16:27
自由人 

こころここあ虎太郎 「」キャア コロコロ コロコロ

にこ 「じっとしてなさい!」

こころ 「お姉さま」

にこ 「」

その頃、海中にいる穂乃果はUTX軍のTODOゴッグに襲われていた。新型でありパワーがあった。

穂乃果 「きゃあ!せっかくの水着が台無しだよ」

希 「コクピットにおって誰が見んねん」

穂乃果 「えい」

穂乃果はバズーカを発射した。しかし敵の水中型モビルスーツはパワーもあり早かった。

穂乃果 「どうすれば」ヒラメイタ!

海未 「穂乃果は無事でしょうか」

再びHONOガンダムを襲うTODOゴッグはガンダムの肩を掴んだ!軋む機体。
瞬間、穂乃果はビームサーベルを抜いてTODOゴッグの胸に突き刺した。すると敵の機体は怯んだ。

穂乃果 「やった」バズーカ ハッシャ!

TODOゴッグが一機撃破されたことに彼らの仲間の機体は穂乃果の機体を囲むようにした時だった。
突然、頭上からミサイルが降ってきた。

穂乃果 「希ちゃん!」

希 「ウチやない!海未ちゃんや!」

海未 「これではガンタンクよりひどいですよ」ホノカ ウルウル

穂乃果 「えい!えい」バズーカ ハッシャ バズーカ ハッシャ

ビームサーベルとバズーカを使いながら慣れない海中での戦いを終えたホワイトベースと穂乃果。
ホワイトベースは穂乃果とガンダムを回収する際に低空飛行にしてワイヤーで引き揚げた。

穂乃果 「海水浴だね」

雪穂 「ちがうから」

海未 「無事でよかったです」ウルウル

穂乃果 「海未ちゃんのムネも相変わらず成長ないけど」

海未 「」(゜o゜)\(-_-)

穂乃果 「」(/≧◇≦\)コトリチャン!ヘルプ!

その頃、ことりたちオペレーションメテオの五機のガンダムたちはトレーズ・クシュリナーダの罠にかかろうとしていた。

ことり 「ドクターJは何者」パパ?

デュオ 「これでコロニーに帰れるな」

ことり 「」ハノケチェン!ンミチャ!

No.43 16/09/24 19:39
自由人 

大平洋を進むホワイトベースに対してことりはデュオと共にトレーズがいる連合のニューエドワーズ基地の平和会議に向かっていた。
トレーズの罠とも知らずに……。
ことりとデュオは戦っていた。

デュオ 「さすが防衛線が厚いぜ!」

ことり 「」ピイッ!

デュオのガンダムデスサイズはステルス性とスピードに優れるがウイングガンダムほど装甲は厚くない。

ことり 「トレーズを倒さないと!」

デュオ 「だが奴等も半端ないぜ!なにい!?」

何処からともなく飛んできたミサイルの束にことりとデュオは巻き込まれそうになったが、機体をジャンプさせ回避した。

デュオ 「味方も巻き添えかよ!?」

ことり 「ちがうよ!ガンダムタイプぽいよ」

デュオ 「なんだと!?」

ことりの言う通り新たに現れた機体は赤い機体に砂漠色の機体だが、ことりのウイングガンダムやデュオのガンダムデスサイズによく似ていた。

カトル 「トロワ、あの機体は僕たちにそっくりじゃないか」

トロワ 「なんであろうと倒すまでだ!」

トロワの赤いヘビーアームズがデュオのデスサイズに向かった直後だった。OZ首脳が乗るシャトルが飛び立つのをことりは見つけウイングガンダムを飛翔させた。

ことり 「逃がさない」

連合首脳 「若者よ!私はこれを不幸な出逢いとは思わん!」

ことり 「ごめんね」

ことりの駈るウイングガンダムはビームサーベルを抜いてシャトルを真っ二つに破壊し爆発が空に広がった。
ことりが三機のガンダムのもとに着陸した時だった。

?? 「貴様らは気づかないのか!俺たちは踊らされたんだ。トレーズに!

デュオ 「なんだと」

カトル 「待ってください!いま連合の放送をキャッチしました」

流れる臨時ニュース放送にトレーズの端正な表情が映る。

トレーズ 「我々はコロニーとの和平を望んでいた!なのにコロニー側は五機のガンダムタイプを用い我々に宣戦布告してきた」

レディ・アン 「(お見事です。トレーズさま……)」

五飛 「俺たちは利用されたんだ!」

ことり 「」ピイッ!

ことりの悲痛な叫びが自爆装置を密かに作動されたニューエドワーズ基地に響いた。

No.44 16/09/26 09:17
自由人 

五飛 「だが俺はひとりでもトレーズを倒す!」

トロワ 「……」

カトル 「トロワ!」

五飛のシェンロンガンダム、トロワのガンダムヘビーアームズは敵が攻撃するなか輸送機に向かった。すでに逃げたであろうOZ総帥トレーズを倒すために。

五飛 「邪魔だ」

トロワ 「……」

そこへ連合の基地のスピーカーを通してとある女性の声がことり、デュオ、カトルに伝わる。

?? 「ことり!ことり!」

ことり 「ママ!?」

サリィ 「ちがうわ。私は連合のサリィ・ポゥ!聞いてちょうだい。あなたたちがいるニューエドワーズ基地は地下にある核爆弾で滅びるわ」

ことり 「核!?」

デュオ 「OZの仕業かよ」

カトル 「確認しました。地下数百メートルに核爆弾はあります。止めるには地下のコントロールルームからシャットダウンするのです」

ことり 「任務了解だよ」

ことりはウイングガンダムをバードモードに変形させ向かった。

デュオ 「逃げるのかよ」

カトル 「いいえ。あの人は逃げません」

ことり 「あそこだ」

バードモードから再びモビルスーツに変形しビームサーベルで厚い鉄に覆われた地下コントロールルームが見えると、ことりはコクピットから飛び降りた。

ことり 「ピィッ!」カウントダウンシテルヨ

カトル 「データを送ります」

ことり 「ここをこうしてピポパ」カチャカチャ

ことりとカトルの協力でニューエドワーズ基地はさいわい核爆弾は爆発しなかった。

カトル 「輸送機をもう一機確保してください。あのお嬢さんにも必要です」

デュオ 「南ことりのためにか。わかったよ」

ことり 「こんなの、こんなのあたしの任務じゃないよ!」ピィッ!!

ことりは地下コントロールルームでひとり叫んだ。

No.45 16/09/26 12:31
自由人 

ことりがむなしい任務をしてた頃、穂乃果や海未たちは懐かしい日本の故郷にいた。
ただし地上の日本は宇宙コロニーのネオジャパンのように独立はしておらずネオジャパン政府下の日本、ユニオン管轄下の行政特区として国としてはひとつにまとまってなかった。

穂乃果 「ソレスタルビーイングは紛争根絶を掲げてるんだね」

海未 「私たちが戦っている限りいずれどこかで会うかもしれません」

希 「せやね。戦ってることにあたしらとてかわりないねんな」

凛 「ソレスタルビーイングは四機のガンダムがあるらしいにゃ」

花陽 「エクシア、デュナメス、キュリオス、ヴァーチェというらしいです」

にこ 「ヴァーチェは希みたいとか」

希 「この場で銃殺にするで」カチリ!🔫

にこ 「あたしの前で話すからでしょう!あんたらが!」

檻の前でにこは毎回、穂乃果たちの話に付き合わされていた。

穂乃果 「ことりちゃんが戻ってきたら休息しながらアイドルのお話しをしよう」

希 「名前募集はどうなった」

海未 「芳しくありません」

凛 「乾パンは穂乃果ちゃんにあげるにゃ」

穂乃果 「パンだ!」カタイヨ!

にこ 「乾パンだし」

花陽 「(アイドルになりたい!)」ドキドキ

にこ 「(ソレスタルビーイング。紛争根絶なんて夢のまた夢よ)」フン

にこは悩んでいた。しかしにこの悩みに気づいてる者はこころくらいかもしれなかった。

こころ 「」オネエサマ

にこ 「」

No.46 16/09/28 08:45
自由人 

穂乃果 「お名前募集でも見ようか」

海未 「ことりがいないのに」

りんぱなにこ 「」ドキドキ ドキドキ

穂乃果 「一枚目はこれ!」

海未 「見るんですね」

穂乃果 「え〜と、白いごはんには希望とお花がいっぱい!」

海未 「?」

花陽 「」アタシノデスヨ

穂乃果 「農家さんかな」

海未 「却下です」

花陽 「」ガクッ ウルウル

凛 「」ヨシヨシ カヨチン

穂乃果 「二枚目あったよ」

海未 「あるんですね」

穂乃果 「なになに、ラーメン二郎こそ平和にゃ!二郎?」

海未 「大盛りのラーメンを作るお店です」

穂乃果 「ごめん。使えないよ。ごはん屋やラーメン屋じゃなくアイドルだし」

凛 「」シクシク シクシクニャ

花陽 「」ヨシヨシ ヨシヨシ

希 「(関わるなと言ったのに)」

穂乃果 「三枚目だね。あったよ」

海未 「期待はしませんよ」

にこ 「」オイ

海未 「?」

穂乃果 「なになに、ガンダムチームと海未はガンタンク、だって」

りんぱなのぞ 「」プッ

海未 「誰がガンタンクですか!!」

穂乃果 「ガンダムチームの響きはいいけど。チームというよりコンビやユニットみたいかな」テレテレ


海未 「私をなだめてくださいよ」

穂乃果 「」ヨシヨシ

にこ 「(ガンダムチームは私のアイディアよ)」

穂乃果 「ことりちゃんが帰ってきてからだね」

にこ 「」コケッ!

にこ 「いま決めなさいよ!この和菓子とんちんかん!」

穂乃果 「和菓子とんちんかんてなに!」

にこ 「言ったとおりよ」

檻を挟んでぶつかり合う穂乃果とにこ。平和なひとときであった。

No.47 16/09/28 18:31
自由人 

ことりはひとり悔やんでいた。連合の平和指導者たちを過ちとはいえ倒したからだ。

ことり 「どうしよう」ピイッ!

そこへドクターJから指令が入った。任務の失敗は許されないが、まだ敗北したわけではない。
倒すべきはOZでありトレーズ、とあった。

ことり 「トレーズ・クシュリナーダ……」

ことりはたとえ次の作戦がOZの罠であろうと覚悟を決めた。
そしてホワイトベースに戻りアイドル活動をするんだと胸に秘めていた。
その頃、ホワイトベースにいる矢澤にこはというと……。
また脱走していた。

にこ 「なんでまた脱走できるのよ」

ホワイトベースから脱走しそのまま日本の街中に紛れて街に流れているニュースに目をやった。

アナウンサー 「ソレスタルビーイングの介入によりますますユニオンたち三大勢力は混乱を極めており地球連邦、地球連合ともに話し合いすらまとまらない模様です」

にこ 「あまいのよ」

にこはどこへいくともなく歩いたが、いくあてはなかった。
しかたなくとあるマンションの前でファーストフードを口にした。
すると、マンションに住んでいるらしい住人男女が通りかかった。

沙慈 「ソレスタルビーイングは何を考えているんだ。紛争に介入するなんて」

ルイス 「わからないよ」

ちらりと男女ふたりはにこを見たが、そのまま通りすぎた。

にこ 「こんなに可愛いんだから声くらいかけなさいよ!」

沙愛 「」ン?

ルイス 「帰ってケロロ軍曹を見ましょう」

そのまま男女ふたりはマンションに姿を消した。
にこはむかむかした。
こんなに可愛いのに!

No.48 16/09/28 20:33
自由人 

にこ 「なんでケロロ軍曹なのよ!ラブライブ!でしょう!」ムカムカ

沙慈とルイスに怒鳴るにこがふと空を見上げるとなにやら粒子の輝きが見えていた。それは都会のとある山の中に消えていった。

にこ 「ソレスタルビーイングのガンダム……?」

まさか、とは思いながらもホワイトベースのそばにまで近づくにこだった。運がいいのかにこ捜索はまったくされてなかった。

にこ 「」サガシナサイヨ!

にこ 「まああの子たちが無事ならいいんだけど」ココロ ココア コタロウ

希 「ソレスタルビーイングのガンダムが私たちの近くにいたんや!」

穂乃果 「むぅ、穂乃果たち悪いことしてないよ」

海未 「なぜソレスタルビーイングのガンダムがホワイトベースの近くにいたのでしょう」

にこ 「」。。。。゛(ノ‥)ノモドッテキタジャナイ

こころ 「お帰りなさいお姉さま」ニコッ!

にこ 「こころ!?」

留置場に戻ってきたにこをこころは少女らしい微笑みで迎えた。

にこ 「なんであんたがいるのよ」

こころ 「お姉さまは戻ってくると信じていましたので」ニコ

話し合いをしてた穂乃果たちは再び留置場に来た。

穂乃果 「にこちゃんはソレスタルビーイングをどう思う?」

にこ 「」ダッソウニ キヅカナイ アホノカ

穂乃果 「アホじゃないもん!」

希 「」マアマア

海未 「にこはソレスタルビーイングをどう思いますか」

にこは自分の考えを語った。

にこ 「紛争根絶なんて夢のまた夢よ。UTX歌公国と連邦、コロニーと地球連合、ナチュラルとコーディネーター、地球のいくつかはガンダムファイトで荒廃してるし地球と宇宙は争いだらけよ」

凛 「にこちゃんはえらいにゃ」

花陽 「考えてるんですね」

にこ 「まあソレスタルビーイングの真意は別にある可能性も否定しないわ」

ほのうみりんぱなのぞ 「」オオッ

希 「にこっちはえらいな」

にこ 「ほめても何も出ないわよ」フン

No.49 16/09/29 12:49
自由人 

そこへホワイトベース艦内に警報が鳴った。港に停泊しているだけで一切、戦闘行為はしてないのに。
ブリッジに上がった穂乃果たちのモニターに映っていたのはソレスタルビーイングのガンダムエクシアだった。パイロットからは音声のみ通信が入った。

?? 「聞こえるか連邦の艦、貴様たちのガンダムを差し出せ」

おやどり 「ガンダムを?どういう意味」

?? 「俺がお前たちがガンダムに相応しいか見極めてやる」

希 「なんちゅうか傲慢やね」

凛 「身勝手にゃ」

花陽 「でもでも見逃してくれますか?」

花陽の言うとおりだった。ガンダムエクシアはホワイトベースの上空に滞空しまるで見据えているように見えた。

穂乃果 「海未ちゃんとリュウさんのガンタンクでおとりに」

海未 「やられますよ!」

リュウ 「ここは穂乃果に出てもらおう。ことりはいないし」

カイ 「だけど日本じゃ戦闘行為はガンダムファイト以外は禁止だぜ」

おやどり 「いまガンダムファイト委員会にガンダムファイトとして申請したわ」

穂乃果 「がんだむふぁいとか。やるよ」

穂乃果は格納デッキに向かい海未たちも追いかけた。コクピットに収まる穂乃果はやる気を出した。

穂乃果 「ここはわたしたちの家だもん」

海未 「穂乃果」

穂乃果 「HONOガンダムいくよ」

HONOガンダムはカタパルトから射出され港から離れていき目の前の小島にたどり着いた。
おやどりからガンダムファイトとして許可されたのが聞こえた。

?? 穂乃果 「ガンダムファイト、レディゴー(だよ)!!」

No.50 16/09/29 14:26
自由人 

ニ体のガンダムは小島でビームを放ち剣を結びあった。どちらにも決定的なダメージはないが、HONOガンダムはエクシアのような飛行は無理なのだ。

穂乃果 「ずっこい!」

そこへエクシアから通信が入り相手の顔が見えた。穂乃果たちと同じかわずかに幼いくらいだ。

刹那 「ずるくない。お前がガンダムなら俺を倒せるはずだ」

穂乃果 「」ムムッ!ヒラメイタ!

穂乃果はジャンプ飛行をしてビームサーベルでエクシアのGNソードを受けた。瞬間、ビームライフルを放った。

刹那 「なに!?」

穂乃果 「やった!バルカンも」

バルカン砲がエクシアの胸を撃つ。刹那はすかさず態勢を整えるが、わずかに穂乃果の方が早くホワイトベースの皆に見えた。

海未 「穂乃果」

リュウ 「穂乃果はニュータイプなのか……」

不利な状況ではあるが、空を飛行できるエクシアと一瞬でも互角に見えた。
にこは艦内の留置場でこころがノートパソコンのモニターに穂乃果の戦いを映していた。

にこ 「エクシア、ソレスタルビーイングのガンダムやるじゃない」

こころ 「そうなのですか」

虎太郎 「えくしあ〜」

刹那 「」クシャミ!

穂乃果 「えい!」

刹那 「しまった!」

ビームサーベルでGNソードを近くの海まで弾いた!穂乃果はそれ以上、戦うつもりはなかった。

穂乃果 「やめようよ。それすたるびーいんぐ」

刹那 「」

刹那は弾かれたGNソードをいったん海中から拾うと、そのまま山の方へ消えていった。

海未 「穂乃果……」

凛 「勝ったにゃ」

花陽 「ごはんですね」

おやどり 「ソレスタルビーイング、敵か味方か」

希 「」スピリチュアル!

投稿順
新着順
主のみ
付箋

新しいレスの受付は終了しました

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧