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携帯小説ファン
15/10/13 01:38(更新日時)

初めは単なる出来心だった

1回だけ…

それて終わると思ってた

なのに…

愛してしまった

それが地獄の入口だとも知らずに…


No.2265100 15/10/12 23:49(スレ作成日時)

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No.1 15/10/13 00:37
携帯小説ファン0 

私は朝が苦手だ

前職辞めて、ようやく決まった仕事の初出勤

そうだった、今日は初出勤の日だった

慌てて身支度を整えて家を出た

着なれないスーツに身を固め、電車に飛び乗ったが、満員電車で身動きが取れない

「ん…きつい…」

こんな毎日が続くと思うと朝からすでに疲れてきていた

「お…おはようございます…」

頭を下げて肩をだらんと落として会社に入ると

タッタッタッタッ

床に真っ黒い高めのヒールが見えた

そーっと頭をあげると鬼のように怖そうな女性が立っていた

「はっ、すみません!あの…今日からおせ」

「すみませんではなく申し訳ございません。でしょ?自己紹介もきちんとできないんですか?」

「いや、あの、申し訳ございません!今日からお世話になる佐々木優です。よろしくお願いいたします」

「佐々木さんね。私は沢田恵美子です、チームを纏めてるリーダーをしてます。よろしくお願い致します。じゃあさっそくチームを紹介しますからこっちへ」

ある企業の営業を選んで入社した

ここはわりと女性が多い

私は沢田さんの後ろをちょこちょこと着いていく

「ここがあなたのデスク。あとで荷物の整理してください、あと、あなたのデスクの両端と前三つがあなたのチームのデスクだから」

「はい…」

そしてまた沢田さんがスタスタと歩き出した

ガチャ

「ここがミーティングルーム、チームごとに会議します」

そこには5人の女性が座っていた

「ミーティングごめん、みんなちょっといい?」

「はいなんですか?」

「今日から入社の佐々木優さん」

「佐々木優です。よろしくお願いいたします。」

「沢田さん、今回は若い人来たんですね~」

「まぁ社長が選んだんで…」

「はじめまして~私は三浦りこって言います~」

「よろしくお願いいたします…」

なんだ?ぶりっこか?なぜ語尾を上げるんだ?

そう思ってると

「はじめまして山城瑠奈です。」

真面目そう…

「よ、よろしくお願いいたします…」

「えっと私は木村真琴です。よろしく」

男らしい感じ…

「私は石原京花ですよろしくお願いいたします」

綺麗な人~

「私は桃井紗希ですよろしくね!」

あ、明るそうな人~

私のチームはまぁみんないい人そうだった


No.2 15/10/13 00:47
携帯小説ファン 

ミーティングに参加し、商品の事や売り上げ目標なとを話し合ったり…1人あたり月に最低三件のノルマがついた。

がんばらないと。

私が売る商品は美容関連グッズ。
とりあえずホテルや美容室、エステサロンや病院関係、美容関係の会社企業、あらゆる場所へ営業に行く事になっていた

「佐々木~、そろそろ行くよ」

沢田さんからは自然に佐々木と呼び捨てになっていた

「はい!すぐいきます!」

営業未経験の私はまずは上司とペアを組んで営業のノウハウを学ぶ

No.3 15/10/13 01:04
携帯小説ファン 

そんな日が3か月ほど過ぎた頃

「佐々木~!そろそろ一人で営業ね」

一人立ちを言い渡された
不安…どうしよう…

「佐々木さん?大丈夫?」

声をかけてくれたのは明るい桃井紗希さんだった

「いや…不安です」

「あー、佐々木さんこのあと休憩?」

「まぁ一応…」

「そっか、ならランチいかない?私が奢るからさ」

私の心はランチどころではないけど、先輩のお誘いを断るわけににも行かず行く事に…

着いた先は喫茶店だった

どうやら先輩の行きつけのお店らしい

ふたりともランチメニューを頼んだ

「佐々木さんっていくだっけ?」

「22です。」

「やっぱり若いね‼彼氏いるの?」

「いや、今はいないです」

「そうなんだ、今度遊ぼうよ~」

「はぁ…」

まぁ、これも社交辞令だよね

最初はそう思っていた

まさかもう地獄の入口に足を踏み入れていることとは知らずに…

No.4 15/10/13 01:14
携帯小説ファン 

とにかくがむしゃらに一人で営業を片っ端に回った。
勿論思うような結果にはなかなかならなかった。

そしてある日仕事から帰る途中に電話がなった

「もしもし佐々木さん?」

「あ、桃井さん、お疲れ様です」

「今はどこ?まだ会社?」

「いえ、今から帰る所です」

「あ、じゃあさ、今からこっち来ない?」

「こっち?」

「東町にいるんだけど、今私の友人男性も二人いてね、新人さんに合いたいんだって~」

「でも…私…」

「大丈夫大丈夫!みんないい人だからさ、じゃあ東町の駅前にいるから待ってるね~」

一方的にそう言って電話が切れた

なんだったんだろ、私行かなくちゃいけないの?
でも帰っても一人で寂しく夕飯だし…
行っちゃおうか…

わたしは自然に東町に向かっていた

No.5 15/10/13 01:38
携帯小説ファン 

東町駅前に着くと桃井さんが笑顔で手を降ってきた

「すみません!お待たせして…」

「大丈夫だよ、じゃあ行こうか」

近くの綺麗な居酒屋に入った

そこで紹介されたのは

会社経営している桜井さん。とその弟だそうだ。

二人とも40代後半くらいだった

桃井さん曰く、桃井さんと桜井さんは付き合っているのだそう

え?一瞬耳を疑った
桃井さん確か結婚氏てるよね?

びっくりしている私に二人は気づいたのか

「俺もこいつも結婚してるよ。でも付き合ってるだよね」

不倫…?

「あ、佐々木さん?彼氏ほしくない?」

「まぁ…それなりに…」

「桜井さんはいろんな男性知ってるから紹介してもらいなよ」

「いや、でも…」

すると桜井さんがとんでもない事を言い出した

「優ちゃん、お金ほしくない?」

ん?お金?

「まぁお金もほしいですね」

適当に話を合わせているだけだった。
なのに…

「じゃあ紹介してやるよ」

そう言ってどこかに電話をかけ始めた

なにやら話は私のことみたいだった
でも聞こえていないふりをしてお酒を飲んでいた

「優ちゃん、代わって」

そう言って携帯を渡された
ここまでくると話さないといけないって思った

「もしもし」

「あ、どーもはじめまして」

「あ、はじめまして」

「今度会ってくれるってほんと?」

「いや、その…」

「いいじゃん、一度会ってみようよ」

「分かりました。会うくらいなら…」

なんだかわけがわからないうちに電話越しの彼と会うことになった
急な事に私はどーしていいかわからなかった

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