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民法を学ぶ亜沙子

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sachi( W5RGh )
11/07/14 04:17(更新日時)

民法を勉強する女の子の恋の話です。

No.1594712 11/05/17 00:53(スレ作成日時)

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No.1 11/05/17 00:54
sachi ( W5RGh )

私、亜沙子は地元の大学に通う19歳!学部は法学部!旅行サ―クルにはいってます✨
彼氏はいません😢

今日は大学の帰りにもうすぐ民法の試験があるため一人喫茶店で勉強しています。

No.2 11/05/17 01:04
sachi ( W5RGh )

第一話
民法と恋の予感😍


私は勉強しながらどうして民法なんて履修したんだろ…と思った。難しすぎる。
民法とは私人と私人との関係を規律する法…とか書いてあるけどどういうことだよ💧
まぁ、国と人との関係ではなくて人と人…対等な立場同士ってことで…お互いが契約をすると民法によりお互いに債権債務が発生する……ってどういうことだよ…

「ゴホンッ…」

隣りの人が私を見てる…
私声が出てたみたい…自分キモッ!これじゃ一人事じゃんっ!

ハァッ…

思わずため息が出る。私は教科書を閉じた。もうやめた。
買い物しよ
そう思って店を出た。
いつも私は服を買ってるパ○コに行った。

No.3 11/05/17 01:05
sachi ( W5RGh )

お店に並んでる服を見たら試験のことなんて忘れた。
このシャツ可愛い!
紺のチノパン欲しかったんだよね!
声に出さないように気をつけながら、服を見ていた。
よっし!この花柄シャツにしよう!
私はシャツをレジに持っていった。
店員さんが笑顔でシャツをたたみ直してくれている。
あっ…これって民法でいう売買契約かも…。って思った。
目的物、ここでいうシャツの所有権がお店から私に移る…。所有権が移るってことは私のものになるってこと…

「…お客様?」

「あっ!はい」

「…3480円になります」

いけない…考えててお金払ってなかった…
あっ!そうか!
この店員さんは私にお金を請求できる権利…つまる代金債権を持ってるんだ。そして私はお金を払う義務…つまり代金債務を持ってる

「お客様…?」

「あっ、ごめんなさい」

私は慌ててお金を出した。さっき店員さんは代金債権を持っているって言ったけど…じゃあ私が何を請求できるんだろう…

「ありがとうございました」

店員さんから袋を受け取って歩き出す…
あぁそうか。私はこのシャツを渡して下さいって請求できる引渡し債権をもったんだ。

そしてこれはお互いに履行されたんだから…この債権債務は消滅したんだ!

No.4 11/05/17 01:07
sachi ( W5RGh )

なんか民法って身近なとこで意外に関係してるっていうか…
この債権債務を決める民法がなかったらこうして安心して買い物もできないし
民法って面白いかも…


ばんっ!
いてっ!
前を歩いてる人にぶつかってしまった。

「ごめんなさい…💦」

私は謝った。前の人が振り返る。



…かっこいい…



その人は軽く頭を下げて行ってしまった。
顔が見えたのは一瞬だったけど…
切れ長の目にちょっと高い鼻…そしてメガネ…
急にどきどきしてきた。
ヤバい

一目惚れかも…


つづく

No.5 11/05/17 02:24
sachi ( W5RGh )

第二話
制限権利能力者制度とメアド交換


はぁ…かっこ良かったな…あんな人が彼氏だったら…
きっと優しいんだろうな…バイバイのちゅうしてくれたり…ベッドでは……
自分キモッ……
なんかあまりの自分のきもさにどきどきがおさまった。
ふと横のショ―ウィンドウに移った自分の姿を見た…。
普通…すぎる。
目が大きいわけでも小さいわけでもない。背が高くも低くもないし痩せてもないし太ってもない。
………んっ?!
ショ―ウィンドウの中の財布がすごく可愛い!
私はその店に入りその財布を探した。
あった…
近くで見るとさらに可愛い!欲しい!
値札を見た…
45000円…高い…
貯金のお金合わせても4万しかない…

私は店を出た…💧
どうしても欲しい…
でも5000円足りない…あっ…。

私は急いで家に帰った。
「ただいま!」
そう言って二階の自分の部屋に向かう。
確かここに…あった!安物のギター!これを売れば5000円位にはなるかも!

No.6 11/05/17 02:25
sachi ( W5RGh )

次の日、私はギターをもってパ○コの近くのリサイクルショプに行った。
おじさんの店員がいろいろ見てる。なんかいやなかんじがする。

「う~ん、2000円位かな」

「えっ?」

そんなに安くしかならないの…?

「これ安物でしょ…?キズとかはないんだけどね」

「5000円くらいになりませんか?」

「そんなにならなうゆ本当は1000円って言いたいとこなんだよ」

「そうですか…」

どうしよう…1000円よりは2000円の方がいいよな…

「じゃあ2000円でお願いします」

「はい、わかりました」

店員はニコニコしながら2000円を渡してきた。
「ありがとね」

なんか納得できないけど…あの財布のためだ…
そう思って出口に向かおうとしたその時


「2000円っていうのはひどくないですか?」
男の人の声が聞こえた。

「あっ…」

そこに立っていたのは昨日のぶつかった人だった。

No.7 11/05/17 02:26
sachi ( W5RGh )

「なんだいあんたは…」

店員は嫌そうな目で男の人を見た。

「だからそのギター2000円じゃ安過ぎます、5000円位だと思いますよ」

「いや2000円もしないくらいだよ」

おじさんはいった。
男の人は私の方を向いた

「あんたいくつ?」

「えっ…19です」

「ここじゃなくて違うところだったら5000円位にはなるよ」

「えっ…」

ってかなんで今歳聞いたの?

「まぁ、あんたがいいならそれでいいけど…」

男の人は立ち去ろうとした

「待って!」

私は男の人に近づいた

「本当に5000円位になりますか?」

「あぁ」

ヤバい…近くで見るとさらにかっこいい…
じゃなくて…
今はお金だよ!本当に5000円になるならそれがいい!

私はおじさんに言った。

「すみません…やっぱりギター返してもらっていいですか?お金は返します」

そしたらおじさんは言った。

「そんなことできないよ~だってもう契約はすんじゃったじゃん、お客さんもお金1度もらっちゃったでしょ?」

………そうだ。お互いの債権債務が履行したら消滅するんだ…

「でも…」

「できないよ」

おじさんはギターをしまおうとした。

No.8 11/05/17 02:27
sachi ( W5RGh )

「いやっ、取り消せますよ」

「あんたいい加減に…」

「この人は19歳で未成年です。民法だと未成年は制限行為能力者って言って、自分1人で行った法律行為は取り消せるんです」

「…そんな未成年なんて知らなかったんだから…」

「あなたは確かめようとしなかったし、この人だって未成年ってことを隠そうしていたわけじゃありません、これ見て下さい」

男の人は
鞄の中から一冊の分厚い本を取り出した。

「民法第二節の第5条に書いてあります」

「くぅ…わかったよ」
おじさんはギターを返してくれて私はお金を返し、2人で店を出た。

「ありがとうございました」

私はお礼を言った。

「楽器売れるとかわかる?」

「あっ…」

そうだ…また売りに行かなきゃだ…でもお店わからない

「近くだから案内するよ」

そう言ってその人は歩き出した。ヤバい…かっこよすぎる…

「民法詳しいんですね」

「まぁ、大学の時専攻が民法だったから」

「そうなんですか、私も法学部なんですが民法はまだ勉強が足りなくて」

「難しいよね」

「はい」


結局、案内された中古楽器屋で6000円で売れた。

「本当に本当にありがとうございます」

「いいえ、ここから1人で帰れる?」

「はい」

「わかった、じゃあ」
「あのっ!」

頑張れあたし

「今度お礼がしたいんでメアド教えて下さい…」

「…」

「いいよ」

こうして私は助けてくれた男性、名前は北村雅人さんのメアドと番号をゲットした。

No.9 11/07/14 04:17
ぴこ ( ♀ vNs9h )

もうやめちゃったんですか?😣😣😣💦

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