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レス156 HIT数 84155 あ+ あ-

ランディ( ♂ xrulnb )
17/12/28 14:08(更新日時)

あの時の出会いは今でも後悔している。

あの事がなければ、もっと楽しい人生を送っていただろう。

まだ自分も若かったから、深く考えず行動してしまった。

No.1774418 12/04/06 02:48(スレ作成日時)

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No.1 12/04/06 03:06
ランディ ( ♂ xrulnb )

あの日仕事を終えた俺は、次の日休みだった事もあり暇だったから何しようか考えた。

携帯をイジっているとメル友の掲示板を発見した。

ちょうど近くで暇してるという女の子の伝言を見つけ、当時の掲示板は直アド可能だった為、
俺はアドレスを載せて返信した。

「今○○にいるからこれから会おうよ」

と返事が来た。

俺は会いに行った。

No.2 12/04/06 03:33
ランディ ( ♂ xrulnb )

俺は20分くらいで着くと連絡し、車を走らせた。

途中、彼女からメールが来た。

服の特徴と待ち合わせ場所の出入り口付近で待ってるということだった。

目的地に着くとそれらしい子が座っていた。

俺は「○○ちゃん?」と聞くと「うん」と答えた。

とりあえず車に乗ってもらい近くのファミレスに行く事にした。

No.3 12/04/06 12:47
ランディ ( ♂ xrulnb )

>> 2 ファミレスに着いてから色々彼女の事を聞いた。

彼女は同じ市内に住んでいる19歳で専門学校に通っているが、日々通っているわけでもないらしい。

最初の待ち合わせ場所の近くに住んでいるとの事。

見た目の印象は決して可愛いと言えないが、服装や持ち物など今風の少し遊んでいそうな感じを受けた。

あとはお互いの自己紹介みたいな事を話し、2時間くらいファミレスで過ごし

最初の待ち合わせ場所まで送って行きその日は別れた。

No.5 12/04/06 14:39
ランディ ( ♂ xrulnb )

そして2日後、仕事を終えて携帯を見ると彼女からメールが届いていた。

今日会えないかという内容のメールだった。

俺は行けるよと返信して待ち合わせ場所に向かった。

それから彼女と合流しごはんを食べに行った。

この日から毎日彼女と会うようになった。

平日は仕事を終えてから、休日は朝から彼女を迎えに行くというパターンになっていった。

No.6 12/04/06 17:31
ランディ ( ♂ xrulnb )

平日はほとんど食事に行くことが多く、

彼女は専門生でバイトもしていない為、

支払いはいつも俺がしていた。

ただ俺と会う約束した時間前には、たまにパチンコで暇を潰しているという事を聞いた。

その時は、「あまり金がないのによく行く金があるなぁ」くらいにしか思ってなかった。

No.7 12/04/07 02:03
匿名 ( ♂ xrulnb )

ある時、いつも通り待ち合わせをすると、

「ちょっと、○○まで行ってくれる?」

と彼女が言うのでそこへ向かった。

着くなり彼女は誰かに電話をかけ、駐車場に来てと言った。

しばらくすると男がやって来た。

男と言ってもおじさんだ

聞く所によると年齢が50半ばで、妻子がいるらしい。

よくわからなかったが、その人を乗せてファミレスに向かった。

No.8 12/04/07 11:35
匿名 ( ♂ xrulnb )

彼女はその人とパチンコ屋で知り合ったそうだ。

どうやらお金はその人から貰ってるみたいだ。

彼女は暇な時はパチンコ行ったり、その人と会ったりしている。

時にはパチンコ屋に呼び出される事もあった。

俺はパチンコをやめて数年経っていて、正直やりたくなかったが付き合ってしまった。

No.9 12/04/07 13:30
匿名 ( ♂ xrulnb )

知り合って1ヶ月程たち、相変わらず毎日会っていた。

カラオケやゲーセン、ショッピングや近場のドライブなどだいたい同じ行動だった。

ただ、パチンコ屋へ行く時だけはあの男を誘っていた。

この頃から彼女の事を意識し始めていたが、彼女の性格が自分の心を悩ませていた。

No.10 12/04/07 15:25
匿名 ( ♂ xrulnb )

彼女はどちらかと言うと我が儘で、言いたい事もハッキリ言うタイプだ。

結構我が儘に振り回される事も出てきたので、その辺が少し気になっていた。

そして日曜日は休みだったので、週末は土曜の夜から遠出する事も増えてきた。

とある週末は夜景が綺麗だと言う事で、六甲山に向かった。

No.11 12/04/07 18:29
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 10 土曜の夜に出発し、高速を使い数時間かかったが夜景には間に合った。

そのまま寝ずに遊んで帰って来た。

時に、県外の湖も見に行った。

ある時、東京へ行こうと言う話しになった。

勿論、高速を使って数時間かかる距離だが行く事になった。

  • << 13 特に行きたい所もなく、東京の街を車で走った。 横浜にも行った。赤レンガ倉庫と中華街に行った。 富士山に向かったが時間も遅くなってきたので帰る事にした。 それからも相変わらず毎日会っていた。 ある時、平日が休みなった。 朝からその子とおじさんと3人で遠出しようという事になった。

No.13 12/04/07 23:06
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 11 土曜の夜に出発し、高速を使い数時間かかったが夜景には間に合った。 そのまま寝ずに遊んで帰って来た。 時に、県外の湖も見に行った。 ある… 特に行きたい所もなく、東京の街を車で走った。

横浜にも行った。赤レンガ倉庫と中華街に行った。

富士山に向かったが時間も遅くなってきたので帰る事にした。

それからも相変わらず毎日会っていた。

ある時、平日が休みなった。

朝からその子とおじさんと3人で遠出しようという事になった。

No.16 12/04/09 10:41
匿名 ( ♂ xrulnb )

彼女とは食事や遠出でだいぶお金も使っていたので、今回はおじさんに車を出してもらった。

今はなくなってしまったが、県外の遊園地など行った。

よくわからないが、そんなに楽しくなかった。

その後も彼女とは相変わらず毎日会っていた。

ある時、ファミレスで彼女がこんな事を言った。

No.17 12/04/09 11:29
匿名 ( ♂ xrulnb )

この時ファミレスには、彼女の友達の女の子も一緒だった。

彼女は友達に

「○○君て、何となく生田斗真(当時はまだジャニーズJrの頃)に似てない?」

と聞くとその友達は

「目の辺りがちょっと似てるかな」

と言ったが俺はこの時、生田斗真を知らなかった。

彼女は

「二重にした方がカッコよくなる感じがする」

と言ったので場所を変え、何故かアイプチで二重にしてみようという話しになった。

No.18 12/04/09 14:10
匿名 ( ♂ xrulnb )

アイプチで二重にされた俺を見て2人は

「やっぱり二重の方がいい!絶対いいよ」

と言われたが、正直俺は一重でも別によかった。

自分で鏡を見ると、やっぱり変な違和感もありこんなのがいいのかと思った。

しかし、彼女と会う度にまずは俺のアイプチから始まるようになった。

まぁ彼女がいいと言うならいいかと思った。

No.19 12/04/09 17:40
匿名 ( ♂ xrulnb )

そんなある時彼女が、

「ねぇ、アイプチで二重じゃなくてホントに二重の整形したら?」

って言われた。

「何でだよ、やだよ」

と俺は当然拒んだ。

「だって二重の方がいいし、絶対モテるよ」

「別にモテなくてもいいし、やりたくたい」

「はぁ?何で?」

「何で?って意味がわかんねぇし、本人がやりたくないって言ってんのに、何でそこまで強制する?」

「だってモテたくないの?」

「だから別にモテなくてもいいし、整形してまでモテたいとも思わん」

と会話が続くと彼女が

「ああそぅ」

と何故か少し逆ギレだった。

No.21 12/04/09 23:12
匿名 ( ♂ xrulnb )

主です。

皆さんレスありがとうございます。

更新が遅くすみませんが、最後までレスしていきます。

♀40さん

実話です。10年くらい前の事です。

No.22 12/04/10 01:25
匿名 ( ♂ xrulnb )

しかも、何故かスネていた。

「わかったからとりあえずスネるなって。ていうか整形なんてお金かかるし、何か手術もやだし」

当時、俺は整形の事なんて知識なかったし、ただ顔を変えるというイメージしかなかった。

「整形した友達から聞いたら、そんなにお金かからないし全然痛くもないって言ってたよ」

「じゃあやらなくてもいいから、カウンセリングだけでも行こうよ」

と彼女は詳しそうだった。

何か嫌な予感がしたが、俺は彼女の押しに負けてしまった。

「じゃあカウンセリングだけなら」

俺は言ってしまった。

No.23 12/04/10 11:56
匿名 ( ♂ xrulnb )

数日後、そこそこ有名な美容外科へ行きカウンセリングを受けた。

あまり詳しく覚えていないが、施術の方法や二重の大きさ、簡単な診断をした。

料金の事も教えてくれたが、ここで初めて知ったのは健康保険が適用されないという事だった。

当然知らなかった。

カウンセリングが終わり彼女の元へ戻ると、勝手に申込書を貰っていた。

「金額も高いしやっぱりやめる」

「えっ?ここまできたらもう無理だよ。申込みなよ」

あぁ~もうと俺はわけわからなくなって、もういいやと開き直って

「わかった。やるわ。申込めばいいんだろ?」

「ホント?やった~」

と、彼女は喜んでいたが俺は内心泣きそうだった。

そしてその場で申込んだ。

あぁ終わった。

俺は施術までの間、色々な事を考えた。

No.24 12/04/10 17:05
匿名 ( ♂ xrulnb )

家族や友人、会社の人に何て言われるか。

そもそも顔を変えるなんて。

当然、整形する事は誰にも言わなかった。不安になってきた。

そんな事を家や仕事中に考えてるうちに その日がやって来た。

俺は彼女と美容外科へ向かった。

No.25 12/04/10 17:34
匿名 ( ♂ xrulnb )

施術方法は、二重の整形で一番行われている短時間で低料金の「埋没法」というやり方だ。

これはメスを使わず特殊な糸を使い、術後に仮に気に入らなければ元に戻す事もできる。

料金は両目で10万円程だった。

しかし、当時の俺には10万円は大金だった。

No.26 12/04/10 22:34
匿名 ( ♂ xrulnb )

元々彼女と出会う前から俺は友人と遊んだりしていたから、あまり貯金がなかった。

ちょうど給料日後だったから何とか10万あったが、正直キツかった。

それでも何とかなるだろうと甘い考えをもっていた。

若かったので後先の事を深く考えていなかった。

No.27 12/04/11 02:47
匿名 ( ♂ xrulnb )

最終確認で二重の幅を決めた。

いよいよ始まる。

両瞼に部分麻酔をした。

その為、術中の出来事は何をやっているか何となくわかった。

麻酔のおかげで痛みはほとんど感じなかった。

恐怖感もほとんどなくなっていた。

15分か20分くらいで終了した。

鏡で確認すると綺麗に二重が出来ていて、目もパッチリしていた。

No.28 12/04/11 14:00
匿名 ( ♂ xrulnb )

待合室で待っていた彼女は俺を見てわぁ凄い、格好いいなど感動していたが、

俺は特に嬉しくなかった。

そして最後に痛み止めの薬を貰い美容外科を出た。

数時間後、麻酔が切れると両瞼が痛い。

ヒリヒリすると言うかまともに両目が開けれない状態だった。

早速痛み止めの薬を飲み、痛みは緩和した。

No.29 12/04/11 21:35
匿名 ( ♂ xrulnb )

まだ瞼に違和感はあったが、夜になり家に帰った。

時間も遅かった為、この日家族に会う事はなかった。

あまり目を目立たせたくないと思い、何故かブリーチで髪を染めた。

そんなに目立つ色にしていないが、少しでも誤魔化せればと思った。

とりあえずその日は就寝した。

No.30 12/04/12 00:47
匿名 ( ♂ xrulnb )

次の日の朝、家族に会わず家を出た。

会社に着いた。

課長に挨拶すると、早速気付かれた。

「目、どうした?」

「これはちょっと自分でやりました。」

「整形じゃないのか?」

「違います」

とてもじゃないが、整形したとは言えなかった。

あとは先輩とパートさんにも会わなければいけない。

始業前はいつも休憩室に集まっている。

「おはようございます」

俺は休憩室に入った。

No.32 12/04/12 13:41
匿名 ( ♂ xrulnb )

やはり、すぐに気付かれた。

髪を茶色にした事より目の事を言われた。

どうしたのか、整形したのか、何でだなど皆興味津々だ。

「ちょっとアイプチでやってみました」

当然、整形したなんて言えるわけがない。

あるパートさんは

「あぁ、うちの娘もやってるわ、それ」

とか

「何か雰囲気が変わった感じ」

と言った。

髪の色の事を言ってきた人には

「ただ気分転換です」

と言った。

No.33 12/04/12 13:55
匿名 ( ♂ xrulnb )

その日は彼女が他の用事があった為、仕事を終えて家に帰った。

母親に会った。

母はビックリして

「何それ?二重にしたの?」

「アイプチって一時的に二重にするやつがあって、それでやっただけ」

「何か変だよ。何かあった?」

「別に。気分転換でやっただけ。今だけだから」

とゴチャゴチャ言われるのが嫌だったから誤魔化すのに必死だった。

兄貴にも同様な事を言われたが、同じ返事で誤魔化した。

No.34 12/04/12 21:07
匿名 ( ♂ xrulnb )

それから数日後、友人から飲み会の誘いがあった。

ホントは会いたくないから行きたくなかったけど、いずれ会わないといけない時もくるから行く事にした。

飲み会の日が来た。

この日も彼女と会っていた。

彼女に

「今日、ツレ達と飲み会があるから○○時までね」

と言ったが、

「何で?私といるの嫌なの?」

「いやそういう事じゃなくて、たまには飲み会だって行くわ」

「じゃあ私はどうするの?」

「送ってくから」

「意味がわかんない」

相変わらず我が儘だ。

すると彼女はこう言った。

No.36 12/04/13 11:16
匿名 ( ♂ xrulnb )

「じゃあ私も行く」

「はぁ?それは無理。ツレの飲み会だぞ。」

「別にいいじゃん。……もういい、帰る」

「すぐそう言う。わかった、連れてくから」

また押しに負けた。

目の事、髪の事、彼女の事、何て言おうかな。

出会い系で探したなんて言えないし。

少し考えて

「俺達、出会い系で会ったなんてツレ達に言えんから、パチンコ屋で知り会ったって事にしといて」

「うん、わかった」

しばらくしてツレ達のいる店に着いた。

No.37 12/04/13 14:17
匿名 ( ♂ xrulnb )

俺を見た友人達は当然色々聞いてきた。

「なんだその頭?」

「ちょっとイメチェン」

「おい、整形した?」

「これはアイプチで やっただけ」

「その子彼女?」

「パチンコ屋で知り合っただけ」

予想通り色々聞かれだが、適当に誤魔化した。

これで一通りの人達に会ったからもういいや。

何か安心した。

それからも彼女と毎日会っていた。

結構遠くにも出掛けていたので、そろそろお金も無くなってきた。

No.39 12/04/14 02:44
匿名 ( ♂ xrulnb )

彼女と会う以外でも何かと出費が多い為、俺はクレジットのキャッシングを利用した。

一括で返済するのは難しいから、リボ払いにした。

それからして、あのおじさんと会う事も増えてきた。

相変わらずパチンコ屋に行っているみたいだが、何をしている人かあえて聞かなかった。

奥さんと娘さんがいるみたいだ。

見た目とかは別に恐いわけでもない。

まあごく普通のおじさんだ。

No.40 12/04/17 01:23
匿名 ( ♂ xrulnb )

それからまた数日後、土曜の夜に出掛けた。

その時は初めてラブホに泊まった。

彼女の誘いにのってしまい、ヤッてしまった。

もちろん避妊具は着けたが。

そしてそのまま日曜日もいつも通り過ごした。

ここまできたらホントに付き合おうかと思ったが、やっぱり辞めた。

何を考えているかわからない部分もあったから、もう少し様子を見ようと思った。

No.41 12/04/20 02:11
匿名 ( ♂ xrulnb )

それから1、2ヶ月後、同居していたばあちゃんが入院した。

癌が見つかったので手術する事になった。

胃の3分の1を除去する手術だ。

手術当日を迎えた。

数時間かかる為、午前中から始まった。

その日は仕事終わったら病院に来るように母親に言われた。

俺は今日はこういう理由だから会えないと彼女に前日に伝えた。

そして仕事が終わり、携帯を見ると彼女から連絡があった。

一応電話すると、とんでもない事を言ってきた。

No.42 12/04/22 03:34
匿名 ( ♂ xrulnb )

とりあえず彼女に会いに行った。

初期段階だが妊娠したらしい。当然おろすと言った。

俺もそうしてくれと言った。

今日は一緒にいて欲しいと言われたので一緒にいる事にした。

病院へは行けない事を母親に連絡すると怒られたが、必死に謝った。

No.43 12/04/22 03:41
匿名 ( ♂ xrulnb )

半分パニックになっていた俺はどうしようと1人で悩んでいたが、

彼女の方が何故か冷静で落ち着いていた。

完全に信じきってしまった俺はホントの事を確認しようとする事すら頭が回っていなかった。

お金は全て出すと伝えた。

その金額がホントかどうかも確認せず後日彼女に10万渡した。

俺は更に借金をしてしまった。

No.44 12/04/22 03:52
匿名 ( ♂ xrulnb )

次の日病院へ行った。

ばあちゃんの手術は成功したが、まだ眠っていた。

ばあちゃんごめんと言って病院を出た。

家でも母親と顔を殆ど合わせていなかったから、母親は俺の事を心配していてくれた。

「大丈夫、夜もちゃんと食べてるから」

俺はいつもそう言っていた。

それからまた数日後、今度はあのおじさんが彼女と一緒に俺に頼み事をしてきた。

No.47 12/04/23 18:08
匿名 ( ♂ xrulnb )

その日は仕事が休みで、俺は彼女の指定してきた場所に向かった。

そこにおじさんもおり、3人で別の場所に向かった。

そしておじさんがこんな事を言ってきた。

「実は俺、借金しちゃっててどうしてもお金が必要なんだけど、消費者金融でもう借りれないんだよ。

だから○○君にお願いがあって、代わりに借りて欲しいんだ。

もちろん俺が全額返済するし、絶対迷惑かけないから。

頼む。信じてくれ。」

と言ってきた。

No.48 12/04/23 18:25
匿名 ( ♂ xrulnb )

「おじさん仕事してないの?」

「ちょっと前にリストラにあってな、探してたけどなかなかなくてな」

「奥さんとか家族に借りれないの?」

「実はリストラが原因で離婚したんだ」

「ホントに?車は?売れば?」

「奥さんに持っていかれた。だから住むところしか今ないんだ」

「理由はわかったけど、それだけは出来ない」

と、俺は断った。

No.49 12/04/24 01:42
匿名 ( ♂ xrulnb )

すると彼女が

「私からもお願い。助けてあげて」

と言った。

「本当に今回だけだから。借用書も書くから。」

滅茶苦茶悩んだ俺は、おじさんを信じてついに了承してしまった。

「ありがとう。ホントに助かる。」

まぁ最悪なんとかなるかなと思った。

No.50 12/04/24 01:54
匿名 ( ♂ xrulnb )

実際、そのおじさんの家は1度送った事があり知っていた。

市営団地に住んでおり、そこの近くの駐車場に車が停まっているのも確認している。

その後、そこの駐車場の停めていた場所が空車の貼紙がしてあったので、車は持っていないと確認した。

団地の住んでる場所は彼女から聞いていた。

No.51 12/04/24 02:12
匿名 ( ♂ xrulnb )

おじさんは俺に消費者金融から借りてほしいと言ってきた。

借り方は無人契約機で指示通りにやれば借りれるとの事だ。

借入希望額を50万に設定してと言われた。

俺は近くの大手金融会社の無人契約機へ入った。

機械の指示通り新規契約で進めていった。

固定してある電話で支店の係員とやり取りをし、機械から書類が出てきて必要事項を記入していった。

無担保で新規という事もあり、審査はすぐ通った。

最後に契約書とカードを受け取り、店舗を出た。

No.52 12/04/25 01:31
匿名 ( ♂ xrulnb )

それから借りれた事をおじさんに伝えると、もう1件借りて欲しいと言ってきた。

少しやり取りはあったが、仕方なく了承した。

そしてまた別の大手の無人契約機に向かった。

手続きは先程の店舗とほぼ同じやり方だった。

審査が通り、契約書とカードを受け取り店舗を出た。

No.53 12/04/25 01:46
匿名 ( ♂ xrulnb )

おじさんに借りれた事を伝えた。

おじさんは、カードごと預からして欲しいと言ってきた。

約束は必ず守ると言うのでカードを2枚渡して、暗唱番号を教えた。

代わりに借用書をもらった。

といってもメモ帳を破った小さな紙だ。

そこに住所と電話番号も書いてあった。

No.54 12/04/25 02:09
匿名 ( ♂ xrulnb )

こうして俺は消費者金融2件から、100万円分借りた事になった。

それからも彼女とはもちろん、3人でも遊ぶ事はあった。

給料が入っても殆ど彼女と遊ぶ事に使っていた為、給料日前は数千円しか残っていなかった。

当然、貯金なんかできなかった。

そんな生活が数ヶ月続いた。

No.55 12/04/26 17:45
匿名 ( ♂ xrulnb )

ある日、月末頃電話が掛かってきた。

「○○さんの携帯電話でしょうか?私、○○(消費者金融)の○○と言います。
今月分のご入金が確認されておりませんので、至急ご入金をお願いします。」

「あ、わかりました。」

俺はすぐおじさんに電話した。

「○○から電話きて、今月分の入金が確認できていないって言われたんだけど。」

「ごめんごめん、そっちな。明日にでも入金しとくから心配するな。」

とおじさんが言うので、ホントに頼みますよと言って電話を切った。

No.56 12/04/27 14:54
匿名 ( ♂ xrulnb )

その次の月にも同じ事が起きた。

「またですよ、もうカードと残りの支払い分含めて全部返して下さい。」

「ホントにすまん。来月から期日までに絶対返済するから。」

だんだん信用出来なくなってきた。

その翌月のある日、

「実は私もあの人にお金貸してるんだけど、なかなか返してくれないの」

と彼女が言った。

No.57 12/04/28 03:45
匿名 ( ♂ xrulnb )

「ホントに?何かヤバそうな感じがするけど」

「返して貰えるかな?」

「最悪何とかするよ」
と言ったが心配だった。

そして翌月、仕事を終えると彼女からメールが来ていた。

俺はすぐ電話すると○○に来てと言われた。

俺はすぐ向かった。

No.58 12/04/28 03:55
匿名 ( ♂ xrulnb )

彼女は俺が借りた消費者金融のカード2枚持っていた。

「さっき、○○さんと会ってこれを○○君に渡してって言われたの」

「どういう事?」

「私も理由聞こうと思ったんだけど、すぐに行っちゃったの」

まさか!

俺は一瞬嫌な気がした。

「今からすぐ○○さんの家に行こう」

車を飛ばしておじさんの家に向かった。

No.59 12/04/28 04:10
匿名 ( ♂ xrulnb )

おじさんの住んでいる団地の前に車を停めた。

下から7階に住んでるおじさんの部屋を見ると、真っ暗だ。

とりあえず部屋の前まで向かった。

ドア横の窓を見る限りやはり中は真っ暗だ。

インターホンを押してみた。チャイムが鳴るのが聞こえた。

俺は何度も押したが何の反応もなかった。

しまった逃げられた。

俺は怒りがこみ上げてきたのと同時に悔しさでいっぱいだった。

携帯に掛けても繋がらなかった。

俺はしばらく途方に暮れた。

No.60 12/04/29 03:45
匿名 ( ♂ xrulnb )

それから1週間毎日彼女とおじさんの家に行った。

いつも真っ暗だ。インターホンを押しても誰も出て来ない。

完全に諦めるしかなかった。

「もうしょうがない。やっぱり信用した俺がバカだった。」

「どうするの?」

「自分で返していくしかないだろう。」

「払えるの」

「しょうがないだろ。自分で払うしかないし、○○ちゃんにもかなり使ったから金なんて殆どないけど、 しょうがねーだろ」

「何それ?私が悪いみたいな言い方。」

「そこまで言ってないだろう。」

「もういいわかった。そんな風に思ってるならもう会うのやめよ。連絡もしないでね。さよなら」

と言って彼女は1人で帰って行った。

No.61 12/04/29 04:03
匿名 ( ♂ xrulnb )

俺は彼女を引き止める事をしなかった。

「バカヤロ、お前にいくら使ったと思ってんだ。ふざけやがって。」

と俺は心の中で叫んだ。

さて、これからどうするか考えた。
普通に働いて返すしかないか。

次の日、消費者金融のATMに行った。残金を確認すると、2件共0円だった。

「クソッ、全額下ろしやがった。」

それから消費者金融2件とクレジットのキャッシング分の支払いをしていかないといけなくなった。

実は彼女と遊ぶ金も無くなってきた時に、キャッシングの残金も既に限度額分下ろしていた。

これで借金は150万円になっていた。

No.62 12/04/29 04:16
匿名 ( ♂ xrulnb )

それから毎月月末に返済をしていった。

しかし、給料もそれ程高くなかったしボーナスは寸志程度しかもらえていなかった。

その為、給料から返済した分を引くと殆ど残らない状態だった。

何とかギリギリの生活を送っていたが、それも数ヶ月だけだった。

自動車税の支払いと翌月の自動車保険の支払いの案内が来た。

当然、現状では払えるお金などなかった。

No.63 12/04/29 04:32
匿名 ( ♂ xrulnb )

結局、返済していたお金を使う事になった。

また、残金が0円になってしまった。

それからまた返済を繰り返していくと今度は車検が近づいてきた。

またまた限界だ。

今度は残金だけでは足りなくなってきた。

どうしようか。親から借りるか。

しかし、それだと親にも返さないといけない。

俺は悩んだ末にまたやってしまった。

No.66 12/05/08 05:03
匿名 ( ♂ xrulnb )

こうなったら最後にもう1度だけ借りて立て直していこう。

俺は消費者金融の無人契約機に行った。

審査も通り何とか50万借りる事が出来た。

これで車検の支払いを済ませた。

しかし、これで借金は200万になった。

No.67 12/05/08 05:20
匿名 ( ♂ xrulnb )

これで毎月の返済額もかなり増えてしまった。

当然給料は殆ど残らない。

それどころか給料の残った分では足りないこともあり、返済しては借りるという自転車操業の繰り返しになってきた。

これでは全然返済が終わっていかない。

何とか数万円だけでも足しに出来ないかと思い、スロットに行くようになった。

No.68 12/05/08 05:41
匿名 ( ♂ xrulnb )

最後に借りた消費者金融の分が車検代だけに使った為、残金が数十万残っていた。

これを元手にスロットに再び通い出した。

しかし、所詮はギャンブル。勝つ事もあれば負ける事もある。

1ヶ月のトータルで負ける事が増えてきた。

結局そのお金も使い果たしてしまった。

No.69 12/05/10 04:50
匿名 ( ♂ xrulnb )

馬鹿を見た俺は仕方なくまた消費者金融の無人契約機に向かった。

しかし、審査が通らなかった。

他にも2、3件回ったがどこも審査が通らない。

すると数日後ある審査が通らなかった消費者金融から電話がきた。

なんと貸してくれる所を紹介してくれた。

そこも一応大手の金融会社だった。

俺はその金融会社に電話した。

○○支店まで来て欲しいと言われた。

俺は後日その支店に行った。

店員と直接やり取りだったが内容は無人契約機と同じやり方だった。

審査も通り50万円の融資ができた。

直接50万円を現金で貰い店を出た。

これで借金は250万になった。

No.70 12/05/10 05:01
匿名 ( ♂ xrulnb )

何とか生活は出来たが、返済額が増えて行った為、その50万も次第に減っていった。

ある時から家にDMが届くようになってきた。

あちこちの地域から聞いた事のない金融会社を名のる所からご融資しますといった内容の物が届くようになった。

さすがに怪しいと思っていた為、届いても内容を見ず捨てていた。

それでも相変わらず返済しては借りての繰り返しで借金も一向に返済できず、ほぼ限界の生活をしていた。

No.71 12/05/10 05:15
匿名 ( ♂ xrulnb )

ある時、たまたま届いたDMを見た。

するとこんな内容が載っていた。

「あなたの借金を一本化にしませんか」

例えば10件から500万円お借りして月々の返済に20万円返済している。

そんな方に500万円ご融資して、月々の返済を5万円にします。

という内容だった。

返済期間ももの凄く長く設けられていた。

これなら楽かもしれない。

俺は相当悩んだがこの方法を選んだ。

No.72 12/05/10 05:28
匿名 ( ♂ xrulnb )

後日、俺はそこに電話した。

ただ聞いた事のない金融会社だったが。

担当者に俺は借金の額や件数などを伝え300万円の融資でお願いしたいと伝えた。

たぶん可能だと言われ名前や生年月日、住所や会社の所在地 などを聞かれ俺は口頭で答えた。

すると改めて連絡すると言われた。

2、3日後携帯に連絡がきた。

No.73 12/05/10 05:53
匿名 ( ♂ xrulnb )

融資するにあたって俺の個人情報をリストに登録しないといけないらしい。

そして登録料に4万円かかると言われた。

今の俺に4万も払う金などなかったが、ちょうど給料日だったのと

300万入るためだったら今4万払っても、300万融資できれば消費者金融の返済はできると思い了承した。

そして指定された口座に4万円振込んだ。

そして振込んだ事を伝えると確認出来次第また連絡すると言われた。

登録はその会社では出来ない為、何か別の場所まで担当者が出向き登録するみたいだ。

その代行手数料も登録料に含まれているらしい。

その場所というのは関係者以外には公表できないという事だ。

No.74 12/05/14 03:08
匿名 ( ♂ xrulnb )

その後また連絡が来た。

入金の確認は出来たがデータ登録する際にロックの解除が必要だと言われた。

その解除をするのに7万円必要と言われが、残金は返済にあてないといけないから少し考えていた。

すると担当者はそれさえ振込みすればすぐ融資できると言ってきた。

そう言われた俺は了承した。

そして7万円振込んだ。

No.75 12/05/14 03:22
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 74 しかし2日程連絡がなかった為、こっちから電話した。

担当者に振込んだ事を伝えると入金の確認が出来たと言われた。

しかし、俺が今まで借りた分のデータを一度他のデータに移行しないといけないと言ってきた。

そのデータを移行するのに5万円必要だと言われた。

もう入金は無理だと言う事を伝えるとホントにこれが最後だと言ってきたが、俺は諦めた。

というより、ようやくここで騙されている事に気付いた。

これで残金は2社くらいしか返済できない金額になった。

俺はもう一度DMを探した。

一応他の何件かに問い合わせた。

すると10万円だけ借りれるところが見つかった。

No.76 12/05/14 03:53
匿名 ( ♂ xrulnb )

全額を○○日までに返済するという条件だったが、ちょうどその日が給料日と同じだった為、すぐにお願いした。

そして10万円自分の口座に振込まれた。

それを残りの金融会社に返済した。

それでも結局はまた下ろしてしまう為、未だに返済額は0円のままだ。

すると、そこの金融会社から返済日の数日前に電話がきた。

No.77 12/05/14 04:05
匿名 ( ♂ xrulnb )

「返済日は○○日ですが、ご用意できますか?」

「はい、大丈夫です」

「では、もし最終日に振込まれる場合は午前中までにお願いします。」

「わかりました。」

返済の確認だった。

しかし、そこに10万円振込んだ後は当然消費者金融に返済する金がない。

まずは10万円の方を先に返そう。

そして返済日がきた。

当時給料は手渡しで昼の休憩の時に事務の人から渡されていた。

だから午前中に返せないから、まあその日仕事終わってから返せばいいやと思っていた。

No.78 12/05/14 04:19
匿名 ( ♂ xrulnb )

そしていつものように昼の休憩時間になって給料をもらった。

昼の休憩が終わる15分くらい前に携帯が鳴った。

するとそこの金融会社からだった。

「あの、入金の確認ができていませんが、振込みしましたか?」
「すみません、仕事終わってから必ず振込みます。」

するとその人は突然キレた。

「おい、午前中までに振込むってっ言っただろ!何で振込んでねぇんだ!」

もの凄い口調だった。

No.79 12/05/14 04:28
匿名 ( ♂ xrulnb )

俺は思わず

「すみません、今からすぐに振込みます。」
と言った。

「1時半までに振込めるのか?」

「はい、必ず出来ます。」

「わかりました。ではお願いします。」

と言って電話を切られた。

俺は上司に適当な理由を付けて30分程外出の許可をもらった。

そして銀行へ行って10万円振込んだ。

給料の残金は2社くらいしか返済できない。

とりあえず返済日の早い順の2社に返済した。

残りが返済日までに返せない。

どうするか再び悩んだ。

No.80 12/05/14 04:42
匿名 ( ♂ xrulnb )

こうなったのも全てあのおじさんのせいだ。

絶対にあのおじさん見つけてやる。

何のあてもなかったが俺は探し始めた。

仕事終わってからと休みの日は探し続けた。

おじさんが住んでいた近くの店や公園など色んなところを探した。

当然簡単に見つからない。

少し範囲を広げた。
なかなか見つからない。

諦めて探していたが、探し始めて何日目かの休みの時に奇跡が起こった。

No.81 12/05/17 01:48
匿名 ( ♂ xrulnb )

何と見つけてしまった。

俺はその日あるパチンコ店の休憩室を覗いた。

するとおじさんらしき人を見つけたが、違ったら困ると思い 遠くから確認した。

やはりおじさんに間違いない。

しかしそこで騒いで問題になっても困ると思い、遠くから監視していた。

おじさんが店を出ようとしたのを確認して先回りした。

No.82 12/05/17 02:00
匿名 ( ♂ xrulnb )

するとおじさんが俺の目の前に現れた。

ここは強気に出た。

「よう、久しぶりだな」

「やあ、○○君久しぶり。元気だった?」

「そんな事はどうでもいいんだ。金を返してもらおうか」

「金なんてない。今は住む所もないし」

「ふざけるな、そんなので済むわけないだろ!早く全額返せ」

「そういえば○○ちゃんは元気か?」

「はあ?知らねーよ。もう全然会ってねーからな」

「半分は○○ちゃんが持っていったんだ」

「はっ?どういう事だ?」

No.83 12/05/17 03:00
匿名 ( ♂ xrulnb )

「借りた分の半分を○○ちゃんにあげた」

「はあ?お前らグルか?」

「そういう事じゃない。○○君から借りた時に半分ちょーだいって言って来たからあげたんだ」

「なんだそれ。あの女も持ってったのか。あいつふざけやがって。とりあえず別れた奥さんの場所教えろ」

「もうどこにいるかわからんし、前の奥さんは関係ない」

「じゃあ○○さんの実家教えろ。近いのか?」

「親とも絶縁したから会ってくれないと思うけど」

「それでも構わん。ここから近いのか?」

「ここからなら30分くらい」

「じゃあ俺の車に乗って案内しろ」

「わかった」

俺はおじさんを車に乗せた。

No.84 12/05/17 03:22
匿名 ( ♂ xrulnb )

そして近くまできた。

「あそこから○件目のところ」

俺は近くに車を停めた。

「○○さんも付いてこい」

そして家の前まで来た時おじさんが

「やっぱり俺は会えん」

と言って俺の手を振り払い走って逃げられた。

しまったと思ったがしょうがない。俺はインターホンを押した。

中から人が出てきた。見た目からしておじさんの母親だろうと思った。

No.85 12/05/17 03:37
匿名 ( ♂ xrulnb )

俺はその人にこれまでの事を話した。

するとその人は

「申し訳ないですが、もう息子とは何の関係もありませんから」

「そういう訳にいきません。代わりに全額払って下さい」

「だから関係ありませんし、うちにもそんなお金ありません」

俺は何としてでも払ってもらおうと粘っていたがダメだった。

結局諦めた。

そして俺はすぐに彼女に電話を掛けた。

No.86 12/05/17 15:41
匿名 ( ♂ xrulnb )

番号が変わってるみたいで繋がらない。

彼女とよく待ち合わせしていた家の近くまで行った。

詳しく家までわからなかった為、その辺の家の表札を見て回った。

しかし、彼女の名字の家が全然見つからない。

家まで騙されたのか。俺は諦めて途方に暮れた。

これでどうする事も出来なくなった。

No.87 12/05/17 15:53
匿名 ( ♂ xrulnb )

そして返済日が過ぎて返済できなかったある金融会社から連絡がきた。

俺は今月は払えない為、来月2ヶ月分払うから待って欲しいと伝えた。

しかし、そんな事は通用しなかった。

無理だと言う事を何度も伝えたが聞いてくれなかった。

その担当者は親御さんに相談してみては?と言ってきた。

もうそれしか方法がないと思ったが、どんな理由があろうとこんなに借金がある事をどうしても言えなかった。

No.88 12/05/17 16:34
匿名 ( ♂ xrulnb )

担当者も正直に話すしか方法ありませんよと言ってきた。

悩んだが、頑張って相談しますと言って電話を切った。

それから車の中でずっと悩んでいたが、やはりどうしても言う勇気が出てこなかった。

時間もだいぶ遅くなってきた。

もう限界か。

ふとある案が浮かんだ。

というか思いきった行動に出た。

No.89 12/05/17 17:05
匿名 ( ♂ xrulnb )

もの凄い迷惑を掛ける事は分かっていたが、これしか浮かばなかった。

俺は逃亡する事に決めた。

それから車を走らせて繁華街に向かった。

夜中だった為、人は少なかったがとても明るかった。

俺は路駐できる所を探して車を停めた。
後先の事を考えず逃亡計画を立てた。

色々迷ったが決心が付いたので俺は再び車を走らせた。

No.90 12/05/17 17:17
匿名 ( ♂ xrulnb )

俺は県境の近くにあるドライブインまで行った。

今日はここで寝る事に決めた。

携帯の電源をOFFにして眠った。

朝になり眠りから覚めた。

時計を見ると8時半を過ぎた頃だった。

今頃家では朝俺がいないからパニクってるだろうなと思った。

会社から電話も来てるだろう。

でも俺は携帯を見る事はせず、ずっとOFFのままにしていた。
行った事のない所に行こうと思い、車を走らせた。

No.91 12/05/17 17:36
匿名 ( ♂ xrulnb )

当時車にはナビが付いていなかった為、俺は隣の県の本屋に立ち寄った。

地図を見てこの県は行った事ないからここまで行ってみよう と再び車を走らせた。

所持金は殆どなかった為、コンビニでおにぎり1個だけ買った。

だいぶ走った。夕方になり2つ隣の県まで来た。

一応最低限必要なものだけは揃えておかないといけないと思い、所持金も少なかった為、100均を探した。

あるスーパーの中に100均が入っているのを見つけて、最低限必要な日用品を買った。

No.92 12/05/22 01:31
匿名 ( ♂ xrulnb )

そしてまた車を走らせた。

夜になり少し疲れてきた為、前に一度来た事ある夜景スポットに向かった。

そこに大きな駐車場がある為、俺はそこまで行きこの日はそこで寝た。

次の朝目覚めた俺は再び車を走らせた。

昼になりまたコンビニにより食料を買った。

夕方頃、目的地の県に着いた。

No.93 12/05/22 01:44
匿名 ( ♂ xrulnb )

着いた頃にはガソリンも殆どなくなっていたのでまず給油した。

所持金はもう数千円になった。

少し車を走らせると、大型ショッピングセンターが見えた。

その県の道などさっぱりわからない為、そのショッピングセンターの本屋に立ち寄り、その県の情報雑誌を買った。

地図を見ていると道の駅が何カ所かある。

ここから近い道の駅に向かった。

無駄に車を走らせたくなかったから、その日はその道の駅で寝た。

次の日、買物をする為に車を走らせた。

No.94 12/05/22 01:55
匿名 ( ♂ xrulnb )

車を走らせていると、ショッピングセンターの看板が見えたので立寄った。

そこでTシャツなど安い服を買った。

それから雑誌で調べてスーパー銭湯に行き、風呂に入った。

そこでだいぶ時間を潰した。

夜になり、再び車を走らせた。

24時間営業の施設を見つけて、そこの駐車場で寝る事にした。

No.95 12/05/22 02:41
匿名 ( ♂ xrulnb )

次の日、食料を買って本屋などに立寄って暇を潰した。

また夜になり最初の道の駅に向かいそこで寝た。

次の日、お金もわずかになってきた。

最終手段としてガソリンスタンドに向かった。

クレジットカードを差し込むと使えた。

まずガソリンを満タン給油した。

そのうちクレジットカードも止められてしまうだろうから、使えるうちにカードでの支払いをする事にした。

食料品もカードで支払った。

その日もなるべく車を使わず適当に時間を潰した。

夜になり、地図で調べて別の道の駅に向かった。

そこの駐車場で寝る事にした。

No.96 12/05/22 03:05
匿名 ( ♂ xrulnb )

こんな生活を数日間続けた。

もし、最悪カードも使えなくなりお金も無くなったら、この土地でバイトでも見つけようかと考えていた。

相変わらず夜は適当な場所を探して車中で寝ていた。

ちょうど逃亡してから二週間くらい立った時だと思う。

その日、一車線の国道を車で走っていた。

行きたい方向ではないと思い、左に曲がった。

少し狭い道だったが、車は通行可能だった。

その狭い道を少し走っていると、何か後ろから聞こえてくることに気付いた。

No.97 12/05/22 16:46
匿名 ( ♂ xrulnb )

俺はバックミラーを見た。

パトカーが後ろにいるのが見えた。

よく聞くと俺のナンバーを言って停止を促している。

ヤベッ、スピードか?でもそんなに出してない。

どこかで一時停止を怠ったのか?

そんな事を思いながら、少し駐車するスペースがあったのでそこに車を停めた。

No.98 12/05/22 17:08
匿名 ( ♂ xrulnb )

すると後ろのパトカーから警察官がやってきた。

そして俺に

「○○警察署だが、何で捕まったかわかるか?」

と聞いてきた。

とりあえず俺は

「わかりません」

と答えた。

すると警察官がこう言った。

「家族から捜索願いが出てるぞ」

それを聞いて俺は一瞬頭が真っ白になった。

No.99 12/05/22 17:30
匿名 ( ♂ xrulnb )

「理由はわかってるよな?」

と聞かれたのでとりあえず、はいと答えた。

するともう1人の警察官が無線で応援を要請した。

「免許証見せてくれるか?」

と聞かれたので免許証を渡した。

もう1人の警察官が

「車の中を調べさせてもらうよ」

と言い所持品などを色々調べた。

「刃物とか持ってないよな?」

と聞かれたので

「持ってないです」

と答えた。

しばらくすると、もう1台パトカーがやってきた。

No.100 12/05/22 17:45
匿名 ( ♂ xrulnb )

「とりあえず警察署まで行こう。運転できるか?」

と聞かれたので、出来ますと答えた。

1人の警察官が助手席に乗り、前のパトカーに付いて行った。

後ろからもう1台のパトカーが付いてきている。

警察官が

「どうしてあそこを走ってたんだ?」

と聞いてきたので

「国道を走ってたんですが、逆の方向に戻ろうと思ってあの道に入りました。」

「付けてたの知ってたか?」

「あの道に入ってしばらく入ってから気付きました。」

「国道でパトカーとすれ違ったのは気付いたか?」

「いえ、気付いてません。」

No.101 12/05/22 23:43
匿名 ( ♂ xrulnb )

「すれ違った時に君の車を発見して、追い掛けたんだ。」

「そうなんですか、全然気付きませんでした。」

しばらくすると警察署に着いた。

通路の長椅子に座らされた。

警察署の方がどこかへ電話していた。

「事件とかでないから取調室は使えないが、場所がないからそこで待っててもらうかもしれない。」

と言われたが、結局取調室も空いてなかった為、そのまま長椅子に座らされた。

No.102 12/05/22 23:57
匿名 ( ♂ xrulnb )

どうしてこうなったのか色々聞かれたので、これまでの事を詳しく話した。

しばらくすると電話に出るように言われた。

母親からだった。

「もしもし」

「もしもし、○○(名前)?お金の事は心配しなくていいから。お父さんが帰って来たら一緒に迎えに行くから
警察署の人達に迷惑かけずに待っててね。」

「わかった。ごめんなさい。」

と言って電話を切った。

母親は怒るわけでもなく、優しい口調で言ってくれた。

No.103 12/05/23 00:14
匿名 ( ♂ xrulnb )

やはりお金の事だと知ってたか。

たぶんどこかの金融会社が家に電話したんだろうなと思った。

それから警察署の方達と色々な話しをした。

とても優しく接してくれた。

電話を切ってから7、8時間後両親が警察署にやってきた。

新幹線に乗ってやって来たらしい。

No.104 12/05/23 00:33
匿名 ( ♂ xrulnb )

俺を見た時に特に怒るわけでもなく、とりあえずよかったと何度も言っていた。

警察署の方達に何度も頭を下げて、車に乗って帰った。

家に着いた時にはもう夜中の2時を過ぎていた。

だいぶ疲れていたので、もう寝るように言われた。

そして次の日、両親に全ての事を話した。

母親が会社に電話した。

これから部長が家に来るという事になった。

No.105 12/05/23 00:55
匿名 ( ♂ xrulnb )

金の話しだけ部長に話した。

色々あったが部長はまた働いてほしいと言ってくれた。

少し時間を下さいと部長に伝えると部長は帰った。

夜になり、兄貴が帰ってきた。

兄貴にはこっぴどく怒られた。

話しを聞くと借金は全て親と兄貴が工面して返済したそうだ。

しかし、ある金融会社からはかなり暴言を吐かれたそうで、母親は精神的に参っていたそうだ。

No.106 12/05/23 01:14
匿名 ( ♂ xrulnb )

結局、会社は退職する事にした。

それから数ヶ月後、新しい職場で働きだし数年かけて親と兄貴に借金を全て返した。

自業自得だったというか、金の切れ目が縁の切れ目、高い金額を払って色々勉強させられたが、

やはりあの女に出会ってなければもっと恋愛も出来ただろうし、今頃結婚して幸せな家庭を築いていたかもしれない。

あの日あの時、出会い系のサイトを見なければと今でも後悔している。

それでも今は何とか少しずつ幸せに向かって歩み出しています。


No.107 12/05/23 01:22
匿名 ( ♂ xrulnb )

最後に見て下さった皆さん、ありがとうございました。

これだけ少ないレス数なのに時間が掛かってすみませんでした。

改めてありがとうございました。

No.110 12/05/25 00:35
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 108 すごく夢中になって読みました 人を引き付け 文章がすごく読みやすく わかりやすかったです😊 大変な目にあってしまいましたね これか… 読んで頂き、ありがとうございました。

逆にいい勉強になりました。

幸せを掴む為に頑張っていきます。

No.111 12/05/25 00:38
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 109 私も夢中になって読ませてもらいました! 本当に散々でしたね💦 今は幸せに暮らしてるみたいで良かったです! 今度こそは素敵な女性に巡り会… 読んで頂き、ありがとうございました。

若かった分、無茶しすぎました。

幸せの為に頑張っていきます。

No.116 12/05/30 00:41
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 112 大変だったねぇ でもこれからは 幸せな人生 送れる事を祈る🍶 読んで頂きありがとうございました。

幸せを掴む為に頑張っていきます。

No.117 12/05/30 00:44
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 113 ついに完結しましたね、なかなか主さんは文才ありますね👍 読み易かったです。 まあ…しかし世の中にはクズ女がいたもんですね。ある日街… 読んで頂きありがとうございました。

街で会ったらという事は以前は考えていました。

元々この街の人だったかもわかりません。

もし今会ったら自分も冷静じゃないと思います。

No.118 12/05/30 00:46
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 114 大変でしたね 私も五年位前まで借金に苦しんでたから主さんの気持ちよくわかります😔今は普通の日常の有り難みを心の底から感じる毎日です💠 お… 読んで頂きありがとうございました。

嫌な経験でしたが、よい勉強になりました。

お互い頑張りましょう。

No.119 12/05/30 00:51
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 115 完結お疲れさまでした🙇 整形やら金やら大変な目に遭われましたね。 それでもクヨクヨせず頑張って生きている姿勢は尊敬します。 主さんの今後の人… 読んで頂きありがとうございました。

今でも二重のままです。

戻す事も出来ましたが、この事を忘れない為に戻しませんでした。

なるほどっと思った言葉ありがとうございました。

No.121 12/07/02 01:23
匿名 ( ♂ xrulnb )

【ある彼女との思い出】

これは前回の出来事より前の話しです。

レス数もだいぶ残っているので、このスレにレスしていきます。

No.122 12/07/02 01:39
匿名 ( ♂ xrulnb )

当時大学生だった俺は、学校へ行ったり友人と遊んだりバイトしたりと、ごく普通の大学生活を送っていた。

1年の時に車の免許も取得した。夏少し前から大型店のスーパーでバイトを始めた。

1年、2年、3年と何とか単位も取れ4年に進級した。

バイトは1年の時から引き続きスーパーで働いていた。

No.123 12/07/02 02:08
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 122 4年になると、ゼミやら就職活動で学校が忙しかった。

色々企業説明会など参加したがなかなか行きたい企業が見つからない。

むしろバイト先での居心地がよかった為、このまま就職せずにフリーターとして働こうと思った。

ゼミの先生には嘘を付いて、卒業して今のバイト先で働いてゆくゆく社員を目指しますと言った。

そして大学も卒業してバイト先でフリーターとして働き始めた。

No.124 12/07/02 02:25
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 123 4月になると、売場に女性の高卒新入社員が入ってきた。

身長が低くやや童顔で少し可愛らしい感じの子だったが、特に何の感情もなかった。

新入社員なので基礎的な事はしっかり研修してきている為、商品に関しての事を先輩社員から教わっていた。

自分はバイトながら、たまに聞かれた事は教えていた。

No.125 12/07/02 14:25
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 124 1ヶ月も過ぎると仕事中に会話したり、休憩を一緒にとるようにもなった。

ゴールデンウイーク明けに店休日があった。

社員達でバーベキューをするらしい。

他の社員から誘われたが、なんか面倒くさかったから断っていた。

その子からも何度も 誘われていたが、断っていた。

No.126 12/07/02 14:59
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 125 それでも他の社員の誘いに渋々OKを出して、行く事にした。

当日、店が集合場所だった。

俺は店に行くと彼女が横にやって来た。

「来てくれたんですね。」

「○○さんにどうしても来てくれって言われたからさぁ。」

店休日だった為、途中のスーパーで食材を買ってキャンプ場に向かい、バーベキューをして帰って来た。

それから数人で近くのファミレスに寄ってからその日は解散した。

No.127 12/07/02 15:39
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 126 それからしばらくして彼女が休日の日だった。

仕事をしていると彼女が売場にやって来た。

「あれ?休みなのに来たんだ?」

「はい、事務所の方に用事があったからついでに売場に顔出したんですよ。」

「そうなんだ。」

やっぱ社員は大変なんだなと思った。

しかも彼女は電車で1時間くらいかけて通勤している。

No.128 12/07/02 16:18
匿名 ( ♂ xrulnb )

それから数日後、その日は自分が休みだった。

すると携帯が鳴った。彼女からだった。

「もしもし、○○です。お休みの日にすみません。発注の件で聞きたい事があって電話しました。」

俺は当時、一部の商品の発注を担当していた。

その事に付いての電話だった。俺は一通り電話の内容に応えた。

「ありがとうございました。失礼します。」

と彼女は言って電話を切った。

No.129 12/07/02 17:27
匿名 ( ♂ xrulnb )

それからある日、休みの日に携帯が鳴った。

登録されていない番号からだった。

電話に出た。

「もしもし?」

「○○ですけど、この間売場から電話した時に番号控えてたので、携帯から電話しました。」

彼女からだった。

「あぁ、○○さん。どうした?」

「今お時間いいですか?」

「別に大丈夫だよ。」

そう言うと彼女は少し間を置いて、こう切り出した。

No.130 12/07/02 22:22
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 129 「………あの、○○さんの事が好きです。」

突然言われた。

特に今まで彼女の事を意識していなかっから、ビックリした。

「まだ入社して数ヶ月しか立ってませんが、どうしても気持ちを伝えたかったです。」

その時、俺は彼女がいなかった。

彼女も売場のバイトから、俺が彼女がいない事を聞いたらしい。

No.131 12/07/02 23:16
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 130 「もしよかったら私と付き合って下さい。」

あまりに直球すぎて返事しちゃいそうだったけど、冷静になって

「まだ○○さんの事売場でしか知らないから今すぐ返事出来ないけど、今度休みが重なった日、一緒に遊びに行こうよ。」
「ホントですか?是非行きたいです。ただ、この事はみんなにまだ内緒にしてもらえませんか?」

「うん、いいよ。じゃあまた売場で。」

そう言って電話を切った。

  • << 133 それから何週間後かしてシフトを見ると、休みが重なる日があった。 その日に遊びに行く約束をした。 その頃、車は持っていた。 彼女の家までは車で1時間ちょっとかかる。 当日は中間の駅に待ち合わせをした。 俺は車を走らせて駅に向かい彼女を車に乗せた。

No.133 12/07/03 18:02
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 131 「もしよかったら私と付き合って下さい。」 あまりに直球すぎて返事しちゃいそうだったけど、冷静になって 「まだ○○さんの事売場でしか知らな… それから何週間後かしてシフトを見ると、休みが重なる日があった。

その日に遊びに行く約束をした。

その頃、車は持っていた。

彼女の家までは車で1時間ちょっとかかる。

当日は中間の駅に待ち合わせをした。

俺は車を走らせて駅に向かい彼女を車に乗せた。

No.134 12/07/03 21:35
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 133 彼女の事を色々知るには、ドライブしながら話しをしたりファミレスなどで話しをしようと思った。

だけどとりあえずどこか行こうと思った。

「どこか行きたい所ある?」

「どこでもいいですよ。」

何となくわかってた返事が来た。

「じゃあ水族館でも行く?」

「あっ、行きたいです。行きましょ。」

まずは水族館に向かった。

No.135 12/07/04 01:58
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 134 途中、無難にマックのドライブスルーに寄った。

水族館で色々見て回った。

それなりに彼女は喜んでくれたようだ。

車中では彼女の事を色々気いたり、俺の事も教えた。

夜はファミレスで食事した。

そこでも色々会話は弾んだ。

近くの駅まで送ってその日は別れた。

No.136 12/07/04 02:11
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 135 家に帰ってから今日の会話の事を思い出した。

学生の頃の話しなどがほとんどだった。

肝心の返事についてはまだ触れなかったし、俺のどこが良かったのかも聞かなかった。

ただ、まだ彼女の性格が読めなかった。

そんな事を思い出していると、メールが来た。

彼女からだった。

今日はありがとうという内容だった。

俺も返事は送った。

No.137 12/07/04 02:26
匿名 ( ♂ xrulnb )

次の日の仕事から売場で彼女を見る目が変わった。

今まで何の意識もしていなかったのが、何か気になってしょうがなかった。

数日間色々悩んだがそんなに性格も悪くなさそうだなと思った。

彼女の為にもそろそろ返事しないといけない。

ある日の夜、彼女にメールした。

[今、電話しても大丈夫?]

少し立って返事が来た。

[大丈夫ですよ]

俺は彼女に電話した。

No.138 12/07/06 03:09
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 137 「あのさぁ、付き合ってもいいよ」

「えっ?ホントですか?」

「うん、よろしくね」
「はい、私わがままだしお子ちゃまだし甘えん坊さんだよ?」

「いいよ」

「やったぁ」

その日から付き合う事になった。

次の日、売場で会うのが緊張した。

No.139 12/07/06 22:12
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 138 朝の挨拶からお互いぎこちなかった。

仕事中に目が合うとすぐそらしてしまう。

昨日までこんな事なかったのに、急に意識してしまう。

その日の夜からメールするようになった。

たいしたメールはやり取りしてないが、何とか長いメールを送れるように時間を掛けて返信するようになった。

No.140 12/07/06 22:39
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 139 それから数日に1回電話もするようになった。

普段売場で会っているとはいえ、なかなか仕事以外の話しが出来ないので仕事以外の話しをする事が殆どだ。

数週間も立つと売場で会っても違和感がなくなってきた。

彼女ではなく、売場の社員として見れるようになった。

すると、シフトで休みが重なる日があった。

  • << 143 一応、仕事以外ではお互い下の名前で呼び合うようになった。 次の休みの日にデートする事は決まっていたが、どこへ行くかは何のプランも立ててなかった。 そして当日がやって来た。 彼女は店まで電車で一時間程掛けて通勤している。 その日は彼女がいつも下車してる駅まで来てくれるという事なので、俺は駅まで迎えに行った。

No.142 12/11/20 02:45
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 141 すみません。

ちょっと忙しくて、予告もせず勝手に4ヶ月以上も更新を止めてしまいました。

これから再開させて頂きます。

No.143 12/11/20 03:10
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 140 それから数日に1回電話もするようになった。 普段売場で会っているとはいえ、なかなか仕事以外の話しが出来ないので仕事以外の話しをする事が殆ど… 一応、仕事以外ではお互い下の名前で呼び合うようになった。

次の休みの日にデートする事は決まっていたが、どこへ行くかは何のプランも立ててなかった。

そして当日がやって来た。

彼女は店まで電車で一時間程掛けて通勤している。

その日は彼女がいつも下車してる駅まで来てくれるという事なので、俺は駅まで迎えに行った。

No.144 12/11/20 03:25
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 143 彼女もまだまだ話し足りない事もあると思い、長居が出来るファミレスに行く事にした。

俺は疑問に思ってた事を彼女に聞いた。

そもそも何故俺と付き合いたいと思ったのか。

「○○さんと○○さんから、性格は良いから付き合うなら(俺の名前)と付き合うと絶対いいよって言ってたから」

○○さんと○○さんと言うのは社員とバイトの人で、俺がバイト時代から一緒に働いてる人で、

俺の事をよく知っている。

特に自分が性格が良いとは思っていないが、話しを聞いていた。

No.145 12/11/20 03:43
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 144 その社員とバイトの子と休憩中に彼氏が居ないという話題が出て、この話しが出たみたいだ。

それからファミレスを出ると、彼女はプリクラが撮りたいと言った。

近くに幾つもゲーセンはあったが、俺は彼女の家の近くにゲーセンがあるか聞いた。

すると大きいアミューズメントパークがあると言った。

俺は帰りは送るからそこへ行こうと言い彼女を説得してそこへ行く事にした。

彼女に撮りたいプリクラの台を選ばせた。

久しぶりのプリクラで色んなタイプのプリクラがある事に驚いた。

No.146 12/11/20 04:01
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 145 その日は彼女の家の近くまで送っていった。

ある日彼女はバイトの子に俺と付き合う事になったと言ったみたいだ。

そのバイトの子は少々口が軽い為、売場の人達に知れ渡った。

いずれはバレる事だと思い、まあいっかと思った。

それからしばらくして、お互い早番の時は帰りに食事をするようになった。

ある日の夜、いつものように食事をしていると彼女が何枚かの写真を出した。

彼女が高校生の時の写真だ。

その何枚かを見て俺は彼女にこう言ってしまった。

  • << 150 「高校の時と比べると少し太った?」 彼女は急に黙ってしまった。 あれ?どうしたんだと思いながらそれ以降何の会話もなく店を出た。 車に乗ると彼女は 「ごめん、今日は1人で帰る」 と言い出し車を降りようとしたので、彼女の腕を急いで握り 「ちょっと待て、急にどうした?」 と聞いたが彼女は俺の腕を振り払おうとした。

No.150 12/11/21 05:15
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 146 その日は彼女の家の近くまで送っていった。 ある日彼女はバイトの子に俺と付き合う事になったと言ったみたいだ。 そのバイトの子は少々口が軽い… 「高校の時と比べると少し太った?」

彼女は急に黙ってしまった。

あれ?どうしたんだと思いながらそれ以降何の会話もなく店を出た。

車に乗ると彼女は

「ごめん、今日は1人で帰る」

と言い出し車を降りようとしたので、彼女の腕を急いで握り

「ちょっと待て、急にどうした?」

と聞いたが彼女は俺の腕を振り払おうとした。

No.151 12/11/21 05:42
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 150 「離して!1人で帰れるからいい」

今度は怒っていたが、何とか力ずくで止めた。

「なあ、だから急にどうしたんだって。理由を言ってくれよ」

今度は彼女が少し泣き出してしまった。
しばらく沈黙が続いたが、彼女は半分泣きながら

「それは高校の時に比べれば太ったよ。そんなの私だって分かってる。○○に言って欲しくなかった 。女の子だったら誰だって傷つくよ」

そう言われて俺はさっきのあの事かと思い、そこで初めて気付かされた。

No.152 12/11/21 06:00
匿名 ( ♂ xrulnb )

>> 151 自分的にはこの話しをしても何の問題もないと思っていたけど、

女の子には禁句だったのかと思い知らされた。

「ごめん、俺も少し無神経だった。もう言わないよ」

と言うと泣き止んでから彼女が

「もう言わないでね。あ~あ泣き疲れちゃった」

何とか元気を取り戻したようだ。

そして彼女を送り、帰りの車の中で無神経な事を言った事よりむしろ泣かしてしまった事を猛反省した。

その日のうちに彼女からメールが来たが、いつもの作成と変わらない内容だったので安心した。

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