ろくでなし
はじめに
この物語はフィクションであり、実在の人物、団体、出来事などとは一切関係ありません。
ろくでなしの男の話。
皆様からの中傷、暴言、罵声、全て甘んじてお受けいたします。
過去の女性達へ罪を償う意味で。
かなり、ゆっくりのペースで行きますが、ご愛読くださいますようお願い申し上げます。
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~序章~
幸助はウエディングドレス姿で披露宴会場に入って来た佳奈を待ち受け、心底ほくそ笑んでいた。
~これで、この女の家の財産はいずれ俺の手に落ちる~
幸助は佳奈と肩を並べ、高砂から両家の親族を眺めながら笑いが止まらない気持ちだった。
勿論、その笑いは、とりあえず佳奈への優しい笑顔にすり替えて見せているが。
佳奈の父親は大きな会社をいくつも経営する人物で、幸助も結婚前から系列会社の一つに見習いの形で勤務していた。
~佳奈はどうせ俺の言いなりだから、父親の財産が入るまでの小遣いくらいはどうにでもなる~
⚠読者の皆様へ
途中、ラブシーンを含みますので、不快に感じた方はスルー願います。
また、行き過ぎの表現がありましたら、ご指摘ください。
No.001
有名公立高校に入学した幸助は、同学年の女、上級生の女の物色をしていた。
女受けの良い顔立ちをしている幸助には、女の方から興味を持ってもらえる特権があった。
優しく微笑んでいればいい。
結婚など話は早いが、結婚する相手は身持ちの良い女と決めている。
あくまでも先々の話で今はいい女、乳のでかい女と好きなだけ遊ぶだけだが。
No.002
幸助は同じクラスのミズキを見ていた。
~可愛いな…~
明るく振る舞い、性格の良さそうなミズキに幸助は惹かれていた。
ミズキとは既に幾度も会話している仲だが、勿論色恋沙汰には至っていない。
しかし、幸助はその術を心得ていた。
いつものミズキとのやりとりに変化をつけてやればいい。
~ま、来るもの拒まずやりまくりでも、彼女の一人くらいいてもいいだろ~
幸助はミズキを教室の隅で手招きを交えて呼び寄せた。
にこやかにミズキが寄って来た。
「なに?どうしたの?」
「今日の帰り暇ない?」
「何で~?」
ミズキは突然の幸助との関係の変化を楽しんでいるようだった。
「ちょっと話たいことあるから教室に残ってくんねー?」
「いいけど。何?」
幸助は微笑みながら「その時話すよ。」と言った。
No.003
放課後になったが、なかなか教室は空にならない。
仲の良い男友達が次々来て「帰ろうぜ!」と言ってきたが、「わりー!ちょっと用あるから」と返す。
切りがないと感じた幸助は一旦教室を離れ、校舎の裏手に回り、煙草に火をつけて壁に寄りかかった。
遠くで野球部の練習の声と金属音が聴こえている。
そして吹奏楽部の各楽器バラバラの練習音も。
~さあて…どうしたもんかな…~
幸助は回りくどい言い方が大嫌いで、どの女にもハッキリと伝えてきた。
ミズキのことも彼女として手頃だとは思うが、惚れてるとかの感情は一切ない。
…というよりも幸助は女性に惚れたことがなかった。
~ストレートに言ってダメなら他に女はいくらでもいるからな…~
幸助は煙草の火を消して校舎の方へ足を向けた。
既に夕陽が辺りを朱色に彩っていた。
No.004
校舎の中に入ると時折騒ぎ声が聞こえるくらいで大分静まってきた様子だった。
1年生の4階へ階段を上ると夕陽の当たらない場所は薄暗く、他はベージュ色の階段を朱紅に変えていたが、既に光に力がないようで直に暗くなることを告げていた。
~いい感じだな。口説き方次第では至極簡単にエッチな関係になれちゃうからなぁ…~
ミズキが友達でも待たせていたら、脈なしだと考えていた。
逆に……
この薄暗くなるのに一人きりなら、すぐにでも落とせるし、段階を踏むのも楽なんだけどなぁ…。
教室の入口の半窓からミズキが一人で残っているのが見えた。
教室に入るとミズキは嬉しそうに「幸助君いないから不安になっちゃった」と言った。
幸助は脈ありだと悟り、心の中でニヤリと笑いながらミズキに近づいていった。
No.005
ミズキに笑顔を向け、「悪いな。待たせちゃって。」と言うと「ううん、大丈夫。」と返ってきた。
幸助は全神経をミズキの言動に集中させ、少しでも陰りが見えたらすぐ対処できるように準備した。
「話って何?」とミズキは訊いてきた。
幸助はワザと照れ笑いの表情を作りながら、「大体察してると思うけど…」とつぶやいた。
「え?何だろ?」とミズキ。
~ちっ…女ってやつはやたらと言わせたがる…~
しかしながら幸助は「好き」とか「愛してる」は女には言わないようにしていた。
「だから、前からお前のこと気になってて…俺と付き合わねー?」と幸助が言うとミズキは察してたような反応で「少し考えさせて」と言った。
幸助は「考えさせて」はノーだと考えていた。
今現在の幸助のイメージをミズキがどの程度に採点しているのか判らないが、3日考えて評価が変わるとは思えないからだ。
そういう時、幸助は逆に突き放してみることにしていた。
相手に少しでも幸助に対して未練があれば必ず食いついてくるはずだ。
「悪かったな、時間取らせて…」と言い幸助はミズキに背を向け、歩き出した。
No.006
「ちょっと待ってよ!」とミズキは慌てた様子で言った。
「は?」と幸助は振り返り、わざと放心状態を装う。
「私は考えさせて!って言ったんだけど」とミズキが続ける。
幸助は完全にミズキに向き直り、寂しそうな表情で「考えさせてはノーだろ。」と返した。
「何でよ!OKかも知れないじゃん。」とミズキは強い口調で言った。
「何を考えるのか知らねーけど所詮考えなきゃならねーようなレベルなんだから、諦めるよ。」と言った。
惜しいはずだ。
「考えさせて」は幸助の中では、「告白された女が、もう少しいい気持ちに浸りたいだけ」だと位置づけている。
いい気持ちにはさせない。
主導権は絶対譲らない。
教室は薄暗くなってきて、二人の空間を闇が包み込もうとしていた。
「何でそんなに簡単に諦めちゃうの?」
「幸助君の好きってその程度なの?」とミズキが攻めてきた。
No.007
~だから、好きなんて一言も言ってねーだろ…~
幸助はミズキの質問には敢えて答えずに、「ちょっとお前みたいないい奴と一緒に居たかったんだ。」と言い、続けて「好きとかよく分からねーし、しょうがねーよな…」と言ってから、ゆっくりミズキに背を向け歩き始めた。
「幸助君ちょっと待ってよ!」とミズキ。
幸助は五分五分くらいか?…と考えながら自分の席からバッグを取り、教室を出て、早足で階段を下りた。
3階まで下りたところで立ち止まり、様子をうかがう。
静まり返った空気の中からミズキが慌てた様子で教室から出てくるのが判った。
No.008
夕陽が沈み、薄暗くなっても、まだ周囲はよく見える程度の明るさだった。
幸助は今度は普通の速度で階段を下りた。
ミズキが追って下りて来るのが判る。
昇降口まで来たところで、息を弾ませたミズキが追いついて来た。
幸助は敢えてミズキに目も合わせずに靴を履いて表に出た。
~暗くて怖かったから急いで来たのかも知れねーから、少し探るか…~
校門へ歩く幸助に靴を履いたミズキが追いつき並んだ。
「幸助君怒ったの?」とミズキが訊いて来た。
「別に。」とワザとぶっきらぼうに答える。
「だって急に帰っちゃって…」とミズキ。
幸助は無言で歩き続ける。
~これなら大丈夫そうだな…~
No.009
駅へ向かう途中の人気のない路地へ入ったところで幸助は立ち止まり、一瞬でミズキを抱きしめてしまった。
ミズキはうつむき、抵抗する様子もなかった。
「俺じゃダメなのか?」と言うとミズキは小さく頭を振った。
~くっくっくっ…~
楽なもんだ。
「じゃ、いいんだな?」と囁くとミズキは小さく頷いた。
ミズキの頭の上で幸助は獣のように笑っていた。
ミズキの馨しい髪の香りが幸助の鼻をくすぐる。
~ま、セックスは近々ということにしても、この状況では手付けくらいは貰えそうだな…~
幸助はミズキを抱きしめたままでミズキのうつむく顔の下へ自分の顎先を滑り込ませた。
No.010
幸助の頬がミズキの頬に接触した瞬間、反射的にかミズキは軽くだが顔を引いて抵抗する形になった。
幸助は関係なくミズキの唇を奪おうとしていた。
ミズキの身体が硬直している。
ミズキの口元が近づくに連れて、熱い吐息を感じ取ることができた。
いよいよ唇が重なる時、ミズキは観念したように、そして水に潜る前のように大きく空気を吸い込んだ。
ミズキの柔らかく温かい唇の感触が幸助のアソコを直撃する。
幸助は無理矢理、舌をねじ込み、ミズキの舌と絡めた。
更に右手でミズキの乳を鷲掴みにした。
Cカップくらいだろうか、柔らかいが弾力のある手触りに幸助は内心小躍りしていた。
ミズキは依然、硬直したままだった。
程なく幸助はミズキを解放した。
高校生くらいの年頃は男女共、異性に興味津々とはいえ、とりあえずこの辺りが手付けの限界だと思ったからだ。
No.011
とりあえず、めでたくミズキを彼女にすることができた。
これから、幸助の彼女でいる間は散々振り回されることになるわけだが。
世の中、彼氏や旦那に食い物にされてる女性も多いのだろうが、ミズキもそのうちの一人ということになるのか。
幸助にしたら、ただ形式上彼女というだけで他の女達と何ら変わるわけではなかった。
翌日、同じクラスの蕪木が幸助のところにやって来た。
「幸助、明日の夜さー西高の女と飲み会するから来ねーか?」
「西高か~…誰のツテで計画したの?」
「佐々木が引っ掛けた女の友達だって。3対3みてーよ。」
「佐々木とお前と俺か…」
「どうすんのよ?」
「勿論、行くよ。どこでやんの?」
「木場高(うちのガッコ)の近くのサウスウイングってカラオケボックスだってさ。」
「ふーん。わかった。佐々木によろしくな。」
昨日、ミズキと付き合い始めたばかりだが、この際、仕方ないだろう。
No.012
蕪木が帰った後、ミズキが幸助に話しかけて来た。
「蕪木君と何話してたの?」
「別に…明日のことだよ。」
「明日何かあるの?」
「……ん?…蕪木と佐々木と遊びに行く。」
流石に昨日の今日では言いづらかった。
「夜?どこに行くの?」
~ちっ…うるせーな…~
「ちっと飯食うだけだよ。」
幸助は面倒くさそうに言った。
幸助の不機嫌そうな雰囲気でミズキはそれ以上追求してこなかった。
もっともミズキも納得した様子ではなかったが。
「幸助君、一緒に帰ろうよ。」
「ああ…」
ミズキは昨日と全く違う幸助の態度に少々戸惑いの表情を見せていた。
幸助にとって今一番念頭にあるのは西高の女達との飲み会でミズキではなかったのだ。
酔った女は口説くのも楽だから、明日の夜が楽しみでならないのだ。
一応、幸助の彼女ということになってるミズキは時が経てば自動的に股を開くのだから、二の次になる。
No.013
翌日の夕方、サウスウイングに3人は集まった。
約束は6時半だが打ち合わせの意味で少し早めに会うことにしていた。
幸助は佐々木と蕪木に、どういうことになってるのか聞いておきたかった。
「佐々木ー、引っ掛けた女は何つー名前なの?」
「ミカって言うんだけど、この間遊びに行った時に誘ったんだよ。」
「ふーん…可愛いの?」と蕪木が間に入る。
「まあまあかな…」
「じゃーミカちゃんは佐々木が相手すんだろ?」と幸助が訊くと「は?…別に彼女ってわけじゃねーんだから、いいと思ったら好きにしろよ。」と佐々木は言った。
「じゃ、出たとこ勝負ってことか…」蕪木がつぶやく。
サウスウイングの外で待つ3人に向かって歩いて来る3つの人影があった。
既に辺りは暗くなっているので、シルエットでしか見えないがデブはいないようだ。
No.014
サウスウイングの明かりで3人の女達の姿形がハッキリした。
とても平均点が高い。
男女共、一瞬で物色が済んだようだ。
「佐々木君、中に入ろうか?」ミカらしき女が言った。
かなりスリムな体型で幸助の趣味ではなかった。
あと2人は白いTシャツの女と黒いワンピースの女だが、白いTシャツの女は乳がデカくて幸助のストライクゾーンにすっぽり入っていた。
~でけー乳してんな~…~
幸助は完全に白いTシャツの女狙いになっていた。
~あのでけー乳にむしゃぶりつきてー…~
程なく6人は入室した。
白いTシャツの女の歩く度に揺れる乳に幸助は目が行って仕方ない。
見ずにはいられないのだ。
No.015
サウスウイングの部屋の中は薄暗く、カラオケの画面の光が周囲を照らしているように見える。
自己紹介から白いTシャツの女はユリ、黒いワンピースの女はチカと言う名だと知った。
幸助にとっての興味は、カラオケをカッコ良く唄うことでもなく、他の女でもなかった。
ユリのそれも、推定Gカップはある乳だけだった。
何をしても揺れてしまう乳から目が離せず、常に視界の中に入っていた。
女達が順に唄っているが幸助の耳には届いていない。
~何とかしてユリと話せないだろうか…~
注文したビールやカクテルで皆、かなり酔いが回り始めていた。
部屋の時間が半分を過ぎた頃、ユリはトイレに行くと部屋を出て行った。
幸助は時計に目をやり、ユリが出てから3~4分を目安に退室した。
ワザとゆっくり歩き、ユリがトイレから戻って来るのを待つ。
~うまく話して、後で二人きりにならないと…~
No.016
サウスウイングは廊下も幸助が知らない歌手の曲が流れていて、少し耳障りだった。
トイレの方は周囲より少し暗くなっていた。
やがて女性用のトイレからユリが出て来た。
幸助はにこやかに、そして少し驚いたように演じた。
ユリも幸助に気づき、酔っているのもあり「あれ~!」とかん高い声を出した。
続けて「偶然ねー!」と一段と声高に言った。
幸助は照れ笑いの表情で「違うよ…どうしてもユリちゃんと話したくて、ちょっと待ってたんだよ。」と返した。
「えーっ!何で?」とユリが驚く。
明らかに喜んでいる。
幸助は「何か明るくて、可愛いな…と思って」と更に照れ笑いした。
続けて「出来れば後で二人きりで話せないかな?ほんの少しでもいいんだ!」と懇願の表情を作った。
ユリは少し考えてから、「終わったら駅で待ってて。少しなら大丈夫だから。」と言った。
~くっくっくっ…第一段階クリアってとこか…~
幸助はユリからは見えない角度でニヤリと笑っていた。
No.017
部屋には勿論、別々に戻った。
ミカと佐々木がデュエットして大騒ぎしていた。
~後は終了時間を待つばかりか…~
幸助はユリを彼女にしたいわけではないので、口説くつもりはなかった。
~ユリも大分酔っぱらってるし、やらしてくんねーかな…~
そんなことを考えているうちにカラオケ終了の時間になった。
「この後どうすんの?」と蕪木が皆に訊いた。
「俺はちょっと…」と幸助が言うと佐々木は「付き合いわりーぞ!」とタックルしてきた。
ユリと二人きりになれるので他の奴らがどうしようが知ったこっちゃない。
後の残った2対2で二次会でもしたら良かろう。
案の定、約束事のように女3人はサウスウイングを出る前にトイレに集合していた。
幸助は佐々木と蕪木と別れ、ネオンが明るい街中を駅に向かい歩き始めた。
~やっぱりこうじゃなきゃ楽しくない~
駅のベンチに腰をかけ時計を見ると、まだ8時過ぎだった。
No.018
幸助はベンチに腰をかけたまま上空を仰いだ。
駅の構内からの明かりや周囲のネオンであまり目立たないが、数えきれない程の星が輝いていた。
幸助はタバコに火をつけてから考えた。
~あいつら…~
サウスウイングのトイレに女3人が集合していたことを思い出したのだ。
~もし…「幸助君と待ち合わせしてるの…うふ」なんて言ったとしたら……~
~「危ないから私達も一緒に行ってあげる」って付いて来そうだな…~
~逆に誰にも言わずに一人で来たら、その場で押し倒しても怒られないかも知れないな…~(笑)
考えているうちにタバコが短くなり、指に熱気を感じたので灰皿でもみ消した。
駅のベンチから正面に見える道の方を眺めると、ユリがこちらへ歩いて来るのが見えた。
誰も連れていない。
幸助は心の中で盛大にガッツポーズをした。
~どうか、あの巨乳に顔を挟めますように…~
No.019
「幸助君、お待たせーっ!」酔っているユリのかん高い声で駅周辺にいる人達が振り返る。
「ユリちゃん、まだ酔ってるね…」と幸助は心配そうな表情を作った。
「ぜんぜん!」とユリ、全然酔いが抜けていない。
幸助は少しうつむき加減にニヤリと笑った。
この状態なら、どうとでもなりそうだ。
「じゃ、行こうか?」幸助はおもむろにユリの肩を抱いて、方向を促すようにした。
そして介抱するようにも見えた。
この通りから少し入ったところ、目立たない場所にラブホテルがある。
幸助もラブホテルには入ったことがないが、何とかその地点までに、エッチな方向に持って行こうと考えていた。
本気で入れるとは思っていないが、あわよくばとは考えている。
幸い、その方角の道は人通りが極めて少ない。
幸助はユリの肩を引き寄せ気味に歩いた。
幸助の顎の右下にユリの頭がある感じだが、ユリは抵抗しない…というより、むしろ楽しんでいるようだった。
No.020
幸助から右下に見えるユリの頭の更に下に「揺れるお宝」が見えている。
~たまんねー乳してんなー…~
明らかに巨乳目当てなのだが、いかに持ち主に悟られないように口説き落とすかだ。
巨乳の女はマニアを嫌うからだ。
「ユリちゃん…」とつぶやき、幸助は一瞬でユリを建物の陰に連れ込んだ。
動揺の色を見せるユリが何か言う前に口をキスでふさいでしまった。
「んーっ!」と少々の抵抗があったが、すぐに力なくキスに応じてきた。
幸助は少し強めに抱きしめてから、すぐにユリを解放した。
要はドキドキさせてやればいい。
二人がまた、歩き出すと間もなくラブホテルが見えてきた。
ユリは幸助の手を握っていた。
「ユリちゃん、ラブホテルの中ってどんな風か興味ない?」と幸助が言った。
「んー、あるよ」
「ちょっと見てみない?女の子連れでこんなチャンスないし…。」と言ってから「勿論、何もしないからさ!」と続けた。
No.021
ユリは少し考えていたが、「ホントに何もしない?」と念を押してきた。
「しないしない!」と幸助は返した。
勿論、真っ赤な嘘である。
ホテルに女と二人きりで何もしない男がいるだろうか?…少なくとも幸助はやることはやる。
とりあえず、女にホテルに入る口実というか理由を与えてやればいい。
入口から入ってみると、各部屋の写真パネルがあり、どうやらボタンを押して選ぶようだ。
ユリが「この部屋可愛い!」と言った312号室のボタンを押して、エレベーターで3階へ上がった。
オートロックのようでフロントは通さなかった。
少し大人になった気分で入室すると、部屋の中の何もかもが目新しく、否応なく興奮させる。
ここまで来たら、我慢できないのが男なのだ。
「幸助君てさ…やっぱり私の胸目当てだったりする?」とユリが訊いてきた。
「そんなわけない。俺はユリちゃんが貧乳だろうがデブだろうが全然関係ない。」(勿論、嘘)と言った。
No.022
ラブホテルの部屋の妖艶な色調とライトは否応なしにやる気にさせる。
幸助はユリを抱き寄せて、唇を重ねた。
舌を絡ませても、それに応じてくる。
そのまま、ユリの巨乳を鷲掴みにした上にこねくり回してやった。
極上の柔らかい感触と力をはじき返すような弾力を、幸助は堪能していた。
当然、幸助のイチモツは激しくいきり立っている。
「もう我慢できないよ…」と幸助はユリの耳元で、力なく囁いた。
「………」
突然、幸助はユリをベッドに押し倒した。
「きゃっ!」
ユリは驚き、慌てた。
幸助はユリのTシャツの上から、乳に顔を埋めて、グリグリした。
~すげー乳だ!たまんねえ…~
ユリはベッドの上へずり上がる形で逃げようとしたが、幸助はそれを阻止した。
ユリのTシャツがめくれて、腹部とブラジャーが少し見えた。
幸助はユリのTシャツを首もとまで上げて、爆乳が露わにした。
No.023
幸助はユリの両脇の下に肘を付く形で、更にブラジャーを持ち上げてしまった。
痩せ型の女性の尻ほどもあるユリの巨乳が弾むように露出した。
~すげーとは思ってたけど、乳輪が小さくて俺好みだ!~
幸助は、ユリのナマ乳に顔をめり込ませながら乳首に吸い付いた。
「や…」ユリがか細い声を上げる。
幸助はユリの乳を揉みしだきながら、「いい乳してんな~…」と口にした。
幸助がついにユリの下半身を弄ろうとした時、ユリは「シャワー浴びさせて…」と観念したように言った。
我慢の限界に達していた幸助だが、泣く泣くユリを解放し、風呂場へ行かせた。
幸助は灰皿のあるテーブルのところへ行き、タバコに火をつけた。
~少し時間ズラして風呂に入っちゃえば一緒にシャワー浴びれるか…~
ユリの使うシャワーの音を合図に幸助はタバコの火を消した。
~それにしても、こんなにうまく事が運ぶとは…願ったり叶ったりだな…~
幸助はニヤリと笑いながら、全裸で風呂場の入口に立った。
No.024
風呂場のドアを開けて幸助が入った音をシャワー音の中に感じたユリは、ハッとして振り返った。
「やだー!」ユリが身体を抱くように隠す。
「何で?一緒に入っちゃえば早くていいじゃん。」幸助はユリの全身をチラチラ見ながら言った。
幸助のイチモツは完全にユリの裸体に反応し、ユリの顔の辺りを向いてしまっている。
豪雨のように降り注ぐシャワーの中で、ユリの身体を抱き締めながら、幸助はシリアスな顔で、~おーっ!すげースベスベだーっ!~と考えていた。
「なー、洗いっこしようぜ」と幸助が持ちかけるとユリは恥ずかしそうにしていた。
最初に幸助が手に石鹸をつけてユリの身体を撫で始める。
肩から巨乳へ幸助の手が流れ、その重さをたっぷり感じながら揉み洗いすると、ユリは息を少し漏らした。
更に獣のように笑う幸助の手がユリの大切な部分に滑るように触れると幸助の身体にしがみつきながら、悶え始めた。
No.025
ユリの口から漏れる熱い吐息をキスで感じながら幸助の手はユリの大切な部分で動き続けた。
~くそったれ!我慢も限界近いぜ!もうここで犯しちまうか…~
~いやいや待て待て。ベッドまで我慢するんだ!これほどのいい女、これっきりってのも勿体ないからな…~
幸助は葛藤しながら、閃いた。
ニヤニヤ笑いながら幸助は「俺のも洗ってくれよ。」と頼んだ。
「えー…」と驚くユリの耳元で「洗いっこだろ…」と言った。
石鹸にまみれたユリの手が幸助のイチモツを恐る恐る撫で始める。
~!!おーっ!た…たまらん…この不慣れな手つきが…~
予測不能なユリの手つきが幸助をより楽しませた。
ユリが幸助自身をまさぐっている間も二人は舌を絡ませていた。
幸助は完全にヒートアップしてしまい、ユリの手の中で「ビクンビクン」いっていた。
もうこの辺でお遊びは終わりにしたい幸助はユリと風呂場を後にした。
No.026
翌日、幸助は寝坊したので学校には行ったものの、教室には入らず溜まり場になっている屋上へ直行した。
授業中なので誰もいなかったが、幸助は石段になっている所に腰をかけ、タバコに火をつけた。
吸い込まれるような青空に綿菓子のような雲が流れている。
~昨夜は良かったなぁ…~
ユリの巨乳を思い出しただけで息子が反応してきてしまう。
そうしているうちに3時限目終了の鐘が鳴り、間もなく蕪木と佐々木がやって来た。
「おー!いたいた!」と蕪木が言う。
「オース!」と幸助。
「昨日、あれからすぐ帰ったのか?」と佐々木が言う。
幸助はニンマリ笑って、「あれ?知らなかったの?あれからユリちゃんと一緒だったんだよ。」返した。
「は?!な…何だよ…わかった!お茶だけしてサヨナラだろ?」と蕪木。
幸助は「ユリちゃんとホテル行ったんだー。」と大きめの声で言った。
「ま…まさか…」と狼狽える二人の反応が楽しく、幸助は優越感に浸っていた。
幸助は入浴までの経緯を二人に詳しく話した。
No.027
「そ…それでどうしたんだよ?」と蕪木と佐々木は生唾を飲み込みながら、幸助に催促した。
「普通にしたよ。」と幸助が言うと、「今まで詳しく言ってたのに、勿体つけんなよ~!」と佐々木が言った。
既に4時限目開始の鐘は鳴ったが、3人とも教室に急ぐ気もなかった。
「で、最後までしたのかよ?」と蕪木が言うのに、幸助は「当然じゃん。」と言い、「ユリちゃん処女だったよ。」と続けた。
「痛がらなかったのか?」と蕪木が訊いた。
「ま、ちっとな…挿れる時は抑えつけて串刺しにしてやったよ。」と幸助は自慢気に話した。
佐々木が「口ではしてもらったの?」と訊くのには、「嫌がってたけど、歯なんか立てんなよ!って言ったら一生懸命しゃぶってたぜ。」と返した。
聞きたがりの二人は「あの巨乳はどうだったんだよ?」と当然のように訊いてきた。
幸助はニヤニヤ笑いながら「すげーぜ!ありゃーミサイルだな~!」と言った。
羨ましがる二人の表情が幸助には面白かった。
No.028
「…で、ユリちゃんとは付き合うことになったのか?」と蕪木が訊いてきた。
「ん?…ああ…一応な…」幸助はタバコに火をつけた。
続けて「だって、あんな女、一回きりじゃ勿体ないだろ?」と言った。
更に「ウチのクラスのミズキと一昨日から付き合い始めてんだよな~…」と加えた。
「フタマタか~…」佐々木がつぶやいた。
「別のガッコだし、分かんなくねー?」と蕪木が言う。
「ま、無理に隠そうとしなくてもいいんじゃない?」幸助はニヤニヤ笑った。
「悪い奴だねえ…」佐々木が言い、蕪木もニヤリと笑っていた。
あれこれ話しているうちに、4時限目が終わり昼休みになった。
3人は校舎に入り、教室へ向かった。
そこへ「幸助君!」とミズキが駆け寄って来た。
幸助は「よう!」と何事もなかったように明るく挨拶し、他の二人は気を効かせて離れて行った。
「幸助君、昨日10時に電話したのに帰ってなかったでしょ?!」と咎めるような強い口調で言った。
~ちっ!…面倒くせーな…~
No.029
「それで?…」幸助はニコリともしないで言った。
「遅いよ!」と相変わらず強い口調でミズキが返した。
「そんなに遅くもねーだろ…ったく古女房みたいな奴だな…」幸助が言うと、ミズキは顔を赤くして怒り出した。
「私達、付き合ってんでしょ?」とミズキ。
「そりゃあ、そうだろ…」幸助はつぶやいた。
「幸助君、もっと早く帰ってよ!」
「無理だな。友達付き合いだから仕方ないだろ。」
「私より友達の方が大事なら好きにすればいいじゃん!!」ミズキは更に激しい口調になっている。
幸助は少し驚いたが、付き合って間もないというのに妙に口うるさいミズキにムカつき始めていた。
「私と友達と、どっちが大事なのよ?!」とミズキが詰め寄ってくる。
~ん~…ここで下手に謝ったりすると、ペースを支配されてしまいそうだな…~
~女は他にもいるし、コイツと今後付き合うなら黙らせなきゃならねーな…~
幸助はミズキの顔の真正面に向かい、睨みつけ、無言の後「…おつかれさん…」とつぶやき、すれ違って行った。
No.030
幸助が離れて行く間、ミズキは何も言わなかった。
果たして、どんな表情をしているのか?
背を向けている幸助には分からなかった。
鬼のような形相なのか、驚きの表情なのか、いずれにしても一旦手放すことになる。
その後、ミズキから幸助に歩み寄って来なければ、別れることになるだろう。
高校生くらいの年頃の男女間で、付き合って一日二日で別れることなど珍しいことではない。
人格形成の途上にある男女の一時の気の迷いってやつだ。
幸助にとって、ミズキを彼女にしたが、愛してるわけじゃなし、彼女がミズキである必要性はあまりない。
実際、面倒な思いをするくらいなら、他のうるさくない女でも良かったのだ。
家に帰ってから、幸助はすぐに私服に着替え、買い物に出かけた。
この後、ミズキがどう動いてくるのか判らないが、最低限の準備だけはしておかなくてはならない。
もうすぐ、ミズキの誕生日が近いので、幸助は少し高いが、海外一流ブランドの定期入れを購入した。
No.031
別にミズキの為を想って選んだわけではなくて、要するに「飴」を購入したのだ。
女を食い物にする男は、力業で食い物にしているわけではなくて、例外なく「飴とムチ」をうまく使っているのである。
女もバカではないので、マイナスばかりをもたらす男からは離れていく。
そこで少々の「飴」を与えるのである。
日頃、酷い男がたまに「飴」を使うと絶大な効果があるのだ。
幸助はその「飴とムチ」の使い方が素晴らしくうまかった。
実のところ、ミズキが何も動いて来なく別れた時には、購入した定期入れはユリにでもプレゼントすれば風向きが良くなると踏んでいた。
定期入れを購入した幸助はまっすぐ帰宅し、部屋で物思いにふけっていた。
~さぁ、これで準備はバッチリだ。ミズキの奴、うまく食いついて来いよ~。…~
~景品は定期入れだぜ。くっくっくっくっ…~
幸助はタバコに火をつけ、照明を切って薄暗い天井を睨みながら笑っていた。
窓の外はすっかり暗くなり、月が力なく辺りを照らし始めたばかりだ。
No.032
それから2日経ったが、ミズキは動きを見せる様子がなかった。
同じ教室にいるので、何回か目が合うこともあったが、幸助はニコリともしないで視線を逸らした。
幸助にとって、ミズキを慰留しなくてはならない理由がなかったので、別にこのまま終わりでも構わないと本気で思っていた。
その間もユリとは逢い、身体を重ねていった。
ユリの素晴らしい身体に溺れてるつもりもなかったが、ミズキのことを気にしている余裕はなかった。
幸助がいくら女が好きだと言っても、一度に付き合える人数はせいぜい2人までだと思っていた。
それ以上だと制御不能に陥り、墓穴を掘ることになるからだ。
その他、飲み会や行きずりで女と関係しても、それっきりで後腐れがないことが多かった。
いずれにしても、ミズキに頭を下げてまで戻って来てもらう必要性はないのだ。
それから更に2日経った放課後、幸助が昇降口を出て校舎を後にしてすぐ、ミズキに呼び止められた。
初夏のような陽気のせいか、太陽はまだ夕日というには程遠い明るさを放っていた。
No.033
幸助は全く表情を動かさずにミズキの顔を見た。
~いよいよ、おいでなすった!~
「何だよ?」幸助はワザと面倒臭そうに言った。
「幸助君、話したいんだけど少し時間ない?」とミズキは控えめな表情で訊いてきた。
「は?今更、何を話すの?」と幸助が言うのに重ね気味に、ミズキは「お願い!」と言った。
二人は近くの公園のブランコに腰をかけ、話し始めた。
小学校低学年くらいの子供達が何人か遊びまわっている。
幸助は、いつミズキから声をかけられてもいいように「プレゼント」は毎日持って来ていた。
「幸助君、あれから何も言ってくれないから…」とミズキが切り出した。
幸助は無言でブランコの前方の一点を見ている。
「別に……お前と話しても、俺は遅くなる、お前は文句を言うという構図が変わるとは思えないから…」と幸助はつぶやいてから続けて「要するに俺を信用できないんだろ?」と言った。
ミズキは驚いたような表情で「そんなことないよ!」と返した。
~おーっ!食いついて来やがった!~
No.034
幸助は「じゃあ、何なんだよ?付き合い始め早々、ガミガミ口うるさく言ってたろ。俺のこと信用してたら遅かろうが何しようが文句もないはずだろ?」と言ってから「文句を言いたくなるような気持ちになること自体、俺を疑ってるってこったろ?」と続けた。
「そんなことないよ!ただ遅くなると心配になるだけ…」とミズキは瞳を伏せて言った。
「それが、まんま信用してないってこった。余所の女とよろしくやってるかも知れねーって思うんだろ?~余所の女とよろしくやってっけどな☆~」と幸助は強い口調で返した。
本当は、付き合い始めたばかりのクラスメイトに信用もクソもないってことは幸助も分かってるが、今後、ミズキと付き合っていくのなら、ごり押しで調教して手懐けなくてはならない。
幸助は自分の女に頭を下げてまで、いい関係を続けようとは思えないのだ。
更に「お前には俺の彼女は無理みたいね…」と言った。
この時点で諦めてしまうような女はいらないし、それでも食い下がってくるようなら、更に要求を突きつけていき、最終的に幸助の都合の良い女にしてしまうのだ。
No.035
暫くの沈黙が二人の空間を漂っていた。
~さぁ、食い下がってこいよーっ!根性見せろよ!~
心の中で叫びながらも幸助の顔は至ってシリアスである。
沈黙を破ったのは幸助だった。
「何も言うことないなら、俺は帰るよ。」とブランコから立ち上がった。
いよいよ夕日と言う名に相応しく、辺りを茜色に染め始めている。
何やら考えていたミズキが口を開き、「幸助君、待って!」と言った。
幸助はミズキの方を見た。
「今よりもっと幸助君のこと信用するように努力するから。」とミズキ。
~はーはははっ!子山羊が罠にかかりやがった!~
幸助は「ホントかよ?後で無理でしたってのはやめてくれよな…」と返した。
「大丈夫だと思う。私、結構幸助君のこと好きみたいだから。」とミズキは言った。
~それこそ錯覚だぜ。ちっとキスしたくらいでポーッとなっちゃうからな経験不足な高校生は…。要するに俺にじゃなくて、初めて経験するエッチなことに恋してる状態にしてやればいい。~
幸助は「それじゃあ、今後ともよろしく頼むぜ。」とバッグの中からプレゼントを渡した。
「何?」と戸惑いながら笑顔のミズキを見て、幸助は不敵に笑っていた。
No.036
ミズキは嬉しそうな顔で「開けてもいい?」と訊いた。
「いいよ。ケンカする前くらいにお前の為に選んどいたんだ。」と幸助は答えてから「もうすぐ誕生日だろ?」と続けた。
「スゴイ!カッコいい!」中身を出したミズキが叫んだ。
当然だろ。高かったんだ。奮発したんだ。
ミズキは天にも昇りそうな顔をして「嬉しい…」と涙ぐんでいた。
「どうした?」
幸助が訊くとミズキは「幸助君と話せない間、辛かったけど、まさか幸助君が私の為にプレゼント選んでくれてたなんて…」とつぶやいた。
幸助はミズキの肩を抱き寄せた。
既に辺りは薄暗くなり、さっきまで騒いでいた子供達もいつの間にか居なくなっていた。
「こっちに来いよ。」と幸助はやや命令口調でミズキを促した。
トイレの脇は木の陰になり、完全に死角になっている。
幸助は親指と人差し指で、やや乱暴気味にミズキの頬を挟むといきなりディープキスをした。
ミズキは「んんっ…」と息を漏らしながら、幸助の身体にしがみついてきた。
~どうせ俺にゾッコンだし、ここでやっちまうか…~
幸助は舌を絡ませながら、ミズキの制服のブラウスをスカートから引き出し始めた。
No.037
そのまま、トイレの側壁にミズキを押しつけ、引き出したブラウスをめくり上げた。
~結構いい乳してんじゃねーか…~
幸助はブラジャーも押し上げた。
ミズキの推定Cカップと小さめのピンクの乳首が露わになる。
~ユリの爆乳もいいけど、ミズキの美乳もたまんねえ…~
幸助はミズキの美乳にむしゃぶりついた。
「あ…は…」
ミズキの声にならない声が漏れる。
~顔も挟めるし、ちょうどいい大きさだ…~
幸助はミズキの乳を舐めまわしながら、スカートをめくり上げて、やや乱暴に下着の中に手を滑り込ませた。
「幸助君、だ…め…」
ミズキは軽い拒否をした。
すかさず幸助はミズキの手を取り、ズボンの上から自分の熱く燃えたぎる物を触らせた。
ミズキは軽く手を引き、驚いたようだったが、幸助は強引にグリグリ押しつけた。
「もうこんなになってんだから我慢させんなよ。」
とミズキの耳元でささやいた。
再びミズキの下着の中をまさぐると、グッショリ濡れて熱くなっていた。
その熱さに幸助は更に興奮してしまった。
~もう我慢できねえ!~
幸助は自分のズボンの前を開けて、我を忘れてそそり立つイチモツを出した。
No.038
幸助の露わになったチ○ポを見て、恥じらいを見せるミズキに向かって「口でしてくれよ…」と頼んだ。
「幸助君、私したことないから分かんないよ…」とミズキが答えた。
幸助は「だから、これから俺ので勉強すんだろ?ちゃんと教えてやっからさ。」とミズキに言い、自分の物をミズキの前に差し出した。
幸助のイチモツを掴んだミズキは「えー…綺麗にしてないし…」と戸惑いの反応を見せた。
幸助は「何言ってんだよ。それをすんのはお前の役目だろ。」と言い、ミズキの肩を掴み、強引に引き寄せた。
ミズキは仕方なく幸助の物を口に含んだ。
~昨日、ユリがしゃぶってた俺のを今日はミズキがしゃぶってる!~
それだけでも幸助は極度に興奮してしまった。
つまり、二人の女を一時に服従させた達成感なのか、征服感なのか。
幸助の物は完全に上を向いているので、ミズキの顔は下向きで見えない。
幸助は声こそ出していないが、ミズキの頭を見ながら大口を開けて笑っていた。
No.039
ユリのような慣れた感じと違い、時折止まって考えたり、ピストンをおっかなびっくり実行したりする、先が読めないミズキのフェラに幸助の物ははちきれんばかりだった。
~こりゃ、もう姦っちまうしかねーな…~
幸助は一通りミズキの奉仕を堪能した後、ポケットからゴムを取り出し、ミズキの唾液でふやけた物に装着した。
それに気づいたミズキは、怯えの色を見せながらたたずんだ。
幸助はミズキを背後から抱く形でトイレの側壁に押しつけ、自分のいきり立った物を的にあてがった。
ミズキは激しい抵抗と共に「私、初めてなの!こんなところじゃ嫌!」と言った。
幸助は構わずミズキを抑えつけながら、強引にねじ込んだ。
「嫌!嫌ーっ!!」
ミズキが叫ぶ口を幸助は手で覆い、腰を動かし始めた。
「んーっ!んーっ!」
屋外なので、幸助は手っ取り早く終わらす為に序盤にもかかわらず激しく動き、果てた。
「幸助君酷いよ…」
半ベソのミズキが弱々しく言った。
幸助はズボンの前を閉めながら「彼女が姦らせるのは当たり前だろ。」と言った。
~昨日、ユリの中に入った俺のが今日はミズキのに入れるとはな…~
幸助は笑いが止まらなかった。
No.040
ミズキはすすり泣きながら、乱れた制服を直した。
「行くぞ。」
とっくに支度が出来ていた幸助は催促した。
涙ぐんだ目でミズキは「先に行っていいよ…」と力なく言った。
「………」
幸助は無言でミズキを公園に置き去りにした。
上空はまだうっすら明るいが、夕闇が降りてくる時刻だった。
公園を出て、路地に入ったところでタバコに火をつけた。
~またミズキはヘソを曲げるつもりか?…。~
それなりにスッキリした幸助には、薄明るい空の目立たない星達でも綺麗に感じた。
~ま、ミズキの出方次第で面倒なら捨てちまおう。~
駅に到着した幸助は、学校方面の道路を眺めていた。
クズでも置き去りにした女が少しは気になるようだ。
幸助が乗る上りの列車、ミズキが乗る下りの列車が発車した後も一向に現れないミズキの影を幸助は探してみることにした。
辺りは闇が完全に支配し、街灯と商店街の灯りが目立っている。
その一角の公園だけは、たった2本の弱々しい街灯のみで暗かった。
No.041
公園の入口で幸助は一旦立ち止まり、考えた。
~この真っ暗に近い公園にミズキが一人残ってるだろうか?…~
~でも、今、駅からここまで来る時は、ミズキがいつも通る商店街の道を来たのに、会わなかったしな…~
~つーことはミズキの奴、まだこの公園に居やがるのか…~
~今、ミズキは俺のことを最低な奴って思ってんだろーなぁ…~
~その最低な奴が、帰ったと思ったのに迎えに来たら…~
幸助はニヤリと笑った。
~さぁて、また飴でも与えるかな。~
幸助は闇に包み込まれた公園に入った。
~おーっ!怖ぇっ!~
幸助はミズキをすぐに発見した。
ブランコに座り、うなだれるミズキに近寄り、「ミズキ。」と声をかけた。
ハッとしたミズキは反射的に幸助から逃げようと走り出した。
幸助はあっという間に追いつき、ミズキの腕を掴んだ。
「嫌っ!」
ミズキが抵抗した。
「ミズキっ!」
幸助は一段声を張り上げた。
ミズキの抵抗は止み、大人しくなった。
No.042
ミズキはじっと地面を睨んでいるかのようだった。
「そんなに怒んなよ…」と幸助は優しげな声を出した。
「………」
「大体、何に対して怒ってんの?」
幸助は訊いた。
「無理矢理したことか?それだったら、お前と二人きりであれこれしてたら我慢できなくなっちゃったんだ。悪かったよ…。」
幸助は反省の色を表面に押し出した。
「それもそうだけど、私を置き去りにしたことが一番許せない。」とミズキは声を荒げた。
幸助は一瞬にしてこの場を切り抜ける作戦を考えた。
「は?俺がお前を置いてくはずねーだろ?」と幸助は言った。
「置いて行ったじゃん!」
ミズキは相変わらず鼻息が荒い。
「ふ…」
幸助は優しく微笑み、「あの後、公園の外でお前が来るのを待ってたんだ。」と嘘をついた。
「嘘!外にいなかったもん!」
ミズキは叫んだ。
~ち!…~
幸助は相変わらず、優しげな顔で「前にいるはずないだろ?そこの門の所から見ながら待ってたんだ。」と言ってから「大体、帰る気なら、もうここにはいないだろ?」と続けた。
ミズキは安堵の色を見せ、幸助に抱きついた。
ミズキの頭上に、これ以上ないくらいの悪質な笑いの幸助がいた。
No.043
街の灯りの中を二人は駅へ向かって歩いた。
幸助の歩く速度が速く、ミズキは時折、小走りで追いつきながら「幸助君、ごめんね。」と言った。
「何が?」
幸助は歩く速度を緩めて、訊き返した。
「え…と、幸助君のこと信用するようにするって言ったのに、できてなかったから…」とミズキは先行く幸助の顔の辺りを見ながら言った。
「別にいいよ。俺も悪かったんだ。」
幸助は悪びれもせずに言った。
「ごめんね。」
ミズキは幸助の腕にしがみついた。
「これからはホントにホントに幸助君のこと信じるからね!」とミズキは元気な声で言った。
「あー、よろしくな。」
幸助は優しく言った。
~へへへっ…まさに、瓢箪から駒、棚からぼた餅だな。これでミズキは俺にうるさく言えなくなったな。~
~これで、あっちこっちの女と時間を気にしないで遊べるってもんだ。~
幸助は上機嫌だった。
No.044
ミズキ、ユリの二股状態のまま、夏休みを迎えた。
毎日暑い日が続く中、幸助は抑えきれない衝動にかられていた。
薄着で街行く女を見る度に、~かーっ…いいケツしてんなーっ~とか~おーっ!あの女、乳でけーなーっ~と考えていた。
若い盛りか、幸助は既に二人の女のカラダを交互に抱いても物足りなくなっていた。
激しく暑い夏のせいだろうか…。
~日本中の若くて可愛い女とやりてーな…~
幸助は冗談抜きで、できる限りの数の女とやりたいと考えていた。
幸助は一人街に出て、道行く女性達を見てみることにした。
暑いので、大通り沿いのファーストフード店に入り、アイスコーヒーを注文し、窓際の席に腰をかけた。
通りがよく見え、張り込むのにはうってつけである。
~さぁて、簡単にやれそうな女はいねーかな?~
~おーっ!あのミニの女、太ももがうまそうだ!~
~何だ!あの女の恰好は…露出し過ぎだろ!~
幸助は心の中で騒ぎながら街を観察し、一人の女を選んだ。
意外にも服装も派手ではなく、総合的に見て「普通」の女だった。
幸助は飲み終えたアイスコーヒーのカップをゴミ箱に放り込み、店を後にした。
No.045
ファーストフード店を出た幸助は女の影を追った。
幸助はスタスタ歩いて行く女の背後から走り寄り、女の前にバッと躍り出た。
何事かと驚く女に「あー!すみません!すみません!」と息を弾ませながら言った。
女の歳は幸助より年上で高校を卒業したかしないかくらい、ブルーのワンピース姿で髪はセミロング、肉付きの良い体つきが幸助を惹きつけた。
女は「な…何ですか?」と唖然としながら言った。
「ホント、突然ビックリさせてごめん!でも、どうしても君と少しだけでも話したくて…」
幸助は呼吸を整えながら言った。
通りがかりの人々は何をしてるんだろう?という顔で様子を探るように歩いて行く。
女は突然のハプニングに驚いたようだが、その場にいることに恥じらいはないようだった。
「どうして私と?」と訊き返す。
「さっき、パッと見かけて…こうでもしないと絶対話せないと思って…」
幸助は素直に言い、「ほんの少しだけ時間ありませんか?」と訊いた。
「えーと…」
女は幸助の品定めをしながら考えてるようだ。
特に困ってる様子はない。
「暑いんで、涼しい所へでも避難しません?」
幸助は更に押した。
No.046
女は突然クスクス笑い出した。
幸助はそれに合わせて、ニッコリ笑った。
「何か面白い人だよねーっ!」
女は明らかに幸助に興味を示しているようだ。
「お願い!」
幸助は一見、甘えてるようにも感じられる表情をした。
「しょうがないなぁ…」
女は言葉とは真逆の嬉しそうな表情をしながら承諾した。
二人は近くの小洒落た喫茶店に入ることにした。
店内はウッド調の造りにアマゾン風の飾りつけと、川下りでもしているような水流や鳥の鳴き声の混じったバックサウンドが涼しげだった。
窓際の席に腰を下ろし、二人ともアイスコーヒーを注文した。
「さっきはホントにビックリしちゃった。」
女が先に口を開いた。
「俺も自分で驚いてるよ。買い物しに来ただけなんだけど、お姉さん見たらジッとしてられなくなっちゃって…」
幸助はワザと「お姉さん」と呼んでみた。
女は「マドカです。」と言った。
「俺は幸助。マドカさんはやっぱり買い物?」
幸助は早速、名前を呼んだ。
「んーっ。プラプラと…」と言った。
~やっぱり…暇そうに感じたのは正しかったな…~
「お待たせしました。」
店員がアイスコーヒーを運んで来た。
No.047
幸助は改めてマドカを観察した。
~コイツは……パッと見た時よりかなりの上玉だな…~
上品というより可愛いという感じの顔立ちである。
恒例の…『幸助の乳チェック』は……普通の大きさだった。
幸助は次々出るマドカの話にうまく合わせながら楽しませていく。
マドカは上機嫌だった。
幸助からは「どんな食べ物が好き?」とか「どんな色が好き?ブルー似合ってるよね☆」という、どうでもいい感じだが、話を繋ぐにはうってつけである。
マドカが「ラーメン大好き。」と言ったので、「うまい店あるからさ、この後どう?」と訊いた。
「ホントに美味しいの?」
と快諾した。
更にマドカからの「彼女いないの?」という質問には「なかなかね…いい相手いなくて…たった今、いい相手に出逢えたけど。」と平然と嘘をつき、一片の曇りもない笑顔を見せた。
時は夕方の5時を回ったところだが、二人は喫茶店を後にし、幸助が美味いと言ったラーメン屋へ向かった。
幸助にとってはラーメンの美味い不味いはどうでも良いことなので、適当なラーメン屋に向かい「マドカさんの口に合うかどうか?」と言った。
~何とかして次に繋げないと…~
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