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「夫が家事を手伝うのは当たり前」
誰からも愛されない
初対面の人と仲良くなれません。

過ち

レス62 HIT数 21255 あ+ あ-

自由人
15/02/19 11:32(更新日時)

18の春

俺は専門学校に行くため
地元を出る事になった

同い年の彼女の歩美を地元に残して……。





引っ越しの前日。
俺は歩美の家にいた
引っ越しの用意は全て終わり
後は明日を待つだけ。


歩美とは高校2年の夏から付き合い始めた
歩美から告白され
俺は人生で初めて女の子と付き合った
歩美は決して美人とは言えない
ぽっちゃりしてて
可愛らしい感じはあるが
それは外見ではなく
人柄が可愛らしいと思わせてくれるんだ


歩美は優しい
いつも俺を一番に考えてくれる
わがままな俺を受け止めてくれる
見かけによらずエロイ
初エッチも歩美から誘ってきたんだ
童貞だった俺に全てを教えてくれた
俺は歩美のおかげで男になった
狂ったようにセックスしまくった毎日……
それも今日で終わりなんだ…


朝から晩までだらだら
DVDを見ながら過ごす
合間に何度もセックスをする
名残惜しさからか、
この日は5回もいった
歩美がいいというので
初めて生で中に出した…



歩美、ありがとう
俺は旅立つよ
色んな意味での旅立ち
後ろ髪を引かれながらも
俺は歩美に手を振った

No.1866508 12/10/22 10:02(スレ作成日時)

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No.1 12/10/22 10:25
自由人0 

引っ越し作業が終わり
母さんが帰った
10畳ワンルーム
風呂トイレ付き
一人ベッドに寝転がる
思い出すのは歩美のこと


昨日までは激しいセックスの毎日
今日から一人だ……
たまらなく寂しくなった



入学式
高校時代の同級生がいる
隣に座った
彼の名は学
学は勿論俺と歩美の事を知っている


学「裕紀さぁ、歩美置いてきて大丈夫なの?」

俺「は?何で?置いてくるしかねぇじゃん」

学「昨日、アキラから連絡きたんだけど、歩美とやったって」

俺「は?何?ありえねぇし」

学「生中出しだって(笑)別れた方がいいんじゃね?」

俺「………」

学「正直歩美って豚だし、お前ならあんな女相手にしなくてもさ、もっと可愛い女捕まえられるって」



地元から出て2日目
歩美浮気



信じたくなかった
信じられなかった
歩美に連絡して事実を確かめる




歩美「ごめんなさい…」

聞きたくない言葉だ



俺「何で浮気なんかしたんだよ!!」

歩美「我慢出来なかった…」

俺「は?」

歩美「やっぱりそばにいなきゃダメだよ。我慢出来なくなっちゃう」


電話口から聞こえる
見知らぬ男の笑い声。


あー…
きっと今も誰かとやったんだな
そう悟った


歩美はセックス依存症…
遠距離なんか無理だ




週末
電車で3時間かけて地元に帰って
歩美とお別れセックスをして
バイバイした



初めての失恋



18で地元を出て
はじける男は多いだろうな…
俺もその典型だった

No.2 12/10/22 10:32
自由人0 

夜になると寂しさに教われる



メールの着信が鳴った
俺は携帯を見る



俺(…)ガッカリだ。


無意識に歩美のメールを期待してしまう




何気なく過去のメールを読み返す




俺(あの頃は幸せだったな…)



思い出にふけっていた。




間違えて押したメール
迷惑メール
出会い系の広告が主だ。



俺(こんなんほんとに会えんのかな?)



興味本意でサイトにアクセスする





ここから俺の人生が変わったんだ。

No.3 12/10/22 11:13
小説家3 

続く……

➰ンガァ〰ォ💨プスッ💦🚍💨


そして、揺れるトラックの中で、泥の付いた一万札を差し出す運転手……

それを見た君は😲

こっ!これって………😖











ウンコだひょ⤴…ングッ😣

No.4 12/10/22 11:23
自由人0 

とりあえず登録して無料の範囲内で遊ぼうと思った



自分のメッセージを登録してみる



年齢18
職業 専門学校生
恋人 無し

リアルに遊べる子、メッセージください





15分後
またメールの着信が鳴る



新着メッセージあり




見てみる





27歳のOLです。私も○○に住んでいます。仲良くなれたら嬉しいです。





俺(お?27歳…悪くないな。)



メッセージを数回やり取りし、
アドレス聞いた



直メでやり取りしてると
すぐ近くに住んでる事がわかった
すぐ会おうという事になり
チャリをぶっ飛ばして
彼女の家に向かった



彼女の家は大きな高層マンション
俺の狭いアパートとは大違い



彼女にメールする



俺「着いたよ」

彼女「今外に出るから待ってて」





数分後、一人の女性がこちらに向かってくる




身長は165はあるだろうな
まだ4月なのに
キャミソールにショートパンツ
足が長くて綺麗だ


彼女「裕紀くん?」


俺「は、はい!」


近くで見るとめちゃくちゃ綺麗だ


スタイルも抜群!



こんな人が出会い系やってるなんて思いもしなかった。



彼女「可愛いね」

俺「そ、そうすか?」


俺はめちゃくちゃ緊張していた。



彼女「どうする?うちくる?」

俺「いいんすか?」

彼女「ど~ぞ」



エレベーターで6階にある彼女の部屋へ




玄関を開けた
やっぱり外観通り、中も綺麗だ
彼女は部屋に入っていく
俺は玄関で立ち尽くす


男物の靴が目に入った



彼女「裕紀くん?中入っていーよ」


俺「お、おじゃまします!」



広い!!
3LDK!!


一人暮らしじゃないんだと悟った



俺「お姉さんはこんな広いところに一人で?」


彼女「あ、ごめん。私彼氏いるんだ。同棲してるの」


俺「え?じゃあまずいんじゃないっすか?」


彼女「あ、今は単身赴任的な感じでうちにはいないの」


俺(ホッ…)


俺「そうなんすかー。じゃあ寂しいっすね」

彼女「そうなの。だから興味本意であのサイト見てたんだよね」

俺「俺もです。彼女と別れたばかりで寂しくて」

彼女「そうだったんだぁ。同じだね。」




このあともたわいのない会話が続く



彼女「あ、ジュース飲む?」

俺「はい」


彼女はキッチンにジュースを取りに行く


彼女「お菓子も食べる?」

俺「はい」


彼女は床下収納を開けてお菓子を探している


かがんだ彼女


谷間が丸見え状態……



俺はムラムラしてきてしまった

No.5 12/10/22 11:37
自由人0 

彼女がお菓子を持ってこっちに来る。



見れば見るほど綺麗な顔
綺麗な体


歩美とは全然違う
大人の女性の魅力


俺は見とれていた



彼女は俺の様子に気付く



彼女「ん?どうかした?」


俺「いえ、何も!」


慌てて視線をそらす



また世間話を続ける



時計を見ると深夜1時


俺「そろそろ失礼しますね。」


彼女「え?もう帰っちゃうの?」


俺(引き止めないでくれーもう我慢出来ないんだよー!!)


俺「はい、明日も学校なんで。お姉さんが良ければですが、また来ますね!!」


俺は玄関に向かう


靴を履いて彼女にバイバイし、
ドアノブを掴んだ


彼女「やっぱりまだ帰らないで!!寂しい!!」


後ろから抱きついてきた!!


俺「でももう遅いんで…」


彼女の胸が背中に当たってる


俺(限界……)

俺の理性が機能不能に陥ったw



俺も彼女の方を向き
彼女を抱き締めた


彼女の華奢な腕が俺を包む


キスをした



最初はソフトなフレンチキス
俺が唇を離すと彼女はまた重ねてくる


舌が入ってきた!!
俺も彼女にこたえるように舌を絡ませた




彼女「あっちいこう。」



彼女に導かれ、ベッドに寝転がる



俺は完全にやる気満々w


俺の股間はヤバイ事になっていた

No.6 12/10/22 11:43
自由人0 

このあと最後までいったのは言うまでもないw


歩美以外の女と初めてセックス



彼女は俺に抱き付きながら寝てしまった



俺はしばらく余韻にひたる

最後に彼女にキスして
腕をそーっとほどいて
ベッドを出た



満たされた俺は服を着て玄関を出た



チャリに乗りながら鼻唄を歌うほど
俺の気持ちは高まっていた


家に着き、お姉さんにメール。


俺「ありがとうございました!!もし良ければまたメールください!」



お姉さんを思い出し、もう一度抜いて眠りについた。

No.7 12/10/22 12:03
自由人0 

その後
このお姉さんとはセ○レとなる
お姉さんの都合のいい日に呼び出され
俺はやる気満々でお姉さんの元へ行き
2回やるのがお決まりw



週1ペースでやっていた



ある日
またお姉さんに誘われて
お姉さんの元へ向かう


この日のお姉さんの様子はいつもと違う



彼女「ゆうちゃん…(俺w)」


彼女は俺が玄関に入ると泣いていた


俺「なしたの?大丈夫?」


彼女「彼氏が浮気してた」


俺「………」


彼女「私も彼氏の事言えないけど、彼氏は本気の浮気だった」

俺「本気の浮気?」


彼女「そう。私と別れたいって」


俺「何で?お姉さんを捨てるなんて何様だよ!!」


彼女はひたすら泣いている


俺「俺がそんな男忘れさせてやるよ!!」


俺は彼女に強引にキスをした
舌を入れようとした時


彼女「やっ…」


彼女に突き放された


俺「ごめ……」


彼女「ううん、ごめんね、今は気持ちの整理が出来ないからまた落ち着いたら連絡するね」



お姉さんを傷付けた彼氏が許さなかった


お姉さんは割りきっていたんだろうけど。


俺は割りきれてなかったんだ。


セ○レではなく、
本当はお姉さんと付き合いたかった


でも俺は所詮ガキ
大人な彼女に相手にされるわけがない



数日後
お姉さんからメールがきた。



「彼氏と復縁する事になりました。彼氏が浮気しないと約束してくれたので、私ももうしないと決めました。ゆうちゃん今までありがとう。感謝してます。ゆうちゃんも可愛い彼女作って幸せになってね。バイバイ」




………。
切られたー!!


彼女とのセックスがあったから
毎日充実していた


彼女にさよならされたら
俺はどうしたらいいんだよー!!


しばらくは寂しい毎日を送った

No.8 12/10/22 12:26
自由人0 

勉強だけじゃあつまらない毎日



俺はまた何気なくあのサイトを開いた



女の子の自己紹介を見る



16歳の高校生の女の子の書き込みが目に止まった。

年上の男の人のメール待ってます



これだ!!
俺は早速メッセを送った



すぐ返ってくる


またすぐ返す



アドレスを聞き、メールする



彼女の名前は絵美。
高校2年。
俺の住んでる所から電車で1時間。


俺は会う約束を取り付けて
彼女に会いに行った




駅で待ち合わせしていた。
俺は待ち合わせ時間の10分前に着いた。


俺「着いたよ」


俺(ブスだったらどうしよう。逃げようかな。)


一人のふくよかな女性が近付いてくる


推定80kgはありそう
大根足にデニムのミニスカート
ピンクのTシャツ


俺(あれだったら逃げよう…)



ふくよかな女性は俺から5mくらいの距離にある柱に寄りかかっている
誰かを探しているようだ


俺は絵美にメールしてみる


俺「今どこ?何色の服着てる?」


俺がメールを送信した瞬間
ふくよかな女性が携帯をさわり出す


俺(まじであれかよw)


絵美「もう駅に着いたよ!ピンクの服!裕紀は?」


俺(ピンク!!やっぱりあれだ…逃げるか)



絵美「どこ?今改札の前にいるよ」


俺(ん?改札?)


俺は改札の前を見に行った。
ピンクの服の女の子を探す



俺(あ!!)


ピンクワンピを着た小柄な女の子が1人いた。


俺(可愛い!!)


俺は絵美に近寄って行った


俺「絵美?」


絵美「裕紀?」


俺「うん。」



俺と絵美の出会い。



この時はまだ長い付き合いになるとは思っていなかった。







No.9 12/10/22 12:55
自由人0 

絵美は小柄で綺麗というよりは可愛い系


身長150cmくらいだろうか
そして細い!!
今にも折れそうだ!!



俺に可愛い笑顔を向けてくる


絵美「手繋いでもいい?」


俺(もう手繋いじゃっていいの!!)


俺はさりげなく絵美の手を握る



アテもなく街中を歩く



プリクラを撮った。



絵美「お腹空かない?うち行ってご飯食べようよ!」


俺「だって絵美実家だろ?親は?」


絵美「今日は親いないよ。夜まで帰ってこないよ」


俺「そうなんだぁ。じゃあ少しだけお邪魔しようかな」



俺達は絵美の家に向かった。




絵美の家は一軒家。
でかい。
庭も広い。
お嬢様…?



家に入るなり、絵美はキッチンへ。


オムライスを作ってくれた。
テレビを見ながら二人で食べた。


俺「美味しかった!ごちそうさま」



絵美の部屋に行く


アルバムが目に入った



俺「見ていい?」


絵美「いーよ」


中学のアルバムを見た


絵美を探す



やっぱり中学の時から可愛かったんだな。




ページをめくる時に一枚の写真が落ちてきた



見ると絵美と男が二人で写っている



俺「元彼?」


絵美「そう」


俺「めっちゃかっこいいじゃん!何で別れちゃったの?」


絵美「……」


俺「ごめん!言いたくないなら言わなくていいよ!」


絵美は黙りこんでしまった。



俺(ぅー…気まずい。何とか空気変えなきゃ)


俺「あ、あゆ好きなんだね!!俺も好きなんだー」

俺はCDを見ながら言う。


絵美は無言。


俺(やべー…どうしよ…)


俺「カラオケでも行かない?」


絵美「行かない。ギュッてしてほしい。」



俺(!?)


絵美「こっちきて」


絵美は泣いている

俺(どうしよう…)


歩美としか付き合った事がない俺は
どうしたらいいかわからないw



俺はベッドに座る絵美の前に立った


絵美は俺の脚に抱きついてきた



俺は絵美の頭を撫でた


俺「ごめんね。嫌な事思い出させちゃって。」



絵美「裕紀も絵美をギュッてして。」


俺もベッドに座り絵美を抱き締めた。




絵美「チューして」



俺(えっ…)

No.10 12/10/22 13:09
自由人0 

いつもの俺なら間違いなくセックスに持ち込む流れw


でもこの日はやってはいけない気がしたんだ。


俺「だめだよ。まだ付き合ってもいないのに。もっと自分を大事にしないと」


俺らしからぬ発言w




俺は絵美の頭を撫でた。
折れそうな細い体をギューッと力強く抱き締めた。


絵美は俺の胸で泣いた。
1時間は泣き続けた。



絵美「ごめんね。せっかく遊びにきてくれたのに嫌な思いさせちゃったね」


俺「全然大丈夫!!気にしないで。少しは落ち着いた?」


絵美「うん。ありがとう。」



家を出て、駅に向かって歩き出す。


自然と手を繋いだ。




切符を購入


俺「またね。いつでも連絡しなよ」



絵美「うん」


絵美は寂しそうな顔をしている



絵美「嫌いになった?」


俺「え?何で?嫌いじゃないよ」


絵美「……」


俺「大丈夫。また来るからね」


俺は絵美に手を振って 改札を通った



絵美がずっとこっちを見ている
俺も絵美が見えなくなるまで手を振った。




電車の中。
絵美からメール。


絵美「寂しい。会いたい。」



俺「絵美の都合のいい日にまた来るから」


絵美「明日」



俺(え?明日!?まぁ学校終わってからなら暇だからいいや)


俺「わかった!!じゃあまた明日来るよ」


絵美「待ってるね」



No.11 12/10/22 13:35
自由人0 


学校が終わってから真っ直ぐ絵美のところへ。


また駅で待ち合わせした。



絵美も今日は学校。
制服姿の絵美は一段と可愛い!!



昨日とは違い、また笑顔の絵美。


絵美「ゆうき~待ってたよ!!」


絵美はまた手を繋いできた。


絵美の地元には海がある。


俺「海見たいなー」


絵美「いいよ!!行こう!!」



いつもの俺なら可愛い女の子と手を繋ぐだけでムラムラしたはずだw

でもなぜか絵美には手を出しちゃいけない気がしてたし、ムラムラしなかったんだよな


手を繋ぎながら
色んな話をして
歩いている俺達。


はたからみれば、カップルに見えるだろうな



海に着いた。
適当なところに座った


海は風が強くて寒い



俺はTシャツの上に着ていたシャツを脱ぎ
絵美の肩にそっとかけた



絵美「裕紀も寒いでしょ?いーよ、着なよ」


本当は俺も寒かったけど我慢我慢w



俺「全然寒くないよ!絵美風邪引いたら大変だから着てな!」


絵美「ありがと」


満面の笑みでそう言った絵美がたまらなくいとおしく感じた。



海を眺めながら学校の事、将来の夢の事を話してくれた。


あっという間に19時。
薄暗くなってきた。


俺「そろそろ帰ろうか。絵美のご両親が心配するといけないし」

絵美「うちの親は心配なんかしないよ。絵美はまだ裕紀といたい。」


俺もまだ帰りたくなかったけど絵美は高校生。

昔、歩美と遠くに遊びに行って帰りが遅くなった時、歩美のお母さんにビンタされたんだよねw

女の子の親は心配する


俺「心配しない親なんかいないよ。だめだよ。今日はもう帰ろう」


絵美「わかった」



駅に近付くにつれて絵美の足取りは重くなる



俺「家まで送ってくよ」


絵美「ううん、いいよ、駅でバイバイしよ」


駅が見えてきた
絵美は泣きそうな顔をしている


俺「なした?俺なんか気にさわるような事言った?」


絵美「違うよ、裕紀と離れたくなくて」


俺は駅のすぐ横にある公園?広場?に絵美を連れていった。


絵美をベンチに座らせ、自販機でジュースを買う。


絵美にジュースを渡し、俺も座る



俺「また来るから心配すんなよ。そんなに泣かれたら帰れないよ」

絵美は泣いている



俺は絵美を抱き締めながら頭を撫でた。



絵美「裕紀、ずっとそばにいて。」



俺「わかったよ。絵美が辛い時はすぐ来るよ」



絵美は立ち上がり、俺の手を引いて駅に入った。



絵美「またメールするね」


俺「うん!バイバイ。」



俺は電車に乗り込んだ。

No.12 12/10/22 14:04
自由人0 

俺はDVDを借りて家に帰った


帰って携帯を見ると絵美から電話とメールが来ている


電話をする



俺「なした?」


絵美「何で出てくれなかったの?」


俺「DVD借りてたから気付かなくて…」


絵美「絵美寂しいよ、裕紀の所に行きたい。ずっと一緒にいたい。離れたくない」


俺「またすぐ会えるんだから、そんなに寂しがるなよ。次は絵美が行きたいとこ行こうよ。どこがいい?」


絵美「裕紀の家がいい。ずっとくっついていたい。」


俺「だーめ!どっか行こうよ。動物園とか嫌?」

絵美「嫌じゃないけど…」


俺「じゃあ動物園行こ!日曜日!楽しみだね!」


絵美「わかった。楽しみにしてるよ」




絵美は毎日寂しいと連絡してきた。
極度の寂しがり屋。
何か理由があるのかな…
このときはまだ深くは考えていなかった




日曜日。
絵美が俺が住んでる所に来て、動物園に行った。


絵美はやっぱり可愛い。
俺は絵美の笑顔が大好きだ



動物園に着き、手を繋いで動物を見て回った



帰り、地下鉄のホームで地下鉄を待っていた。



「ゆうちゃん?」


俺は振り返った。
階段を降りてくるスタイルのいい綺麗な女性。



俺(あ…、あのお姉さん)


セ○レだったお姉さんだった


お姉さん「やっぱりゆうちゃんだ~!!」


お姉さんはふざけた感じで俺に抱きついてきたw


そこに絵美がトイレから戻ってきた



絵美は明らかに怒っている



絵美「裕紀!!」


お姉さんも絵美に気付く。


お姉さん「あ、ごめんね。彼女?可愛いね。」


俺「うーん、友達以上恋人未満みたいな?感じ?だよね?」


絵美「……」


絵美はむすっとしている。


お姉さん「ゆうちゃん可愛いから心配してたんだよ~wちゃんと彼女できたかなぁって。相談ならのるからさ、またうちおいで!!じゃあまたね。」



完全に空気壊れたw


俺(やばすぎる(--;)絵美の機嫌直さないと…)



俺「あの人はね、俺の先輩の友達で、前に一緒に遊んだ事があって……」


絵美は無言。



俺(やばい~やばい~どうしよう…)



俺「心配しなくても怪しい関係とかじゃないからさ!!絵美が不安になるよーな事は何もないから!!」


絵美は何も言わない。



本当は夕飯食べてからバイバイしようと思ったけど…
空気がもうダメだw
持たないw



俺「今日はもう帰ろうか」



俺は絵美を駅まで送って行き、電車代を渡した。


俺「また連絡する」

そう言って俺は絵美の手を離した。


絵美は切符を買って改札を通って行った。


一度も振り向かなかった。

No.13 12/10/22 14:24
自由人0 

俺も家に帰った。


やらかしたなぁー…と落ち込んだ。



学から連絡が来て、飯食いに行った。


学「ねーおまえ彼女出来た?」


俺「できてないけどー…何で?」


学「こないだ合コンしたんだけどさ、お前のプリクラ見て気に入った子がいてさー…今度一緒に遊びたいって言ってるんだけど、どーする?」


俺「考えとく」



会計を済ませて外に出た。


携帯を見るとまた絵美から電話が何回も来ている


学と別れてから電話した。


俺「もしもし、今日はごめんね。」


絵美「何してたの?今どこ?何で電話出ないの?」


絵美は怒っている。


俺「ごめん、友達と飯食いに行ってて気付かなくて。」


絵美「何で気付かないの?絵美のこと嫌いなの?」

俺「だから嫌いじゃないってば…嫌いなら遊ばないよ。」


絵美「だって…寂しいって言ってるでしょ。ずっと一緒にいてって言ったでしょ」

俺「そうだけどー…俺にも俺の生活があるからさ、いつでも電話に出れるわけじゃないし…」


絵美「あっそう。じゃあもういいよ。裕紀といると絵美疲れる。もう連絡しないから!さよなら!」

一方的に電話を切られ、かけ直しても繋がらない…


次の日も、その次の日も。



俺はこれで最後にしようと絵美にメールした。


俺「絵美の気持ち考えてやれなくてごめん。幸せになれよ。バイバイ。」



俺は泣いた。


歩美と別れた時も
お姉さんに切られた時も
泣かなかったけど…


絵美は守ってあげたいと思っていたから
何も出来なかった自分が悔しかった

No.14 12/10/22 14:58
自由人0 

しばらくはボーッとしながら過ごした。



学校で学からお誘いがかかった。


学「今日空いてる?前に言ってた合コンの子!遊ぼうって」


俺「うん。いいよー。」


今はそんな気分じゃなかったけど、正直どうでもよかったけど、流されるまま行ってみた。


カラオケで待ち合わせ。
俺は学と一緒に行った。


メンバーは俺、学、学といい感じの女の子で名前は真紀ちゃん、その女の子の友達は俺のプリクラを見て気に入ってくれた子で、名前は有紗ちゃん。


学と真紀ちゃんは最初からイチャイチャいい感じ。


有紗ちゃんは清楚な感じもあり、ギャルっぽい感じもあり、お姉とギャルの中間あたり。

身長は160くらいかな?
体型は細身だけど、胸はある。


可愛いなぁ~とは思ったけど
付き合いたい~
やりてぇ~
そういう気持ちはなかった。



みんなで適当にカラオケで楽しんで、
学と真紀ちゃんが呑みだしたから、俺らも呑む事に。


その後みんなで学の家に行って
呑み直す事にした。


学と真紀ちゃん爆睡w
いびきかいて寝てるよ~w


俺は有紗ちゃんと過去の恋愛の話をした


まぁ俺は歩美しか元カノがいないんだけどさw


有紗ちゃんはやっぱり見た目通り経験豊富で
何で俺なんか気に入ってくれたんだろうと思うくらい、元彼はイケメンすぎたw
プリクラをまだ持ってるあたり、
未練あるんだろーなと思った


俺「まだ未練とかあるの?」

有紗「未練あるっちゃあるけど、ないっちゃないよw」

俺「ふぅーん…あんま意味わかんないけどw」


有紗「裕紀くんが付き合ってくれるなら、ふっきれそうw」

俺「まじかぁ。じゃあ付き合ってw」

有紗「えっ、いーの?」

俺「いーよ」


俺は完全に酔っぱらってたw
完全に勢いだったなw


有紗ちゃんはあぐらをかく俺の上に座ってきて、俺のほっぺにキスしてきた!!


有紗「チューしよ!!」


俺は有紗ちゃんにキスをして、そのまま押し倒した。


有紗ちゃんの上に乗りながらキスをする


有紗ちゃんも乗り気だ!!


そのまま有紗ちゃんの服をまくりあげ、ブラの上から胸を触った


やわらかい…


ブラのホックを取り、服と一緒に脱がせた。


形の綺麗なおっぱい
ピンクの乳首。


俺は久々に興奮した。


夢中で胸にしゃぶりついた。


首筋や唇にもキスをする


有紗「もう我慢できない。エッチしよ?」


俺はこの言葉でハッと我に返った。


俺「あ…でもゴム持ってないし…」


有紗「今日は安全日だからゴムしなくていいよ。」


俺「でも…」


俺の股間は素直だ
言葉とは裏腹に、今すぐ入れたいと言っているw


俺「エッチは次にしよ!!」

有紗「えーっ」

俺「楽しみにしてるから!!w」


俺は有紗ちゃんに服を着せ、優しくキスをした。




No.15 12/10/22 15:20
自由人0 

有紗ちゃんは毎日メールをくれる

でもすぐに返せなくても怒らない


いい意味で束縛しない子


有紗ちゃんがお泊まりセットを持って
泊まりにきた


やる気満々!!


有紗ちゃんは部屋に入るなりすぐに俺にくっついてきたw


有紗「こないだの続きしよー」


俺も覚悟を決めたw


俺は有紗ちゃんにキスをした。
有紗ちゃんも激しいキスをしてくる。


キスをしながら横になった
服の上からあの綺麗なおっぱいを触る


有紗ちゃんの手は俺の股間にw


もうビンビンw


有紗「固くなってるよw」


バレたw


俺は有紗ちゃんを全裸にした


有紗ちゃんは俺のパンツを脱がせるw



可愛い顔に似合わず
めちゃくちゃ積極的!!
しかもうまい!!



15分くらいかな?
有紗ちゃんと俺は一緒にイッた



有紗ちゃんはセックスを終えた後のイチャイチャが大好きだw


有紗「有紗の事好き?」


俺「大好き!!」


俺は有紗ちゃんを好きになろうと決めた。



有紗ちゃんは俺のアパートから徒歩10分の所で一人暮らしだ。


半同棲状態で毎日仲良く過ごしていた。


俺も有紗ちゃんに惹かれていった。



平和に過ごしていたある日。



絵美から電話がきた。

No.16 12/10/22 15:43
自由人0 

有紗ちゃんはちょうど友達の家に泊まりに行っている日だった。


俺「もしもし?どうした?」


絵美「……今すぐ来て」


俺「なんかあったの?」


絵美「寂しい」


俺「ごめん。もう行けないんだ。」


絵美「何で?」


俺「俺、今もう彼女いるんだ」


絵美「何で?ずっと一緒にいるって約束したでしょ?絵美のこと見捨てるの?」


俺「もう連絡しないって言ったっきり、絵美に何回電話しても出ないし、もう絵美は俺のこと嫌いなんだと思って…」


絵美「絵美は裕紀のこと大好きだよ!!だからそばにいてほしいの!!」


俺「ごめん。俺今は彼女が一番大事だから…友達としてなら相談乗るけど、彼氏にはなれないから…いつもそばにはいられない」


絵美「もう、いいよ、絵美が消えればいいんだね。さよなら」



電話を切られた。



20分くらい後。


「もう死ぬから。今までありがとう」


絵美からのメール。


俺は焦って絵美に電話するが出ない。


メールも返ってこない。


俺は迷った末、駅に走った。



絵美の地元に着いた。


絵美の家に行くと、電気が消えている。
両親の車もない。


俺は急いでインターホンを鳴らした。
何回も何回も鳴らした。
でも出ない……。


電話をかけてみる。
何回もかけた。


絵美「ゆうき…?」


俺「そうだよ!!玄関開けろよ!!」


玄関の電気がつき、カチャっと音がして俺は玄関を開けた。


そこにはパジャマ姿の絵美がいた。


元々細かったのに更に痩せた印象…


今にも倒れそう…


予想的中


絵美が俺にもたれかかってきた。



熱い!!


絵美は熱を出していた。


俺は絵美を抱っこしてソファまで運んだ。


熱を計ると39度8分!!!


俺「お母さんとお父さんは?」


絵美「仕事だから…」


俺「連絡先は?携帯貸して!!帰ってきてもらおうよ」


絵美「いーの。お母さんは仕事が一番だから」


俺「でも…」

絵美「いーの。」


絵美は静かに眠りについた。


何気なく腕を見ると血が固まったようなものがついている。


袖をまくりあげると腕には無数の切り傷があった。


この子は完全に病んでる……


親も病気の時すらそばにいてくれない。
本当に一人ぽっちなんだ…。


胸が締め付けられる思いだった…。



23時頃、お母さんが帰ってきた。
事情を話し、家に入った事を謝り、家を出た。

No.17 12/10/22 16:13
自由人0 

俺は帰りの電車の中で色んな事を考えていた。


絵美は可哀想だ。
でも俺にはどうしてあげることもできない
俺の気持ちはもう有紗ちゃんに向いている
中途半端に関わっても絵美を傷付けるだけだ。


もう関わらない方がいい。
今日で最後にしよう。


俺はアドレスを変えて、絵美の番号を着信拒否した。



俺は何事もなかったかのように有紗ちゃんと過ごしていた。



絵美の事は気にはなっていたけど、中途半端に連絡を取ると、絵美も有紗ちゃんも傷つけてしまう。


ダメだ。
連絡はしちゃダメだ。


俺はこのまま有紗ちゃんと幸せになるんだ。


そう決めたんだ。


自分に言い聞かせていた。



ある日、知らない番号から電話がきた。



出ると絵美のお母さんだった。



絵美ママ「あの、私絵美の母です。絵美のが倒れて…病院にいます。絵美が携帯を持って倒れていて…あなたの番号が画面に出ていたので…ご連絡させて頂きました。あの、もしよろしければ、病院に来て頂けないでしょうか…。お願いします。」


俺は困った。
悩んだ。
行ったら有紗ちゃんを裏切る事になる。
でも行かなかったら絵美は?


有紗ちゃんと別れたくない。
離れたくない。
有紗ちゃんを失うなんて考えられない。


でも有紗ちゃんは明るくて社交的な子。
俺がいなくても友達はたくさんいる。
俺と別れてもすぐ彼氏は出来るだろう。
でも絵美は…
俺しかいない。
俺を求めてる。


1時間悩んで答えを出した。


けじめとして有紗ちゃんに別れを告げてから行こうと思った。
でも有紗ちゃんは電話に出ない。
気が動転して忘れていたけど
有紗ちゃんは今日バイトだったw


俺は絵美の元へ向かった。

No.18 12/10/22 18:36
自由人0 

絵美のお母さんから聞いた病院へ急ぐ


病院に着き、エレベーターに乗る



絵美の病室に急いだ
y


個室だ。


コンコン


俺はドアをノックする



「どーぞ」


絵美のお母さんだ。


俺「失礼します」


絵美ママ「あら、あなたは…」


俺「加藤裕紀です。いつもお世話になっています」

絵美ママ「無理言ってごめんなさいね。先生が言うにはね、精神的なものじゃないかって…。絵美から何か聞いてる?」


俺「いえ…」


絵美はベッドで寝ていた。


絵美ママ「私、これからちょっと抜けられない会議があって…後で必ず戻ってくるから、それまでお願いできないかしら?」


俺(こんな時でも仕事かよ…いい加減気付いてやれよ…)


俺「はい。わかりました。」



絵美のお母さんはさっさと病室を出て行った。


絵美は最初に会った時より何kgくらい痩せたんだろ…
本当に細い。
弱い心に弱い体…



俺は絵美のベッドの横に椅子を置いて座った
絵美の手を握りながらボーッとしてるうちに寝てしまった


「ゆうき…?」


絵美の声で目が覚めた。


俺「大丈夫?気分はどう?」


絵美「何でここにいるの?」


俺「絵美が倒れたって、お母さんに聞いて…」


絵美「お母さんは?」


俺「会議だって。でも戻ってくるって。」


絵美「…そっか」



俺「絵美、俺決めたから。俺、絵美のそばにずっといるよ。離れない。もう寂しくないよ。だからちゃんとご飯食べて、元気になって、いっぱい遊ぼ。」


絵美「…でも彼女は?」


俺「もう別れるよ。俺は絵美の方が大事だから。」


絵美「ありがとう。もう寂しくないね。」





お母さんが戻ってきた。


俺「あ、俺終電間に合わなくなったら困るんで、帰ります。また明日来ます。」


お母さんに頭を下げて、病室を出た。



「待って!」



絵美のお母さんが追いかけてきた。


絵美ママ「絵美が駅まで送ってあげてって。車で送るね。」


俺「あ、ありがとうございます」


絵美のお母さんの車に乗り込んだ。



絵美ママ「ごめんね。あの子迷惑ばかりかけてるでしょう?精神的に不安定なのよ…。体も弱いし…。」


俺「大丈夫です。お互い様ですから。」


絵美ママ「そう言って頂けると救われるわ。これからもよろしくお願いします。」



俺は絵美のお母さんにお礼を言って車を降りた。





さぁ…ここからだ…。


有紗ちゃんには何て言おう…。



電車の中でずっと考えていた。

No.19 12/10/22 19:06
自由人0 

家に着くと有紗ちゃんの靴がある。



有紗ちゃんはソファで寝ていた。
可愛い寝顔…。


俺には勿体無いくらいいい女だ。



有紗ちゃんに布団をかけ、手を握りながら寝た。


今日が最後……。



朝起きると有紗ちゃんはテレビを見ていた。



有紗「あ、裕紀くん起きた?」



俺「昨日ごめんね。帰り遅くて」


有紗「待ってたんだけど寝ちゃった~ごめんね。」


有紗ちゃんは俺の横にピタっとくっついて座った。


有紗ちゃんはどこに行ってたの?って聞かない。
怒らない。
いちいち詮索してこない。


居心地がいい…


でももうお別れなんだよな…



有紗「ねーねーゆうたん!!」


俺「なに?」



有紗「昨日できなかったからさ~、昨日の分までラブラブしよっっ」


俺(あぁ…どうしよう…言わなきゃ…)


俺「有紗ちゃんごめん。本当にごめん。」



有紗「???」


俺「今までありがとう。もう別れないといけなくなった…」


有紗「えっ?何で?何で?有紗なんか嫌な事したかな?」


有紗ちゃんが泣きそうになってる……


俺「そうじゃないんだ。俺が全部悪いんだ。有紗ちゃんには俺なんかよりもっといい人いるよ」


有紗「何で?有紗には裕紀くんしかいないよ!!有紗は裕紀くん大好きなのに…別れるとか言わないで…」


有紗ちゃんは泣き出してしまった。



俺「本当にごめん。ごめんなさい。」


有紗「やだ!!やだ!!有紗別れないから!!」


有紗ちゃんは俺を押し倒した。
そのまま激しいキスをしてくる。
シャツのボタンを開き、ズボンも下に下げられた。


俺「だめだよ…有紗ちゃん…」


有紗ちゃんはそれでも辞めない。
俺のパンツを下げ、アソコを舐めだした。


こんな時でも体は正直w

有紗ちゃんに反応しまくっているw


有紗「ほらね、ゆうたんだって有紗の事好きなんじゃん!!何で別れるとか言うの?一生離れてやんない!!」


有紗ちゃんは怒っている。
でも俺から一生離れないなんて
可愛くて可愛くてたまんないw


俺(あー…どうしよう…ほんとに。)




自分の気持ちは自分では抑えられない。
目の前で好きな人が俺を求めてる。
俺の心は完全に有紗ちゃんが支配している


でも…俺は自分の気持ちに嘘をついて絵美を選んだんだ。


俺は甘えが出た。


最後、これで最後にしよう。


最後に有紗ちゃんと愛し合って、思い出として封印しよう。

有紗ちゃんを思いきり抱き締めた。

No.20 12/10/22 19:27
自由人0 

最後だと思うと、俺は自分の体中の精子を一滴残らず有紗ちゃんの中に出したくなった。


めちゃくちゃ激しいセックス。
俺は狂ったようにいきまくった。


合計7回。
朝から始めて気付けば夕方。


有紗ちゃんは生理前。
全て中にそのまま出した。


疲れ果てて俺と有紗ちゃんは抱き合いながら寝てしまった。




……


暗闇の中。
何かが光っている。



携帯。



俺の携帯だ。



起き上がろうとしても体に力が入らない。



何とか起き上がって俺は携帯を開いた。




絵美




絵美?



絵美!!



俺(やべー忘れてた!!寝過ごした!!)


時計を見るともう深夜1時!!
終電はもう行ってしまった。



俺は我に返った。


結局有紗ちゃんとも別れられていない。
男の欲望丸出しで何やってたんだ!!


あーバカだ…


絵美からの電話は鳴り続ける



「どーしたの?」


有紗ちゃんが目を覚ました。



有紗「電話だれ?」


俺「…とっ友達!」


明らかに声が裏返っていた
焦りが隠せない…
もうダメだ…


有紗「貸して!!有紗が出る!!」


有紗ちゃんは俺の携帯を奪い取った。


有紗「もしもーし?ゆうたんの彼女で~す♪どちらさんですかぁ?」


絵美「………」


有紗「もしもしー?何か言いなさいよー」


絵美「………別れたんじゃなかったんだ……」


絵美がボソッと言う。



有紗「はいー?聞こえないよー。ちゃんと喋ろうよー。」


俺は何も出来ずにただただ立ち尽くす。



絵美「わ……別れてよ。裕紀と別れてほしい。」


有紗「はぁ?あんた誰さ?私、彼女ですけど!!!!さっきだってゆうたんとずーっとラブラブしてたの~ゆうたん有紗を離してくれないから~朝から始めてこんな時間になっちゃったwあ、もしかして約束してたぁ?ゆうたんなーんにも言わないから知らなくてwごめんね~。」


絵美「ヒドイ……もういい……さようなら……」



有紗「?さよーなら。」



電話が切れた。


有紗「ゆうたん言ってやったよ!!この子に困ってたんでしょ?もう自由だよ~!!さよならだって!!」


俺は嫌な予感がした……


また絵美は腕を切るかもしれない。





有紗ちゃんは満足したようで
上機嫌だった。

No.21 12/10/22 19:50
自由人0 

俺は学校を休むつもりで始発に乗った。
絵美の地元に行くためだ



俺は何やってんだ…
何がしたいんだ…
これじゃあどっちつかず。
二股と同じだ…。



絵美の病院に着いた。
絵美は寝ていた。



俺(ホッ…)


俺は安心して胸を撫で下ろした。



絵美の横で絵美が起きるのを待つ。



絵美「ゆうき?」



絵美が目を覚ました。



俺「ごめん。」



絵美「………」



俺「謝って許される事じゃないよな…」



絵美「絵美今日退院するの。裕紀にお願いがある」


俺「何?何でも言って。」



絵美「後で言う」



絵美のお母さんが迎えに来て絵美は退院した。



俺も一緒に家に行った。



お母さんはまた仕事へ。


絵美と二人きり。



俺「さっき言ってたお願いって何?」



絵美「絵美とエッチしてほしい」



俺「え?……だめだよ。絵美はまだ体が万全じゃないし、俺はまだ彼女と別れられてない。こんな中途半端な状態で絵美とエッチなんか出来ない…。」



絵美「何で…?やっぱり彼女の事が好き…?絵美は好きになれない…?」


絵美は細い細い体を震わせている。


絵美「それともガリガリで気持ち悪くて勃たない?」


俺「そういう事じゃないよ…」


絵美「じゃあやってよ。早く!!」


絵美は自ら服を脱ぎ捨て、俺の手を自分の胸に持っていった。


そして激しいキスをしてきた。



俺「だめだっ…て」


絵美「いいの。入れてほしいの」



俺「ダメだって…!!」


絵美は俺のズボンとパンツを一緒に下げた。


俺のアソコを舐める。






……反応しない……




俺「だめだっつってんだろ!!いい加減にしろよ!!お前は寝とけよ!!」



俺はそう言い残して、服を直して家を出た。


俺はムラムラしていない
アソコも勃たない。
体が全く反応しないんだ。



歩美の時も
お姉さんの時も
有紗の時も

ビンビンになるのに…
キスされるだけで我慢出来なかったのに。


絵美にだけはなぜか反応しない。

No.22 12/10/22 22:06
匿名 ( ♀ grN6h )


マーク

No.23 12/10/23 08:28
まな ( Fxounb )

主さん!その後がめちゃくちゃ気になります!!更新楽しみにしてます!

No.24 12/10/23 09:04
自由人0 

俺はエロさに関しては自信があった。
勃ちの良さにも自信があったw


いくら自分の心に嘘をついても、
体までは嘘をつけないという事なのか…




あてもなく、大通りをブラブラ歩いている。




幸せそうなカップルとすれ違う。




俺は自分でもどうしたらいいのかわからなくなっていた。





俺はダメ男だ。
自分に絶望する。






ベンチに座ってぼーっとしていた。




いつのまにか2時間もたっていた。




俺は学校まで休んで何をしているんだろうか…




ようやく固い決意をした。
有紗ちゃんに絵美の事、全部本当の事を話そうと決めた。





足取りは重い……



帰ると有紗ちゃんがいた。

俺は玄関に入るなり、すぐに話をふった。
決意が鈍らないうちに…。



俺「大事な話があるんだ」



有紗ちゃんは不安そうな顔をしている。

No.25 12/10/23 09:15
自由人0 

俺は意を決して話を始めた。



俺「実は昨日の子は……」



俺は絵美がいつも一人ぽっちで、何か重い過去もあって、自傷をしていることも話した。
ストレスから倒れて入院したことも話した。



有紗「……そうなんだ…。可哀想だね。有紗酷い事しちゃったよね……」


優しい有紗ちゃんは自分を責めている。



俺「だから今、あの子は誰かがそばにいてあげないとダメなんだ、正直な気持ち、俺は有紗ちゃんが好きなんだ。でも今は一緒にいられなくなっちゃったんだ」



有紗「……わかった。有紗待ってるから。あの子が落ち着いたらまた戻ってきてくれるって信じてるから。」


俺「本当にごめん。ありがとう。」



涙を溜めながら俺に抱きついてくる有紗ちゃんをそっと抱き締めた。




大好きな人との別れは辛い。




お互いに好きなのに……。



でも今はこうするしかないんだ。



俺がいないと絵美は死んでしまうかもしれない。



俺が守ってあげないと。




同情……



こんな気持ちのまま
絵美のそばにいる事を選んだ俺、
この頃は絵美を守りたい一心で
ますます絵美を傷付ける事になるとは
思ってもいなかったんだ。

No.26 12/10/24 09:42
自由人0 

俺は有紗ちゃんとの思い出に浸っていた。



一人ベッドに寝転がり、天井を眺める。



さっきまで有紗ちゃんがいた部屋。


昨日まで一緒に寝たベッド。




夢のようだったな。




ご飯を作る気にもなれず、
コンビニにご飯を買いに行った。



店内を見ているとバイト情報誌が目に入った




俺(そういえば学もバイト始めたって言ってたなぁ…)


無料なので持ち帰ってみる




家に帰り、バイト情報誌をペラペラ見る



ある求人広告が目に入った。



それは徒歩5分の場所にある居酒屋


時給もまぁまぁ


実は高校生の時も居酒屋でバイトしてたんだ。


俺(こっちきてから遊びっぱなしだしな。働いて気分変えよう。金も貯まるし!)


早速電話し、面接をする事になった。



俺は大切な事を忘れていた。


これが絵美を狂わせてしまう原因になるとは……



取り返しのつかない事をしていた。

No.27 12/10/24 09:59
自由人0 

風呂に入り、寝る前にアラームをかけようと携帯を手にする


俺(あ、充電切れてた…)


充電器をさし、
しばらくしてから電源を入れた。




新着メール21件




俺(は?迷惑メールか?)





メールを見た。





ほとんど絵美からだった…





絵美「辛い。」




絵美「死にたい」




絵美「さよなら」




こればっかり……。




俺は謝ってない事に気付き、慌てて電話をかける。




出ない。




出ない。




何度かけても出ない。






諦めて寝る事に……




俺(明日謝ろう)




アラームをかけてそのまま寝てしまった。






翌日
俺は学校が終わってから居酒屋の面接に行った。




店長さんがメチャクチャいい人で。
俺が経験者だと知り、即採用!
その日から働く事に。



俺はそのままバイトに入った。




小さめの店で、店長と正社員は3人、バイトは俺含めて4人。

大学生2人と高校生1人。



俺は正社員の女性に仕事を教えてもらう事になった。



社員さん「松山です。よろしくね。」


俺「加藤裕紀です。ご迷惑をお掛けするかと思いますが、頑張りますのでよろしくお願いします。」



松山さんは23歳。
彼氏と同棲中。
眼鏡をかけていて、
髪は黒
真面目そうだ。



俺(キレると怖そうだな……w)



この日は店のルールや仕事の流れを教わり、
メニューと値段を覚えてくるよう言われ、
バイト初日は終了した。



店長「まかない食べてくかい?」



俺「はい!!」

No.28 12/10/24 10:20
自由人0 

美味っ!!!!


まかないめっちゃ美味い!!


前働いてた店とは大違いだな。



前の店のはまずかったんだ。



まかないも食べ終わり、
俺は満足して家に帰った。



帰るとすぐに
メニューの一覧を見て覚える



俺は見かけによらず頭はいいんだw


暗記は得意中の得意w



すぐ覚えられた。




俺(明日も学校も仕事もあるし、早く寝よっと)




俺(あ、風呂入る前に絵美に電話しないと)




俺はズボンのポッケに手を入れる




あれ?


あれ?



携帯がない!!!!



家中探し回るが見付からない。




俺(きっと店に忘れてきたんだ…)



俺は慌てて店に向かう




店は閉店の時間。



裏口から入る。




店長「あー良かった!!加藤くん携帯忘れてたよ。松山さんが見付けてくれたわ」



俺「あ、ありがとうございます。」



俺は帰ろうとしていた松山さんにお礼を言おうと声をかける。



俺「松山さん、携帯見付けてくださり、ありがとうございます。」


松山さん「あー全然いいよ。」



松山さんと一緒に店を出て夜道を歩く。



松山さん「それ、プリクラ。彼女?」



有紗ちゃんが勝手に貼ったプリクラだw



俺「あー、元カノです。おととい別れちゃいました。」



松山さん「え?おととい?ごめん。聞いちゃまずかったね(汗)」


俺「いいえー。大丈夫ですよ。松山さんは彼氏とかいるんですか?」


松山さん「いるよ。同棲してるんだ。私とタメのね。」



俺のアパートの前に着いた。



俺「あ、俺ここです。松山さん近いんですか?」


松山さん「えっここ?近いねー。うちはあそこ曲がってすぐ!」


俺「女の人一人じゃ危ないんで、送ってきますよ」


松山さん「すぐそこだからいいのにー。若いのにしっかりしてるね」



松山さんのアパートの前に着いた。


俺「じゃあ俺はここで。また明日お願いします!」



松山さん「ありがとねー。また明日ね!」



俺は慌てて絵美に電話する。




出ない。




もう寝てるか……




メールしとこう。




俺「おとといはごめん。明後日行ってもいい?」



俺が寝るまで返信はなかった。

No.29 12/10/24 10:42
自由人0 

翌日。
また学校とバイト。



学校が終わり、学とカラオケで時間潰して、
店に向かう。


まだ絵美からの返事はない。



バイト前に電話してみる。



………が、出ない。





今日はメニューのテストをして、
合格!!!!
早速ホールに出た。



最初は松山さんに見ててもらう




松山さん「大丈夫そうだね!さすが経験者!」



褒めてもらって上機嫌な俺w



男って単純だなw




この日もバイトを終え、俺は充実感でいっぱいだった。



また同じ方向の松山さんと一緒に帰る



松山さん「あ、さっきみんなに渡したんだけど、加藤くんには渡してなかったね!これ食べる?」



手作りクッキー。



俺「あ、ありがとうございます。頂きますね!」


この日も松山さんのアパートの前まで送って行った。



でも松山さんの彼氏は留守のよう。



松山さんは彼氏が出掛けないと言ったから、
鍵を持ってきてないらしい。



松山さん「あー…困ったな。電話も出ないや…。加藤くんはもう帰っていいよ。」


俺「え、でも……」


夜中に女性を外に一人残して置いてけないw



俺「俺、腹減ってるんで、そこのマック行きません?」


本当はまかないで満腹だw



松山さん「え、さっきまかない食べなかったっけ??」


俺「俺、大食いなんですw」


松山さんは笑ってた。
この人が笑ったとこ、初めて見たな。




彼氏は相変わらず電話に出ない。




俺はテリヤキバーガーセットを無理矢理腹に押し込んだw



色んな話をする。



松山さんの彼氏はミュージシャンを目指してるそうだ。



その時、
松山さんの携帯が鳴った。



松山さん「もしもし、いまどこ?」



松山さんは自然とトイレの方へ。



でも声は聞こえる。



電話の相手は彼氏?



松山さんはめちゃくちゃ謝っている



松山さんが電話を終えて、戻ってきた。




松山さん「彼氏帰ってきたみたいだから、帰ろう。」



俺達は松山さんのアパートに向かった。




松山さん「今日はありがとね。」



俺「いえ!」


松山さん「気を付けてね。また明日!あー明日休みか、明後日だね!」



俺「はい、おやすみなさい」



俺は帰り道、絵美にメールする。



俺「メール返って来ないけど…本当に悪かったと思ってる。ごめんね。」



明日までメールが返って来なくても、
行って直接謝ろうと決めた。

No.30 12/10/24 10:56
自由人0 

翌朝。
やっぱり絵美からは音沙汰無し。



学校が終わり、
絵美の所へ行くために電車に乗った。



絵美の自宅近くの駅に着いて、
もう一度電話してみる。




出ない……




絵美の自宅の前へ。




インターフォンを鳴らしてみるも、
誰も出ない。




俺(どーしよ…待ってるか…)



俺は絵美の家の前の歩道に座り込んだ。



寒い(´Д`)



12月の外は寒すぎる。




俺は時計を見る。




俺(もうすぐ23時か……。終電まで待って帰って来なかったら帰ろう。)



その時、絵美のお母さんの車が帰ってきた。



絵美ママ「あれ?あなた、裕紀くんだったっけ?」



俺「あ、こんばんは。そうです。絵美さんは…?」



絵美ママ「絵美、今日は友達の家に泊まりに行くって言ってたから帰ってこないよ」


俺「あー…そうですか…じゃあ俺帰ります。絵美さんによろしくお伝えください。」



俺は仕方なく帰る。



俺(泊まりに行くような友達いたんだな。絵美が楽しんでるならまぁいいか。)



俺は帰りにコンビニに寄り、カップラーメンと温かいお茶を買った。



体は完全に冷えきっているw


家に帰り、お風呂に入って、
カップラーメンを食べて寝た。

No.31 12/10/24 11:12
自由人0 

翌朝。
体がダルイw
めちゃくちゃ寒気がするw
完全に風邪だな~……



学校もバイトも無理して行くw
俺は熱があっても基本休まないw



学校は何とか持ちこたえたが、
バイトが問題だ。



でも俺は体調悪いのを隠し
そのまま働く。



そして無事に仕事を終えた。




その日はかなり忙しかった。




また松山さんと一緒に帰る。




松山さんの顔が腫れている??



見間違い??



俺(浮腫んでるだけだったら失礼だし言うの辞めよw)



松山さん「あ、昨日手相見てもらってきたんだけど、加藤くんの見せて?」



………。



松山さん「加藤くん?」




俺「はい?すいません。聞いてなかったです。もう一度お願いします。」



松山さんは俺のおでこを触った。




松山さん「やっぱり!まかないもいらないって言うし、変だと思ったら、熱あるでしょ?」


俺「はい、実は朝から体調悪くて…」



松山さん「朝からなんか食べた?」



俺「いえ、食欲ないんで…」



松山さん「大食いなんでしょ、ちゃんと食べて早く治さないと。おかゆ作ってあげようか。」



俺「あ、いいですよ。大丈夫です。」



松山さん「だめだめ、家にお邪魔させてもらうね。」



松山さんは結構強引w
半ば強引に、うちに入ってきたw



松山さん「ほら、着替えて布団に入りなさい。出来たら持ってくから。」



俺「……はい。お願いします…」



俺はやっとベッドに入れた。



松山さん「出来たよー。食べてね。」



俺はダルくてなかなか起き上がれないw




松山さん「食べさせてあげようか?ほら、あーん」



俺「いや、いいです、自分で食べますw」




松山さんは洗い物もしてくれて、帰って行った。

No.32 12/10/24 11:23
自由人0 

俺は爆睡した。



朝になると熱が下がってた。


今日は土曜日。
絵美のところ行こう!!



また絵美に電話する。



でも出ない……。




俺(またアポ無し訪問wストーカーちっくでやだなw)



俺はいつものように電車に乗り、
絵美の自宅近くの駅で降りる




改札を抜けた時、
絵美らしき人を見付けた。



走って近寄る




そこに……




知らない男が絵美らしき人の元へ





手を繋いでこっちに来る





俺は慌てて柱に隠れた。




影から様子を見る。





やっぱり絵美だ。






絵美が知らない男に笑顔を振り撒いている。





そのまま後をつける。




まるで恋人同士。





絵美は男に甘えている。





俺は声もかけられなかった。




二人はどこかへ消えて行った。





俺(絵美……彼氏出来たのかな。)




絵美が幸せならそれでいい。
俺は不要になったという事だ。





このまま身を引こう…




俺はこの日を境に絵美に連絡するのを辞めた。

No.33 12/10/24 11:43
自由人0 

今日はバイトが忙しい
金曜土曜は毎週忙しい。



俺は気を取り直してバイトに行った。




松山さんがいない。




出勤のはずなのに。




俺(風邪移したかな…?)



松山さんに電話してみる。





出ない。





まぁ彼氏もいるし、大丈夫かな…




俺はバイトを終えて家に帰った。




アパートの階段を登り、部屋の前に…





!!??




俺「ま、松山さん!?」




松山さんは俺の部屋のドアの前でうずくまっていた。




12月だというのに、
薄い長袖Tシャツ、下はジャージ。



ふと下を見ると靴も履いていない。




松山さん「加藤くん…」



松山さんは泣いている。





とりあえず部屋に入れるため、
座り込んだ松山さんを立たせるために、
手を掴んだ。





冷たっ!!




長時間外にいたようだ……。





松山さんを部屋に入れ、
ストーブをつけた。




松山さん「迷惑かけてごめんね。」




俺「いや、別に俺はいいんですけど……大丈夫ですか?何かありました?」




さっきは暗くてよく見えなかったけど…




松山さんの顔は赤く腫れている。





間違いなく殴られたあとだ。






俺「これ、冷やさないと。」




俺は濡らしたタオルを松山さんに手渡した。





松山さん「ありがと……。」




松山さんは何も言わない。




俺も何も聞かない。




ただ、彼氏に殴られたという事だけはわかっていた。





松山さん「ごめんね、もう寝るよね?私もう帰るよ。」




正直眠いw
でも帰ったらまた暴力ふるわれそうだし…
泣いている松山さんをこのまま帰すのも、
気が引けた。




俺「もしよかったら泊まってください。あ、俺何もしませんから、大丈夫ですよw」



松山さん「え、でも……本当にいいの?」




俺「大丈夫です!!俺、ソファで寝るんで、松山さんベッド使ってください!!」




松山さん「ありがとう。」





電気を消して横になる。





松山さん「加藤くんって、優しいね……」




俺「そんな事ないっすよw俺最低な男ですからw」




松山さん「そんな事ないでしょ。加藤くんの彼女になれる人は幸せだね。」





やっぱり原因は彼氏だ……。




そのまま静かに眠りについた。

No.34 12/10/24 11:58
自由人0 

俺が目を覚ますと松山さんはもう起きていた。



いい匂いがする。




ご飯を作ってくれていた。




松山さん「あ、起きた?キッチン勝手に借りちゃってごめんね。」




俺と松山さんはご飯を食べた。






松山さんは洗い物までしてくれた。






松山さん「私、そろそろ帰るね。」




俺「一人で大丈夫ですか?」




松山さん「うん。大丈夫。本当にありがとう。また後でお店でね!」





松山さんは帰って行った。







仕事にもちゃんと来ていた。







帰り道。



松山さんは彼氏との事を話してくれた。





彼氏とは3年前から付き合っている。
彼氏は年上で、付き合った当初はちゃんと働いていた。
でも急にミュージシャンを目指すと言い出し、
仕事を辞めて、今も無職。
松山さんが養っている。
酒癖が悪いらしく、
酔うとうまくいかない人生を、
松山さんのせいにして暴れる。
暴力をふるわれる。
束縛も激しい。
でも松山さんは、彼が大好きで、
彼を応援している。
だから暴力にも耐えている。




俺が口を出す事ではないから…
黙って聞いていたけど…
健気な松山さんが可哀想になった。




それからしばらくは学校とバイトの往復。





クリスマスも彼女がいない俺は寂しく過ごしたw




いや、違うんだ。



本当は有紗ちゃんに連絡してみた。





でも有紗ちゃんは好きな人が出来たらしいw





乗り換え早いなw




まぁ俺も人の事言えないw




年末年始は地元帰りたかったけど
バイト入ったばかりだし、
休みくださいなんて言えねーw



年末年始も寂しく過ごすかw

No.35 12/10/24 12:13
自由人0 

冬休みに入った。



学校の友達と男だけで銭湯行くのにはまったw




この日も銭湯に行っていた。



風呂上がりのビールは美味い!!




あ、未成年なのは突っ込まないでねw



向かいのソファに一人の男。



髪は伸びきってだらしない印象。




誰かを待っているようだが、明らかにイライラw



誰かに電話しているw




男「おい、まだかよ!早くしろよ!俺を待たせんなっていつも言ってるだろ!」




おー、こぇーw



モラハラってやつ?w




ほんとにいるんだなぁ。





そこに一人の女性が駆け寄ってきた。




え!!!




松山さんだった……。




松山さん「ごめんね。ごめんね。」



また謝っている。




松山さんの髪はびしょ濡れ。



服も何だか乱れている。




余程急いだんだろう……




男「おせーよ!!一体何分待たせたと思ってんだよ!!罰として今日は外食な。ステーキ。ステーキ食いてぇ。」



松山さん「でも…今月はちょっと厳しくて…」




男「あ?おまえが待たせるから悪いんだろが!!反省してねぇのかよ!」




松山さん「そうだね。ごめんね。ステーキ食べに行こう」




男は立ち上がり、先に出て行った。



松山さんも出口に向かおうと振り返る。




俺に気付いた。
ひきつった笑顔を向けながら会釈して、
彼氏を追った。




予想はしてたけど……




こりゃきついな……。




松山さんの苦労がよくわかる。

No.36 12/10/24 12:42
自由人0 

大晦日。


早めに店を閉めて
高校生を除く従業員全員で忘年会!!



でも店長は厳しいw
ただ一人未成年の俺にはコーラw



盛り上がりに欠けるよなw





他のみんなは呑みまくっている。




二次会はカラオケ。



ここでも俺は烏龍茶w




つまんねーw




松山さんも楽しそうだった。





店長「そろそろお開きにしますか~」




松山さんは酔い潰れている……




店長「加藤くん、悪いけど松山さんを家まで送ってあげて。タクシー代は出すからさ!!」




やべぇよw



あの彼氏いたらどうすんだよw




俺も松山さんもボコボコにされるだろがw




でも彼氏の事は松山さんに口止めされてるから言えないw




俺は松山さんをタクシーに乗せ、
松山さんの家に向かった。




アパートの前に着くと、
部屋の電気はついていない。




俺(ホッ……w)




松山さんはもう歩けないw



仕方なくおんぶして階段を登るw




松山さん「ね~、かと~く~ん、今日彼氏いないよ~。実家帰ってるよ~。だ~か~ら~殴られないよ~。」



俺「そっか。良かったぁ。それにしても松山さん呑みすぎましたねw」



玄関を開け、松山さんをベッドにおろした。




松山さん「冷蔵庫~みず~。」




俺は冷蔵庫をあけて水を持ってきた。



松山さんは水を一気飲みw




松山さん「うっ……ふくろ……」



松山さんが吐きそう(´Д`)




俺は焦って、近くに落ちてたコンビニの袋を取ったw




松山さん「きもちわる~い…やば~い…背中さすって~」



俺は背中をさする



松山さん「もう寝る~一緒にねよ~よ~」



俺「ダメw俺、帰りますよ」



松山さん「だぁ~めぇ~、ねよ~」


松山さんは俺の手を離さないw



俺「ダメですってw俺、襲うかもしれませんよw実は超エロイんでw」


松山さん「い~よ~。しよ~よ~」



松山さんは服を脱ぎ出したw




俺「うわーまじかよw」




しかもめっちゃスタイルいーしw



おっぱいデカイw




松山さん「ほ~ら、ど~ぞ~、好きにして~」


松山さんは俺の手をおっぱいにw




やばすぎるw

No.37 12/10/24 12:50
自由人0 

やばいよやばいよ~w



あそこが反応しまくってるよ~w




松山さん「もぉ~早くしてよ~」



俺「いや、ほんともうやばいんで帰りますね(´Д`)」



松山さん「なんで~?やりたくないの~?やりたくないなら一緒に寝てくれるだけでい~よ~抱き締めて~」


俺は松山さんの隣に横になり、
裸の松山さんを抱き締めたw



生き地獄だw



男なら気持ちわかるよなw



今にも襲いたい衝動と理性との衝突w



どっちが勝つか~










理性勝利w




松山さんは3分で夢の中w




女の子の寝顔って可愛いよなw



松山さんに布団をかけて、
悶々としながら自宅に帰ったw




そのあと一人寂しく抜いたのは言うまでもないw




そんなこんなで年越しした俺w



次エッチできるのいつになるんだろうかw




まぁ…相手いないけどw

No.38 12/10/24 13:45
自由人0 

1月2日
俺の誕生日w



19歳かぁ~早いなぁ~



祝ってくれる人は………





いないんだよな………






今日もバイト
誕生日なのにバイトw




松山さんは大晦日の事を全く覚えていないようだw



おっぱい触ったのも黙っておこうw




仕事終わりに店長に呼ばれた。



店長「加藤くん、今日誕生日だったよね?」




俺「はい。」




店長「これあげる!」




封筒を渡されたw



温泉のペア宿泊券ww




俺(行く人いねぇよ……w)



俺…「いいんですか?ありがとうございます」



店長「貰ったんだけど、うち奥さんと仲悪いからさw俺使わないからあげるよ。新年会落ち着いたら休み取っていいからさ、彼女と行っといで!」



だ~か~ら~




彼女いないんだってば(汗)





有り難く頂く事にw




誕生日祝ってくれるのは母さんだけかなw




おめでとうメールも母さんだけw


寂しいなぁw


彼女がいない誕生日
去年と一昨年は歩美が祝ってくれたっけ。




歩美どーしてるかなぁ。




絵美……どーしてるかなぁ…




絵美と連絡取れなくなってからもう1ヶ月になるな。





何となく心配はしていた。




でも彼氏がいるはずだし、
幸せだといいけど。



19歳になり、
バイトと学校の両立。



友達と遊び~
合コンも行ったけど
いい出会いもなく、
2月になっていた。

No.39 12/10/24 14:02
自由人0 

いつものようにバイトを終えて、
松山さんと帰る。



お風呂に入って、
携帯のアラームをかけて寝る。





いつものように寝た。







携帯の着信が鳴る。






ん?





寝ぼけながら電話に出る。






「はい。」






「ゆうき…?」






俺「んー…?」





「裕紀?寝てた?」





俺「うん……」




「私だよ、絵美。」




俺「んー?どーしたの…?」




絵美「助けて……」




俺「ん…??助けてって?」



絵美「どうしよ……」



俺「ん?てか絵美?なしたの!?」



俺は目が覚めた。




絵美「妊娠しちゃったみたい…」



俺「妊娠?おめでとう。結婚…するの?」



絵美「いや、…」



俺「彼氏の子供でしょ?」



絵美「うん…一応は…」



俺「だったら何も問題ないでしょ。幸せになりなよ。」



絵美「違うの。誰の子かもわからないし。みんな妊娠って聞いたら逃げちゃった…」



俺「?どういう事?」







絵美は俺と音信不通だった時の事を話してくれた。




あの出来事。



俺のあそこが絵美に反応しなかった事。



絵美はあれは自分の体に魅力がないのかと思ったら悲しくなり、
あのサイトで数人の男と出会い、
実際に会ってセックスしまくったらしい。
みんな勃つから、
それが自信に繋がり、
セックスすると男は優しくなる、
またセックスに誘えば、
いつでも来てくれる、
一人ぽっちじゃない。
セックスすればそばにいてくれるんだ、
そう思って、
この2ヶ月、
6人の男とやっていたらしい。
でも男は当然快楽優先。
中出ししたがる。
中に出す時、愛してると言ってくれる
その言葉を信じて、
絵美は全員に中出しを許した。

No.40 12/10/24 14:18
自由人0 

妊娠するのは時間の問題だった。




絵美はそれでも、
そばにいてくれる人、
愛してると言ってくれる人を求め続けた。


でも妊娠したと言った途端、
全員からの連絡が途絶えた。
電話もメールも無視。
どうしたらいいかわからなくなって、
俺に電話してきたんだ。






俺「お母さんには言ったの?」




絵美「まだ……。」




俺「ちゃんと言わないと。絵美はまだ高校生なんだから。」



絵美「うん……。」



俺は罪悪感を感じていた。



俺のせいで、
絵美は自分の体を傷付けまくった。




助けてあげたいけど、
俺じゃあ何もできない……。




俺「絵美、俺、明日行くよ。会って話そう。」




絵美「わかった。待ってる……。」





俺はバイトを終えて、最終の電車に乗った。




最終の電車に乗るという事は、
今日は家には帰れない。
それでもいいから、
今すぐ行ってあげたかった。





絵美は駅のベンチで待っていた。




俺「絵美……!!」



絵美「裕紀……ごめん……」



俺「ここじゃ寒いからどこか行こう」




こんな遅い時間に絵美の家に行くわけにもいかないし、お店でこんな話をするわけにもいかない……



俺「お母さんには出掛ける事言ってきたの?」



絵美「友達の家に泊まりに行くって言った。」



あぁ…あの時も、友達の家に泊まりに行ったと、絵美のお母さんが言ってたな…。



きっと男と会ってたんだろうな…。




俺はビジネスホテルに絵美を連れて行った。




部屋に入る。




絵美は無言だ……



俺は口を開いた。




「絵美、どうするつもりなの?」

No.41 12/10/24 14:33
自由人0 

絵美はうつむいている。


絵美「裕紀…お願いがあるの。」



俺「何?」




絵美「あのさ……。絵美赤ちゃん堕ろしたくない……。裕紀、赤ちゃんのパパになってほしいんだけど……。」




………。




俺「………」




確かに俺のせいで絵美はこうなってしまった。



でも………きっと今の俺は、絵美に愛情はない。
同情と罪悪感だ……。



絵美のお腹にいるのは俺の子供でもない……。




今の俺は学生だ。



養える経済力もない……。




無理だ。




どう考えても無理だ……。




でも……。




俺「………少し考えさせて……。」



絵美「そうだよね。こんな重大な事、すぐに決められないよね。ごめんね。」




コートを脱いだ絵美は以前にも増して痩せ細っていた。




俺「絵美…今何kgある?」



絵美「33kg」



女の体重はわからない。



でも150cmの高校生の女の子が33kg…。



明らかに痩せすぎだとわかる。



33kgなんて、小学生の体重だ……。




俺「ごめん。辛い思いさせてごめん。傷付けてごめん。本当にごめん。」



俺は今にも折れてしまいそうな絵美を思いきり抱き締めた。



絵美「チューしてほしい…」



俺は絵美に優しくキスをする…



絵美「今日は……最後までしてくれる……?」



目に涙を溜めながら俺を見つめている。





俺は何も言わずにキスを続けた。

No.42 12/10/24 14:52
自由人0 

絵美は自然とベッドに横になる。



俺は絵美の上にまたがり、
キスを続ける。



唇、顔、耳、首筋、鎖骨のあたり…



そして優しく胸を触った。



絵美のおっぱいは小さい。




最初は服の上から。


絵美「裕紀…脱がせて。」




俺は絵美が着ていたカーディガンのボタンをはずす。



キャミソールを脱がせる。


ブラジャーのホックをはずす。



絵美の可愛いおっぱいが顔を出した。




おっぱいを優しく舐める。




体中にキスをする。




いつもより優しく、丁寧に。




そーっと下に手を伸ばす。




絵美のあそこはびしょ濡れだ。




俺も興奮してはいる。




でもやっぱり勃たない…。



勃ってくれよ…頼むよ…(´;ω;`)




絵美は優しく俺のズボンとパンツを下げた。




舐めてくれる。



まだふにゃふにゃなアソコを優しく舐めてくれる。




そんな姿が愛しい。



この日は万全ではないし、
ビンビンではなかったけど…。


何とか勃った。



俺は今年の始め、
コンドームを財布に入れると、金が貯まると聞きw
財布にコンドームを入れていたw



俺は財布からゴムを取りだし、
着けようとする。



絵美「ゴムいらないよ…妊娠してるんだし…」


俺「え…でも……。」


絵美「着けてほしくないの。中に出してほしい。」



俺はそのまま入れた。




早漏な俺は、
いつもなら10分あればイク。



でもこの日はなかなかいけない。


それどころか、
中折れしてしまってる……。



絵美「裕紀、やっぱりダメ…?」


俺「ごめん……。」




お腹に負担をかけるのも良くないと思ったし、途中で辞めた。




絵美「無理言ってごめんね。」




俺「俺こそごめん…。」




その後またキスをした。
何十回も。
俺はそのまま絵美を抱き締めながら寝た。

No.43 12/10/24 15:00
自由人0 

翌朝。
俺は絵美とホテルを出た。



始発に乗るため、駅に向かった。




駅まで絵美もついてきた。




絵美はやっぱりまだ元気がない。




俺は絵美に言った。




俺「絵美、結婚しよう。」




絵美「……ほんとに…?ほんとにいいの…?」



俺「俺はまだ学生だし、頼りないけど、俺も親に話して協力してもらえるようにお願いしてみる。バイトも頑張るから。一緒に暮らそう。絵美とお腹の子を幸せに出来るように頑張るから。俺と結婚してください。お願いします。」



絵美「……はい。お願いします。」



俺「幸せになろう。一生大切にするよ。」





俺は結婚を決意した。
お腹の赤ちゃんを自分の子供として育てる。




それがどれだけ大変な事か……。
19歳の俺にはわからなかったんだよな。

No.44 12/10/24 15:26
自由人0 

俺は学校に行き、
帰ったらすぐに母さんに電話した。



母さん「もしもし?裕紀?」


俺「母さん、今大丈夫?」


母さん「うん。」


俺「母さん、俺、結婚しようと思ってる」


母さん「ん?彼女出来たの?」


俺「うん。今すぐ結婚しようと思う」


母さん「え?裕紀まだ19でしょ、それに学生なんだし。卒業して、ちゃんと就職してから考えなさいよ。」


俺「それじゃ遅いんだ。彼女のお腹には赤ちゃんがいる」


母さん「はっ?裕紀!!何言ってるの!?よその娘さんを妊娠させたって事?」


俺「違うんだ。俺の子供じゃない。でも彼女を守りたいんだ。幸せにしたいんだ。子供も俺の子供として育てたいんだ。」


母さん「……裕紀…。何言ってるの?よその男の人の代わりに、あなたが父親になるって事?何でまたそんな事を……。」


俺「母さん。お願い。わかって。学費は必ず返します。だから卒業だけはさせてください。バイトも頑張るから…。」


母さん「本気なの…?今週末帰って来なさい。お父さんにもちゃんと話なさい。」




まずは、俺の親を説得しないといけなかった。



週末、バイトの休みを貰って実家に帰った。



俺は父さんにも話した。



当たり前だけど、怒鳴られた。



何でおまえが責任取る必要があるんだ!!


よその男の子を妊娠するような女のどこがいいんだ!!


第一、お前はまだ学生だぞ!!


父さんと母さんが稼いだ金で学校に通って、ご飯食べてるんだぞ!!


お前の僅かなバイト代じゃ、生活出来ないんだぞ!!


わかってんのか!!


父さんは絶対に認めない!!


婚姻届にサインしねーからな!!







当たり前の反応……。


どこの親だってそうだろうな……。



でも俺は言った。



俺「でも本当に彼女が好きなんだ。大事にしたいんだ。守っていきたいんだよ。父さんが母さんを大事にしてきたのと同じ気持ちなんだよ。お願いします。協力してください。お願いします。」



父さん「ダメだ!絶対に認めない。」



父の意志は固く、
とてもじゃないけど無理だ。
今日はとりあえず帰ろう…。



絵美に電話した。


俺「やっぱり簡単には認めて貰えない…」


絵美「絵美もお母さんに話したら、堕胎しろって……。恥ずかしい事しないでって…。明日強制的に病院連れてかれる…赤ちゃん殺されちゃう…。」




俺「俺も明日病院行くよ。お母さん説得してみる。」









No.45 12/10/24 15:45
自由人0 

俺は日帰りでその日の夜のうちにアパートに帰り、
翌朝絵美の家に向かった。


珍しく、絵美のお母さんの車がある……。


俺は勇気を振り絞って、インターフォンを鳴らした。




絵美のお母さんは明らかに不機嫌だった。




部屋に通され、
コーヒーを出してくれた。




絵美ママ「絵美から話は聞きました。気持ちはすごくありがたいです。自分の子供でもないのに、絵美とお腹の子供を愛してくれる貴方には頭が下がります。でも赤ちゃんは中絶してもらいます。絵美だけを愛してください。お願いします。」



俺「俺も絵美もよく考えました。悩みに悩んで結論出しました。今、絵美のお腹にいる赤ちゃんは俺の子供じゃないです。でも、絵美は俺を愛してくれています。俺も絵美が大切です。お腹の赤ちゃんを含めて愛してます。お腹の赤ちゃんは、今中絶してしまったら、二度と戻ってきません。俺は、絵美の体を傷付けたくない。お腹の中で一生懸命生きてる赤ちゃんに会いたいんです。お願いです。許してください。俺、頼りないけど、頼れる男になれるように頑張りますから。お願いします。」



お母さんは黙ってしまった。




絵美「お母さん、お願い」



絵美ママ「裕紀くん?のご両親は何て言ってるの?」



俺「今は反対しています。でも必ず説得します。」



お母さんはため息をついた。




絵美ママ「絵美は留学した事にします。10年はここに帰って来れないと覚悟してください。それが約束出来るなら結婚して産む事を許します。」



絵美ママ「絵美、彼は赤ちゃんの父親じゃないの。それにまだ若い。もし途中で彼がいなくなっても、一人で育てられるの?お母さんは何も助けられないよ?本当に大丈夫なの?」



絵美「大丈夫です。」



絵美のお母さんには結婚を認めてもらった。




帰ってくるなと、いうのは世間体のためだろう……。


でも裏を返せばそれが絵美のお母さんの愛情。


あえて厳しく突き放している。






俺が絵美を幸せにするんだ。




2週間だけまってもらう事にした。

No.46 12/10/24 15:57
自由人0 

俺は毎日実家に電話してお願いした。



でも父さんは話すら聞いてくれない。



学校にバイト。



もう時間がない……



俺は学校に行かなくなった。





昼間も仕事を始めたからだ。




俺はデザイナーになるのが夢だったんだ。


学校でもデザインの勉強をしていた。




でも……もう諦めるしかない。




俺は鳶の世界に飛び込んだ。





仕事は辛かった。



ガタイがいいとよく誉められる俺。


でもこんなの見せかけの筋肉だ……


現実を突きつけられた。



職人の世界は厳しい。



毎日怒鳴り散らされた。




加えて夜は居酒屋でのバイトを続けている。




毎日倒れそうなくらい働いた。




バイトの帰り道。


いつものように松山さんと一緒に帰る。




松山さん「加藤くん、最近すごく疲れてない?大丈夫?」



俺「そうですか?全然大丈夫ですよ!俺はいつでも元気ですから!!」



松山さん「そう?ならいいんだけど…。」



バイト先にはまだ内緒にしている。
勿論学校にも。

No.47 12/10/24 16:06
自由人0 

明日は日曜日。


昼間の仕事は休みだ。


絵美が引っ越してくる。




絵美とお母さんが来た。



絵美ママ「絵美の事、お願いします。」



絵美と絵美のお母さんは、婚姻届を貰ってきていた。



絵美と絵美のお母さんの欄は書いてある。



あとは俺と俺の親が書くだけだ。




俺が20歳だったらなぁー…


俺が書くだけで、もう夫婦だったのに。



俺の誕生日は1月。


予定日は9月末。



間に合わない……



俺の親が認めてくれなかったら、
絵美は未婚のまま出産するんだ……。




絵美「今日からよろしくね。」



俺「こちらこそ。」



俺には結婚生活を維持していくという事が、どれほど大変な事なのか、
全くわかっていなかったんだ。



このあと徐々に思い知らされる事になるとも知らず……。

No.48 12/10/24 16:28
自由人0 

翌日、
朝起きると絵美がご飯を作ってくれていた。



絵美「はい。お弁当も作ったよ。」



俺「ありがとう。行ってきます!」



お弁当……。


俺は今までコンビニ弁当かカップラーメンだった。


先輩の愛妻弁当が羨ましかったんだよな。






仕事が終わり、一度帰宅。



風呂に入り、休む間もなくバイトへ。




絵美「もう行っちゃうの?寂しいな……」


俺「絵美と赤ちゃんの為だからさ。帰りは遅くなるから寝てていいよ。」


絵美「わかった…。行ってらっしゃい。」




バイトして帰宅するのは深夜3時。



疲れはてて家に帰る。



絵美はまだ起きていた。



絵美「ご飯は?」



俺「あれ?言わなかったっけ?バイトある日はまかないあるから夜はいらないよ。その方が節約にもなるし、絵美も楽でしょ?それより赤ちゃんの為にもちゃんと寝なきゃダメだよ…一緒に寝よう…」



俺は歯磨きだけして、すぐにベッドに入った。



絵美が俺に抱きついてくる。



絵美「ねー…今日寂しかったよ…」


俺「ごめんね。寂しい思いさせて。でも絵美と赤ちゃんの為だし、赤ちゃんが絵美とずっと一緒にいてくれるじゃん。だから寂しくないよ。」


絵美「うん…。」



絵美は俺にキスしてくる。



俺もされるがままになっている。




絵美、ごめん、俺眠いよ……w



絵美はキスを辞めない。


ずーっとキスし続ける。



俺のアソコに手を置いてきた。



俺「絵美、ごめん。今日はもう寝よう。明日も6時半には起きないと。」



絵美「わかった…。」



俺はすぐに眠りについた。



朝、俺は目が覚めた。



気付くと絵美が俺のアソコを触っている。



俺が起きた事に気付いた絵美は、
キスしてくる。



朝から激しいキス。



俺はまだ眠いw


でもアソコは朝立ちしているw



絵美「しよっっ」



俺「うーん……」



余り乗り気ではない。



絵美が一方的に責めてくる。



朝立ちしたアソコに、
絵美が上から入れてきたw




絵美は一人で腰をふる。



朝立ちも手伝い、
俺はイッたw



絵美「やっと出してくれたね。」



絵美は嬉しそう。



絵美はパンツをはきだした。


俺「絵美はいかなくていいの?」


絵美「うん?いーよ。絵美は裕紀にイッてほしかっただけだから」



笑顔で言う。



俺は絵美にキスして仕事に行った。

No.49 12/10/24 16:45
自由人0 

今日は残業で時間がなかったから、
そのままバイトに行った。


勿論絵美にはメールして。


バイトが終わり、帰宅。



また絵美は起きて待っていた。



絵美「おかえりー」



俺「ただいま。寝てていいよって言ったじゃん?赤ちゃんの為にもちゃんと睡眠取らなきゃダメだよ。」



俺は急いで風呂に入り、ベッドに入った。



絵美はまたくっついてくる。



俺「おやすみ。」



絵美「おやすみのチューは?」



俺は絵美にキスをした。



が………!!




絵美は俺の頭を押さえて離さないw



絵美はまたセックスする気満々だ……w




俺「絵美、俺もう疲れちゃったから寝てもいいかな?」



絵美「えー…しようよ」


俺「今日はごめん。本当に疲れてるんだ。明日バイトないから明日しようよ」



絵美「やだ。今日じゃなきゃやだ。毎日しないとやだ。裕紀は絵美の事好きじゃないの?」



俺「好きだよ。だから毎日頑張ってるんだし。」


絵美「じゃあエッチしようよ…」


俺「でも毎日はさすがにお腹にも良くないんじゃないかな?絵美も寝ないと赤ちゃん育たないよ。」



絵美は泣き出した。



俺は絵美を抱き締める。


俺「わかったよ。エッチしよ。絵美、大好きだよ。」



俺は疲れてそんな気持ちにはなれなかったけど…


絵美が泣く姿は見たくなかったんだ。




俺は幸せ者だ。



俺は絵美に愛されている。




出そうと努力はした……。



でもいけない。




2時間たっても無理だった。



さすがに絵美も諦め、二人で寝た。




俺は目が覚めた。



気付くと絵美がまた上に乗っていた。



朝立ちしていてビンビン。



俺は15分でイッた。



俺がイクと絵美は満足げ。



自分はいかない。



俺の精子を出すだけで満足する変わった子。




俺はまた仕事に行く。


今日はバイト休み!!!



絵美と一緒に散歩でもしようと思った。

No.50 12/10/24 17:09
自由人0 

俺「ただいま。」



絵美「おかえりー」




玄関に出てきた絵美は、下着姿だった。


お腹はまだ出ていない。


でもお腹の中には間違いなく赤ちゃんがいる。



俺「赤ちゃん冷えちゃうよ。ほら、服着て。」



絵美「いいの、このままで。」



絵美は俺の手を胸に持っていく。




俺「ねー、絵美、気分転換に散歩でもしようよ」



絵美「え~…絵美は裕紀とラブラブしたい。」




絵美が望む事をしてあげないといけない。




俺「いいよ。じゃあ風呂入ってくる」



絵美「じゃあ絵美も一緒に入る!!」



絵美はお風呂に入ってきた。



絵美は俺にすぐ胸を触らせる。



キスを求めてくる。




風呂から上がるなりすぐに絵美は俺のアソコを触ってくるw



俺も絵美の胸を触りながらキスをする。




絵美「入れて!!」



俺「えっ?もう?」



絵美「うん。中に出して!!」



俺は絵美の言う通り、入れてみた。



今日はバイトがない分、あまり疲れてないからか、アソコは元気だw



それでもやっぱり1時間もかかってしまったw



絵美は満足げ。



いつもならすぐにパンツを履く。



でも今は履かない。



俺「絵美もいく?」



絵美「ううん。」



俺はトイレに行き、パンツを履こうとした。




絵美「だめ!!!まだ履かないで!!」



絵美はまたキスしてくる


激しいやつ。



またアソコを触ってくる。



俺「今したばかりじゃん。また?」



絵美「もっともっと出してほしい」



絵美に付き合い、俺もキスをする。



絵美「入れて!!」


俺「えっ、勃ってないよ…」



俺「チューだけじゃだめなの?」



絵美「だめ。もっともっと愛されたい」



俺「そんな事しなくたって愛してるよ。」



それでも絵美は辞めない。


フニャッとしてるアソコを無理矢理入れようとしている。



数時間後、復活w



時刻は深夜2時。



また絵美の中に出した。


絵美は嬉しそう。



満足したようで、やっと寝てくれた。



俺は目を覚ます。



また絵美が先に置きて、俺のアソコを触っている。



またか……。
正直そう思った。




俺は絵美が満足するように、
かなり激しいキスをして、
かなり激しく腰をふった。


やっぱり朝立ちしてると早いw


今日はバイトもあるから、先に寝てるように言って、仕事に出掛けた。

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