幸せを巡った。

中学に入ってから、
私は特別な経験をしてきた。


当時、小学生の時いじめられていた私は中学に入学したら変わろうと思っていた。


暗い性格に問題がある、
だから私は人間関係でこんな苦労していじめられるんだと思い込んでいた。


今考えればアスペのせいだろう。


誰もこの頃、
私に障害があるとは気付いていない。


皆、個性だと思っていた。

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中学に入学して、
私は変わった。


できるだけ明るく人と接してみたり、
思いやりを持って行動してみたりした。


－…ほら、友達ができたよ。


やっぱり性格のせいだったんだ。


附属でそのまま小学校から中学に上がってくる子達もいて、


その子達は私が変わったことに驚いていた。

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髪もバッサリ切って、


自分の欠点を悪口のように言われたら、
治すように努力する。


その繰り返しで、


私は気付けばうつ傾向になっていた。


心のSOSとして、


私はネットに依存したり、
もともと過食だったのが拒食になっていったりした。


20ｷﾛ痩せる辛さなんて周りには分からないだろう。


ネットを視力が悪くなっても良いからやりたいなんて気持ちも分からないだろう。


周りの協力でネット依存も拒食も克服できたが、


うつの辛さだけが残った。

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うつになってみて、
辛さがとてもよく分かった。


心臓が変だよ？


頭が変だよ？


感情が変だよ？


自分が変になっていく恐怖は次第に私を闇へと落とし入れた。


いじめられない自分になって皆と笑い合うのが夢だった。


でも、あの場ではそんな夢なんて蹴落とされるだけだったんだ。

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それからしばらくの時が流れ、


私は中2になっていた。


不登校状態で、
退屈な毎日を過ごしていた。


別室登校も試したけど、無理だった。


辛い。とにかく辛い。


辛くなってから1年以上はたっている。


このままじゃ永久に辛い日々を送ることになるかも。


そう思った私は心療内科に連れて行ってと親に頼んだ。

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快くOKしてくれた母は、


開業したばかりらしい病院に連れて行ってくれた。


そこには１人のおっちゃんがいた。


私の第一印象は、


本当にこの人医者？


後に、元大学病院病棟医長というお偉いお方だと知ることになるんだけどね。


話し合いをして、


薬をもらってその日は帰った。


精神的な病気にも薬はあるんだと関心したが…


この薬、全く効果がない!!

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効果が実感できないのが
精神病の薬なのかと１人で納得していたが、


今考えると、
おいおいおい（汗）


という感じ。


今はこの頃より薬が増えて安定している。

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それから、


気分転換にピアノを習い始めたり、


お菓子作りに挑戦したり…


色々なことをした。


不登校で辛い思いをした仲間もほしくなって、


フリースクールにも通うようになった。


けいちゃんという女の子や、


最初は苦手なタイプかな？


と思っていたゆうちゃんという友達も出来て、


今まで学校に通っていた頃していた努力と夢はここで叶ったんだなと思った。

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不登校になって再会できたり、


出会えたりした人がたくさんいる。


不登校は世間では悪く言われている。


でも私は出会えた人を通じて、
そうなる運命だったのかな？


とプラスの思考で考えられるようになっていた。

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