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旅人
14/03/22 15:46(更新日時)


どうして、同性を愛してはいけないの?

異性も同性も、複数の人を愛することも、自由だと思うのに。


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No.2073359 14/03/16 19:39(スレ作成日時)

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No.1 14/03/17 10:46
旅人0 


『あゆみって、もてるのにもったいないよな』

幼なじみのこうたが趣味の鉄道模型をいじりながら話しかける。

No.2 14/03/17 10:47
旅人0 


『こうただって、ラブレターしょっちゅう貰ってるのに読みもしないじゃん』

こうたの組み立てた鉄道模型を1つ手にとる。

No.3 14/03/17 10:49
旅人0 


『俺は、まだそういうのいいの。面倒くさそうだし』

ソファーに座るとジュースを飲み干した。

No.4 14/03/17 10:50
旅人0 


私も隣に座ると

『興味ないものは仕方ないよね、私も男には一切興味ないもん』

おやつに手を伸ばした。

No.5 14/03/17 10:52
旅人0 


こうたとは幼なじみで、ずっと仲良し。

お互いにそこそこの容姿で異性に告白された経験はある。

だけど、こうたはまだ恋愛に興味がないし、私は女の子にしか興味がなかった。

No.6 14/03/17 10:53
旅人0 


『あゆみちゃん、こうた、ご飯出来たわよ』

こうたの母親に呼ばれてリビングへ。

No.7 14/03/17 10:55
旅人0 


単身赴任の父にフルタイム残業続きの母をもつ私は、幼い時から、よくこうたの家にお世話になっていた。

『あゆみちゃん、お茶お願い』

『はーい』

No.8 14/03/17 10:57
旅人0 


私は、皆のコップにお茶を注ぐと、

『俺は、ビールで』

おじさんのビールを取りにキッチンへ。


No.9 14/03/17 12:04
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こんな風なやりとりが日常。
こうたとは兄弟のような関係で、何でも話せた。

No.10 14/03/17 12:06
旅人0 


『ご馳走さまでした』

後片付けを手伝って、隣の自分の家に戻った。

こうたと私はマンションの隣同士。

No.11 14/03/17 12:07
旅人0 


お風呂上がりにリビングでお茶を飲んでいると、玄関が開いた。

『ただいま。』

No.12 14/03/17 12:09
旅人0 


時計を見ると23時回っていた。

『お帰り、今日も遅かったね』

母にビールを渡すと、

『ありがとう、いつも遅くてごめんね』

No.13 14/03/17 12:11
旅人0 


『美味しい~』

ソファーに座ってビールを飲む母の隣に座ると、日常の何でもない話しを暫くして、部屋に戻って眠りについた。

No.14 14/03/17 15:50
旅人0 


うちの父と母はとっても仲良しだけど、それぞれ別に恋人がいる。

はっきり聞いたり見た訳じゃないけど、何となくわかる。

子供って、そういうとこ敏感だからね。

No.15 14/03/17 15:52
旅人0 


でも、別にまったく嫌とも汚らわしいとも思わなかった。

私って、どこかおかしいのかな?

友達に1度、「両親が浮気してたらどうする?」って聞いたら、皆は「きもい」「むり」と言っていた。

No.16 14/03/17 15:54
旅人0 


目覚まし時計の音で目が覚めてリビングにいくと、母が忙しく朝の支度をしている。

『洗濯干しておこうか?』

『じゃ、お願い。ご飯作ってあるから食べてね、じゃ行ってきます』

母は、駆け足で家を出て行った。

No.17 14/03/17 15:57
旅人0 


私は、隠し持っているタバコを取り出して、母の用意してくれた朝食をつまみながら、一服した。

[このお天気お姉さんタイプなんだよね]

お気に入りの朝の番組を見ながら、画面にうつる可愛い女の人達にテンションが上がる。

No.18 14/03/17 15:58
旅人0 


時間がギリギリなのに気がついて、慌てて洗濯を干しているとチャイムがなる。

こうたのお迎え。

私は、慌てて玄関を飛び出した。

No.19 14/03/17 16:00
旅人0 


こうたは、超難関男子高校の、私は中の上ぐらいの女子校に通っていた。

『お前、タバコの匂いするぞ』

こうたが、ガムをくれる。

No.20 14/03/17 16:02
旅人0 


『やばっ、うがいするの忘れた』

『学校つく前にジュース飲めば大丈夫だろう』

ホームに滑り込んできた電車に乗り込むとあいちゃんが近づいてきた。

No.21 14/03/17 16:04
旅人0 


『おはよう』

あいちゃんは、私のクラスメイトで、ふわふわでかわいくて、私の超タイプ。

でも、あいちゃんは完全なストレートでこうたが好きみたい。

『おはよう』

2人であいちゃんに挨拶をする。

No.22 14/03/17 16:06
旅人0 


私は、あいちゃんを真ん中にして話す。

あいちゃんがこうたと話す顔が嬉しそうで可愛い。

その顔を見てるだけで、私は結構幸せ気分になれるから、お手軽なもんだなと思う。

No.23 14/03/17 16:07
旅人0 


『じゃね、』

私達は先に電車を降りる。
ホームの自動販売機で甘いジュースを買っていっきに飲み干した。

No.24 14/03/17 16:10
旅人0 


学校に着くとそこは、私にとってはまさにパラダイス。

だって、女の子ばっかりの教室。

可愛い子も綺麗系な子もいるし、スポーツする子なんかもいい。

勿論、学校では同性愛のことは隠してるので、皆仲の良いお友達。

No.25 14/03/17 16:12
旅人0 


1時限目は、英語。

英語の教師は所謂、女子達皆の憧れの的。

爽やかなお兄さんって感じ。
背も高いし、優しくて、顔もいいとくれば、そうなるよね。

No.26 14/03/17 16:14
旅人0 


[私が、先生だったら可愛い子と次々付き合えるのにな]
などと考えて、ぼぅと先生を見ていると、


『おい、佐々木!授業聞いてるか?俺に見とれ過ぎだぞ』

No.27 14/03/17 16:16
旅人0 


『すいませ‐ん。目の保養してました。』

私が冗談っぽく言うと、クラス中が、笑った。

『お‐い、次いくぞ…』

そして、授業は続いていく。

No.28 14/03/17 16:17
旅人0 


昼休みになり、かおりちゃんが

『あゆみ、英語の時はまじでうけたわ』

お菓子を差し出してくれる。

No.29 14/03/17 16:20
旅人0 


かおりちゃんは、クールビューティー系で、あいちゃんとは真反対だけど、魅力的な子だった。


『ぼーっとしちゃってさ』

かおりちゃんの差し出してくれたおやつを食べながら話した。

No.30 14/03/17 23:03
旅人0 


『明日さ、合コンするんだけど来てくれない?』

『いいよ』

勿論、男に興味はないけど断る理由は言えないし、適当に過ごしてれば、それなりに楽しい場でもあるし、参加するようにしていた。

No.31 14/03/17 23:05
旅人0 


その日、委員会の用事で学校を出るのが遅くなり、時計は20時を回っていた。

こうたにドラマの録画をメールでお願いした。

No.32 14/03/17 23:07
旅人0 


校門を出てすぐに後ろから車が近づいてきて、止まった。

『今帰りか?』

中から声をかけてきたのは英語教師の中村だった。


No.33 14/03/17 23:09
旅人0 


『はい、委員会で遅くなって』

『送ってやるよ、乗れ』

私は、助手席に乗り込んだ。

No.34 14/03/17 23:11
旅人0 


『ぐぅぅぅ』

車に乗った途端に私のお腹が鳴った。

『ぷっ…何か食べるか?』

No.35 14/03/17 23:13
旅人0 


近くのファーストフードのドライブスルーで買い物をして、駐車場の片隅に車を止めた。


『いただきまーす』

私は、ハンバーガーにかぶりつく。

No.36 14/03/17 23:16
旅人0 


先生の分のポテトまで、半分たいらげた。

『よくたべるな』

先生は少し呆れ顔。

『成長期ですから』

私は紙ナプキンで手の油を拭っていた。

No.37 14/03/17 23:18
旅人0 


『佐々木って、彼氏とかいるのか?』

先生の声が少し変わる。

[なんかやばいかも…]

『はい、一応います』

適当に嘘をついてその場を逃れようとした。

No.38 14/03/17 23:20
旅人0 


すっと、先生の手が私の太ももに伸びてきた。

[ちょっ、やばい]

私が手を払いのけようとするより一瞬早く、体が覆いかぶさってきた。

No.39 14/03/17 23:21
旅人0 


私は、太ももをぐっと閉じて、

『先生、やめて下さい』

私は、必死で体を突き放そうとする。

No.40 14/03/17 23:24
旅人0 


『佐々木が卒業するまで、待つつもりだったんけど…』

先生の手が私の胸を鷲掴みにする。

耳元に口が近づいてきたと思ったら、耳の中に舌を入れられた。

No.41 14/03/17 23:26
旅人0 


[力ではかないそうにない。何とかしてやめさせなきゃ。]


先生の手が私の制服をたくしあげようとした時に

『こうた、助けて』

No.42 14/03/17 23:27
旅人0 


その言葉を聞いて、先生の力が一瞬弱まった隙をみて車から逃げ出した。

後ろから先生が追いかけてくるのがわかった。

No.43 14/03/17 23:29
旅人0 


すぐに先生に腕を捕まれてしまう。

『待って、ごめん、悪かった。』

先生は、正気に戻っているようでほっとした。


No.44 14/03/17 23:31
旅人0 


私は、牽制しておこうと先生を睨みつける。

『あんなこと急にして、本当に悪かった…でも、1年の時から佐々木が気になってたんだ』

先生は、ようやく私の腕を離してくれた。

No.45 14/03/17 23:33
旅人0 


『もう2度とこんなことはしない、卒業したら付き合ってくれ』

まさかの告白。

[まじ?!あり得ないわ]

私は、ひいてしまった。

No.46 14/03/17 23:35
旅人0 


『先生、今日のことは全部忘れてあげるから、先生も忘れてね』

そういうと、私はダッシュでその場を立ち去った。

No.47 14/03/17 23:40
旅人0 


近くの駅まで走りきり電車に乗って自宅に戻り、すぐをシャワーを浴びた。

自分でも意外だったのは、嫌悪感は感じていなかったこと。

耳を舐められた時は、一瞬気持ちいいとすら感じていた。

No.48 14/03/17 23:41
旅人0 


ベランダに出るとタバコに火をつけた。

[私って、男もありってこと?!バイセクシャルなのかな…]

頭の中で、色々な考えが巡る。

No.49 14/03/17 23:44
旅人0 


『遅かったじゃん』

こうたが、隣の部屋からベランダに出てきた。

[こうたに話してみようか]

いつでも、何でもこうたに話していてので、そう思ったが、流石に先生に襲われかけたとは、言い出しにくかった。

No.50 14/03/17 23:46
旅人0 


『ちょっとね』

私は、適当にごまかした。
『これ見てくれよ』

こうたが、手紙を差し出した。

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