注目の話題
女性の引越しについて
職場の人との関係(彼氏が良く思っていません)
恋人の返信が来ないのが気になる

愛おしい小さな娘

レス148 HIT数 31696 あ+ あ-

匿名( 40代 ♀ )
14/03/20 16:45(更新日時)

忘れない。
小さな命を授かった事を知った日からのことを。


2007年に再婚をした私達夫婦と家族のお話しです。

2008年1月に天使になった娘。
私達夫婦にとって、彼女の身の上に起こったことで大きな動きがありました。

辛い時・寂しい時に心の支えの一つに成ってくれたミクルに…ミクルの仲間に…私自身の記録として日記ではなく、経過年数がありますので小説として残します。


13/12/06 07:44 追記
感想スレです。
http://mikle.jp/thread/2031703

お言葉を頂けると嬉しいです。
(≧∇≦)

No.2030858 13/11/27 19:48(スレ作成日時)

投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.1 13/11/27 19:56
匿名1 ( ♂ )


主さん あなたの言いたい事が分かりません。

あなたが ここの住人に何を望んでいるのかも…

  • << 3 1さん、ありがとうございます。 小説として投稿しています。 ご了承下さい。

No.2 13/11/27 20:22
匿名0 ( 40代 ♀ )

再婚して、主人の母親の仕事を手伝う様になり初めての大型連休に一人で帰省しました。

『どぅ、新しい生活には慣れた?昭一くんとは仲良くやっている?』
親友の由子に聞かれた。

『うーん…なにかある訳でもないんだけど、浮気してるかもしれない。』
何の根拠も、証拠もないのにそんな言葉が口から自然に出た。

昔から由子との何気ない会話から私の深層心理は導き出される。

自分もビックリすることがある。

『志乃がそう言う時には、当たってることが多いから、暫くは様子を見といた方が良いね。』

そんな会話があったが楽しい連休だった。

志乃…私
昭一…主人
由子…私の親友

  • << 4 それから、主人のことを観察してみる。 かなり仕事が忙しい様だ。 帰りは毎日終電。 朝もギリギリまで寝ている。 お弁当も持っていく。 夕飯もどんなに遅くても家で食べている。 休日は、共働きで土日休みの私とは合わないけれど… 平日休みの主人は、私を会社まで車で送迎してくれる。 土日は、私が送迎していた。 平日も、メールがあり『終電逃した~迎えをお願いしてもいぃ?こんな時間になってごめんなさい。会社の下で待ってて…』 こんな感じで生活していたら、浮気する時間なんて無いよ~って由子に電話をしていた。

No.3 13/11/27 20:29
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 1 主さん あなたの言いたい事が分かりません。 あなたが ここの住人に何を望んでいるのかも… 1さん、ありがとうございます。

小説として投稿しています。

ご了承下さい。

No.4 13/11/27 21:13
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 2 再婚して、主人の母親の仕事を手伝う様になり初めての大型連休に一人で帰省しました。 『どぅ、新しい生活には慣れた?昭一くんとは仲良くやってい… それから、主人のことを観察してみる。

かなり仕事が忙しい様だ。

帰りは毎日終電。
朝もギリギリまで寝ている。
お弁当も持っていく。
夕飯もどんなに遅くても家で食べている。

休日は、共働きで土日休みの私とは合わないけれど…
平日休みの主人は、私を会社まで車で送迎してくれる。

土日は、私が送迎していた。
平日も、メールがあり『終電逃した~迎えをお願いしてもいぃ?こんな時間になってごめんなさい。会社の下で待ってて…』

こんな感じで生活していたら、浮気する時間なんて無いよ~って由子に電話をしていた。

No.5 13/11/27 22:15
匿名0 ( 40代 ♀ )

『昭一さんがお休みの日、志乃が仕事中の9~5時は何しているの?聞いた事はある?』

と由子に聞かれた…

『睡眠時間の少ない人だから寝て過ごしていると思う。』

この前のお休みの日、5時少し前に電話をした時には買い物に来ている。と言ってたっけ?

買い物好きな人だから気にしていなかった。


由子は、私達夫婦を付き合い始めから知っている。

由子の彼氏と4人で食事をしたり、たまには3人で買い物したりもしていた。

私より、由子の方が昭一の浮気を疑っていた。

No.6 13/11/27 22:53
匿名0 ( 40代 ♀ )

主人の休みの日に車を買い替える為に、知り合いのディーラーへ来ていた。

ここには主人が欲しい車種は無いのに…しかも私の仕事が終わってから…

買う気もない車種なのに試乗したりして誰かを待っているみたいだ。

私は『後ろのドアがスライドが良いんだけどなぁ~
子供が出来たら後部にチャイルドシートを付けても狭いPでも楽なんだよ~』

『この次に替える時にはそうしようか。今回は最後の我が儘と思って通させて』とお願いされている。

なのに何故ここに来ているんだろ?と思った。

真新しい黒い車がスッと入ってきた。

昭一の希望の車。
納車だった。

点検等でディーラーへ持って来る事や、引っ越してきて近所に慣れていない私の事を考えて、無理を言ったらしい。

この気の遣い方が凄く嬉しかった。

No.7 13/11/28 01:08
匿名0 ( 40代 ♀ )

納車をしてから一週間後に生理が遅れている事に気づいた。

検査薬は一年以上前に購入したのが有った。

結果は妊娠可能性アリだった。

うっそだぁ~(*^o^*)
検査薬が古いのかと思い半信半疑で扉を開けて携帯を弄っている主人に事となりを話した。

直ぐに新しい検査薬を求めてドラッグストアに新車で行き、もう一度検査をした。
結果は同じ。
妊娠可能性アリだった。

No.8 13/11/28 08:51
匿名0 ( 40代 ♀ )

私にとっては初めての妊娠でした。

まさかこの歳で妊娠するなんて…

月並みだけど、嬉しさと不安で心はいっぱいだった。

ハイリスク妊婦。
そう、年齢と今は治まっている甲状腺の病気と、これからの生活。

昭一とだったら乗り越えていけるかな。

彼の前の離婚の理由や話しを半分はリアルタイムで知っていたから…素直にそう思えた。


No.9 13/11/28 15:05
匿名0 ( 40代 ♀ )

『結婚して地元を離れた経験のある女性に話しを聞きたい。』って後輩がいるんだけどと、古い友人に紹介されたのが6歳も下の昭一との初めての出会いだった。

彼は、地元で大学を卒業後に就職して実家暮らし。
同僚とのコンパで知り合った看護学生とグループ交際みたいな感じから1人の女の子と同棲→できちゃった婚。

当時、里帰り出産の為に他県に帰省していた若い奥さんが『戻って知り合いが居ない土地で…1人で子育てをしていく自信がない。こっちで3人で暮らしたい。』と言われて悩んでいた様だ。


子供を産んだ事の無い私に聞いても…意味ない様に感じた。

地元から離れた事の無い彼は、進学や就職で地元を離れ、そこで結婚を決意した奥さんの不安な心境を理解したくて、色んな女性から話しを聞いている様だった。

私は、独身の頃は県内だけど地元から離れて親からも独立していたし、結婚後は県外で元旦那の地元で生活していた。

離婚後、昭一と知り合った時も地元で生活はしていなかった。

『同じ関東圏内なので生活の為にも高収入な職を失う訳にはいかない。たまに寂しくなるとこぉやって地元には帰って来るよ!要は自立しているか、いないかだよ~!守って貰えて、心配して貰える奥さんは幸せだね。』と無責任に適当に話した。

No.10 13/11/28 15:32
匿名0 ( 40代 ♀ )

電話もアドレスも交換はしていなかったので音信不通だった。

その年の年末。
車で帰省中に渋滞にイライラしていた時に由子から携帯に電話が入った。

『どこまで帰ってきたぁ?飲みの相手がつまんないよ~志乃早く帰ってこぉ~い!』と…
夕方なのに、もぅ酔っ払いが誕生していた。

『県内入って国道を避けて横道に入ったまでは良かったがルートで思案中。どこに出ても混んでるよ~』

『今、ドコの辺りですか?』

誰???
誰かが由子と電話を変わった。

聞いたことの無い男の声。

しかも、礼儀正しいぞ!
『由子の新しいペット君?』

裏道を教えて貰い、やっと由子の元へ着いた所でペット君も私を待っていた。
尻尾を振って陽気な
昭一だった。

話しを聞いてから半年ぶりの再開だった。

No.11 13/11/28 17:55
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 10 『あれからどうした?』

『カミサンの実家のマスオさんしてますよ~(笑)』

昭一は、会社を辞め関東でも北へ引っ越し、年末で帰省してフラッと思い出して来て、酔っ払い由子に捕まったらしい。

この店は、私と由子と昭一を紹介してくれた男性がバイトしていた店。

この店で彼の話しを聞いて由子と私は『奥さんは昭一にこんなに愛されて幸せだねぇ~。最終的にはノロケだね。ごちそうさんっ』と言ったのだろう。

彼がマスオさんで理不尽な言葉や態度で奥さんや義父母に責められていても、我慢強くいられるのは、奥さんや生まれたばかりの子供を愛しているからだろう。
と思っていた。

盆暮れ正月GWの大型の休みの時の飲み仲間になっていた。

No.12 13/11/29 05:28
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 11 再就職して地元に帰ってきたと聞いた。

『子供がいたら志乃さんは離婚しなかったですか?』

彼は、色々考えていた。

私は、結婚も離婚も私の意志でしたこと。

 子供を生み育んでいたら…か…

望んだ時期もあったが現実には子供が出来なかった。

子供が意志決定をできる歳になるまで離婚はしなかったかな。

自分が作った家族を維持する為、子供の事を考え、離職して、子育てする奥さんの為にマスオさんしてきたけど…もう無理だと悲しい表情で話し始めた。

話しが深くなる程に胸が締めつけられていく内容だった。

決定的なのは『子供は自分と血が繋がってない可能性がある。子供の為に今は事実を追及したくない。』との事だった。

暫くして離婚調停が始まった。

色々と聞いてくる彼に、自分が離婚しようと考えた時に購入した本を頼りに答えた。

母子家庭の友達にも色々と公的サポートの内容を聞いて、奥さんの地元の役所に確認した方が良いと助言をした。


調停の日には言葉が上手く表現できない彼にメールでやり取りした。

奥さんの要求に対し、メンタル的に弱ってて思考回路が動かない彼の負担が少しでも減る様に状況を整理して、彼の気持ちを柱にして言葉を選んだ。

今にして思う。
私がしたこの行動がとても大きく私の人生を変えていった。

No.13 13/11/29 05:44
匿名0 ( 40代 ♀ )

この頃の私。

離婚して1人暮らしをしていた。
…が…部下の女の子が離婚して犬を連れて転がり込んできていた。

幸いにも住んでいた所はペット可な物件だった為だ。

離婚して寂しい生活が一気に忙しいけど楽しくなった。

女の子とシェアなんて人生に1度あるか無いかの経験。

親も、1人より2人だね。なんて気楽な事を言ってた。

No.14 13/11/29 10:49
匿名0 ( 40代 ♀ )

シェアをする事で金銭的にも負担が減り、離婚をしていた事で自らの収入で生活をしていく。
精神的にも順調だった。

こんな暮らしに、他の独身の同僚達とも交流が増えて、今でいう女子会も増えた。

それと比例するように、地元の友達の飲み会にも参加する事が少なくなった。

ある日、由子から『
相談がある。そっちに行くから食事でもしよう。』ということだった。

No.15 13/11/29 11:46
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 14 ピンポーン♪
由子は…昭一とやってきた。

順調にいけば車で片道1時間半の道のり…

昭一が来るなんて聞いてなかった。

シェアの友達には、由子が来ることを話してあったが、昭一は予定になかった。

シェアルールで、女子なら事前に報告しておけば、入室&お泊まりOKってなっていた。

希美から『だったら家で食事は3人でしよう。その方が出掛けるよりゆっくりと話しが出来るでしょ。』と提案されていた。
由子にも話してあった。

由子に肝心なシェアルールを話していなかった。

昭一だけ帰す訳にもいかなかった…

希美に事情を話して、外食に変更しようと思っていたら…
『せっかく時間かけて来てくれたお友達だもん。2人がOKなら良しとしよう。』と言って暖かく友人2人を迎え入れてくれた。


希美も私と同じだった。

地元から出てて、離婚して実家に帰らずにいる女性。
友人が少なかった。



希美…私のシェアメイト

No.16 13/11/29 12:08
匿名0 ( 40代 ♀ )

食事を終え、飲んでる様子をみてると、希美と由子は本当に今日が初対面なのか?というくらいに打ち解けていた。

ここにいる4人は全員バツイチだった。
そんな事もあって打ち解けるのが早かったのだろう。

由子の相談も、再婚をしようか?どうしようか?という話しだった。

昭一も気になる女性がいるけど…という内容だったので、離婚して間もない希美は真剣に2人の話しを聞いていた。


帰りの心配をしてヤキモキしていた私を希美の『2人共泊まっていけば良いよ。』この一言で、男・昭一では無く、バツイチ仲間として認識された様だ。


由子や希美みたく男友達の泊まりに対してオープンになれない私は困惑した。


No.17 13/11/29 12:35
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 16 男女関係の面倒な事に巻き込まれたく無かった。

飲んだ弾みで…
みたいなことに第三者として巻き込まれるのは嫌だった。

だから男を泊めるのは反対!

と言ったけど…
希美と由子は
『ナイナイ。そんな度胸は昭一くんには無い。仮に何か有ったとしても志乃には言わない。巻き込まないから安心して、それより飲もうよ!』だった。。。

昭一も『お姉さま方には手を出せません。あとが怖いもん。』

どこまで本気なのか、酔っ払ってるのか…

なんだか仲間外れにされた気分になり、アルコールが無くなり掛けてたので外に出た。

No.18 13/11/29 13:02
匿名0 ( 40代 ♀ )

昭一が追いかけてきた。

これでも見かけは男なんで防犯対策にはなるでしょう?

時計を見ると1時を回っていた。

思っていたより昭一が全然酔っていないのに驚いた。

運転して帰るつもりでいたからほとんど飲んでいなかった…これから本気で私と飲み比べをするから買い出しにも来たと…

昔からお酒は強い方だった。
記憶が無くなるまで飲んだことが無い。
気付いたら周りが潰れてるのだから…
お酒の席や後での不祥事は面倒で仕方なかった。
いつも素面に近い自分が後始末をしてきたから。

前の旦那も付き合っていた頃は、全然酔わないタイプだと思っていた。

しかし、結婚してマイホームを手に入れてから酒乱が出てきた。暴言、暴力…
気の小さい人だった。

No.19 13/11/29 13:24
匿名0 ( 40代 ♀ )

結局、3人共酔い潰してしまった。

目を覚ます時間だけ気をしていれば、何事も無いだろう。

と変な責任感からそう思っていた。

心底、男を信用出来なくなっていた。

犬の散歩とご飯があるので、寝ずにいつもの時間でシャワーを浴び、朝の散歩と朝食変わりの味噌汁を飲み、犬にエサを与えた。

犬のエサは、主従を解らせる為には、絶対に自分の食事を犬に見せて、その後に与えなければ躾や信頼関係の基本が出来ないと、お隣のゴ-ルデンと障害をもったダックスの多頭飼いをしているご主人に教えて貰った。

このおかげなのか、希美が連れてきたウェスティは、私には従順で頭の良いワンコだった(笑)

No.20 13/11/29 13:45
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 19 ウトウトしていると、由子が専用庭でワンコと遊んでいた。

ぼぉ~っと眺めている私に気付き、戻ってきた。
コーヒーを入れてあげると『昭一くん、何で連れてきたか解るでしょう?』

『何となくは…』と言って微笑んで返した。


昨夜話していたことは、由子と昭一のことなんだろうと。


朝食を済ませ二人が帰る時。
昭一に『今度、電話します。夏期休暇待ってます。』と言って帰って行った。


No.21 13/11/29 14:09
匿名0 ( 40代 ♀ )

本当に電話があった。
チマチマ、と…
どうでも良いこととか…
彼がやっているサッカーのこととか…

夏期休暇になり、私は実家に帰省せずに仕事に追われていた。
希美は帰省しワンコとの暮らしだった。

土日の2日間だけはお休みできた。

昭一から、サッカーの試合がそっちであるから、見にこないか。との誘いがあった。
用事もないので気晴らしとワンコをドッグコースで遊ばせてみたかったのでOKした。

迎えに来てくれた。

ワンコのゲージやら荷物も多いので自分の車で行くつもりで積み終えたばかりだった。

車に臭いもついてしまうしと断ったのに…

結局、彼の車を私のPに置いて、私の車で行く事になった。


久しぶりの広い場所に大興奮のワンコ。
走り疲れた私は、彼や彼の友達に任せた。
犬って場を和ませてくれるよな(笑)

試合観戦。
いつもの彼とは別人で生き生きとしていた。

帰りの車で由子の事を聞いてみた。

No.22 13/11/29 14:25
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 21 『由子さん?…は…彼氏と3人で飲んだり食べたりカラオケ行ったりと良くして貰ってますよ!』

?????…

『3人でって…由子の彼氏は昭一くんじゃないの?』

『なんで僕なんですか?寛さんって人がいますよ!知らなかったんですか?』


頭がパニックで付いてイケてない。

寛は知ってる。
長期出張の多い何かの技術者。
いつも由子が1人にされる。キャバが好きで出張から帰ってもキャバ遊びが止められない寛。

『志乃さん、好きです。再婚前提に付き合って下さい。』

???はぁ~???

No.23 13/11/29 16:11
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 22 再婚って??
誰と誰が?
私と昭一くんが?

有り得ない!

年下となんて付き合ったことない。
無理無理無理。

そんなこと考えたことない。。

断る!絶対に無理!


心臓がドキドキして浮かんだ言葉を次々に口走っていた…


『酷い言われ様だなぁ…考えたことが無いなら、考えておいて。じゃぁ、また連絡します。』
とその日は帰って行った。


希美ぃ~早く帰ってきて~(泣)
ワンコと一緒に希美の帰りを待った。

No.24 13/11/29 16:44
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 23 相談した相手がことごとく外れた。

みんな付き合ってみたら?
と言う。

女性に相談するからイケないんだ。
と思いバツイチの専務と一緒に仕事をする機会があった。

付き合うってどう考える人?と質問された。

普通に恋愛してきたつもり。

生活圏内の年上の男性に告白され、気にして、気になって好きになって…みたいな恋愛しかしていない。

元旦那も…
その前の彼氏も…
初めて付き合った彼氏も…
付き合うと年単位で付き合っていた。

由子や希美からは何でそんなに続くの?と聞かれるが解らない。

よく考えてみたら、恋愛してない期間って高校時代から考えても、今が一番長いかも知れない。

彼氏いない歴、離婚して1年経っていた。

お彼岸に帰る事にした。

No.25 13/11/29 17:14
匿名0 ( 40代 ♀ )

昭一くんと会い正直に話した。

年下と付き合ったことが無い事。
遠距離も無い。
再婚は、もっとハードルが高く考えている事。

もっと気楽に考えて一緒に色んな経験をして、話し合ってお互いを知っていこう。

遠距離と言っても車で1時間の距離だから毎週行くし!とアクティブなことを言われた。

そうだった、この人は離婚前には、都内越し県を跨いだ所までの元嫁の実家までの距離を毎週往復していた体力の持ち主だった…若いって…感覚が違う。

痛感するのはこれからだった…

とにかく、付き合ってみることにした。

No.26 13/11/29 17:39
匿名0 ( 40代 ♀ )

とにかく、出掛けた。
毎週の様に…
時には希美やワンコと共に…

ショッピング、映画、スポーツ観戦。
ドライブ・温泉にスノボ…

勿論、彼の試合のサッカーにも見に出掛けた。

大学時代のサ-クル仲間や再就職先の社内クラブの2つに所属していた…

何でこの人は…こんなに一緒懸命なのだろう?と思った。
体力もあるし、顔だって悪くない。
身長だって低くない。
私じゃなく、もっと若い娘の方がお似合いなんじゃないかって、過ごす時間は楽しいけれど…いつもそう考えていた。

No.27 13/11/29 18:21
匿名0 ( 40代 ♀ )

よく晴れた休日に気持ちよく、部屋の掃除やらワンコ用具の手入れをしていた。


一本の電話が入った。
幼なじみからだった。
『どうしょう。元旦那が自殺したって、連絡があったの…どうしょう…』泣き崩れていた。

自殺したのは、高校時代の先輩。
私が幼なじみと引き合わせた様なもんで、離婚する時も金銭面だけが問題で、子供3人を育てていく為に別れた夫婦だった。

『とにかく直ぐ行く。』

私は震えていた。

当時の話しをした時に、昭一は私の動揺が手に取る様に解っていたと言っていた。

『乗せていくから、早く支度して』と…

No.28 13/11/29 18:59
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 27 幼なじみの家に着いた時には夕方になっていた。

入っていくとリビングに知らない男はいるが子供達の姿が無かった。
『子供達は?』
『上の部屋にいる。』

あがっていって子供達を見て安心した。

笑顔で各々何かをしていたみたいだ。

中1の長女『志乃ちゃんだぁ~やっぱり何かあったんだね。ママがずっと下で泣いてるの…〇〇君が上の部屋に行っててって…志乃ちゃん何があったの?』

まだ小6なのに…
小さい頃から、しっかりとし過ぎるくらいの長女。
親の離婚を経験しているからなのか…長女だからなのか…

何時もこの家の問題で私が呼ばれた時には、滅茶苦茶に甘やかせてしまう。

『〇〇君っていつ来たの?』
『ママの彼氏で一緒に住んでるよ~』

何とも言えない気持ちになった。
何人めだよ…正直ウンザリした。

『志乃ちゃんもまだチャンと聞いていないの。お話し聞いてくるけど、お腹は空いてない?』
『空いてるぅ~♪』
3人共笑顔で答えてくれた。

昭一に3人の食事を買ってきて貰う様にお願いをしていたら…
しっかり者の長女が『志乃ちゃんのお友達?彼氏?』と興味深々で聞いてきた。

『お友達です。一緒に行ってくる?』と聞くと、一緒に行くと言った。下の二人も長女に付いていくと…
『おじちゃんをファミレスまで案内して欲しいなぁ~♪何でも食べていぃよ~♪』と子供達を食事に連れ出してくれた。


この子達を見ていると本当に涙が出そうになってくる。

No.29 13/11/29 19:06
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 28 訂正:幼なじみの所の、しっかり者の長女は、当時小6から中1にあがる春の出来事でした。
表現が曖昧ですみません。

No.30 13/11/29 20:29
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 29 4人を車まで送り、昭一に3人をお願いした。

3人共ママが泣いてて不安で離れたくないのではないかと案じたが、そうでも無いらしい…
子供のいない私は、いつも子供に聞いてしまう。


昭一は、ファミレスを出る前に私の携帯に電話をすると言ってくれた。

さて、どうしたもんだか…どこから話しを切り出した方が良いのか…
思案しながら部屋に入った途端に電話が鳴った。

亡くなった先輩のお姉さんからの電話だった。

事情を聞いた。
葬儀は、解剖が終わってから執り行う。
警察は一週間はみて欲しいと言われたとの事。
気がかりは、やはり子供達の参列だった。

今、幼なじみと子供達の所へ来た事を伝えた。

お姉さんも葬儀の事で電話をしたら…
話しに成らなくて誰か変わりの人はいないか?と聞いたら、私の名前が出てきたらしい。

とにかく、子供達はどうするの?

出来れば話したくない。でも長女だけは地元で中学にあがるし、周りの同級生の親が知り合いだったりするから、亡くなったことは他人から耳に入るよりも先に本人に伝えておきたい。でも何て話したらいいか解らないし、自分から言えない。

って…おいおい‥そこの男はなんの為にいるんだ?
アナタを支える為にいるんでしょう?
アナタ1人ぢゃ出来ない事でも出来る様にする為に居るんじゃないの?
と心の中で突っ込みを入れつつ…


この混乱状態でも、元旦那のことを、この男の口から子供に伝える訳にはイカないと判断しただけで、良しとしなければ…

  • << 32 帰ってきた長女を膝の上で抱きしめ、話し始めた。 幼なじみは、彼氏に持たれかかり泣きながら私達を見ていた。 亡くなったことを伝えた。 『父ちゃんと会える?』と聞かれた。 『葬儀にはママは行かないよ。』と… 『葬儀の連絡が来たら、志乃ちゃんが連れてってあげる。』 と約束をした。 10日を過ぎても連絡は無かった。 目を覚ましたら病院のベッドにいた。 心身共に限界がきていた。 希美が見えた。 『よかった。疲労で倒れたんだよ。2~3日の入院。お母さんは明日来てくれるって…』 と心配そうに手を握ってくれていた様だ。暖かく有り難く感じた。 携帯の着信を見た。 先輩のお姉さんからの着信を確認した。 直ぐにベッドから起きる体力は無く、時間を見たら夜中だった… 翌朝には起き上がれた。 お姉さんに電話を入れた。 明日の正午に荼毘にふされる予定だけど、子供達を最後に会わせるつもりなら、それまでに斎場へ連れてきてあげて欲しいと言われた。 幼なじみの母へ連絡し、長女を斎場へ連れて行く様にお願いをした。 幼なじみは、実家と色々とあり絶縁をしていたのだ。 仲直りになるキッカケになってくれたら良いのだが…遠い道のりに感じた。

No.31 13/11/29 21:05
匿名0 ( 40代 ♀ )

感想板を立ててきました。

お言葉を頂けたら幸いです。

No.32 13/11/30 13:01
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 30 4人を車まで送り、昭一に3人をお願いした。 3人共ママが泣いてて不安で離れたくないのではないかと案じたが、そうでも無いらしい… 子供のいな… 帰ってきた長女を膝の上で抱きしめ、話し始めた。

幼なじみは、彼氏に持たれかかり泣きながら私達を見ていた。

亡くなったことを伝えた。
『父ちゃんと会える?』と聞かれた。

『葬儀にはママは行かないよ。』と…

『葬儀の連絡が来たら、志乃ちゃんが連れてってあげる。』
と約束をした。


10日を過ぎても連絡は無かった。



目を覚ましたら病院のベッドにいた。

心身共に限界がきていた。

希美が見えた。

『よかった。疲労で倒れたんだよ。2~3日の入院。お母さんは明日来てくれるって…』
と心配そうに手を握ってくれていた様だ。暖かく有り難く感じた。


携帯の着信を見た。
先輩のお姉さんからの着信を確認した。

直ぐにベッドから起きる体力は無く、時間を見たら夜中だった…
翌朝には起き上がれた。

お姉さんに電話を入れた。
明日の正午に荼毘にふされる予定だけど、子供達を最後に会わせるつもりなら、それまでに斎場へ連れてきてあげて欲しいと言われた。

幼なじみの母へ連絡し、長女を斎場へ連れて行く様にお願いをした。

幼なじみは、実家と色々とあり絶縁をしていたのだ。

仲直りになるキッカケになってくれたら良いのだが…遠い道のりに感じた。

No.33 13/11/30 13:13
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 32 昭一からは、何度もメールや電話がきていた。

由子から入院した事を聞いていた様で落ち着いたら連絡が欲しいと最後のメールにあった。

退院をし、日常も取り戻しつつもあった。

何故か昭一とは、連絡も会いたくも無かった。

仕事の忙しさを理由にして連絡を避けていた。


退院してから1ヶ月が過ぎ様としていた頃の休日に突然昭一が来た。

希美が家へ招き入れた。

No.34 13/11/30 13:19
匿名0 ( 40代 ♀ )

『由子さんから話しは聞いた。色々大変だったね。』
と肩に手が触れ様とした瞬間に私は避けた。

しかも泣きながら…

空気が変わった。

『ごめん。』

自分でも何に対して何故怒っているのか…何故泣いているのかさえ判らなかった。

No.35 13/11/30 13:45
匿名0 ( 40代 ♀ )

『何に対して謝ってるの?意味わからない。』

『わからないよ。』

『何で今ココに昭一がいるの?』

『なんで、こんな人を入れるの!』

『会いたくない!話すこともない!』

『何も出来ないなら、最初からほっといて!そっとしといて!』

感情的に言葉を投げつけた。

希美は、こんなに感情をあらわにした私を初めて見た。

何て言葉をかけたら良いか判らなかった。
と後になって話してくれた。

私自身も、この時には何故こんな感情が溢れたのか理解出来ずに持て余した。

言葉が出尽くしたのか疲れきっていた。
何時間もそのままでいた。

『何やってんのよ!!どうした?』

由子の声に驚いて顔をあげた。

No.36 13/11/30 15:53
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 35 ポツリポツリと由子に話した。

昭一との事、先輩の死を知った時からの事…

もっと素直に話しなよと由子は言った。

私は昭一と二人で外に出された。


私は、そんなに強くはなって無かった。
昭一に自覚なく甘えていた。
いつも一緒にいて支えて欲しかった。

離婚も離婚後も全て1人で決めて頑張ってきた。

それと同時に、好きな人に頼って支えを失うことが怖くて、甘えることが出来なく成っていたみたいだ。

自覚は無かったけど由子が言うように、昭一に『会いたい、来て欲しい。』と思っても忙しいんだろうな?とか遠慮をして言えなかった。

昭一が来る事が…
一緒にいることが…当たり前になっていた。

No.37 13/11/30 16:37
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 36 あれから一年半後、
私は新しい苗字になって、地元に近い、今も住むこの街に引っ越してきた。

いつも主人と一緒だった。

生活にも慣れ初めて、義母から仕事を手伝って欲しいと言われ、義母が勤める会社に再就職をして間もなくの妊娠だった。

いきなり有休を取り主人と家で過ごしていた。
主人の携帯が朝から何度か鳴っていた。

会社からの電話だろうと口振りから想像出来た。

リビングを抜け洗濯物を干していた時に何気なく聞こえてきた会話。

♪♪♪
『…急になんだよ。無理だよ。』

♪♪♪
『何度言っても、無理。』

♪♪♪
………
♪♪♪
………

おかしい…

リビングへ入り、ニコニコしながら…
『携帯見せて。』
と言って手を出した。

バツの悪そうな顔をして私の手に乗せた。
瞬間に♪♪♪携帯が鳴り相手の名前が表示された。

『出ないの?』
『もぅ、いぃ…』
『じゃぁ、私が出る。』


『もぅ、何とか言って出てきてよ…待ち合わせの場所にいるから…』

『お待ち合わせですか?』
と言った途端に切れた。

そのまま無言で…
メールを確認、転送、アドレス帳も転送。
次いで聞いてみた。
『写真はあるの?あるなら表示して』と手渡した。

表示されて返ってきた。
写真にはバスタオルを巻いてカメラを覗き込んでいる私と同年代の女性の姿が映っていた。

転送。

No.38 13/11/30 22:29
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 37 携帯を返した。

再婚する時の約束の一つ。
勝手に相手の携帯は見ない。
見たい時には言う。
言われた方はその場で渡すこと。

と成っていた。


混乱していた。
何を聞いて良いか判らなかった。

数日間は何事も無かった様にいつも通り必死に過ごした。

相変わらず、終電で帰宅する主人。
1人で過ごす時間が辛かった…
妊娠したばかりで誰にも相談が出来なかった。

離婚も考えていた。

けど…お腹の子の事を考えると簡単には口に出せなかった。

私1人ならどうとでも生きていける。

離婚をしたら今の仕事も辞めなければならない。

育てることが出来るのか?

とても不安に成った。

昭一はどうしたいのだろう?
何を考えているのだろう?
本気なのか浮気なのか?

先ずは話し合わなければ…

No.39 13/11/30 23:39
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 38 そろそろ、病院も選ばなくては…
義母に相談した。


主人の従姉妹が出産したばかりだったのでお祝いを持っていき話しを聞いてきた。

平日・土曜日も遅い時間まで診てくれる。働いてる妊婦には助かるよ。
妊娠期間中のスポーツも提携して病院がバックアップしてくれるから安心だし。

ドクターも気さくなおじいちゃんで話しやすい…
ただ、凄く混んでいるとの事だった。

いくつか通えそうな病院をインターネットの口コミで調べてみたが、どこも出産まで取り扱ってなかった。
出産まで一つの病院で診て欲しかった、情報源が少ないので、従姉妹と同じ病院にすることにした。


妊娠を知った時の喜びが、手放しで喜べなく成ってしまった。

No.40 13/12/01 00:24
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 39 『3ヶ月に入ってますね。
予定日は…来年の1月19日です。』

実姉から、早く行くとモニターで確認が出来ないこともあるから少しズラして行くといいと聞いていた。


モニターを録画して持たせてくれた。

ドクドクドク…
心拍の音まで聞こえてくる。
袋みたいな卵みたい。

これが私の赤ちゃんの映像?

不思議だった。
でも、何時までも見ていたかった。

帰りの電車の中で、決意をした。

この子の為に、ハッキリと昭一の気持ちを聞かなくては…

No.41 13/12/01 00:36
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 40 珍しく早く帰ってきた。

『どうだった?間違いじゃないよね?』
子供の様な笑顔で嬉しそうに聞いてくる。

病院から貰ったビデオを出した。

早速デッキに入れて小さく動く我が子を見つめている。
何度も巻き返しては見ていた。

『ずっと見てたいよな。不思議だよな。ありがとう。』

この前の女性のことなんて無かったみたいな、はしゃぎ様に聞けなかった。

帰りの決意は簡単に崩されてしまった。

No.42 13/12/03 17:37
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 41 由子に報告の電話をした。

妊娠と浮気…の報告。

『両極端だけど、夫婦にはついて回る話だよね。志乃はどうしたいの?』

そぅだ、私にも選択の余地はあるのだった…そんな事すら忘れていた。

由子は聞いて来た。
『離婚をするのかしないのか?子供を産むのか産まないのか?』

えっ?
『産まないって選択は無いよ。』

『1人で育てるってこと?』

それも、想像していなかった。

本当になにも考えてなかった。

ただ、昭一がどうして浮気をしたのか?
これからどうしたいのか?

No.43 13/12/04 01:22
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 42 ある日、昭一からメールで『上司から急に飲みに誘われた。遅くなるから先に休んでて…』とメッセージが入っていた。

1人で夕飯を済ませ、いつもより早く湯船に浸かって、由子に言われた事を考えていた。

『前の離婚だって、子供が授からなかったから、だだの独身に戻れたんだよ。子供のことは……良く考えた方がいい。』

腹部をさすってみた。
まだ、外見上も全然変化は無かった。

今なら離婚も堕胎も選択肢にある。ってことだ………

まだ小さい卵みたいな映像とドクドクッといってる心拍を思い出した。

その映像を笑顔で見る昭一の事も思い出して考えてしまう。


今頃、あの写真の女性に会っているのではないか?と思うと悲しく成って涙が出てしまう。


なぜこんな思いをしなくちゃならないの?

私の何が気に入らなかったの?

私が何をしたの?

教えて欲しかった。
けど、聞いた後の落胆するのが怖くて聞く勇気が無かった。

そんな答えの出ないことばかりを考えていた。

No.44 13/12/04 10:55
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 43 昭一は、相変わらず…いやそれ以上に気遣ってくれた。

私の体調をなのか、お腹の子供の成長なのか解らないが…


休みの日の送迎を積極的にして、家事をも手伝ってくれた。
発覚前は朝も起こしたり、帰りも連絡してから来て貰っていたのに…
発覚後は自ら起きてきた、帰りも5時にはいつもの場所に来ていた。


迎えにきてくれた車の中、ふっと考えずに出た言葉。
『この車にあの人も乗ったの?』

『……ごめん、乗せた。』

『はぁ……いつから?』

息苦しくなり深い呼吸をしてから出た言葉に自分でも棘を感じた。


『そういう関係に成ってから半年…』

ショックは倍増した。
半年前って…仕事を始めたばかりの頃。
義母に気を使いながら新しい職場で馴染む努力をし、慣れない仕事も覚える努力をしていた頃。
専業の時とは違い、少ない時間で同じ様に家事も総てこなしていた…
頑張り始めていた頃。

納車した時には既にそういう関係だったんだ…
車種を選ぶ時に、子供のことまで想像していた自分がおめでたく悲しかった。

これ以上聞きたくなかった。

自分だけの場所だと信じていた助手席を汚された様に感じて、同じ席に座っている事に耐えられなかった。

『気持ち悪い。車停めて。』

冷や汗をかきながらやっとの思いで伝えた。

『大丈夫?病院にいく?』

病院???
そうだ、私は妊娠していたんだ。

この気持ち悪さが悪阻なのか、メンタル的なのか…自分でも判断できなかった。

No.45 13/12/04 11:32
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 44 夕焼け空を眺め、無言で風にあたっていた。

暫くすると気持ち悪さは薄れていた。


いつもの様に一週間分の食料を買い、気持ち悪さは無くなっていた。

けれど食欲は落ちていた。


夕飯後に『話しを聴いて欲しい。』と昭一は言った。


相手は以前に昭一が離婚する前に話しを聞く為に知り合っていた人妻。

久しぶりに連絡がきて会う様になり、相手の夫婦仲が悪く相談にのっていた。

そのうちどちらから誘った訳ではなく肉体関係を持った。
とのことだった。


私も離婚を経験しているが、理解不能だった。

夫婦仲の相談を、夫婦とは関係の無い、異性の他人にして問題が解決出来るとは思えないからだ。


昭一が私に何を伝えたいのかサッパリ解らなかった。

No.46 13/12/04 12:03
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 45 『いつ会う時間を作っていたの?』

『自分の休みの日の昼間。』


由子が想像していた通り。


朝に私を送り、迎えに来るまでの9時~5時の間だった。


『他の日は?』
『月に一度くらいは残業といって夜に会ってた。』

もぅ、何が何だか解らない。
処理不能状態。

昭一を信じて再婚をし、家事も仕事も頑張って、義母の昭一に対する愛情からくるアドバイスも受け入れ気遣ってきたのに……頑張ってきたのに……

信じてた自分が嫌になった。
何もかも放り投げたかった。

自活出来るだけの収入が貰える会社を辞め、希美とワンコとの楽しい生活を解消してまで手に入れた再婚がこれ???
冗談じゃない!!

『離婚する。慰謝料も2人に請求させて貰う。子供は………』言葉に詰まった。


お腹の子はママの声が聞こえていると云う。

言葉にしてはイケない言葉を言いそうになり、泣き崩れた。

No.47 13/12/04 13:20
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 46 『離婚なんてしない。志乃ちゃんが嫌だって言っても絶対にしない。』

『じゃぁ、どういう覚悟で浮気なんてしてるのよ!なんで浮気なんてしたのよ?』

昭一の浮気の理由は出なかった。

彼女とは発覚した電話以降、別れ話しをする為に一度は会ったがそれ以外は会ってないと言う。

それも、嘘としか思えなく成っていた。

『携帯みせて』
着信も送受信メールも削除された痕跡が残っていた。

『信頼出来ない人と生活していく事がどれだけ辛いか一番良く知ってるでしょう?』

静かな口調で攻めた。

そのままメールの設定を自動転送にして、その事を伝えた。

離婚したくない理由なんて訊いてない。浮気をした理由を訊いてるの。
気持ちに隙があるから浮気なんてするんだよ。

まだ、相手が若くて私がどんなに努力しても出来ない理由なら納得したくないけど…するしかない。
昭一は6つも下なんだから、一度くらいの浮気は流すことも必要かも…と考えるかもしれない。

けど…けど…

この相手では、絶対に不可能であった。

No.48 13/12/04 14:50
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 47 相手の自宅の住所、家族構成など調べ様がなかった。

訴えるにも自宅が解らなければ訴え様がない。

先手を打つに越したことはない。

土曜日に由子をランチに誘った。

妊婦の私を気遣い30分の距離になったので車で迎えにきてくれる事になった。

エントランスへ降りていくと黒い小さな車から由子が手を降っていた。

『車変えたんだね~🎵いつ変えたの?』

『体調はどぅ?』
『あっタバコは駄目だよね(∋_∈)』

他愛もない会話をしながら海の見えるレストランに入った。

食べ終えて海を見ながらお茶をしていた。

昭一への気持ちを全て話した。

離婚して、相手と昭一を訴えて慰謝料請求も考えている事。

相手の名前と携帯は解るが…住所が解らない事などを話した。

由子の顔色が曇った。

『さいとう』じゃない?

『なんで…知り合いなの?まさか由子…私に内緒で知ってて黙認、傍観していたわけ?』

完全に疑心暗鬼に捕らわれていた。

親友の由子にすら疑い深くなっていた。


由子は、女の顔に成っている私を豪快に笑い飛ばして話してくれた。

ある日のことを…
今まで、話すか話さないか……自分の勘違いかも知れないし、必要がないなら話さない。と思っていたと話してくれた。

No.49 13/12/04 14:58
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 48 由子は、車を変え慣らし運転の為にドライブをしていた。

私を驚かそうとナビをセットして車を走らせていた。

ホテルの前を通り掛かった時に、出口からウチの車が出てくるのを発見。

こんな偶然があるんだぁー🎵
私を冷やかして、からかってやろうと私に電話を入れたが出ない。

『どうせ、志乃に会いにいくつもりだから、このまま付いて行こう!ビックリするだろうなぁ~(笑)』
…と思って尾行した。

私の勤める会社の隣駅の少し大きめの商店街の付近のコインパーキングで停車。

助手席から姿を表したのが私たちと同年代の見知らぬ女性。

ピンときたらしい…


ドキドキしながら、車の中で待っていたらしい。


買い物を終えた2人は、車に戻ってきて女性は車から荷物を取り出した。

昭一は1人でパーキングから車を出して消えた。

由子は、女性を歩いて付いて行き、家の門を手慣れた感じで開け郵便物をポストから出して家に入っていくまでを見届けたらしい。

表札には『齊藤』と書かれた小さな可愛らしい一軒家だったらしい。

No.50 13/12/04 15:36
匿名0 ( 40代 ♀ )

>> 49 凄い神業な偶然だ。
由子の感には怖いものがある。

由子も私も第六感が強い方の部類だった。

この日も、由子は私に会いに来る予定は無かった。

何となく虫の知らせと言うか私の事が気になり行かなくちゃって思い、車を出したらしい。


由子に一枚の写真を携帯で見せた。

昭一の携帯から転送した例のバスタオルを巻いている写真だ。

見る度に気持ち悪くなるから、見ない様にしてきていた。

『ん~雰囲気が違うから確実か?って聞かれたら…正直わからない。』
私を気遣い、濁した。

由子のそれを感じ取ったから言及はしなかった。

  • << 51 由子と話しが尽きなかった。 昭一は、土日も仕事で帰りが遅いし、1人の時間を過ごしたくなかった… 泊まって行くようにお願いをした。 久しぶりに、楽しく夕飯の支度や家事が出来た。 『いつも、こんな時間まで1人なの?』 『毎日だよ。 あっそうだ!お腹の子のビデオ見る? まだ1回しか映ってないんだけど…』 『みる。みたぁ~い♪でも、見ると情がわいてしまうか…でもやっぱり、みたぁ~い。』 見終えてから由子はそっとお腹に手をかざして、みんな最初はこんなんだったんだよね。と言った。 『初めて人に触られた(笑)』 何となく、くすぐったい感じがした。
投稿順
新着順
主のみ
付箋
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧