私と彼氏と先生と

このお話は、一部アダルト作品が含まれます。
不快に思われる方は、ご観覧をご遠慮ください。
よろしくお願いします。

• 共感0
• レスに返信

私････片平 明
ただの女子高生。
寮住まい


彼氏･･･野元 晃
幼なじみ
親公認婚約者
寮住まい
超 浮気性


先生･･･瀬石先生
化学の先生





超かっこいい。

• 共感0
• レスに返信

昨日は､先生に会えなかった


先生がよくいる屋上に何度か行ったのに


彼氏の浮気現場に遭遇しただけだった････


ま

いいけどね････


でも校内でキスとか
あり得ない

• 共感0
• レスに返信

｢クリスマス誰と過ごすの?｣


なんて彼氏(以下 晃)が聞くから


｢だれとも･･･｣


なんて言っちゃった


どうして
｢晃と一緒に過ごしたい💕｣


って可愛く言えないんだろう


きっと、誰か他の女の子が明に


｢クリスマス、晃君と一緒に過ごしたいの💕｣


なんて可愛いこといっちゃって

明はその子と､
昨日みたいにイチャイチャして､キスしたりすんだろうな

ああ･･･
むかつく


でも、素直になれない自分に一番むかつく




きっと、素直になれていたなら


家はお隣同士だから、クリスマスは同じ列車に乗って帰って、


お互いの家族ぐるみで､クリスマスパーティだっただろうな


昔は晃が笑うだけで幸せになれたのに


今は、晃と視線が合うだけで胸が痛い


どうして、私こんな
情けないことになってるんだろう

• 共感0
• レスに返信

12月19日
放課後
なんとなく 屋上に足が向いた


晃が知らない女と
またべたべたしているんじゃないかという
嫉妬心と


先生がいるんじゃないかという期待感


両方が混ざって
なんか気持ち悪かった


運が良かったんだか､悪かったんだか、屋上には誰もいなかった


先生に会いたかったな


晃のこと考えると切ない

先生のこと考えると苦しい

• 共感0
• レスに返信

12月20日
最悪の日

今日は
いや昨日は相変わらずの最悪日だった


うちの寮は勿論男女別れた棟になってるんだけど


食堂は一緒になってる


あれは同室の親友珠希の一言から始まった


｢明、あんたの彼氏、
いろんな女とやりまくってるらしいよ
もうやめなよ
あんな男！｣


ズバズバ言ってくれるのが珠希の良いところで


親友!だからこそ私のこと思って忠告してくれてんの分かってるけど


耳が痛い


｢うん････ありがとう｣


｢いや、うん
あんたも悩んでんの
知ってんだけど
なんていうか
私、あんな馬鹿な奴に
を渡したくないわ｣


｢うん････｣


なんだか涙目になって俯いてたら
珠希が頭をよしよしなんてするもんだから
余計涙がでて
ワンワン泣いてしまった


しばらく泣いたらのど乾いちゃって
というより
こんな情けない姿を珠希に見られたのが
なんだか恥ずかしくて


食堂にある自由にお茶が飲める所に、休憩に行った

• 共感0
• レスに返信

あんまり遅くに廊下をうろちょろすると寮母さんに怒られるので
私は差し足、忍び足で
食堂に潜り込んだ



明かりのない食堂
誰もいないはずのない･････


｢ん･･･ｸﾝ･･･｣


ﾁｭ････ﾁｭｯ････


確かに声がして


変な音がして･･･


｢も･･･だめだよ･･･
こんな所で･･･
誰かきたら、やばいよ････
ね･･･晃ｸﾝ････｣


晃くん？


誰？晃の名前呼んでるの?
ダメって･･･
なにしてんの････


体中が強ばるのがわかる

情けない私は
それ以上足が進まない


目を閉じて
時がたつのをじっと待った


｢ん･･･晃ｸﾝ･･･
やぁっ････｣


｢足もっとあげろよ
入らないだろ｣


｢だってここ
食堂････｣


ガタン！


動揺してしまって
思わず机を動かしてしまった


｢誰！?｣


女の甲高い声が
食堂に鳴り響く


なんだよ
彼女がいる男を誘惑した馬鹿女のくせに！

カツリ････カツリ･･･
誰かが近づいてくる


顔をあげると
晃と目があった････

• 共感0
• レスに返信

晃が暗闇で
ふっと
笑ったのが分かった


｢あかり！お前
もう帰れよ！｣


｢え?
晃ｸﾝ
どうして？｣


｢あぁ
そだな････
もうすぐお化けのでる時間だから!
くわれちまうよ
化け物に！｣


｢え?ちょっと！
よくわかんないんだけど！
晃！｣


｢じゃあね
ばいばい｣｣


｢ちょっと！なんなのよ！晃！｣


叫ぶ女を、無理やり食堂の入り口の扉から押し出すと


晃はニヤリとこちらを見て答える


｢ねぇ
俺のこと、つけてんの？｣


｢そんなわけ
ないでしょ！｣


｢ふぅん
じゃあ、なんで泣いてんの?｣


｢泣いてなんか！


ひゃっ！｣


晃の生暖かい舌が
私の頬を撫でる


｢塩辛い。
泣いてたんだろ｣


｢泣いてない！
泣いてたとしても、
あんたの事で泣いていたわけじゃないから！
意味わかんない！
お茶飲みにきただけだし！
大体ここは食堂なのよ！
こんな所であんなことするなんて！
不謹慎よ！｣


｢あんなことって？｣



｢あんなことっていうのは････｣


ぶわっと顔が紅くなるのが分かった
何って、何よ！
ほら！あの････
キスとか･･･
あと････

△◇×とか･･･(++***)


言葉にだせるわけもなくただ俯き、黙っている私の頭に
ふわりと晃の手が乗った

• 共感0
• レスに返信

顔を上げると
晃が少し寂しそうな顔して立っていた


｢･････部屋に帰ろう
送るよ･･･｣


私の前に差し出された手をみて思い出してしまう

あの手で
知らない女の人を触って、キスして･･･それから･･･


｢自分で帰れるから！｣


｢危ないだろ。
食堂には簡単に男女潜り込めるんだよ。｣


｢晃ぐらいよ！
こんなとこで！
馬鹿！ばか！馬鹿！
大嫌い！｣


手を振り払って
食堂から走り去った私は、すべての晃に対する気持ちをそこにおいてきた!


もうしらない！
大嫌い！



走って走って走って走って


でも
珠希がいるから部屋に戻るのは嫌！


こんなぐちゃぐちゃな顔見せらんない！


晃なんか大嫌い！


でも


離れるのは


絶対


できない････

• 共感0
• レスに返信

12月21日

昨日は結局
廊下の隅で泣いてるところを珠希に捕獲された


心配して探しにきてくれたみたい


いつもありがとう
珠希


今日は終業式だった


晃は昨日と何も変わりなく
クラスの女の子たちに囲まれて話をしていた


私も珠希と
ふつう通り過ごした
(多分珠希が気を利かして近くにいてくれたんだと思う。)


明日からは冬休みだけど
私は来週化学の補習を受けることにした


成績が悪かったからじゃないよ


先生の授業
受けたかった


クリスマスも一人なんだし
授業ぐらいの幸せは
神様も許してくれるよね

でも補習以外の子たちはみんな帰っちゃう


三連休


なにしてすごそうかなぁ

憂鬱

• 共感0
• レスに返信