チャットに溺れ

久し振りにイーチャに来た。変わり様に驚いた。ROMをしていたら、チャット部屋にいる人が声をかけてきた。機種や個人識別番号も表示されていた。たまたま開いていた部屋を覗いてみた。言い忘れていたが、私の知っているハンネの人もすっかりいなくなっていた。

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その部屋主のハンネは、ひろたん。りんごというハンネの人が来ているから、アップルと呼んでいた。私はインターネットに凝っているから、アップルといえば、すぐにMacintoshの製品やiPodを連想する。なぜ、そのままのハンネを言わないのか。理由は決まっている。軽薄な男だからである。軽薄な男は、決まって相手に反応して欲しい為に、必ずあやをつける。重厚な男は、自然な会話をするものだ。私の悪趣味になるのだろうか。ひろたん観察日記という道楽が出来た。ストレス解消になる訳でもないが、久々に酒の肴みたいな感覚を覚えた別の私がいるのを、無意識に感ぜずにはいられなかった。

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今、懐かしい人とTwitterをしていた。彼もイーチャに仕事の合間に来ているらしい。彼にひろたんの話をしてみた。すると色々な情報が入ってきた。はっきり言って、生活になんにもプラスにならない情報だ。ひろたんは、生意気な奴らしい。嵐に例えたら、二宮和也みたいな奴だ。すぐに打ち解けるといい気になる性格らしい。その彼も、やはりROM族である。目に余る言動だから、彼は詳細に語りたくないらしいが、最近スマホに変えた２１の道産子でカノはいないということしか汲み取っていないと見受けられた。最後に彼は思いっきり言っていた。もし、俺がひろたんとやらの上司なら、腐っている性根を叩きのめす為に、ビシビシ鍛え抜いた教育指導を辞さないと。

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今日も暫く来られないと部屋の説明にマニフェストしているひろたんが来ていた。寒いから布団でゴソゴソと独り言を言っていた。自慰に決まっている。

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ひろたんが夢が叶うまで、付き合ったら嬉しいと、閉鎖の筈部屋で呟いていた。

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ひろたんは、また訳のわからない独り言をホザイていたぜ。

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