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みんなでつくろうストーリー8の6

レス500 HIT数 6393 あ+ あ-

旅人
15/11/23 22:52(更新日時)

約1年以上続いた、“みんなでつくろうストーリー8”…。


一旦終了したストーリーではありますが、実はまだ未完なのであります…。


とりあえず完結するのかどうかはわかりませんが、みんなでつくろうストーリーの主さまに代わり、私フリーターが、続きを書いてみることにいたします。

完結するなら8の10ぐらいまでにはなんとかしたいですな。



もちろん9スレにもストーリーを作りにいきます!



よろしくです\(^o^)/


No.2211200 15/04/30 22:23(スレ作成日時)

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No.1 15/04/30 22:32
旅人0 

みんスト8のあらすじを簡単に書くのはむずかしいのですが、とりあえず舞台は現代のフランスであります。


ニューハーフタレントのシータは、ライバルのミリアンの人気を妬み、自分も誰かとスキャンダルを起こそうかな と盛り場を物色していたが、目をつけたのは、イケメンだが女ぐせの悪いミシェルだった。



ミシェルは、若い頃に結婚した年上の妻のアマンダと離婚し、妊娠した若い愛人のマシューと同棲していたのだが、マシューが最初のしおらしさはどこへやら、鬼嫁化してきたので、連日飲み歩いていたところを、シータに声をかけられたのであった…



  • << 3 ミシェルは、酒場でシータと盛り上がり、シータと連絡先を交換して別れると、連絡先のメモを見ながらひとりにやついていた。 さっきの美人も、どっかで見たような感じだったけどな… 家に帰れば、マシューが待っていた。 そろそろお腹も目立ちはじめている。 妊娠のイライラを、自分に向けてるんだろうな と思うと、多少同情するが、やはり憂鬱だった…

No.2 15/04/30 22:35
名無し2 

フリーターさん😊

8の続きを作って下さって

ありがとうございます。🙇

主より🎉



  • << 4 いえいえ(^_^) さっそくきてくださり、うれしいです。 主さまも、よろしければ、時々こちらにもご参加くださいませ。 9のほうにも喜んで参加いたしますよ~ フリーター(旅人)より

No.3 15/04/30 22:40
旅人 

>> 1 みんスト8のあらすじを簡単に書くのはむずかしいのですが、とりあえず舞台は現代のフランスであります。 ニューハーフタレントのシータは… ミシェルは、酒場でシータと盛り上がり、シータと連絡先を交換して別れると、連絡先のメモを見ながらひとりにやついていた。


さっきの美人も、どっかで見たような感じだったけどな…


家に帰れば、マシューが待っていた。

そろそろお腹も目立ちはじめている。


妊娠のイライラを、自分に向けてるんだろうな と思うと、多少同情するが、やはり憂鬱だった…


  • << 5 ミシェルはお腹が大きくなったマシュー とセックスが出来ない事もあり シータへの欲望を膨らませていた。 それでは参加させて頂きます。😊

No.4 15/04/30 22:44
旅人 

>> 2 フリーターさん😊 8の続きを作って下さって ありがとうございます。🙇 主より🎉 いえいえ(^_^)


さっそくきてくださり、うれしいです。


主さまも、よろしければ、時々こちらにもご参加くださいませ。


9のほうにも喜んで参加いたしますよ~




フリーター(旅人)より



No.5 15/05/01 07:24
名無し2 

>> 3 ミシェルは、酒場でシータと盛り上がり、シータと連絡先を交換して別れると、連絡先のメモを見ながらひとりにやついていた。 さっきの美人… ミシェルはお腹が大きくなったマシュー とセックスが出来ない事もあり

シータへの欲望を膨らませていた。




それでは参加させて頂きます。😊



No.6 15/05/01 07:29
旅人 

>> 5 もちろん、ミシェルは、シータがニューハーフだとはまだ気づいていなかった。


ミシェルは、さすがにニューハーフとはまだ浮気したことがなかった。


一方シータは、帰ってからマネージャーに


「ちょうどいいタイプの男が見つかったのよ~」


と、電話で話していた…




※主さまありがとうございますm(__)m



No.7 15/05/01 16:16
名無し2 

>> 6 シータはミランダをスクープした週刊誌に

匿名で電話をかけた。
『シータが最近イケメン男性と一緒にいるのを見ました。かなり親密そうでした。』

これで自分もスクープされて

注目されると思い

シータはその夜もミシェルを飲みに誘った…




No.8 15/05/01 20:13
旅人 

>> 7 シータは、念のため、自分のマネージャーに、自分とミシェルとのツーショット写真を、離れた場所から隠し撮りするように言ってあった。


週刊誌だけじゃあてにならないし


ミシェルとは、例の酒場で待ち合わせをしていた…



No.9 15/05/02 12:27
名無し2 

>> 8 女大好きミシェルはシータがニューハーフである事も知らずに

性懲りもなくシータに会いに行くのであった…



No.10 15/05/02 22:02
名無し2 

>> 9 そして数日後

シータの思惑どおり週刊誌にシータとミシェルの写真がスクープされた…



No.11 15/05/02 22:16
旅人 

>> 10 週刊誌の見出しには、


ニューハーフタレント、シータ、新恋人か?!



と大々的に記載があったため、ミシェルははじめてシータがニューハーフであることを知ったのだった。


結局あの日は、何事もなく、普通にシータと楽しく飲んで終わっただけだった。


ミシェルが帰り際にシータを誘おうとしたのだが、シータは

「明日の仕事が早いから、ご免なさいね。また今度…」


と言って帰ってしまったのである。



しかし、マシューがこの週刊誌を見ていて、激怒していたことを、ミシェルはまだ知らなかった…




No.12 15/05/03 13:00
名無し2 

>> 11 同じ頃その週刊誌を見て呆れているのはアマンダであった…



No.13 15/05/03 13:27
旅人 

>> 12 スージーも、その週刊誌を見て、呆れていたというか、ショックだった。


以前に偶然見た若い女だけではなく、今度はニューハーフと恋人になっているパパって、なんて節操なしなの…


アマンダはスージーに


「あなたには黙ってだけどね。パパは昔からこうだったのよ。あなたにとってはかけがえのないパパだろうけど、ママンはパパと別れて正解だったと思ってるわ」


と言った。


そんなアマンダは、まだスージーには話していないが、仕入れ問屋を経営しているビリーと、ちょくちょくデートをしているのだった…



No.14 15/05/03 16:05
名無し2 

>> 13 ビリーもその週刊誌で騒がれているのが
アマンダの元夫だと気がついていた。

ビリーはアマンダとの結婚を考えていた。
しかし、デリケートな年頃のスージーの事を心配して

なかなか言い出せないでいた…



No.15 15/05/03 16:36
旅人 

>> 14 アマンダもアマンダで、デートを重ねるうちに、ビリーの誠実さや真面目さに好感を抱くようになっていた。

何度目かのデートでアマンダはビリーに、

「ソフィーからも言われたの。あの頃あなたの気持ちに気づいていたら今頃違っていたかもしれないって…」


と言うとビリーは、


「そうかもしれないけど、逆にあの頃に結婚していたら、今みたいにうまくいってなかったかもしれないし。お互いベ別の相手と結婚して、年月が経ってから巡りあったからよかったのかもしれないよ」

と、優しくアマンダに言うのだった。



アマンダも、パパっ子だったスージーのことがネックだったのである…







No.16 15/05/03 17:01
名無し2 

>> 15 その週刊誌はシモーヌも目にしていた。
シモーヌはアマンダを可哀想に思ったが
アマンダが離婚してからひとりの女として生き生きと輝き始めたようすを見て

よい決断であったと思っていた…




No.17 15/05/03 20:52
旅人 

>> 16 一方、ミシェルのほうはさんざんだった。


マシューからは連日ののしられ、家に居づらくなっていた。


マシューは


「あんたのために、苦手な料理や掃除だって頑張って、お腹のベビーと3人で幸せになろうって思ってんのに!」

と、妊娠のイライラもあって、怒りは半端なかった。



職場でも、ミシェルは居づらくなっていた。


もともとミシェルは、親が経営している縫製工場を1つ任されていて、若い頃から羽振りがよく、高価なスーツを着こなせるのもそのせいだったのだが、社長室でも秘書や事務員からは好奇の目を向けられ、工場へ出向いても、雇い人たちからはそういう目で見られたりしていた…



No.18 15/05/03 23:18
名無し2 

>> 17 お坊ちゃま育ちのミシェルは

そんな針のむしろのような環境で平然とやり過ごせる

逞しさはなかった。
ミシェルはだれも自分を知らない、どこか異国の地へ逃げ出したかった。

ミシェルは日に日に現実逃避の計画を練るようになっていた。
そして様々な国の中から

日本に行きたいと考えるようになっていた…



No.19 15/05/04 07:25
旅人 

>> 18 ミシェルが、数ある国の中から日本を選んだのは、以前、元妻のアマンダに隠れて、観光に来ていた日本人女性と短いラブアフェアを楽しんだ思い出があったからだった。


彼女が日本に帰国するまでのつきあいだったが、彼女とつきあって、日本人女性のよさを発見していた。

ベッドも魅力的だったし、あんな女性たちのいる国に行って暮らせたら…


ミシェルは、現象逃避の意味もあり、そんなことを考えるようになったが、さすがにすぐには実行には移せなかった。


結局、ミシェルが誰にも言わず、日本へ渡ったのは、それから約半年ほど経ってからだった。



ミシェルが朝、普段通りに会社に行くと言って出ていってしばらくして、マシューが産気付き、病院で双子を産んだ。


ミシェルに連絡しだが、ミシェルは無断欠勤をしている と言う。



その頃、ミシェルはすでに日本へ向かう飛行機の中だった…



No.20 15/05/04 09:30
旅人 

>> 19 半年経ち、スクープは沈静化し、ミシェルはスクープ当初ほど好奇の目では見られなくはなっていたが、マシューからはネチネチと責められ、誰にも言わずにフランスを離れたい気持ちは変わることはなかった。


ただ、ミシェルは日本語がほとんどできなかったので、ミシェルも、日本に行くのはいいが、日本に着いてからのことを全く考えていなかったのが、なんだかんだいってもボンボンなのか、いい年なのに世間知らずというのか…。
日本人女性と交際していた時は、相手の女性がフランス語が堪能だったため、日本語がわからなくてもなんとかなっていたからである。





それはさておき、ミシェルが蒸発したとわかり、産後まもないこともあって、マシューは半狂乱になった…



No.21 15/05/04 09:41
旅人 

>> 20 ミシェルが蒸発したので、連絡は当然、元妻のアマンダのところにも入った。



アマンダも、ミシェルの行き先などわかるわけもなかったが、ミシェルが産後すぐの愛人をほっぽり出して蒸発した無責任さに腹を立てた…




No.22 15/05/04 19:30
名無し2 

>> 21 アマンダにとっては、あんなに憎んだマシューであったが

自分と同じ様に捨てられてひどい目にあっていると思うと

可哀想に思えてきた…




No.23 15/05/04 20:38
旅人 

>> 22 アマンダは、ひとまずマシューが入院している病院に行き、退院後、とりあえず自分のところに来るように伝えた。

後で聞いた話だが、マシューには両親がなく、身寄りもなかったのである。

マシューは施設で育ち、15歳になると施設を出され、手っ取り早く酒場で働くようになった。

ミシェルと知り合ったのはその酒場だったのだが…。


マシューは、思いがけないアマンダの台詞に

「ありがと…。奥さん優しいんだね…。奥さんからミシェルを奪うようなことになって、ホントにゴメンね…」


と、涙ぐみながらアマンダに言った…




No.24 15/05/04 20:45
旅人 

>> 23 幸いに、シモーヌの家にはまだ部屋があったので、シモーヌにはアマンダから事情を話した。


シモーヌは、いくらなんでもそこまでしなくても と言ったが、ミシェルが蒸発する前にマシューには内緒で自宅を売却していたことが判明していて、新しい買い手もついているらしく、マシューには、退院後戻る家もないのだった。


もちろん、日本への渡航費にあてるためだったのだが…。



アマンダは

「あの子の産んだ双子の赤ちゃんは、スージーのきょうだいでもあるわけだし、あの子も、酒場なんかじゃなく、ちゃんとした仕事さえできるようになるんなら、下宿代だって払えるようになるわ」


とシモーヌに説明した…



No.25 15/05/04 22:13
名無し2 

>> 24 スージーはそんな複雑な関係のマシューと双子の赤ちゃんとの同居を

快く受け入れた。

スージーももう子どもではなかった…




No.26 15/05/04 22:21
旅人 

>> 25 スージーが精神的に強くなったのは、同じカフェでバイトしているボブのおかげもあった。


ボブが、スージーの支えになっていることは大きかった。


スージーは、マシューが、あのとき見た女性と同一人物だとわかったが、今目の前にいるマシューは、あのとき父親と一緒だった時とは別人のようだった。


ショックと、産後の疲れでマシューはやつれてはいたが、瞳には力強い輝きがあった。


マシューは、アマンダの優しさに打たれ、ひとりで双子を育てながら、なんとか生きていこうと決めていた…



No.27 15/05/04 22:29
旅人 

>> 26 退院後、シモーヌの下宿に落ち着いたマシューは、


「ありがとう、奥さん…。奥さんが手をさしのべてくれなかったら、ミシェルに蒸発されて途方に暮れてた…。奥さんはあたしとベビーたちの恩人だよ…。あのね、奥さん…、もしも、もしもなんだけど、イヤじゃなかったら、あたしの子供たちの名前、考えてくれないかな。ミシェルは、考えておく って言ったけど、もうミシェルはいないし…」


と、アマンダに言った。



アマンダは、マシューのこの願いを聞き入れることにした。



可愛い男の子と女の子の双子だった…



No.28 15/05/05 09:10
名無し2 

>> 27 双子の赤ちゃんはシモーヌ家のアイドルになった。

そしてアマンダは2人に名前を授けた。
男の子は〃ライア〃
女の子は〃アリス〃
と名付けた。

マシューは産まれて初めてこの家で

家庭の温もりを知った…




No.29 15/05/05 21:08
名無し2 

>> 28 双子の赤ちゃんは泣くときも同じだった。
マシューが1人にお乳をあげている間は
シモーヌがもう1人をあやした。

シモーヌも双子達から沢山の

幸せな時間をもらっていた…



No.30 15/05/06 01:39
旅人 

>> 29 それを見ていたアンナは、

「あらあら、お義母さん、まるでひ孫の世話の予行演習みたいですね」

とシモーヌに言った。


ピエールと、塩川夏海の子供は、マシューよりも少し遅れて出産の予定だったからだ。


シモーヌは


「まあでも、赤ん坊はどの子もみんな可愛いもんだよ。ほら、あたしのほうを見て笑ってる」

と、双子をあやしながらメロメロだった。


スージーも、最初はやはり多少の戸惑いはあったが、自分の弟妹だと思うとやはり可愛いと思うのだった。


マシューはもう、酒場勤めはしたくなかったが、ろくすっぽ学校にも行ってない自分にできる仕事なんかあるんだろうか と、新たな悩みができていた…



No.31 15/05/06 22:25
名無し2 

>> 30 シモーヌの家には実に沢山の本があった。
シモーヌ自信も本が好きだという事も有り

下宿した人達が読み終わった本を

置いていくようになっていた。

そこには様々なジャンルの本が並んでいた。

マシューは本という物に強い興味を抱いた…




No.32 15/05/06 22:33
旅人 

>> 31 シモーヌの本や、下宿人が置いていった本だけでなく、ジュリアンがかつてシモーヌと住んでいた少年の頃に読んでいた本もかなりあったのだが…。



シモーヌやアンナが双子をあやしてくれている間、マシューは、それらの本を手に取って読んでみたが、わからない字も多かった…



No.33 15/05/07 07:30
名無し2 

>> 32 マシューはアマンダの好意でシモーヌ家で暮らすうち

シモーヌ達や本などから

沢山の知識を身につけていくのであった。
そして自分に出来る仕事を探して、この人たちにご恩返しをしたいと考え始めた。

その頃ミシェルが日本で暮らしていることなど

誰も知らなかったし
探すこともなかった…


No.34 15/05/07 07:44
旅人 

>> 33 ミシェルが、日本でどうしているのかは、いずれ語られる機会もあろう。



シモーヌの下宿に移って1年たち、双子たちが一歳になる頃には、マシューはだいぶいろんな知識を身につけていた。


もちろん酒場などではなく、新しい普通の仕事も見つけ、マシューは、シモーヌの下宿に住んで、シモーヌやアンナの協力も得ながら、双子を育てていくのである。


話が前後するが、ピエールと塩川夏海にも子供が誕生した。

可愛い男の子で、夏海はその子に、“マリオ”と名付けた。

“マリオ”は、日本人の名前にもあるからで、いずれ日本で暮らす日が来るかもしれないと考えて夏海は名付けたのである。

マリオの誕生を知った師の二階堂からは、祝福のメッセージと、盛大なプレゼントが贈られていた。


母になった夏海は、以前よりもさらに美しくなっていた…



No.35 15/05/07 15:45
名無し2 

>> 34 アンナとジュリアンにとって

マリオは初孫であり
その愛おしさは格別であった…



No.36 15/05/07 20:19
旅人 

>> 35 夏海は、マリオの育児のかたわら、マリオがもう少し大きくなったら、自分が創作したスイーツを食べてもらいたい と考えていた。


日本の製菓会社、ランプリールにいた頃は、数々の創作スイーツを発表していた夏海だったが、フランスに来てからは、勉強したり、二階堂の製菓学校の臨時講師をつとめたりもしていて、スイーツのデザインなどゆっくり考えている暇もなかったのである。


いずれマリオに私のスイーツを食べてもらいたい…



そんな気持ちが、夏海に、しばらく忘れていた創作の喜びをもたらし、次々とアイデアが浮かんできた。


夏海は、日本から持ってきていたデザイン帳に、ペンを走らせた…



No.37 15/05/07 20:35
旅人 

>> 36 自分でアパルトマンを借りて、ほとんど寄り付かないジュリアンも、やはり孫が生まれたことは嬉しく、たびたび、ピエールと夏海が暮らすアパルトマンに顔を出していた。


末期癌におかされたロベールは、生命力が強いのか、やつれながらも小康状態を保っているらしい。
ただ、そうは言っても、いつロベールの容態が急変するかわからないので、マリオは可愛いが、あまり長くいることもなく、帰っていくのであった。


ピエールは、年頃になってくると、父親には同性の愛人が数多くいて、母親とはすでに何年も事実上の夫婦ではないことを知るようになっていた。
たくさんの同性の愛人がいても、現在病気の為面倒を見ているロベールという男性を、父がいちばん愛していることも…。


しかし、たまに会うと、ピエールにとってはいつも優しい父親であったので、ピエールも、父親の生き方を完全に否定する気はなかった。


ただ、母が多少気の毒ではあるが、母は母で、結構割りきって生活を楽しんでいるらしいこともわかっているので、ピエールは、それはそれでいい とも考えていた…



No.38 15/05/07 20:42
旅人 

シモーヌももちろんひ孫の誕生が嬉しく、マシューの双子の赤ちゃんとともにマリオを可愛がった。


マリオと、マシューが産んだ双子、ライアとアリスは、こうやって、ほとんど3人一緒にいることが多くなっていくのであるが…



No.39 15/05/08 22:01
名無し2 

>> 38 マシューはシモーヌ家に来るまでは

近所付き合いを嫌って散歩などしなかったのだが

ここへ来てから顔つきも穏やかになって
家の周りを子ども達を連れて散歩にも出かけるようになった。

近所の人達が声をかけると

マシューは笑顔で返すようになった…



No.40 15/05/09 12:33
名無し2 

>> 39 マシューはお世話になったシモーヌやアマンダに


お返しをしなければならないと思い

近くの工場へ働きにでるようになった。
働きながら育児をして

開いた時間は相変わらず読書にふけった。

マシューは小説というものに強い興味を抱き

いつか自分もこんな小説が書きたいと思い始めた…




No.41 15/05/09 21:07
名無し2 

>> 40 子ども達が寝静まり
シモーヌはリビングで

カクテルを飲んでいた。

シモーヌが一番安らげる時間だ。

そしてシモーヌはテレビをつけた…



No.42 15/05/09 23:48
旅人 

>> 41 テレビをつけると、俳優のロバートが映っていた。


相変わらずステキだわ~ とシモーヌは思った。


ロバートは昔、隣のパトリックとよく行ったカフェで、ウェイターをやってたっけ


今じゃ、アランドロン以来のフランスのビッグスターだもんね



シモーヌはそう思うと、感慨無量なものがあった…



No.43 15/05/10 05:08
名無し2 

>> 42 そのバラエティー番組で花団に座って賑やかに喋っているのは

お騒がせニューハーフ、ミリアン(ゼナ)であった…



No.44 15/05/10 11:12
旅人 

>> 43 ミリアン(ゼナ)は、例のスキャンダル以来かなりな売れっ子になっていた。


そのせいでとばっちりを食ったジャンだったが、ジャンはあれから、ユリアが元気がなくなっていたのをずっと気にしていた。


ユリアは、ジャンをミリアンに取られてしまったようで面白くなかったのである。


ジャンは、ユリアに会い、なぜ元気がないのか問いただした。


そして、その流れで、ユリアに告白したのである。


ユリアも、ジャンを好きだったので、ジャンの告白は嬉しく、半年後 ーそう、マシューに双子のライアとアリスが生まれた直後ぐらいにー ユリアとジャンは結婚したのである。


ジャンは、ユリアと交際するようになると、ミリアンとテレビに出ることをきっぱり断った。


ミリアン(ゼナ)はさびしかったが、ユリアは幼なじみでもあるし、ジャンの言い分を聞き入れ、二人を祝福した…






No.45 15/05/10 18:24
名無し2 

>> 44 シータもその番組を自宅で見ていた…



No.46 15/05/10 21:53
名無し2 

>> 45 シータの場合スキャンダルは不倫として扱われ

世間からバッシングを受けた。

最近はオファーも無くなり

この仕事が自分には向いていないと感じ始めていた…



No.47 15/05/10 22:04
旅人 

>> 46 所属事務所の契約も切られそうな感じだったので、シータは困っていた。


藁にもすがるような気持ちで、数日後、シータはブローニュの森にいるよく当たるという占い師のもとを訪ねることにした…


No.48 15/05/10 22:09
旅人 

>> 47 ブローニュの森の占い師は、しかるべき紹介者がいないと占わないらしく、一見の客はお断りらしいが、的中率が高いという評判だった。


シータは、芸能界のつてを頼って、何とか紹介してもらうことに成功した。


その、ブローニュの森に住む占い師とは、マーサの後を継いだテンダーことテレーズだった…



No.49 15/05/11 07:12
名無し2 

>> 48 シータはブローニュの森の扉を恐る恐る開けた…



No.50 15/05/12 01:45
旅人 

>> 49 出迎えたのは、占い師らしくない、優しそうな中年の女性だった。


なにやら薬の調合をしていたのか、薬草を煮詰めたような匂いがしている。


「いらっしゃい、ご紹介の方ね…」


テンダーことテレーズがそう言って微笑んだ。


シータの緊張がほぐれていった…



  • << 51 シータは、テンダー(テレーズ)に、自分の今後について占ってもらうことになった。 テンダー(テレーズ)は、シータの現在の状況や生年月日などを尋ねて、水晶を見た。 「確かに…、あなたの芸能界でのピークは過ぎましたね…。引退するならなるべく早いほうがいいと思います…」 テンダー(テレーズ)にそう言われ、覚悟していたとはいっても、やはりショックだった…
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