注目の話題
他人と自分の子を比較する内心誰もがマウントを取っている
低学年でもOKな酒類を開発できないの?
考えてる事言わない人

あなたの大事なものと引き換えに。

レス100 HIT数 9456 あ+ あ-

自由人
13/02/27 01:20(更新日時)

人生が残り少ないものとしたら…

タグ

No.1886809 12/12/08 21:02(スレ作成日時)

投稿制限
スレ作成ユーザーのみ投稿可
投稿順
新着順
主のみ
付箋

No.1 12/12/08 21:05
自由人0 

あとどれ位生きてられるだろう…そう思うと呟かずにはいられない。


『あいつ、元気だろうか…』

No.2 12/12/08 21:08
自由人0 

ある日、中途入社してきた。


印象は普通過ぎて。

何とも思わなかった。

No.3 12/12/08 21:13
自由人0 

最初に声を掛けられたのは覚えている。


1人で物を運んでいたら、どこからか近寄ってきた。

『大丈夫ですか?』

いつもの事だったので
『全然大丈夫です。』

と言いつつ、そういうのがとても苦手で鬱陶しく思えた。


なのに手伝おうとする。

鬱陶しい。

口先だけで 『ありがとうございました。助かりました。』
とお礼を言った。

No.4 12/12/08 21:17
自由人0 

それからは、仕事上で付き合わなければいけない事も多く、よく話かけられた。


会社なので年下でも、○○君などとは呼ばず、きちんと○○さんと話かけた。


話をしてみると、生真面目で素直な人だった。
私が羨ましくなる位、素直だった。

No.5 12/12/08 21:22
自由人0 

お互いの家族の事、仕事をしながらよく話をした。


私は何とも思わず。
何も気付かず。

No.6 12/12/08 21:31
自由人0 

つまらない話、子供の話、何でも話をしてくる。

適当に聞いてる。

たまたま乗っかった話は、私の興味があったもの。

聞く顔が違ったのに気付いたのか。

No.7 12/12/08 21:35
自由人0 

休み明け会社に行くと、必ずあいつが居て、

『昨日は休みだったんですね』
『連休だったんですか?』


それに普通に答える。

それでも何にも思っていない。

2年近くも…。

今考えれば、鈍感過ぎる。


No.8 12/12/08 21:46
自由人0 

ある日、相談があると言われた。

別段、深刻そうでもなかったのでその場で聞いた。


やりたい事があるので、他の会社を今度受けようと思ってる、という話。


ふーん、そう。
ま、頑張れ!

のような返しをしたように思う。


いつ受けるのかを尋ねると時期を言い、普通だったら飛行機で行くような遠方へ陸路で行くと言う。

頭は大丈夫か?と思っていた。

『一緒に行きませんか?』
の問いに、

『そんな遠くへの運転考えただけで無理。運転嫌いだし。』


今考えたら、そんな問題ではなかった。

No.9 12/12/08 21:55
自由人0 

しばらくたって、結果ダメだったと報告があった。
ダメというより、自分の考えていた方向と違い諦めたようだった。


またしばらくして、今度は本社の関連新規事業の試験を受けた、と話し始めた。

展開の早い人だ…と思いつつ、
『心配するな!送別会には参加するから!』
と言って肩を叩いた。


もちろん、何とも思っていない。

No.10 12/12/08 21:59
自由人0 

『試験手応えあったんですよね。合格すれば転勤です。』


『そっか。寂しくなるね。』

誰が相手でも、そう言ってただろう。社内の1人。
何年か毎に出入りがあるのは、日常だから。


No.11 12/12/08 22:07
自由人0 

仕事帰りにもよく話かけられた。

『今日はあのお店行ってみないんですか?』
『なんなら一緒に行きますよ』
『場所分かりますか?』

来る日も来る日も同じように言う。


『ん~。気分じゃないな。』
『今日は時間がない!』

私が以前、興味がある、話に乗っかったお店に行け行けと言わんばかりに促す。


これまた鬱陶しい。
適当に流す。

No.12 12/12/08 22:10
自由人0 

しばらくして、仕事帰りに呼び止められた。

『試験落ちました。』

自信があったみたいだったから、余計にかける言葉が無かった。


No.13 12/12/08 22:15
自由人0 

その結果を聞く前に

最後になるし、一度飲みに行きますか!

という話になっていた。
転勤になるなら2度と会う事もないだろうから。


でも、落ちたのならね。

No.14 12/12/08 22:21
自由人0 

不合格の話を聞いた翌日、また顔を合わせた。

『落ち込んでるだろうから励まそうにも、電話も知らないしねー。』

と少し同情もありそう言った。

携帯の番号は…と言い始めた!

聞かない訳にはいかず、
少し動揺しながらメモした。


携帯の写メを見せられた事もあったから、同じ携帯会社というのも知っていた。




こんなつまらない事が

始まりだった。

No.15 12/12/08 22:28
自由人0 

仕方なかった。

同情もあった。

だから仕事帰りにメールをした。


『人生いい時ばっかりじゃないよ。君なら大丈夫。また頑張れ!』


返事も来たけど、内容もあまり覚えてない。

No.16 12/12/08 22:33
自由人0 

メールのやり取りが続き、

『何だ。告白されるのかと思った!』
と冗談で書いたら、

『告白されたら引きますか?』
と。

『うん、引くね。』

正直に書いてしまった。

No.17 12/12/08 22:39
自由人0 

すると、またメールが来た。

『正直に書きます。何から言っていいのか分かりません。あなたが好きです。引かれても構いません。』
長々と書いてあった。



今までの事を思い出した。

あれも、これも、そういう気持ちだったのかと。


それにしても、全く思いもよらなかった。
自分の事になるとこんなに鈍感なのかと呆れた。

No.18 12/12/08 22:43
自由人0 

気持ちは嬉しかった。

でも、どうしろと…。


正直に返事を返した。

気持ちは嬉しいよ。
でもね、主人を裏切るなんて出来ないし。主人が一番だから。

と。

No.19 12/12/08 22:46
自由人0 

その後、次に顔を合わす時、どんな顔をしていいのか困った。

そんな思いとは別に


どうしていつもそんな真っ直ぐで素直?
君が羨ましいよ。

と思っていた。

No.20 12/12/08 22:52
自由人0 

それからもメールは続いた。


自分に持ち合わせていない、自分のコンプレックスな部分で光っているあいつの事が気になった。


男女を超えた友人になれそうな気がしていた。


好きという気持ちだったのを友人で誤魔化そうとしていたのか。
今までのように気付かない、フリをしようとしたのかもしれない。


No.21 12/12/08 22:57
自由人0 

私のコンプレックスは、
人を信用出来ない事。
心をなかなか開けない。
素直にもなれない。


ずっとそうだった。

友達はたくさん居たけど、本当に心開く相手は限られていた。


それが、何故だろう。

あいつの前だと意外に心を開いている。
自然体で居る自分。


主人の前でもこんなんじゃない。


明らかにおかしかった。

No.22 12/12/08 23:20
自由人0 

不合格で転勤もなくなった。

でも、励ます会と変わり飲みに行く事になった。


2人きりではなく、私の友達を連れて。

私の友達はお酒が飲めない。
でも付き合ってくれた。

友達と2人で先に行って、あいつが来るまでにこれまでの事を矢継ぎ早に話した。


後からあいつが来た。
3人は今までも友人だったように盛り上がり楽しく過ごした。

会計で私が払うと出した腕を掴まれた。

心臓が激しく動いた。

No.23 12/12/08 23:28
自由人0 

帰り、友達の車であいつを送ってもらった。

別れ際、私は酔っていたのか、
『じゃ、またね!』と握手をした。



友達も予感していた。

No.24 12/12/08 23:31
自由人0 

あいつはどんな気持ちで帰路についたんだろう…。


家の近くで降ろしたものの、あいつは真っ直ぐ家に帰れず、そこから少し距離のあるコンビニに歩いて、それから帰ったようだった。

No.25 12/12/08 23:40
自由人0 

何故、そういう展開になったのか思い出せないのだが

2人で遊びに行こう!という事になった。


でも、まず、どうやって行く?

私の車になんか乗せたくない!

あいつの車にも乗りたくない!

あいつが提案をする。
レンタで行こう!

じゃ、私は電車で行くわ。
途中で拾ってよ。

いや、それないでしょう。


子供の時に遠足や修学旅行の前、心が落ち着かずザワザワしてた。そんな感覚だった。

No.26 12/12/08 23:52
自由人0 

あくまで友達として。

でも人間としてはすごく好き。


そんな事を思いながら、間が空くのが嫌で色んな事をお喋りしながら走った。


こんな道通った事ないな。

行き先は任せてあった。

ずいぶんと色々調べてくれたみたいだった。


景色のいい、なんとも言えない場所に連れて行ってくれた。


車を降りて歩くと、とても寒くて凍りつきそうだった。
私が寒そうにしていると、慌てて車に戻ろうとした。

最初だから気を遣ってくれてるんだろうなーと呑気な考えの私。


しばらく走って、オシャレな看板を見つけ
『ここに入りますね!』とカフェに着いた。

No.27 12/12/09 00:08
自由人0 

初めての土地、初めてのカフェ。
お店もとてもオシャレで、これは当たりだった!

少し緊張しながら、一番奥の席に。


なんだか食事…っていう雰囲気でもなく、ケーキとコーヒーにする。


私はさっさと食べていると、あいつ『これも食べてみて』と差し出す。

なんとなく逆じゃない?
今さらのように恥ずかしくなった。


こんなオシャレな店で贅沢な時間、もう少し時間を楽しみたかった。


他にお客さんは居なかった。

私達ってどう見られてるんだろう…。

No.28 12/12/09 00:14
自由人0 

帰りにカフェの店員さんに話かけられ、

『今日はどちらからお越しですか?』

あいつ、私の顔を見て、
とんでもない遠くの土地を言った。

思わず吹きだしそうになった。


そうだった。

普通の恋人同士でも、夫婦でもないんだから仕方ないよね。


No.29 12/12/09 00:22
自由人0 

オシャレな店開拓した~!と2人満足して帰路につく。


家まであと1時間という辺りで、あいつが口を開く。

『もうこんな所まで来ましたね。』帰りたくなさそうだった。

『お願いがあります。』

『ん?何?』

『手を繋いでもいいですか?』

『いいよ。』


手を繋いで
『今日の目的達成した?』と笑いながら聞くと
『はい!』とやっぱり素直。

素直過ぎて愛おしくなる。


No.30 12/12/09 00:26
自由人0 

私も帰りたくなくなった。


でも一緒に居れば、さらに自分を苦しめる事になるのは想像がついた。



やっぱり好きになってるのかも。
まだ認めたくなかった。

No.31 12/12/09 00:34
自由人0 

車を降りて手を振り、車が見えなくなるまで振り返りつつ帰った。


自分の車に乗り、あいつからの告白のメールを読み返す。


私を2年近くも想い続けていたんだ…あまりの重さに涙がポロポロ出て止まらなかった。


また自分の想いが止まらなくなっているのも感じた。

No.32 12/12/09 01:33
自由人0 

私らは大胆だった。

周りから見れば家庭の有る者同士が2人で居るのはおかしい。

でも、気持ちだけ。
2人の気持ちは誰も知らない。

私が絶対にそんな関係をもつ訳がないというキャラがかえって好都合だった。

しかも友達という切り札。
私らは何にもしていない。



また遊びに行く計画を立てた。

No.33 12/12/09 01:46
自由人0 

今回もあいつが大まかな計画を立てた。

行くお店も下調べしてくれていたようだった。
お店に電話をかけていた。
予約の時間には少し時間がある、他を走ってみよう。


少し走ると、大きい山に囲まれたいい感じの野原に着く。

車を停めた。
携帯を車に閉じ込め降りた。
時間を忘れたかった。


誰も居ない。
芝生の上に2人して転がってみた。
少し肌寒い季節ではあったけど、その季節にしては嘘のような暖かい日だった。



No.34 12/12/09 01:52
自由人0 

2人どちらからともなく抱き合った。

なんて心地いい。

強く強く抱き合った。


上着を頭から被りキスをした。


私ら、現実からかけ離れてる。
とうとう友達という切り札も使えなくなった。


でも引き返せない。


信じられない程、幸せな日だった。

No.35 12/12/09 01:58
自由人0 

あいつは言った。

『あの時プロポーズしたいと思った。』


それはどう考えても違和感があった。

それほどの幸せ感だったのだろうと解釈した。



私だってそうして欲しかった。家族が居ないのだったら。


体の関係もないまま、こんなに人を好きになる事なんて無かったから。

No.36 12/12/09 02:10
自由人0 

とうとう行く予定のお店には行かず、その場所でずっと抱き合いお喋りをしていた。

そのうち太陽の向きが変わり始め、それが帰らなければいけない時間だと知らせた。

携帯を車に閉じ込めていたから、本当の時間がわからない。

でも、どうか、私らを引き裂くような時間ではありませんようにと願っていた。
あいつは私のそんな気持ちを見透かしたように、
『今何時だと思います?』
と聞く。
『さぁ~ね~。何時だろう。』
車のドアを開けて、お互いに携帯を見る。
結構な時間になっていた。
でも携帯を置いていて良かった。
時間を気にしないで居るのって幸せだった。


その日のその場所、2人の大切な思い出の場所になった…。



No.37 12/12/09 02:24
自由人0 

あいつは私の事が気になって仕方ないみたいだった。


身内と県外からの帰り、帰る途中の駅からあいつも電車に乗ったようだった。
でも、間違い一つ早い電車に乗ったらしく私が降りる駅で待っていた。

駅の外には主人が迎えに来ていた。

それを承知で姿だけでも…と顔を隠しながら私を見る姿を、駅から離れつつよそを見るフリをして見る。

その姿を見ると、とてつもなく切なくなった。

どうしてそんな事をするの?と悲しくなった。


No.38 12/12/09 02:38
自由人0 

どうしてだろう、記憶が少しずつ消えている。
どうやっても思い出せない所がある。


何故そこで過ごす事になったのかが思い出せないが、


きっと2人きりで過ごせる場所をと行ったんだろう。


安っぽい場所だった。

でも幸せだった。


No.39 12/12/09 02:48
自由人0 

子供の頃、神社の裏山の大きな木を隠れ家をみたて、そこでよく遊んだ。

その時のような感じ。


誰にも邪魔されたくない。


隠れ家から帰る頃、車の中のあいつの携帯には着信が何度もあっていた。

奥さんからだった。
気にしないフリをしているけど、気にしているのが分かった。
『気になってるんでしょ。かけてみた方がいいよ。』


『いや、大丈夫…。』
結局かけなかった。

私に悪いと思ったんだろう。

私は意外にそんな事はどうでも良かった。



No.40 12/12/09 02:55
自由人0 

『奥さんからの電話大丈夫だった?』と尋ねると

『大丈夫だよ。お腹が痛いからまだ帰ってこないかを聞きたかったみたい。』


『ふーん。そう。』
と言いながら、会社に行っている(と思ってる)旦那にお腹痛いからと電話してくるって…。
と少し違和感を感じた。
ほんの少しだけだった。


No.41 12/12/09 03:04
自由人0 

それから隠れ家で逢う事がほんの数える程あった。



正直、私には、体の相性はさほど良くはないと思えた。
あいつにとってはどうだったのか。


それでも気持ちは満たされていた。



No.42 12/12/09 03:21
自由人0 

そんな幸せも長くは続かず、
やっぱり来たかという感じだった。



あいつからのメール。

転勤。


どうも泣いているようだった。


覚悟はしていたけど、
あまりに早く、突然過ぎる。



涙が止まらなくなった。

家にも帰れない。

No.43 12/12/09 14:35
自由人0 

心では、色々な事を割り切っているつもりだった。


でもこんなに早く自分の前から居なくなろうとは思っていなかった。


あいつも同じように思っていた。いつも会っていた日常が変わるなんて…と泣いていた。
私よりも泣いていた。
私も強がっていたが、気を許すと涙がこぼれ落ち、慌てて人の居ない倉庫で声をあげて泣いた。

あいつは、変わるべく日常になんか、障害になんか負けない!と言っていた。


その言葉を漠然と受け止めていた。

私には、最初からの出来事が全て無かった事だったのではないかと、そう思えた。
何もかも実感が無かった。



No.44 12/12/09 14:45
自由人0 

カウントダウンが始まり、あいつは日々ここから居なくなる準備に追われていた。


胸が締め付けられる思いがした。


あいつは、
『遠距離になったと思う事にするよ!』
と少しカラ元気のように見えた。


遠距離なんて苦手だ。
私には到底無理だ。


だけど、どうすることもできない…。



No.45 12/12/09 15:59
自由人0 

明日は、いよいよあいつが居なくなる日。

今日は、1日2人きりになれる場所で過ごそう。
明日がこのまま来なければいいのに…。


無情にも、いつものごとく陽は落ちた。


その日、どれだけ愛し合ったのかも、どうやって帰ったのかも覚えていない。



No.46 12/12/09 16:13
自由人0 

そして、またいつもの朝が来る。
他の人には同じ朝でも、私らには違う。


その朝は、悲しい雨が降っていた。


あいつが挨拶に来る。
同僚達はありきたりの言葉で別れを告げていた。
私もまた、一番離れた場所から皆と同じようにありきたりの言葉で別れを告げた。


泣きたくても泣けない。
平然を装っていた。


仕事が終わり顔を見る時間ができた。

話してるところを知った人に見られたらどうするんだろう。

言い訳はなんとでもなる。


暫く顔を見る事もできなくなる…切なくてたまらない気持ちが顔に出ていたんだろう。
その場から別れた後、

最後の顔が忘れられない。
とメールが来る。


この道から行ってしまうだろうその道のそばに車を停め、出発する間際までお互いメールをやり取りしていた。


いよいよ行ってしまうんだね。

またすぐ来るから、待ってて。

あいつは、行ってしまった。




No.47 12/12/09 16:27
自由人0 

来る日も来る日も、メールと電話。


今までもたくさん話してきた。
家族の事。
将来はこうしよう。

それに加え、
今日はどうだった、何をした。
まだ居なくなって数日というのに、随分時間が経った感覚だった。



次逢えるのはいつ?
言いたくても言えずにいた。

あいつが大変なのは一番分かっていたから。



No.48 12/12/09 16:50
自由人0 

また今日も電話。

お互い離婚するつもりの話をしていた。


私は子供がせめて成人するまで、と言っていた。


その時、少し声が曇った。
『子供が少し大きいからいいよね。諦めがつくから。うちはまだ小さい子供が居る…。』


『子供の大きさ?関係ないよ。大きければ、それだけ手をかけてきた、情もある。小さければ先が気になる、後ろ髪も引かれる。どっちだって子供を手放す気持ち辛さに変わりはないよ。』

『そうだね…。』


あいつがかなりの子煩悩なのは知っていた。

私に告白してからは、夜眠る子供の顔を見ては、
ごめんね…。大人になったらこんな愛の形が有るという事も知って欲しい。
と泣いていた。



今思えば、声が曇ったあの時に何か感じ取れれば…。

No.49 12/12/09 17:14
自由人0 

あいつが行ってしまって、初めて逢う日。

どれだけ待ち焦がれただろう。


待ち合わせ場所に、待ち合わせ時間に、はやる気持ちで行く。

思ったより来るのに時間がかかっているようで、待った。


来た!
今までと変わりないあいつだった。
ホッとして車に乗り込む。


なんだか照れくさい。



No.50 12/12/09 17:28
自由人0 

なんだろう。
話すと離れていたのなんて感じなかった。


抱きしめられると、
なんだか違った。
恥ずかしかった。



嬉しさいっぱいで、不安な気持ちはどこかへ行ってしまった。


2人は、幸せな気持ちのまま、また別れていった。



また次逢う日までお互い頑張ろうって。
楽しみに待っててって。


励ましの言葉は、同時に切ない気持ちにさせた。
言い放ったあいつもそうだったに違いない。



投稿順
新着順
主のみ
付箋
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧