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俺のいきざま

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昭和17年4月3日


戦時中の疎開先で、俺は生まれた。



そして…


平成26年3月19日…


俺の人生の幕は降りた。






このお話は、両親や祖母、親戚から聞いた出来事を元に娘側から文章にして行きます。


曖昧な部分や、途中の記憶が無かったりするので、思い出しながら、言葉を足しながら綴って行けたらと思っています。


実話ですが、私の生まれる前の事もあるので多少の矛盾が出て来る事もあると思いますが、御了承願います。



かなり、ゆっくりの更新になると思いますが完結に向けて頑張りますので、宜しくお願いします。



16/01/11 20:31 追記
ё迷の小部屋ёです

http://mikle.jp/thread/2200885/

感想等いただけると嬉しいです(о´∀`о)ノ

お気軽にお立ち寄り下さい(^^)

16/01/04 23:05(スレ作成日時) [RSS]

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  • No: 64迷(FQCEh)スレ主更新時刻16/10/07 15:27

    >> 63

    正確→性格
    間違えました

    相変わらず、誤字が多くてすみませんm(_ _)m

    ё迷ё

  • No: 65迷(FQCEh)スレ主更新時刻16/10/07 15:45

    弘行さんと親しくなり、土曜日になると一緒に飲みに行くようになった。


    彼は、男の俺から見ても容姿が良く、優しくて冗談を言い合える人だった。


    いつものように、会社の最寄り駅近くの居酒屋で他愛ない話をしながら飲んでいたら、斜め後ろの方から鋭い視線を感じた。


    「なあ、さっきからあの野郎がずっと俺らを睨んでるぜ」


    弘行さんが小声で言った。


    「俺も感じてたんだよ、ちらっと顔見たんだけど、知り合いかい?」


    「いや、見たことない顔だよ」


    「そっか、放って置こうぜ」


    とは言ったが、俺の心中は穏やかではない。


    それでなくても、血の気が多い喧嘩上等なクソガキなんだから。


    よし!向こうから喧嘩吹っ掛ける様に仕向けるかな。


    考え込んでいる俺に、弘行さんが話し掛けて来た。


    「昶、どうしたんだよ?何か不気味なくらいニヤニヤしてるぜ」


    「そんなことないよ、まあ楽しく飲もうぜ!」


    「そうだな!ここビール追加な!」


    弘行さんがビールを頼んでくれた。


    「ちょっと用足ししてくるよ」


    俺はトイレに行きがてら、斜め後ろの奴にガンをつけた。

  • No: 66迷(FQCEh)スレ主更新時刻16/10/22 23:08

    引っ掛かりやがった。


    俺がトイレから出て、弘行さんの向かいに座ろうとした瞬間に斜め後ろの奴が怒鳴った。


    「おい!てめーっ!ガン垂れてんじゃねーよ!」


    「俺達に言ってんのかよ?」


    弘行さんが斜め後ろ野郎に聞いた。


    「ああ、そうだ!得におまえの連れにな!」


    待ってたぜ!
    俺はニヤリとしながら立ち上がり、斜め後ろ野郎の前に立ち、喧嘩の体勢を作った。


    「俺か?」


    「そうだよ!おまえだ!」


    「てめーに、おまえ呼ばわりされたくねーな!この野郎っ!ふざけんじゃねーよ!」

    斜め後ろ野郎が少し怯んだが、言い返して来た。


    「なんだと!やるかっ?」


    「おう!外出ろよ」


    それからは滅茶苦茶だった。


    斜め後ろ野郎の知り合いも数人やって来て、殴り合いの喧嘩になった。


    俺は数人倒して息が切れていた。


    「悪かったよ…俺らの負けだよ…」


    「解りゃ良いんだよ、なあ?弘行さん」


    返事がない。


    弘行さんはいつの間にか姿を消していた。


    顔が腫れ、口の端が切れていたが9時には夜の商売に出ていた。


    「その顔、どうしたんだよ?」


    たまたま店に来ていた戸張さんに、さっきの事を話しながらギターのコードを合わせていた。


    「またか、懲りない奴だな」


    戸張さんは愉快そうに笑った。


  • No: 67迷(FQCEh)スレ主更新時刻16/11/06 00:32

    弘行さんや他の社員数人で飲みに行くようになり、段々社内の仲間と打ち解けて来て会社に行く事も苦痛ではなくなって来た。


    しかし、変わらず夜の商売もあったから寝不足でイライラはしていた。


    そのイライラを発散させるために喧嘩をしていたのかもしれない。
    この頃の俺は血の気が多く、喧嘩を売られるのを待っていたのだ。


    ある週末、いつものように飲んでいたら斜め後ろ野郎の仲間らしき奴が、話し掛けて来た。


    「おい!俺の仲間にひでー事してくれたんだってな!」


    「こっちも、ひでー目にあったけどな!」


    あの日の出来事を話すと、斜め後ろ野郎の連れは納得したみたいだ。


    「そうだったのか!あいつ、袋叩きに合ったような話し方だったんだよ、悪かったなー」


    「オヤジさん、このテーブルにビール2本出してやってくれ」


    斜め後ろ野郎の連れは会計をして、店を出て行った。


    俺達は、互いに目を会わせたが開き直ったように乾杯をした。


    「ただ酒貰ったなー」


    その日は、楽しく飲んで解散した。


    その後も喧嘩は多く、派手にやっちまっていたが、やっぱり弘行さんはいつの間にかいなくなるのだ。


    後で聞いた話しに寄ると顔を殴られるのが嫌だったとか…


    弘行さんの事は嫌いではないし、きたねー野郎だなと思いつつも、俺は苦笑いする事しできなかった。

  • No: 68迷(FQCEh)スレ主更新時刻17/03/24 14:38

    都外から通っていた俺は、弘行さんや会社の仲間と飲みに行った時は終電に間に合わず、弘行さんの家に泊まる事が多くなった。


    弘行さん家族は、父親が亡くなった後に会社の家族寮に住んで居たから翌朝も楽なわけだ。


    兄弟姉妹も、数人は同じ会社に勤めていた。


    その寮に、秋谷幸枝も住んでいたのだが、口数は少なく滅多に言葉を交わす事はなかった。


    しかし、ふと顔を上げると目が合う事が多く大概は俯いて隣の部屋に行ってしまうのだ。

    何だ?
    俺の事が嫌いなのか?


    まあ、仕方ねーかな…


    喧嘩ばかりして、年中傷だらけの俺が怖いのだろう。


    ある日、朝の通勤時に良く会う、同僚のツヤ子さんに呼び出された。


    電車が揺れたりすると、俺にもたれ掛かって来たりしていたから、もしかしたら自分に気があるんじゃないかと自惚れた想像をしていた。


    今思うと笑っちまうが、その時は少しドキドキしたもんだ。





  • No: 69迷(FQCEh)スレ主更新時刻17/03/24 15:04

    ツヤ子さんの用件は伝言だった。


    待ち合わせの喫茶店に入ると、先に着いていたツヤ子さんが奥のテーブルで手を振っている。


    活発で、少し男慣れしているような感じだったから話しやすい人だ。


    椅子に座り珈琲を注文するたと、ツヤ子さんが身を乗り出すように小声で話し出した。


    「あのね、ゆきえちゃんが昶さんの事を好きみたいなの」


    「ゆきえちゃん?」


    「秋谷幸枝ちゃんよ」


    一瞬、頭が混乱した。


    この人は何を言っているのだろう。


    「知ってるでしょう?」


    「ああ、弘行さんの妹だよな?」


    「そうそう、末っ子のゆきえちゃんよ!泰子ちゃんと間違えないようにね」


    ツヤ子さんは悪戯そうに笑った。


    泰子ちゃんとは、秋谷幸枝と年子の姉だ。


    「黙り混んじゃって、どうしたの?もしかして彼女いるの?」


    「いや、いねーけどびっくりしてさ」


    「そうよね、突然だし…返事は直ぐじゃなくても良いんだけど、近々デートにでも誘って上げてね」


    「あっ、ああ…」


    歯切れは悪いが返事をしてしまった。


    「それじゃ、よろしくね」


    そう言い残し、ツヤ子さんは喫茶店を出て行ってしまった。


  • No: 70迷(FQCEh)スレ主更新時刻17/03/25 09:55

    よろしくって言われてもな…
    どうすりゃ良いんだろう?


    自分で言うのも可笑しな話だが、俺は割合硬派で女にはあまり興味もなく、付き合った経験すらない。


    ましてや、少々ツヤ子さんの事を意識していた俺は、勝手に失恋した気分になっていたのだ。
    まあ、引き摺ることもなかったがな。


    筋道の方なら任せろよ!と言えるが、女か…。


    小一時間、喫茶店で考えていた。
    かなり悩んだが答えは出ないし、とりあえず帰ろう。


    今日は夜の商売の方で予約が入っている。


    いつもの賑やかな繁華街でギターを弾き、酒を御馳走になり、リクエストがあれば弾き語りもした。


    そうこうしている内に、秋谷幸枝の事は忘れていた。


  • No: 71迷(FQCEh)スレ主更新時刻17/04/28 22:34

    10日程過ぎた頃、定時で上がり会社の門を出ようとした時に、偶然秋谷幸枝と会った。


    「あっ!」


    咄嗟に声が出てしまった。


    ツヤ子さんからの話を思い出したのだ。


    事務室で仕事をしている彼女と、工場で作業をしている俺は滅多に顔を会わせる事はなかった。


    びっくりしたのだろう。


    秋谷幸枝は俯いたまま、立ち止まって固まっていた。


    さて、どうするか。


    黙っているのも変だし、とりあえず声をかけてみる。


    「お疲れさん」


    「お疲れ様でした」


    蚊の鳴くような小さな声で答えた彼女は、ほっとした様子だ。


    「お茶でも飲むか?」


    「はい」


    嬉しそうに着いて来る彼女が少し可愛く見えた。


    社員寮に住んでいる彼女の事を考え、その近くの喫茶店に入った。


    初めて喫茶店に入るのかな?


    彼女はキョロキョロと、店の中を見回していた。


  • No: 72迷(FQCEh)スレ主更新時刻17/04/28 23:03

    「何飲む?」


    「あっ…同じものでお願いします」


    俺はアルバイトらしき女の人を呼び、珈琲をふたつ注文した。


    何か話さないといけないな。


    「弘行さんと飲んだ帰りに、いつも泊めてもらってすまねーな」


    またまた、秋谷幸枝はほっとした顔になった。


    「いいえ、うちは兄弟姉妹が多いから慣れているんです」


    「そうか、うるさくねーか?」


    「大丈夫です」


    少し話していると、珈琲がテーブルに運ばれて来る。


    「お待たせ致しました」


    アルバイトらしき女の人が珈琲カップ、砂糖にミルクを丁寧に置いてくれた。


    俺は砂糖を少しだけ入れる。


    それを見ていた彼女は、砂糖をスプーンに2杯程入れて、くるくるかき混ぜていた。


    「甘党なんだ?」


    「まあ、どちらかと言うと…」


    何だか困っている様子だが、少しずつ飲みながら会社の話や友達の話、世間話をした。


    お互いに無口な方だから、無言になる事が多かったが、何故か居心地が良かった。


    余談だが、彼女は珈琲が苦手だったらしく一生懸命飲み干したし、乳製品も嫌いでミルクには触れなかったと後々になってから聞いた。


    もっと早く言えば良いのにな。


    一時間半くらい経ち、夜の商売もあるから喫茶店を出る事にした。


    流しをやっている事は敢えて言わなかった。



  • No: 73迷(FQCEh)スレ主更新時刻17/04/28 23:24

    会計の時に彼女が財布を出しているのが見えた。


    「俺が誘ったんだから金は要らないよ」


    「でも…」


    「良いから」


    「ありがとうございます」


    会計を素早く済ませて外に出たら、嬉しそうな顔をして礼を言ってくれた。


    「ごちそうさまでした」


    「近々、スケートにでも行くか?」


    彼女は明るい笑顔で答えて来た。


    「はい!」


    不思議なくらい自然に誘っていた俺は、自分でもびっくりした。





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