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あい( 30代 ♀ ffxHh )
12/02/06 13:41(更新日時)

もう、どうにもならない事が

この世には たくさんある

受け入れられない現実と向き合うことは

自分が壊れてしまうほど辛く悲しいことだったりする


いちお
ノンフィクションです


No.1705791 11/11/17 12:48(スレ作成日時)

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No.1 11/11/17 12:55
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

今から10年前…

もう始まっていたんだね



その時アタシは25歳
何も知らずに、当時4歳の娘と1歳の息子と
この世で1番愛するダンナさまと幸せな毎日を過ごしていた


ほんとに毎日が幸せそのものだった


No.2 11/11/17 13:03
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

ダンナさまは、せいちゃん

子供たちの面倒もよく見てくれる

とっても優しい人
アタシより1つ年下だけど、頼りがいがあって
面白い人。

当然、女の子にもよくモテる


でも
せいちゃんは、『女なんか面倒くせ~!俺、嘘つくの苦手だし すぐにバレて痛い目みるの分かってるしなぁー』
と言っていた…


ほんとに、嘘が下手くそな男だ…


No.3 11/11/17 13:18
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

アタシは、束縛が大嫌い

されるのも するのも
疲れるし…

だから、
せいちゃんには自由にさせてあげてたんだ

第一、信頼し合ってるから必要ないもん。


アタシは
浮気性の癖があったけど

付き合ってる時に
せいちゃんが泣いたんだ

『あいは、男友達…多過ぎる。俺は女友達もいらない。俺、嫉妬で辛い』

せいちゃんが、大粒の涙をポロポロとこぼして
アタシに訴えた


それから
アタシは、男友達と仲良くするのを止めた
(体の関係アリの友達もいました、男好きの女子でした(笑))


アタシも…
前の彼氏が浮気性で、しょっちゅう泣いてたから

せいちゃんに、そんな思いさせたくなかったから…

全部、連絡取らないようにして
疎遠にしていった


No.4 11/11/17 13:23
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

幼稚園からずっと一緒の親友…
悪友でもあるユマが言う


『あい~男、欲しくならねぇの?』


『もう懲り懲りだよ。誰かに裏切られて傷つくなんて、死んでもヤダ。
アタシは一生、恋しない』



そう。
アタシは、せいちゃんに裏切られていた…


No.5 11/11/17 13:34
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

衝撃的な事実を前に
アタシは震えた…


忘れもしない あの日。


息子が、
忘れて行った せいちゃんの携帯を触っていた時…


『コラー!
お父さんの大事なもの 触っちゃダメ~!』

息子から取り上げた携帯の画面…

ふと目をやると
やけにピンクだ…

読むつもりも無かったけど
ピンクのハート❤が存在をアピールするように
チカチカと光って見える



『今頃は、奥さんと居るの~😢悲しい
私のこと忘れないでね❤
愛してる❤』



アタシは…

固まった…



嘘だろ?


No.6 11/11/17 13:43
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

嘘だろ…

嘘だよね…


なんだこりゃ…


頭の中ぐちゃぐちゃになって

気がつけば、次々と携帯を握りしめ

愛の言葉を連発している
トチ狂った文章を読みあさっていた


1つでも冗談である証拠を探してたのかも知れない…

もう涙で
なんにも見えなかった


どこを探しても
愛の言葉、親密さを知らせるような
2人の世界のメールばかりだった…



悲しい…


ただ、ただ
悲しい…


怒りさえ湧いて来ない…


悲しい

悲しい

悲しい…



どうして?
どうして?


No.7 11/11/17 13:54
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

泣いている間にも 時間は過ぎる


全く覚えていないが、娘の幼稚園のお迎えに行った


その後、ママ友のサエちゃんに
『すごく泣き腫らした顔で、怖い顔してたよ。
声かけられ無かった…』
と言われた


彼女も同時期に、ダンナの裏切りにあっていたのだった…
この時、彼女も また なにも知らない幸せ者だった…



知らないと言うことは
幸せなのだろうか…



アタシはNo派だけどね



人を馬鹿にすんのも たいがいにしとけよ。

と、言うことです



No.8 11/11/17 14:14
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

アタシは、行動に出た。


とりあえず
せいちゃんの義母に相談&密告

義母は、まさかウチの息子が…!と驚き、戸惑い、信じられない!
と言った


すぐに義父から電話があり
義母に伝えた同じことを、ありのまま伝えた


せいちゃんはせいちゃんの親友、アタシとも仲良くしてる共通の友達
ヨシにもメールで『彼女出来たんだ😁内緒な』
と送信していた


だから、
義父、義母もヨシに彼女と言ってるなら…
間違いないのだな…と落ち込んでいた


そして、
アタシに今夜2人で話し合いをするように
と念を押して

泣きじゃくるアタシに、申し訳ない。ごめんね。
とだけ言って
電話を切った…



怖かった…


せいちゃんが帰って来るまで、色んなことを考えた。

でも
答えなんか見つからない



信じられない…

これは夢?だよね


だって…
朝も いつも通りだったじゃん


嘘であって欲しい…


神様…嘘だよね?


そんなことしか考えられ無かった


自分の実家には
とても話しなんか出来なかった


アタシの幸せを願う両親…


随分、若気の至りで好き放題して迷惑かけた

今、アタシが温かい家庭を持ち
子供たちに囲まれて幸せに生きてる姿を見せること…

そんなこと位しか、出来ない
親孝行…


両親を悲しませるわけには いかない!


No.9 11/11/17 14:34
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

今夜、全てを明らかにしてやる!


アタシが混乱状態の頭で出せた答えは
そんなことだけだった…


これから先のことなんか頭に浮かば無かった


いきなりの裏切りに、何もかもが
ついて行け無かった


幼かったから…なのかな


ほんとに地獄に落とされた



No.10 11/11/17 14:59
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

せいちゃんが定時で帰って来た。


アタシは、どんな顔をしてただろうか

無言で
せいちゃんの忘れて行った携帯を
テーブルにバンッ!と出した。


忘れて行った今日も、昼過ぎに女からメールがあった


【みなちん】
『今夜、忘年会だね~
2次会は抜けよ😉
んで、ウチ寄ってって❤
2人っきりで忘年会やろうよ⤴今夜は泊まって行くよね?』



アタシは『……会社…
同じ部署の女かよ!
【みなちん】笑わせんなや~!
なんとか言えや!』


せいちゃんを蹴り飛ばし、思いっ切りビンタをした


叩いた手のひらが痛かった…

でも
胸が張り裂けるかと思うくらい痛かった…



せいちゃんは
固まっていた。
青い顔をして、
『忘年会は…抜けられんから行って来る
話しは、また後で…』

着替えてウチを出て行った…


『絶対!絶対!帰って来て~!明日は…息子の誕生日だから…
女のとこには行かないでー!…あぁ~お願い…』

玄関に向かって泣きながら叫んだ



はぁ。ミジメだな…

と客観的に見ている自分がいた。



泣いて泣いて…
子供たちに抱き着いて
泣いて…

声を張り上げて泣いた

No.11 11/11/17 15:16
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

会社の忘年会…

帰って来るのは夜中かな

アタシを気づかって
早めに帰って来てくれるかな



今、思うと
どうしてあんなにポジティブ思考だったんだろう


どん底には変わりないけど、あの時は…まだアタシは動けた。

泣きながらでも、
ちゃんと切り替えて、子供たちにご飯を作り
食べさせて、お風呂に入れて寝させた


11時に
せいちゃんに、電話をした


せいちゃんは、相当酔ってるみたいで
『ごめんな~ 今日はちゃんと帰るから。
みなちんとは、話してないよ~…ちゃんと あいと話しするからね~』
と言って電話は切れた



何が、【みなちん】だよ!
馬鹿にしやがって!
クソったれ!
ベランダに出てタバコを吸いながら
壁を思い切りボコボコ蹴った

腹立たしかった。

酔ってるとは言え…

親しげに名前を呼ぶんじゃねぇ!


明日は息子の誕生日…



悲しみに包まれて
冬の夜空を見上げた

ねぇ。
神様、アタシ悪いことしましたか?



夜空は星がキラキラと輝いていた


人の気持ちもお構いなしだね(笑)



涙が止まら無かった


No.12 11/11/17 15:40
ユリ ( 20代 ♀ KNHhnb )

続き、頑張って!

  • << 19 ユリさん 読んでくださる方がいるなんて… ありがとうございます☺ ボチボチですが、思い出し胸が痛むこともありますが頑張ります✏✨

No.13 11/11/17 15:52
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

せいちゃんが帰って来るまでの間…

気が狂ってしまいそうで
高校からの友達
既婚者と不倫関係5年目…というMに電話をした


不倫女からみた不倫の気持ちや
奥さんに対する気持ちを聞きたくて


『はぁ~!?マジでか?そんなダンナ止めときな。反省しても、また繰り返すって!』
『女は別れたがらないだろうし、奥さんのせいで別れさせられた!私達は愛し合ってるのに…ってパターンだよ』
Mは、まくし立てた

あんただって、偉そうに言える立場じゃねぇだろ


『ほんと予期せぬ事態!って感じでさ…涙しか出て来ないんだ。
悲しい感情ばっかりで、まだ激しい怒りには…
信じられない。って気持ちで…
別れるとか考えられないよ~』アタシは また泣く

Mは静かに言った。

『ねぇ。相手の女はさ、もうとっくに あいと決着つける日のことを頭ん中でイメージトレーニングしてると思うよ。
アタシがそうだからさ…
どっちを取るの!ってイライラしてるよ!』


そうか…


Mは、奥さんなんか死ねばいいって思ってる

って付け加えた。


相手男は、奥さんの愚痴をこぼしながらも情があるし
子供が可愛いから
別れないだろうけどね…って


『M…Mこそ早く別れていい男に出会いなよ』

Mは、稀なる美人だ。
高嶺の花過ぎて、男は声がかけられないんだろうな。


Mと2人で泣いた…


No.14 11/11/17 16:13
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

夜中、1時を過ぎた頃に
せいちゃんは帰って来た


アタシは、
『あんなことがあったのに遅すぎる!女とイチャイチャしてたんじゃねぇの!』
ヒステリックに怒鳴り散らした。


せいちゃんは、
『今日は、なにも話してねぇよ。疲れたから、今夜は寝させて』

見たかったら
これ、見ろよ!


携帯をアタシに渡して寝室に入って行った


携帯のメール履歴をすぐに見た


【みなちん】
『今日、ウチ泊まるよね~❤楽しみだな⤴
せいちんの腕まくらだと、みなちんすぐに眠っちゃうんだ❤今夜もお願いしまーす』


【みなちん】
『なんかあった?せいちん…素っ気ないぞ?』

【みなちん】
『やっぱり、せいちん変だよ~!なんで?みなちん何かした?😢』


【みなちん】
『せいちーん!無視してるの?みなちん嫌いになった?😢』



せいちゃんは、どうする気なんだろう…


せいちん。腹立つ呼び名だ

だって…
せいちん。ってアタシ達が付き合ってた時の呼び名じゃん


そう呼ばせてるんだ…


No.15 11/11/17 16:48
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

頭が混乱状態から、Mと話して少しだけ冷静になれていた


アタシは、
もちろん眠れる心境じゃない。


せいちゃんに宛てて
黙々と手紙を書いた


今まで楽しかったことや、せいちゃんに出会えて幸せを感じたこと
2人の子供たちに恵まれて、ほんとうに幸せだったこと
喧嘩して飛び出したアタシを、いつも必死で探して見つけてくれたこと
…書いていけば行くほどに幸せだったことしか頭に浮かばないこと

せいちゃんを愛して止まないこと…



そして、
みなちんが好きなら
みなちんの所に行ってもいいよ。
ちゃんと別れてあげる。
さようならしようね。



そんなことを手紙に書いた。


明日から土日で休みだ

結末は怖いけど、もう戻れない。




あの頃の
若かったアタシは、ほんとうに強かった。


No.16 11/11/17 17:20
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

アタシとせいちゃんの出会い


アタシが高3の時、バイト先で知り合った1コ下のせいちゃん。

アタシは当時、1コ上の彼氏がいた

でも、やんちゃ盛りのアタシ達のデートはいつも夜遅く…単車で徘徊
ファミレスでマッタリ
そして、いつも彼氏の友達も一緒…しかも数人
そして浮気の常習犯。
もちろん2人きりもあったけどね。

楽しかったけど、不満もあった


そんな時、せいちゃんとバイト仲間と遊びに行った

お日様の下でせいちゃんの自転車に乗せてもらって海に行った

普通なんだけど 青春してるってアタシには、キラキラした時間だった…
海風を感じながら清々しい気分で せいちゃんを見つめてた


もう恋をしていた(笑)


すぐに彼氏と別れた
好きな人が出来た。って言った…

彼氏なりに、アタシを愛してくれてたのを知っていたから
別れを切り出すのに勇気がいった

傷つけることを承知で言葉にするのは
辛いことだった。
ごめんね。ごめんね。って
アタシも彼氏も泣いた。
いい思い出です。


そして、
堂々とせいちゃんに
『好きになりました。
アタシと付き合って!』って告白したら

せいちゃんも
『俺もずっと…』って照れながら満面の笑顔で答えてくれた

嬉しくて
『ヤッター!じゃあ、手つないで歩こ❤』ってせいちゃんの手を引き寄せた

そして、ほっぺにチュゥってキスした


アタシは
恋愛慣れしてる女の子だったね


せいちゃんは
『初恋は…あい。俺、女の子好きになったの初めて』って言ってたね…


とっても
とっても
純粋で純情でウブだった


あの頃の
せいちゃん…

No.17 11/11/17 18:13
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

一睡もすることなく朝が来た

子供たちが起きて来る


『おはよう~早起きだね~』
ウチの子は早起きだ

いつもアタシが『起きてー起きてー!』と起こされる

だから今朝は、ビックリしてる

息子に『おはよう❤お誕生日おめでとう』って抱っこをして
子供2人に、
『お父さんは、お昼前まで寝てるから起こさないでね』と言って
朝ご飯を食べさせた。


もちろん
今夜、とことん話しをするつもりだから…
眠たいと言われないように…言わさないように


アタシは、まだ自分の置かれてる立場に
理解できるけど…したくない…


まさか…アタシが…
こんな目に遭うなんて

なんでアタシが?


何が悪かったの?


疑問ばかりで、
悲しみばかりで、
いつ夜になったのか…その日の記憶は一切ない。


息子の2歳の誕生日なのに…

写真に写ってる
バースデーケーキと2本のローソク
無邪気な息子の笑顔。
ケーキを頬張る娘
アタシも笑って写ってるけど
これは、せいちゃんが撮ったんだよね…



記憶喪失?

覚えていない


記憶があるのは、子供たちが寝た後



手紙を渡した辺りからだ…


No.18 11/11/17 19:11
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

子供たちが寝たのを確認すると

アタシは、
せいちゃんの隣りに座った

しばらく沈黙が続いた

せいちゃんも無言のまま何も話さない


必死に弁解とかされると思っていたから
悲しかった…



アタシは、そっと手紙を出して
『読んでくれるかな?』
と素っ気なく言った


今にも 狂ったように泣き叫びそうだった

息がしにくい…
手が冷たくなって しびれて来る…




よく頑張れたな…と
今でも思う





アタシは一つだけ決めていたことがあった。



No.19 11/11/17 19:32
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

>> 12 続き、頑張って! ユリさん
読んでくださる方がいるなんて…
ありがとうございます☺
ボチボチですが、思い出し胸が痛むこともありますが頑張ります✏✨

No.20 11/11/17 19:51
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

アタシが決めていたこと…


もし、せいちゃんが本気で
『みなちん』を好きだと言葉にしたなら離婚しよう

手紙にも書いた通りだ

引き止めない。

ひとりで子供たちを連れて出て行こう。



もし、せいちゃんが嘘をついてでも
アタシ達と一緒に居たいと言ったら…


アタシは、
たった1度だけ騙されてあげよう…

許せる…なんて到底無理だけど




1度だけチャンスをあげる…


家族を手放すのも、家族を取り戻すのも

せいちゃん次第だよ…


せいちゃんは、アタシ以外の女の子と付き合ったこと…ないもんね



だから、チャンスをあげるよ
ほんとに1度だけ。





アタシは…
どっちの答えでも受け入れる!






なんであんなに、強かったのかなぁ…

ずっと、アタシは強くてひとりで生きて行ける女だったんだ



後に、更なる地獄に堕ちて
再起不能になったんだけどね


No.21 11/11/18 08:16
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

せいちゃんは、黙って手紙を読んでいる


アタシは、わずかな表情一つ見逃さないように
じっと せいちゃんを見つめ続ける


せいちゃんは、険しい顔をしていた

最後は目を赤くさせていた…


手紙を読み終えて
深くため息をつく…深呼吸…かな


だけと無言のままだった





長い長い沈黙…





その
沈黙を破ったのは、アタシ…



No.22 11/11/18 08:22
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

『ずっと…黙ってたら 何も分からないよ
喋ってくれなきゃ 分かんない!
それとも、迷ってるの?
それなら…迷ってると言って!』



まだ無言…



『てめぇ……なんとか言えや~!』

せいちゃんを蹴った。



せいちゃんは、ゴロンと体勢を崩した



アタシは泣き崩れた。



No.23 11/11/18 08:40
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

ゆっくりと せいちゃんが起き上がる


こっちを向いて
『もう、許してもらえない…と思った…【みなちん】は…』


また せいちゃんにビンタをした
『みなちんって呼ぶんじゃねぇ!』


『ごめん…みなは、なんでもないんだ。
大事な人だとは思ってない…遊び程度の気持ちだった』


『初めから話して』


『みなが、俺を好きだと言って来た。初めは断ったんだ!
だけど…キスされて…1度だけ抱いて。って言われたから
1度だけなら…と軽い気持ちでホテルに行った。
そしてアドレス交換してズルズルと今に至る…』

せいちゃんは下を向いていた


『でも、せいちゃんもメールで愛してる❤とか早く会いたい❤とか返してたじゃん…』


『信じてもらえなくていい…ただ相手に合わせ言ってただけだ。
俺は、あいが好きだ…
あいが居なくなったら、生きて行けない…』


せいちゃんは、泣いていた



アタシが居なくなったら生きて行けない…


何度も胸の奥でこだました…


No.24 11/11/18 09:02
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

馬鹿なアタシは せいちゃんに抱きついた


もう…嘘だろうと、なんだっていい!

愛おしい せいちゃん…

もう誰にも渡さない!

アタシ、せいちゃんを愛してる


騙されてたって構わない

真実なんか、どうだっていい…


せいちゃん。
せいちゃん。


『せいちゃん…
あなたと一緒に居たいよ
もう裏切ったりしないでね』


せいちゃんは泣いた
アタシも泣いた
2人で抱き合って泣いた…



『あい。あいに離婚を言われたら俺…事故に見せかけて死ぬつもりでいたんだ
あい。悲しませてごめんよ…』



『せいちゃん……』



『これからの俺を見ててな。あいを悲しませるマネは2度としない』


『うん
せいちゃん…次はないよ
アタシ…即、離婚するからね…』






アタシ達は、抱き合って眠りについた




この夜の出来事…

せいちゃんが死ぬと言ったことが アタシは嬉しかった



もう…いいよ。

胸の痛みは、いずれ癒えて行くよね…

せいちゃんさえ居れば大丈夫…





あの時の せいちゃんの言葉に嘘は無かったんだろう…



No.25 11/11/18 11:34
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

次の日、日曜日

家族4人で仲良くショッピングモールに行った


娘と約束していた
アニメのショーを見てた


アタシは
まだモヤモヤして、胸が痛かった。


せいちゃんは、娘を肩車してショーを見ていた

いつもと変わらぬ笑顔で…



息子の誕生日から5日後が、アタシの誕生日

26歳になるまでに決着をつける覚悟でいた…



みなちんと、せいちゃんを
キッチリと別れさすんだ!



Mとの話しで、
『不倫は別れて…寄りを戻して…馬鹿な2人は繰り返すから
あいが、間に入ってバッサリと切り離してやんな』

と言われていたからだ



絶対、26歳の誕生日を迎えるまでに…




アタシは、やってやる!


後…4日
のんびりしてる暇はない


No.26 11/11/18 11:44
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

夜…いつものように子供たちを寝させた


そっと、リビングに入る


無造作に置かれた せいちゃんの携帯を持ち
顔の前に つき出した。

『せいちゃん。今から女に電話して!アタシの前で別れると話して!』



一瞬…せいちゃんの顔が歪む



『できないの?まだ続ける気でいるわけ?
違うよね。遊びだったって言ってやれって言ってんだよ~!』


近くにあったティッシュの箱をブン投げて座り込んだ…





また…泣いてしまった…

No.27 11/11/18 12:08
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

しぶしぶ…と言う感じで
せいちゃんが携帯を持った


『早くしな!』


せいちゃんが【みなちん】に電話をする…

アタシは、耳を携帯に押し付ける格好で 話しを聞いていた



『せいち~ん😢どうしたの?忘年会の時…みなちん無視してたじゃん
みなちん あの夜、眠れなかったんだからね~』

電話が繋がると同時に聞こえて来た
よく喋る女だな…



無言のせいちゃん…


アタシは目で合図を出す



下を向きながら
『…ごめん。もう別れるから…』

せいちゃんは、それだけ言った


『ヤ…ヤダー!なんで急になの?別れるなんて嫌だから…
みなちん、せいちんが居ないと駄目なの~!
ヤダ~ァ!絶対別れない!』

携帯ごしに 女の悲痛な声が聞こえて来る


せいちゃんは『ごめんな…』と言ったきりで黙り込んでしまった


女の泣き声が携帯から漏れる


状況は…最悪だ


アタシは、せいちゃんが もっと冷たく淡々と別れ話しをするのを 想像してた…


悲しかったな…




我慢できなくなって アタシは携帯をせいちゃんから奪った



『もしもし。はじめまして
誰だか分かりますよね?』




あくまでも冷静に
ドラマで見たようなセリフを吐く自分が居た…




No.28 11/11/18 12:51
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

『……お…奥さんですか?』

小さな小さな声が聞こえた


『はい。そうです。主人がお世話になっております。今回、お2人のメールを見てしまったので 主人にどうするつもりなのかと聞いたところ
みなさんと別れる。と言ったので…
分かって頂けますよね?』

アタシは、淡々と話した



彼女は沈黙だ…

また 小さな声で
『せいさんは…私と別れるとおっしゃったのですか?…』

『はい。』


啜り泣く声…


アタシの方が泣きたいわー!
馬鹿にしやがって!



『あの…住まいはどちらですか?』
アタシは、あくまでも冷静に…だ。


『〇〇市です…』

『隣りの市ですね。今からお会いしたいのですが
〇〇〇まで来て頂けますか?お互い会ってお話ししましょう
主人も連れて行きますから』

アタシは、中間点にある居酒屋で話しをする提案を出した。



もちろん作戦だ。


このままの状態で 明日2人が会社で顔を合わせるなんて…


絶対、許せない



『そうですね…せいさんにも聞きたいこともあるので…
では、〇〇〇で待ってます』



せいさんに聞きたいこと?





腹ワタが煮えくり返る思いがした




せいちゃんは、ため息をついて
『ごめんな…任せるよ…あいとは別れたくない』と力なく言った…



情けない男だ…


No.29 11/11/18 15:09
ユリ ( 20代 ♀ KNHhnb )

気になる・・
頑張って(:_;)

No.30 11/11/18 15:22
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

怖かった…

ほんとは とても怖かった

だけど。
大切なモノを守るために必死だった…


自分を奮い立たせた


彼女に強く言えない せいちゃん…
優しいから…なのか
別れたくないから…なのか


もう一度せいちゃんに ゆっくりと話す


『せいちゃん…あの人の元に行きたいなら…
今のうちだよ?今なら…アタシは身を引くから…
正直な気持ちを話して』



せいちゃんは、首を振った。

『あいがいいんだ。
あいしか愛してない…あいを失ったら…俺…俺は生きられない』


わかった。




アタシは、相手の女の何も知らない
年齢さえ…

この勝負、1発で決めてやらなきゃならない。



『せいちゃん、女の年齢は?どんなタイプの女?』

クローゼットをバサバサと漁る


女の勝負は、見た目から…


『年は、あいの2コ上で…見た目は派手な女、でも内気で純粋…』


あぁ~!?内気で純粋?
んなこと聞いてねぇよ!
猫かぶってんだろうが。


『分かった。』



アタシは、戦闘服に身を包んだ

涙で崩れたメイクを直して、大きな輪っかのピアスを付けた


指輪、ブレスレット…

身を守るアイテムを次々と手に取る


全部、せいちゃんがプレゼントしてくれたモノ達…

金属アレルギーのアタシは
本物しか身に付けられない
もちろん。本物しか興味もないんだけどね(笑)


ネイルは趣味で、いつでもキラキラだ

剥がれてなくて良かったと 心から思った





アタシは、子供に留守番をさせない。
自分が 子供時代に淋しい思いをしてるから…

寝てる子供たちに
『今夜だけ、ごめんね』とキスをして






いざ 出陣!


No.31 11/11/18 15:57
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

車で居酒屋に向かう

チェーン店で騒がしい店だ

もし、どちらかが泣いたり大声を上げたりしても
酔っ払いだと思われるだけだろう


そう考えて、店を選んだ


車の中で 何度も吐き気がする…
体も冷たくなって倒れてしまいそうだ

体が震える…


せいちゃんが手を握ってくれた。

『あい…ごめん』
震えているアタシに気づいたんだろう



そう…強がってるけど
ほんとは、アタシは弱いんだ


怒りで震えられたらいいよなー

アタシは、現実を見るのが怖いんだ


みなが怖い…


せいちゃんに抱かれていた人…




店に着いて、駐車場を歩く
息がつまる…苦しい!


ドアを開ける…

今にも倒れそうだ…





頑張れ!アタシ!




No.32 11/11/18 16:34
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

せいちゃんが店をグルッと見たところ
彼女は、まだ来てないようだった


個室の座敷に通してもらい

…ひたすら待つ。



『こんばんは~。はじめまして!みなです』

やけにフレンドリーな声が聞こえて
彼女が現れた



想定外だった…
フレンドリー作戦とは…



アタシと向かう格好で女は座って笑顔を見せた。



……有り得ん。



みなは…お世辞にも綺麗とか、可愛いとか言える
そんなレベルじゃなかった


森三中の仲間に入れそうだ…


なんで…また…こんな女と…

頭が白くなって
頭の中でハトが軽く飛んだ(笑)


たしかに、真っ赤な口紅…
真っ黒なロングウェーブ(笑)
グルグルに巻かれた白いファーのマフラー

派手なことは違いない。



しかし、
笑いを誘っているのか?





今は、ギャルブームだぞ?


金髪ロングヘアーに
ヌーディーメイク、キラキラの粉を叩いて
アイラインは、しっかりひいて黒々しい瞳に仕上げ
グロスを軽くのせたアタシ…

戦闘服は背中が大きく開いた
黒いニットワンピ

ダイヤのクロスのネックレスが照明を浴びて光っているだろう


オシャレ、美容はアタシの趣味だ。


顔もスタイルも容姿には少し自信がある





目の前の女は…何者だ?


No.33 11/11/18 16:50
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

すっかり戦意喪失してしまった…


『どうもー。』と言ってタバコを吸う…



喋る気力も無くしてしまった…



みなが笑いながら口を開く


『せいさんの奥さん、綺麗な方ですね~
私なんか太っちゃって、オシャレもできない…
奥さんは、ママなのに全くママらしくないですね。
爪も綺麗だし…すごく女って感じですよね
生活感、全く感じませんよ~
ほんとに主婦なんですか?』


あちこちに刺がある。


『もちろん、ただの主婦ですよ~オシャレは唯一の趣味なんです』

タバコを揉み消し笑顔で答えた




茶番劇をやってる暇はねぇ!


きっちり落し前付けてもらおうじゃねぇか。



ウチでは、可愛い天使が2人帰りを寝て待ってんだよ!


No.34 11/11/18 17:09
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

みなの嫌味攻撃は続く


せいちゃんが切り出した
『みな、俺が好きなのはあいだ。子供たちだ。
もう付き合えない。
分かって欲しい…』
みなに向かって話してる



あー…リアル。
ほんとにこんな女と不倫なんかしてたんだ…


アタシは、ひどくミジメな気持ちだった


『嫌よ…せいちん。なんで?こんな女、せいちんに似合わないよ…
どこが好きなの?顔?体?』


みなの言葉にカチンと来た


『あんた…いい歳して 人のダンナにちょっかい出してんじゃねーよ。
既婚者だよ?
せいちゃんは、子供たちのお父さんなんだよ?
自分のやってること、分かってんのか?
なぁ不倫だぞ?
こっちは慰謝料請求出来るんだからな!
大人ならケジメ付けろや!』
テーブルをダンッ!!と叩いて

『お前もじゃ~!』

横に居た せいちゃんの頭をバシッとぶった




みなは、下を向いた



No.35 11/11/18 17:39
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

『慰謝料…?』

みなが小さな声でつぶやいた


『当たり前じゃん。不倫したんだからな。
一人暮らしで既婚の男をウチに呼ぶんだから
親にも報告させてもらうよ。
こんな被害は、アタシだけで十分だ。
実家でしっかり娘を見張ってろ!って言わせてもらうよ。』


みなの表情が変わった


『すみません…やめて下さい。』



『じゃあ、せいと別れて。今後一切、接触しないで!』


下を向いたまま…うなずく


アタシは自分の携帯を取出して
音声録音にした。


『これに、今日の日付と名前。〇〇〇せいと不倫関係にあったことを認めます。今後一切、〇〇〇せいとは接触しないと誓うと入れて』と携帯を渡した。


みなは、携帯を持ち
震えながら話した。

『次は、せいちゃんね。
同じように話して録音するから』


せいちゃんも話した





作戦…
第一段階終了…


No.36 11/11/18 17:48
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

追加…

『約束を守らなかった場合は、〇〇あいさんの望む慰謝料をお支払いします』


とそれぞれ録音させた。



これが公の場で使えるのか、分からないけど
脅すには十分の効果があった。



皆さん、紙やメモの無い場合にはオススメですよ(笑)
肉声ですからね



でも…
誰も、こんな思いを味わわなくて済む世の中を願います


No.37 11/11/18 22:08
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

そして、アタシは作戦その2を実行した


『みなさん、携帯出してくれるかな?』


『はい……』
不信ながらもカバンから携帯を出してくれた


『せいちゃんのアドレス。この場で削除してよ
アタシが見てる前で』


観念したのか画面を見せてくれながら
【削除】してもらった


もちろん。
メールボックスにある送受信のメールも【削除】してもらった


電話の履歴も全て


同じことを、せいちゃんにも 女の前で全て【削除】してもらった


3人が携帯を覗き込み 黙々と操作している

奇妙な光景だっただろう




そして、アタシのアドレスをみなに教えた


『せいちゃんに用がある時は、アタシを通してね』

『はい…』




2人は黙ったままだ。

お互い目も見ようとしない。




よし
作戦 第ニ段階終了…


No.38 11/11/20 00:03
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

アタシは、勝ち誇った顔をしていたかも知れない


目の前のダサく醜い女は、涙目で放心状態に見えた




悟られぬように、余裕ぶっこいてるふりをしていたが

アタシも また放心状態だった

まさか…アタシが…

こんな女に、せいちゃんが遊びとはいえ
不倫されてたなんて…



信じたくない…



でも。
もう終わったんだ



アタシの中でも、この女は
【削除】しよう…





せいちゃんは、チラチラとアタシを見ている


機嫌を伺ってるのだろう




こんな女…
全く納得いかない。
一体、どこが良かったんだ?


はぁ…

ため息が出る。





最後に
とどめを刺してやる。





作戦…その3だ…




しかし、
思わぬ展開になるのだった…



No.39 11/11/20 20:48
美魔女 ( ♀ 5Ne9h )

>> 38 続きが気になります😌❤
更新頑張ってね✌

No.40 11/11/21 02:16
カッパ ( 40代 ♀ uMx8h )

幼い子供だけ残して外出?

No.41 11/11/21 08:14
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

アタシは、せいちゃんと約束していた

ちゃんと【遊び】だったと女に伝えること…


ハッキリとした理由も言わず
妻にバレたから破局…

そんな風には終わらせたくなかった



『せいちゃん、みなさん。
言いたいことがあるなら、今 この場で話してね。
後でコソコソとされるのは嫌だから
アタシそれは 許さないよ』



さぁ…
【遊びだった】ってみなに伝えて!!
せいちゃん!!



せいちゃんは
女の方を向き じっと顔を見つめて…

『なんで、そんな格好してるんだ?
そんな変装して…
何考えてるのか分からないが、あいを騙してるのか?
君って…最低だな…』


アタシには、ちんぷんかんぷんだった…

変装って何のこと?


『服を脱げよ!!』
せいちゃんが大きな声を出した



一瞬…その場は固まった



何を 言い出すの?



服を脱げって…せいちゃん?



No.42 11/11/21 08:30
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

女は、涙声で
『せいちん…ほんとに別れる気でいるんだね…
アタシは、どうなろうと せいちんが好きなのに…
もう愛してないの?』


『とりあえず、服を脱げ』



それしか言わない せいちゃんにイライラした。



そして
女は、はちきれそうな白いコートの大きなボタンに手をかけた…


1つ…2つ…


外れて行くボタン…



赤い服が見え出した



アタシは、
タバコに火を付けて


ゆっくりと
ゆっくりと
動く…
みなの指先をぼんやり見ていた


No.43 11/11/21 11:16
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

3人とも無言だった…

時々、みなの鼻をすする音がする


壁にもたれながら、ぼんやりと見ていた みなの指先…
『…… !!… !!!!』

アタシは、ガバッと体を起こして
テーブルに肘をついた。

食い入るように見る


…… !! この指…!

……まさか…



嘘でしょう?

じっくりと、女の顔を見た…




激しく胸が鳴る



タバコの煙りがユラユラと歪んでのぼる…



No.44 11/11/21 11:21
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

女は、白いコートを脱いだ…


真っ赤な服…


白くグルグルと巻かれた 白いマフラーを首から外す…





とんでもない格好の女が目の前に居た。







………子供達の夢の配達人……








サンタクロース…



No.45 11/11/21 11:33
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

Mの言葉を思い出す


この女も、Mのように…来るべきバトルの日のために
イメージトレーニングをしていたのだろうか…


細い指先…



この女は、太ってなんかいない。



なにが…
私…太っちゃってオシャレもできない
……だよ?!





次の瞬間…

さらに驚くことが起きた





アタシは
アホ丸出しの顔をしていただろう…




女は、微かに口元を上げて笑った…?



No.46 11/11/21 12:02
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

サンタクロースは、頭に手をやり
なにやらモゾモゾとしていた



そして…



真っ黒なウェーブの長い髪の毛を
バサッと…取った…




アタシは…言葉も出ない



そこには
艶のある栗色の毛をした
ショートボブの女が居た。



No.47 11/11/21 12:22
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

女は、こちらをチラッと見て下を向いた…




アタシは、夢中でカバンをあさり メイクふき取りシートを2枚取り出した



『顔!!顔もふいて!!』



やたらと太い真っ黒な眉毛…

頬のそばかす…

紫色のアイシャドー…
真っ赤な口紅…


不自然だ…




それに一つ…
思い当たることがあった



夏の会社の納涼祭…
写真で見た、せいちゃんの隣りで
Vサインで笑顔で写ってた女性…

『この人可愛い~ね』って…せいちゃんに言ってた…
広末涼子に似た…




あの人に、間違いない。







あぁ…
めまいがする…


ロッキー…助けて…

(ロッキーは子供の頃から飼ってた愛犬、この事件の1年前にお星さまになった…)



ロッキー…お願い…
アタシを助けてよ…



No.48 11/11/21 13:23
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

みなは、サンタの衣装を脱ぎはじめた


『この格好ではトイレにも行けませんからね』
照れたように笑う…


サンタを脱ぎ捨て、頭をクシャクシャと軽く整えた


彼女は


…綺麗だった…



アタシと同じ…
ダイヤのクロスのネックレス…


照明を受けて キラキラと輝いていた…



白くポワポワした薄手のVネックのニット…

深いVネックから 女の色気が漂う…


プラダのポーチを手に『簡単にお化粧直して来ますね』

キュッと上がった お尻…



彼女はトイレに向かった





アタシは


涙をこらえるのに必死だった…








なんてミジメなんだろう


No.49 11/11/21 13:46
きなこ ( 30代 ♀ 3saEnb )

主さん初めまして❤

最近、携帯小説にはまり読み漁ってますが主さんは更新も早くて、読みやすくはまってしまいました😄
更新楽しみにしてます🎵

No.50 11/11/21 14:16
あい ( 30代 ♀ ffxHh )

主です😃

読んでくださる方がいて
とても嬉しいです💕
ありがとうございます☺⤴

なにしろアホなもので…

表現力の乏しさに…😱⤵トホホ…💦

暇を見つけて✏ポチポチやります🎵


本文にも✏しましたが、自分が幼い頃、鍵っ子で淋しい思いをしているので
子供達を置いて出たのは、あの夜だけです。
不快にさせて申し訳ありません🙇


後、言葉使いの悪さも十分に分かっております。
リアルそのものを描きたい為です…

ご了承ください🙇


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