ババア💢ウォリアーズ　―嫁姑の仁義なき闘い―

「ちょっと由美さん😒、これを見てくださる？」

良子は台所の窓際できつい声を出した。

「はい、お義母さま。なんでしょう？」

嫁に由美は洗い物の手をとめ、エプロンで濡れた手をふきながら姑に近づいた。

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>> 1 「この窓のさんのホコリをご覧なさい。」

「あっ・・・。」

良子の指にびっとりと、結露でしめった黒いホコリがついていた。

「あの、申し訳ありません・・・。昨日確かに雑巾でふいたつもりだったのですが」

「フン」

良子は鼻であざ笑った。

「あたしが嫁に来た時にこんな不始末が見つかったら、土下座して謝ったもんだよ」

由美の目にみるみる涙がもりあがる。

黙ったままキッチンの床にひざをつき、頭を床にすりつけた。

「お義母様、申し訳ありませ・・・」

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>> 2 その時だった。


「きえええーっ！！！」

由美の薄いピンクのルージュの唇から、裂帛（れっぱく）の気合がほとばしる。

「死ね、この姑ババアーッ💢」

エプロンに裏に隠した手裏剣を、良子の眉間にめがけて投げつけたのだ！！

ひざを付き、土下座をすると見せかけてのフェイント攻撃だった。

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>> 3 「はあああーっ！」

姑、良子は危ういところで、手裏剣の軌道を見極め額をそらした。

「死ねっ！死ねっ！死ねーいっ💢」

手裏剣をかわされたと見ると、由美はキッチンの荒い桶にかさねてあった平たい洋皿を、連続して姑に投げつける。

「はっ」

「はっ」

「はっ」

姑が回転すり皿を、右に左に鮮やかにかわす。

ｶｼｬﾝ！

ｶｼｬﾝ！

ｶｼｬﾝ！

皿は姑の後ろの壁にぶつかって、次々に割れていった。

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>> 4 「ああ、やっぱりさっきのは嘘泣きだったんだね？」

「しぶといババアめ・・・」

嫁と姑はキッチンでにらみ合った。

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>> 5 ピンポーン🎵



「ただいま」



「お帰りなさい💖あなた✨」

「一彦、おかえり。カバンはあたしが持ってやるよ」

「お義母さま、やめて下さい。一彦さんのカバンならわたしが…」


由美と良子は玄関でカバンの引っ張り合いを始めた。


「お放しったらお放しっ💢」

「いえ、夫のカバンを運ぶのは妻の義務ですわっ😊
お義母さまこそ、お放し下さい😠」



カバンはミシミシといやな音を立て始めた😨


メリメリメリーッ


ついに由美が持っていた蓋の部分がとれ始めたが、二人は気づかない。


「由美ちゃん💖今日の晩ご飯なに？」


「はーい🙋」

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>> 6 バチーン🔥



由美が急に手を放したため、凄まじい勢いで、


カバンは姑良子の顔にぶつかった。


鼻血がブーッと吹き出る。


しかし由美はニコニコと満面の笑みのまま、背広姿の姿の一彦の腕に自分のそれをからめる。


ついでに身体もぴったり一彦に押し付けた。


カバンごとひっくり返った姑に目もくれず、自分の胸をギューギュー一彦に押し付けた。

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>> 7 「ちょっと恥ずかしいよ😳💦由美ちゃん💖」


一彦は由美のボディタッチに首まで赤😳くなっている。


「えー😚どうしてですかー💖」


「だってお袋もいるんだし…あれ、お袋は？」


一彦は周囲をキョロキョロする。


一彦は半径１メートル以内に由美が近づくと、どんなに大きい物音も聞こえなくなるのだ😨

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>> 8 由美は構わず一彦の腕を引っ張り、キッチンに向かわせた。


「あら、お義母様なら、あなたのカバンを寝室に持って行って下さったのよ～💖」


廊下を二人で歩く間もクネクネと一彦の身体にまとわりつく😍


「あれ、そうだったっけ？」


「そんなことより💖ただいまのチュウは？💋」


「えっ😳💦」


「うう～ん💖チュウしてぇー😚」



由美は甘えた声を出しながら、一彦の首に両腕を巻きつけた。


唇をひょっとこのように突き出し、二人が


ちょうど、キッチンの入り口に入りかけたその時っ🔥

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>> 9 「させるかぁーっ😣💢」



良子が出刃包丁を垂直に構え、天井からしゃがんだ姿勢のまま由美に襲いかかるっ。





グサリッ🔥




包丁が何かに刺さるイヤな音がした😨。

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>> 10 「やったかっ⁉😲」


良子が油断した隙をつき、今度は別の場所から手裏剣が飛んできた。


手裏剣より一瞬早く、良子が飛び退く。


先ほどまで由美が立っていた場所には、大きな大根が転がっていた。



そして大根の葉の部分から垂直に、出刃包丁が刺さっていたのだった……😱



「忍法っ変わり身の術‼」


天井と食器棚の間から、由美の勝ち誇った声が響いた。

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>> 11 実は由美の実家は甲賀流忍者の末裔だった。


そして、姑、良子の実家は伊賀流忍者の末裔だったのだっ🔥


井上一彦だけは何も知らない。


一彦の井上一族は、甲賀流忍者のかつての主君、織田信長公の流れを組むものだった。


甲賀、伊賀に代々伝わる古い言い伝えでは、井上一族に七代目か八代目ごとに

天才忍者が生まれるとの話があった。


姑、良子は伊賀流忍者の再興をかけて、その天才忍者をみごもるべく、井上一族に嫁いだのだ。


しかし、生まれた一彦は素直で明るいだけが取り柄で、忍者には必須の運動神経は非常に悪かった😂


徒競走や持久走ではいつも最終でゴールする。


どちらかと言うとスポーツよりインドアが好きな人物だった。


となれば、天才忍者は八代目に違いないと、甲賀も伊賀も年頃の娘たちを競わせて、一彦にアタックさせたのだっ🔥


当然、伊賀出身の良子は伊賀の娘を応援した🙋


しかし、息子の一彦が選んだのは…


宿敵、甲賀の娘っ🔥


由美なのであった‼

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>> 12 夕食の天ぷらを揚げるのも命がけであった。


嫁🐍と姑👹


どちらが油の入った中華鍋🍲の前にいても、熱い油をいつ相手に浴びせようかと


虎視眈々🐯と狙っていたからだ。



この日、両者はお互いに隙を見せず、油がキッチンを飛び交うことはなかった。


「あなたぁ💖このイカのかき揚げはわたしが揚げたんですのよ😍」


「一彦、そんな生臭いかき揚げなんて食べるのは止めて、あたしのサツマイモの天ぷらを食べておくれ」


「あら、お義母さま、サツマイモなんてただ切って衣をつけて揚げるだけではありませんか？
そこいくと、かき揚げはテクニカルな技が必要ですのよ」



視線がバチバチと🔥音を立てぶつかり合う😨



「ああ、わかったよ。両方食べるからさぁ😂
二人ともそんなに怖い顔をするなよ😉
お袋もー💦由美ちゃんも💖」


「はい、あなた😍でも一番に食べるのはわたしのかき揚げね💖」


「何言ってんだい？一番に食べるのは一彦の好物のサツマイモなんだからねっ💢」


由美が戦闘モードに入った。



「ぬぁんだと💢このババアがぁっ😠」


「お前、あたしに逆らうのかいっ⁉」



「ウラーッ💢」


由美は怒りに任せて、ビールの大瓶を投げつけた。


良子も負けずに、チーズとサラミの載った皿を由美に投げつけるっ🔥

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>> 13 「由美ちゃん、お風呂入ろうかぁ💖」


「はーい🙋あなたぁ😍」


由美は一彦に走りより腕を組む。


姑の口に大皿を捻りこんだ後、思い切りあかんべー😜をする。


しかし由美の頭にも割れたビール瓶が突き刺さり、赤い血がダラダラ出ていたのだが。

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>> 14 浴室に入る前に、脱衣場で服を脱ぐ。


「あなたぁ💖わたしが脱・が・せ・て・あ・げ・る💋」


「えー💦いいよ😳恥ずかしいから」


一彦は由美に背を向けてそそくさとボタンをはずし服を脱いだ。


「じゃあ💖ズボンだけでもわたしが🙋」


「いいよ😳いいよ😳」


しかし由美は考えていた。


(もうすぐわたしの排卵日のはずっ😤なんとしても子種をいただかなくては😚)


夫のズボンを脱がすふりをしながら、股間にもさりげなく触っておく。


ボディタッチを繰り返し、さりげなくその気にさせておく。

夜には本格的な行為にまで、なんとしても持ち込むのだっ🔥


「秘技‼子種しぼりの舞💖」


由美は知らず知らずに洗面所の鏡に向かってポーズを決めていた😂

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>> 15 「ゆ、由美ちゃん💦なにしてんの？」


「あ、ううん💦なんでもないわ☺」


由美が腰を落として右足だけ伸ばしたポーズをとき

慌てて立ち上がったとき、一彦は浴室に一人で入る所だった。


由美もスカートの下に手を入れてストッキングを脱ぐ。


「あなたぁ💖わたしがお背中だけでも流しま…☺」


と言いかけた。




「ギャーッ😨」




由美が最後まで言い終わらぬうちに、風呂場から一彦のただならぬ絶叫が響いた😨

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>> 16 由美が駆けつけると一彦が浴室の入り口で腰を抜かしていた😨


なんと、姑、良子が着物姿にかいがいしくたすきまでかけて、浴室の湯煙の中でスタンバイしていたのだ。


「お義母様、ここで何をなさっているんですのっ⁉」


「何って、母親として息子の身体を洗ってやって何が悪いんだい？」


「お義母様っ😱それは妻の仕事ですからっ💢」


「いいやっ💢母親の仕事だよっ」


「こんのっ聞き分けないワガママババアがぁっ💢」


由美は風呂用洗剤を良子に投げつけた。


「はっ」



良子が頭を低くしてよけると、洗剤が浴室の壁に激突して中身が爆発した。



「この小娘がぁっ💢あの洗剤の中身は風呂用洗剤じゃなくて、トイレ用のドメストだねっ⁉」


「あははは😂ババア💢いまごろ気づいたかっ⁉そしてこれが何だかわかるかっ」


由美は『混ぜるな‼危険‼』とラベルに印刷された別の洗剤を持っていた。

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>> 17 「あんた、それで硫化水素を発生させて、あたしを殺る(やる)おつもりだねっ⁉」

姑、良子は嫁を睨みながら、憎々しげに叫んだ。



「だったらどうした‼この死にぞこないの変態エロババアがっ💢」


「なんだとっ」


良子が気色ばむ。



「ほらほら、ほらほら☺」



由美はニコニコしながら、華美ハイターをキャップにうつし始めた。


「お義母様、よろしいのかしら？もうすぐガスが発生いたしましてよ💖」



さすがの良子も青ざめた😨



「ちいっ油断したわっ」



ガシャーンッ



と音がした。


良子は両腕を曲げて頭部を保護しながら、風呂場の窓から庭へと脱出したのだった…。

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>> 18 「あなた💖、驚かせてごめんなさい☺」


由美は失神していた一彦を優しく起こして、浴室の椅子に座らせた。


床に片膝をつきその背中にかけ湯をしてやる。


一彦か湯船に浸かっている間に、ドメストだらけの壁と床をシャワーで洗い流す。


「なんか変な臭いがするけど？」


「大丈夫ですわ💖いまシャワーで流しましたから☺」


湯船の一彦に優しく微笑む✨


「さっき風呂場に変なものがいたんだけど…あれは何だったんだろう？」


「ちょっと大きな虫がいましたが、それもちゃんと追い払いましたからもう大丈夫💖」


「俺、最近幻覚が見えるみたいでさあ😩」


「え？💦」


「昨日なんか、会社で消しゴム落として拾おうとしたら、デスクの下にお袋がいるのが見えたんだ😨」


「あなた、それは恐怖マンガの読み過ぎですわ💦」


そう言いながら、由美は内心舌打ちをしていた。


(ちっ😣あのババア💢会社まで魔手を伸ばしていたか…😒)

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>> 19 「さあ、あまり長湯をするとのぼせてしまいます💖」


「うん、そろそろ洗おうかな☺」


由美は一彦の片手を握って、湯から上がるのを助けようとした。


「あっ」


一彦が足を滑らせて由美の身体に抱きつく。


由美は忍者としての訓練を受けていたため筋肉や動態視力は発達していたが


基本的に細身であり、女性としての柔らかさも兼ね備えている。


一彦はこらえきれなくなって、そのまま由美を抱きしめた。


「由美ちゃん…💖」


「あ、一彦さん…😍」


由美は恥じらいながらも、一瞬目を鋭く光らせた。


(しめたっ。うまくすれば子種をこの場所で…)

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>> 20 「ねぇ、由美ちゃんも脱ぎなよ…」


「えっ😳」


「あ、変なコトの意味じゃなくてさぁ、一緒に入ろうよ😃
いま俺が濡れたまま掴まっちゃったから、エプロンもスカートもビショビショでしょ😊」


由美は思った。


(なんとしても『変なコト』に持ち込まなければ😤)


「ね、濡れた服のままだと風邪ひいちゃうよ☺」


「じゃあ…😳あなたが脱がせてくださる？💖」

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>> 21 一彦の手が由美のエプロンのひもをほどく。


ブラウスのボタンを一つ一つ丁寧に外し始めた…


由美は新妻らしく頬をピンクに染めてうつむいている💖






そのときっ🔥

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>> 22 「ねぇ、由美ちゃん💖俺、勃っちゃったよ😤」


こころなしか、一彦の息も荒い。


「きゃっ💦一彦さん💖わたし、どうしよう」


両手ひじを前に曲げて突き出し


可愛く「困っちゃうポーズ💖」をキメる由美🙈


しかし内心では


「ふはははは😤わが一族が長年この時を待ち望んでおったわっ‼」


と心のガッツポーズをキメていた🔥

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>> 23 由美のブラウスから手をはなし、一彦は荒い息のまま唇に口づけた。


一彦の大きくなったものが太ももに当たる。


由美は(大きさよしっ‼硬さよしっ‼)と心で叫んだ。


「ああ、もう俺、我慢できないよ😤」


一彦は由美の身体をくるりと反転させると、スカートをまくりあげた。
由美の白いレースの紐つきパンティがあらわになる。


「きゃっ🙈ダメよ💦恥ずかしいわ😳」


由美は哀れな声を出す。(もちろん内心の由美はガッツポーズのままだ💪)


「ねえ、このまましたいんだ…いいだろ…由美ちゃん…」


一彦がパンティの横の紐に手を伸ばす。



ｼｭﾙﾘｯ




かすかな絹ずれの音を立てて、パンティが浴室の床に落ちた。

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>> 24 由美の両手を浴室の壁につかせると、一彦は裸のまま後ろから由美に覆い被さった。


左手をブラウスの中にいれ乳房をもみしだく。


右手は、すでにむき出しになっている由美の敏感な部分を更に激しく刺激していた。


「ああ～ん💖一彦さぁん😍…ダメぇ💖ダメぇ💖
わたし、どうしよう💦
変になっちゃう…うぅん～」


「由美ちゃん、可愛いよ…💖」


一彦が耳元でささやく。


息が荒い。


左手を胸からはずして、由美のあごをとらえた。


そのまま上を向かせて、濃厚な口づけをかわす。


由美の口の中に舌をさしいれ、由美の小さな舌をからめとる。


ｼﾞｭﾊﾟｯ💦ｼﾞｭﾊﾟｯ💦


唾液のしたたる淫靡な音が浴室に響く。

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>> 25 突然、一彦が由美の身体から上体を離した。


同時に両手を由美の白桃のようなヒップに当てる。


「…いくよ💖由美ちゃん」


ブラウスから乳房がはみ出、まくりあげられたスカートからのぞく由美の尻は


一彦ならずとも固唾(かたず)をゴクリと飲み込むほどの色っぽさだった。


「ああん、もう、待てないわ…💖」


さっきと言っていることが真逆だが、浴室には誰も突っ込む者はいない。



ただ一彦のそそり勃つイチモツだけが、由美の白桃に「突っ込む」準備万端だったのだ。


一彦はイチモツの先端でチョンチョンとつついて、由美の白桃の中心を確認する。


ジューシィで可愛らしい白桃は、今や甘いシロップをしたたらせて


一彦を待ち望んでいた。


「ああん💖早くぅ～😚💓」


由美が白桃をふっておねだりをした。


「ああ、なんて可愛いんだ😍俺の由美…💖」

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>> 26 二人が合体しようとしたその瞬間っ🔥




「ほわちゃあーっ‼アチョッ‼アチョッ‼アチョーッ‼」


と奇声をあげながら、姑、良子が先ほど出ていった窓から飛び込んできたっ🔥


空手の胴着と🇯�日の丸の鉢巻きを、ベストキッドよろしくを身につけているっ‼

🇯�日の丸の鉢巻きには、「性交⭕阻止‼」と書いてあった…😨

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>> 27 「アチョーッ‼」



姑、良子が奇声と共に鋭い蹴りを繰り出す😨


由美はノーパンのままとびすさって避けた。


一彦が変に動いては危険なので、とっさに気を失う秘孔をついておく。


飛び退きジャンプしながら、一彦のイチモツを見ると


ヘナヘナとしおれていく😭


「くぅっ😱無念っ😣」


由美の唇から悲しみのつぶやきが漏れた。


そのままイチモツから、良子の憎らしい顔に視線を移す。


「ババアッ💢子作りチャンスをよくも邪魔してくれたなっ⁉」



姑、良子は高笑いで返す。



「オーホッホッホ😁どこかの淫乱なメスブタに大事な息子をかどわかされてなるものかっ😤」


「おのれ💢目にもの見せてくれようぞっ😣」


由美は石けんの入った袋を棚から取り出し、次から次へと投げつけた。


この石けんの中には、カミソリの刃が仕込んであるのだっ‼


「そりゃっ」


「そりゃっ」


「そりゃーっ」


良子も左右に身体をひねってかわす。


「ホホホホホ😤
ケツの青い小娘がぁっ‼
そんなショボい攻撃で終わりかい⁉」

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>> 28 このバトルの少し前の時間。


場面はかわって、嫁姑の熾烈なバトル会場でもある井上家‼…の邸宅脇の道… 。


静代(仮名・24歳)は一人さみしく夜道をトボトボと歩いていた。


静代は空手教室の講師をしている龍二(仮名・36歳)と不倫中である…😨


龍二は妻とは家庭内別居中だからと、言葉巧みに静代に言い寄り、


不倫関係になってしまった😭


しかし、静代は先ほど空手教室のそばで龍二とその妻を目撃してしまった🔥


実は別居どころか、見事にラブラブであった💖


もう３年以上セックスレスなんだ…と言う彼の言葉も嘘だと一目でわかった🙈


妻は妊娠中の大きなお腹を幸せそうに抱えていたのだっ‼

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>> 29 見た瞬間、怒りが一秒で沸点に達した。


妊婦である妻は龍二の忘れものを届けに来たらしい。
空手教室の建物うらの駐車場に、赤いマーチが止まっていた。


「もう💖ダメじゃない☺あなたぁ✨」


言いながら、きれいに畳んである空手の胴着を渡すのが見えた。


龍二からのありがとうのキスのあと、妊婦である妻がマーチで、走り去った。


車が見えなくなるのを確認した静代は、般若のような形相で👹龍二の前に飛び出した🔥



「とりゃあー🔥」



龍二の顔に凄まじいキックをお見舞いする‼


「うわぁ😭なにをするんだっ⁉」


直撃をくらった龍二が駐車場のアスファルトに倒れた。

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>> 30 「見たわよっ💢」


静代の攻撃は容赦ない。


「なにが家庭内別居だっ💢」


倒れた龍二の腹に蹴りを入れる。


バシッ🔥


「なにがセックスレスだっ⁉」


ドカッ🔥


「思い切りラブラブだったしっ💢」


そばにあったブロック塀を猛烈な突きで破壊した。



バラバラと崩れたブロックの一つを両手でつかみ、龍二に投げつけた‼


「奥さん、妊娠中だしーっ‼‼‼」



ドガッ


龍二の頭に見事に命中し、頭から真っ赤な血が


ピューッ


と⛲噴水のように吹き出した。

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>> 31 はい、読者の皆さんのご明察の通り、静代もまた「忍びの女」くノ一(ｸﾉｲﾁ)である😲


そしてまた、かつての井上家跡取り息子、一彦争奪戦の敗者の娘でもあった…😔


つまり伊賀流忍者の末裔でもあったのだ🔥

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>> 32 静代は激しく泣きじゃくりながら、空手教室(昔風には道場であるが)の敷地を後にした。


もう二度とこの教室に通うつもりはなかった…。


いま、龍二は駐車場で虫の息だろうが、知ったことではない。


むしろこのまま死んでくれた方が、奥さんにも保険金が入るし、どんなにいいことか…⤵


実は龍二が札付きの女ったらしだと言うことは、同じ教室仲間から噂では聞いていた。


彼の毒牙にかかった女弟子は４人や５人ではないとも…😨


「静代だけが好きだ」


そんな言葉とハンサムな顔に騙された自分がバカだった。


思えば、自分はこんな人生を歩む人間ではないはずだった…。


去年、由美との戦いに敗れ、一彦を奪われた時から


自分の運命は狂ってしまった…💢


抑えようのない怒りと悲しみと悔しさが、静代の脳内で由美のあざけるような笑みと重なる。


「くっ」


静代はバッグの中から、一枚なハガキを取り出した。

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>> 33 それは今年の元旦の日付が入った写真付き年賀状だった。


純白のウェディングドレス姿の由美が、タキシードの一彦と笑顔で写っていた。


静代と一彦の職場は同じ会社であった。


由美が現れるまでは、順調に職場で知り合い、同僚として仲良くなり、恋に落ち、結婚して妊娠し、

天才忍者となる予定の「八代目」を出産するはずだったのだ😭


なのに、一彦と恋に落ちる寸前に由美に奪われてしまったのだっ🔥


上司に多額の賄賂を贈り、せっかくデスクも隣同士にしてもらったと言うのに😭


毎日のように一彦の帰りに待ち伏せをして、一緒に帰ろうと誘っていたのに😭


🍬飴やガムやキャンディや柿の種を常に引き出しに用意して、差し入れをしまくっていたのに😭


「そ、それをあの女が……💢💢💢」


ブルブル震える手で年賀状を握りしめる。


一彦の会社で同僚であるからこそ、


恋敵の由美にまで結婚祝いの「ご祝儀」を渡し😔、

披露宴では「🐞テントウ虫のサンバ」まで歌わされ😱、

正月🎍には欲しくもない結婚式の写真付き年賀状まで来るのだっ😭💢💢💢

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>> 34 いつのまにか、静代は通りに面した児童公園に迷いこんでいた。


誰もいない公園のブランコに座る。


ギュッと握りしめたため、クシャクシャにシワになった年賀状を


静代は膝の上で、そっと広げた。


愛しそうに、写真の一彦に優しい声をかける。


「ごめんなさい。一彦さん。痛くなかった？」


それからキッと表情を変えると同じ写真に向かい、別人のような声を出した😨



「由美ィィィィ～～💢お前はァァァァ～～💢💢💢」


言いながら立ち上がり、年賀状を頭上にかざす。


あたかも、由美本人の襟首をつかみ上げているかのように。



「死ねぇっ💢」



この叫びと同時に、由美の顔面は静代のクナイで串刺しにされた🔥


いや、これは静代の脳内イメージで、実際には


空中に投げた年賀状を、クナイと言うナイフ状の忍者用の武器で、


公園の立木に串刺しにしただけだったのだが。

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>> 35 憎い龍二は、既に半殺しにした。


静代は半殺しにする際、龍二が妻から渡された空手用の胴着を奪い取っていた。

彼の妻によって、綺麗に洗濯され丁寧に畳まれた使い古しの胴着は、愛情の象徴のように見えたのだ。


次はあの憎い由美の番だ。


龍二の頭から吹き出る鮮血を見た瞬間、静代の理性は吹き飛んでいた。


絶望の闇から憤怒の🔥炎が生まれたのだ😨


闇の中、静代は疾走した。


井上家の邸宅脇の道に来て速度を落とす。


どうやって邸内に入ろうかと思案していたのだ。


何も知らない他人からは、夜遅くに若い娘が寂しく傷心の独り歩きをしているように見えただろう。


一般的に娘の独り歩きは、危険が迫る可能性が高い。


しかし、静代の場合はそのターゲットになった人物にただならぬ危険が迫るのであった🔥

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>> 36 ちょうど、井上邸の風呂場の外を通りがかった時だった。




ガシャーンッ🔥




ガラスの割れるけたたましい音が、閑静な🌠夜の住宅街に響き渡った。



「ちいっ油断したわっ💢」



同じ伊賀のくノ一である一彦の母親の声がした。


塀を飛び越えて、スタッと静代の目前のアスファルトに着地したのは…


髪をざんばらに乱し、肩で息をしているタスキをかけた和服姿の良子だったのだ‼

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>> 37 「お義母さまっ😲⁉何があったんですのっ⁉」


静代は慌てて、良子に駆け寄る。

同僚として友人として、何度か一彦宅を訪問した時に


「同じ伊賀ものの静代さんを、あたしは実の娘のように感じるんだよ☺
お母さんと呼んでおくれ」


そう言ってくれていたからだ。


「まあ、お母さまったら(笑)私が一彦さんと結婚したら、
もう間違いなく、私たちは義理の母娘ではありませんか？😉」


「本当にそうね😊ホホホホホ💖」


「その日が楽しみですわ✨フフフフフ💖」


二人は目と目を見交わしては、笑い合ったものだった。


二人の目的は同じ‼
伊賀流忍者の再興と隆盛だ。


固い絆を確信して、二人はガッシリと手を握り合っていた…。

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>> 38 しかし、宿敵「甲賀」は、美女の誉れ高い「くノ一由美」を、一彦の元に送り込んだのだ‼


由美は、一彦と出会ってわずか三回でメールアドレスを交換した🔥


静代は同僚としての信頼を勝ち得て、プライベートの方の携帯アドレスを聞き出すまでに、三ヶ月もかかったのにっ💦


「由美」のやり方はダイレクトだった。


「友人の紹介」として知り合い、飲み会やカラオケを何度か一緒にする。


一彦は母親が厳しくマザコンであるため、終電を逃すことはまずなかった。


残業で９時すぎることがあっても、飲み会は必ず１０時には帰ってしまう。


「夜１１時が門限なんだよ～😩お袋がうるさくてさぁ」

そう愚痴る一彦に友人たちは

「なんだ😂それ⁉お前は女子高生か⁉」

と突っ込みが入ったものだった。


しかし由美は諦めなかった🔥


なぜなら、その双肩には甲賀忍者の未来がかかっていたからだ。


飲み会ではニコニコと誰にでも笑顔で話す。


しかし、席は必ず一彦の隣同士になるように画策していた。


彼女は甲賀きっての美女であったが、甲賀きっての策士でもあったのだ。


蜘蛛が糸で巣を作るように、彼女は巧妙に一彦を罠にかけていった。

最後は由美の手元に転がりこむように。


伊賀流である一彦の母親にバレることなく、着々と恋のトラップを築いたのだ。

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>> 39 最初の飲み会では、一彦のグラスにさり気なくビールを継ぎ足す。


笑顔だけで、ほとんど話さない。


一彦は由美を意識しているのが、十分わかっていたからだ。


二回目は、帰り時間が１０時すぎたため

「ごめんな～🙏」

と先に帰る一彦を、🚻トイレに行くふりで席を立ち

🏮居酒屋の入口から外まで追いかけた。


「あの…」


由美は真剣な表情で一彦に声をかける。

「なに？😊」

一彦はこの時点で由美を憎からず思っていることは、「友人」からリサーチ済みである。

また一彦の好みは、清楚で控えめで内気な感じのアイドルだと、既に事前調査をしてあった。

由美はわざとモジモジして声を出さない。


「あの！………一彦さんに、お休みなさいって言おうと思って」


一瞬、潤んだ瞳で熱く真剣に、一彦をじっと見つめる。




この瞬間、一彦は落ちた‼



普通の男なら、この時点でダメ押しとして、かするようなキスをすれば万全である。


確実に由美に心を移す。


だが、一彦は「控えめ清楚系」がタイプなのだ。


「好き」も言ってはいけないし
「アドレスを訊く」のめダメだ。
「キス」などは論外である。


だから、「落ちた」ことを確信した由美は「黙って走り去る」ことを選択した。


これは正解だった💮💯

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>> 40 この日から、一彦のまぶたから由美の面影が離れることがなくなった。


「由美…。由美ちゃん」

「あの娘…、本当はお休みじゃなくて、俺になんて言おうとしたんだろ？」

「まさか、俺が気になってるとか…？ははは😁💦まさかな」

「…でも…あの時の潤んだ目…。真剣だった」


ベッドでは眠れず、何度も寝返りをうつ。


会社でも仕事に身が入らず、うわの空の日が続く。

静代が気をきかせて渡してくれた一粒チョコの包み紙をむいてから、書類の✏鉛筆書きをチョコで消そうとしたり😂


同じく静代がくれた新品の消しゴムの透明の包みを外した後、口の中に放りこんだりしていた😨



そして、たまらず由美を紹介してくれた「友人」に電話をかけた‼


「斎藤、わりぃ🙏また飲み会、セッティングしてくれないか？」


「なんだよ、急に😩先週飲んだばかりじゃねえか？」


「すまん」


「俺、いま給料日前なんだよな💦」


「お前の分の飲み代、俺が払うからさ。由美ちゃん、また呼んでくれないか？」


実はこの時、「友人」たる斎藤は内心(しめたっ🎉)と膝を打った。


そう。「斎藤」もまた、甲賀の手の者であったのだ。

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>> 41 三回目の飲み会の後、カラオケにと場所を移した。


由美は２～３曲、ＡＫＢなどアイドル系の曲を歌った後、


「今日は体調が悪いので…」


と一人で帰ろうとする。
実際に飲み過ぎたのか顔色も悪く、足元もフラついていた。(くノ一には簡単すぎる演技だったが)


「待って。俺が送るよ☺」


ﾋﾟｭｰｯと斎藤が軽く口笛を吹いた。


仲間内でも「奥手」の「マザコン」で通っている一彦が、ここまで大胆にアプローチするとは


斎藤の計算外だったのだ。


『一彦、由美ちゃん送ってやれよ』と、斎藤は自分が声掛けするつもりでいたのだ。


(由美は相変わらず抜かりないようだな)と斎藤は、仲間の忍びとして彼女の腕前に内心、舌を巻いていた。

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>> 42 帰り道。


繁華街を抜け、人通りの少ない場所を通りかかる。


「大丈夫？由美ちゃん」

「ええ。風邪気味だったのに、ちょっと飲み過ぎちゃったみたい💦えへっ👅」


この1970年代少女漫画風「えへっ👅」の舌出しポーズに、一彦の目は💖になる😍


「無理しちゃダメだよ」

「あはっ💦ありがとうございます☺
でも斎藤さんが今日はどうしてもって言って下さって…」


一彦は激しく後悔した。
自分のワガママのせいで、風邪気味の由美に無理をさせてしまったのだ…😨


「ごめん」


「えっ？」


「由美ちゃんに、もう一度会いたくて…その…どうしてもってヤツに頼んだの俺だから」


由美は、はにかんでうつむきながらも一彦の袖口を指先でキュッとつかむ。


「……。あの…わたしも…一彦さんに…もう一度会いたかったから…あの、今日来て良かった…です💖」


最後の「です💖」で、うつむいていた顔をあげ、潤んだ瞳で一彦を再び見つめた。

可憐そのものの表情だ。


「ゆ、由美ちゃん…」


ひと気のない裏通り電信柱の影で、一彦は由美を抱き寄せた。


恥じらい、うつむく由美のあごを指先でとらえ、唇を重ねた。


「あっ…」


ピクンと由美の身体が反応した。


一彦は路上にも関わらず、このまま押し倒したいくらいだった。

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>> 43 「ごめん…急にこんなことして」


一彦が、ハッとして唇を離した。


「あ、泣かないで」


由美の涙を見て、一彦は狼狽した。


「あの、本当にごめん。急にあんなコトされたら、誰だってびっくりするよね」


由美は指先で涙をぬぐいながら顔をあげて微笑んだ。


「ううん、びっくりしただけじゃなくて…嬉しくて、涙が出ちゃったの」


「えっ？」


「初めてあった時から…わたし…あなたのことが…」


「由美ちゃんっ💖先に俺に言わせてよ。
初めて会った時、なんて可愛い娘なんだって思ったよ。
俺から先に好きになったんだ。」


また抱きしめる。唇を吸う。


「由美…由美ちゃん。君が好きだ。
俺と付き合ってくれ」






そして二人はこの後初めて、携帯アドレスを交換したのであった。

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>> 44 さて、静代と良子である。


二人は井上邸脇の路地で、奇跡的な邂逅を果たした。


駆け寄る静代。


良子は浴室の窓ガラスを突き破った時に、腕に傷を負っていた。


和服の袖が無残に破れ、ドクドクと血を流している傷跡が見えた😨


静代はとっさに良子のたすきの紐を解いて、止血をほどこした。

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>> 45 「くっ・・・。あの性悪女じゃなくて、静代さんがうちの嫁だったらねえ」

良子は苦渋に満ちた表情でグチをこぼす。

「お義母さま・・・」

止血したタスキの余った部分は、包帯のようにぐるぐると良子の腕に巻く。
鮮血がにじんで痛々しい。

「この敵（かたき）は私が討ってさしあげますわっ！！」

静代はすっくと立ち上がった。

「ありがとう・・・静代さん」

二人は感動の涙で潤んだ目で見つめ合う。



すると井上邸の窓の壊れた浴室から

「あああ～ん・・・💖和彦さぁぁん💖」

由美のあられもない嬌声が聞こえてきたではないか？！

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>> 46 静代と良子の髪が怒りで逆立った。

怒髪天を衝く（どはつてんをつく）とは、まさにこのことである。

「お・・・お義母さま！」

「絶対にあんな女を、あたしは認めないからね！
なんとかして一彦の子種をはらむ前に、このあたしがあの女の息の根を止めてやる💢」

「私にも、ぜひ助太刀をさせてください！」

静代は良子の怪我をしていない方の手を、ギュッと握り締めた。

「ああ、勿論ですとも！
あたしが認める井上家のただ一人の嫁は、静代さん、あなたを置いて他にいませんからね」

静代は感動のあまり嗚咽をこらえる。

「お義母さま、とりあえず、この空手の胴着をお召しになってください！あとはこの作戦で・・・ゴニョゴニョ・・・」

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>> 47 「ああん💖早くぅ～」

由美の甘い声が響くなか、


「ほわちゃあーっ‼アチョッ‼アチョッ‼アチョーッ‼」

奇声をあげながら良子は浴室に舞い戻った。

カミソリを仕込んだ石けん攻撃をかわすと、鋭い突きや蹴りを奇声と共に繰り出す！

「アチョッ‼」

「アチョッ‼」

「アチョッ‼」

体を回転させばがらの連続攻撃に、さすがの由美もタジタジとなる。

（ここで戦っては、一彦さんが危ないわ）

井上邸の浴室は豪邸だけあって、ちょっとした旅館の岩風呂ほどある。
室内だけで12畳はあるが、そのまま大きなはきだし窓を開ければ、露天風呂へと続いている。

由美はさきほど良子がやったように、今度ははきだし窓のガラスを破って露天風呂へと飛び出した。

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>> 48 ここで由美は反撃に出る！！

いきなりブラウスのボタンを全部はずさないまま、ガバッと胸をはだけたのだ。

一彦の指ではずされていなかったボタンが引きちぎれ、ブチブチッとあたりに飛び散る。

その後、見る者が自らの目を疑うような変化が由美の良乳房に起こったのだ！

「はあああああああ！！！！！！」

由美のかけ声と共に、豊かで白い両方の乳房がみるみる膨らんでいく。

ゴム鞠の大きさから、バレーボール、自転車のタイヤ、いや、今やトラックの荷台にも入らない大きさと化していた！！

バーン！

バーン！

由美がその超巨乳を左右に振り回したからたまらない！

露天風呂に植えてあった立ち木が、巨大な鉄玉のような乳房にあたって倒れる。

バーン！

浴場に飾ってあった、石膏像も、大きな瀬戸物の壷も落ちて壊れた。

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>> 49 「ほほほほほ！お義母さま！
わたしが巨乳一族の女とご存知のはずよ！」


巨乳一族とは！
甲賀忍者の末裔がショッカーのマッドサイエンチストのよって人体改造を受け、自らの乳房の大きさを自由自在に操れる特異体質をもった一族なのであった！！！


バーン！


この大きな乳房に当たれば、良子などはひとたまりもないだろう・・・。

• << 51 バーン！ バーン！ ガシャーン‼ 由美が右にブーンと超巨乳を振り回すと、石灯籠が、バーンと倒れれた😨 左に動かすと、鉢植えに当たり、陶器の鉢が粉々に割れた。 「キェーッ」 良子のかました渾身の跳び蹴りも ボイーン🔥 とあっけなく跳ね返された。 ズシャシャシャーンッ 姑、良子は着地に失敗して地面に叩きつけられ、しばらく滑ってからようやく止まった。

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