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永遠に…誓い💍

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こころ( ♀ z4wHh )
09/07/18 07:02(更新日時)

『私、幸せになります✨』を書かせて頂いたこころ👸です🎵


続編を書かせて頂きます😃

読みにくい所などあるかもしれませんが、どうか…最後までお付き合い下さい🙇


中傷、批判は辞めて下さい🙇

又、感想・応援スレなど頂けると嬉しいです✨

No.1159499 09/04/11 20:47(スレ作成日時)

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No.1 09/04/11 21:00
こころ ( ♀ z4wHh )

私達は…祐介の家から、自分の家へ帰ってから 半年が過ぎようとしていた。



その間に…

歩が一年生になった。
そして…私も、新しい仕事をみつけた。


優菜も保育園に入り、こっちの生活にも慣れはじめてきていた。


私を『好き』と言ってくれていた大輔くんは…


あれから…毎日、電話やメールをくれるようになっていた。



しかし…この時の私は、大輔くんの気持ちに答える事がどうしても出来なかった。

No.2 09/04/11 23:20
こころ ( ♀ z4wHh )

その理由は…


まだ、祐介を過去の人と思えなかった。


それと…

大輔くんには、申し訳ないけど…それどころじゃなかったのも事実だったから。



しかし…大輔くんは、そんな私にいつも゛焦らなくていいから。俺は、ずっと待ってるから゛そんな言葉を言ってくれていた。



しかし…この先に待っていたのは、すれ違いだった。

No.3 09/04/14 22:05
こころ ( ♀ z4wHh )

ある日…


大輔くんからメールで、゛今度、会えないかな?゛


と…誘いのメールがきた。


私は…迷った。


会うべきなのか…


また…今度にするか…


気づくと、私は、友達の淳子に電話をしていた。

No.4 09/04/16 18:29
こころ ( ♀ z4wHh )

しばらくコールを鳴らした。


すると…淳子は電話に出た。

「もしもし…」


「淳子…?あずさだけど…」


「うん…どうしたの?久し振りだね!」


「そうだね。あのさぁー聞いて欲しい事あるんだけど…」


「なぁーに?」


「大輔くんの事なんだけど…」


「ついに付き合う事にしたの?」


「違うけど、会いたいって言われて…」


「会ってあげたら?何でそんなに迷う必要があるの?今まで大輔くんは、あずの事待っててくれたんだよ!ここで会わないと、もう待ってくれないと思うよ!」



淳子の言葉は、重みのある言葉だった。


そんな、淳子の言葉にはっとした。

No.5 09/04/16 18:38
こころ ( ♀ z4wHh )

それから、しばらく淳子のお説教を聞くと電話を切った。



私は、淳子に言われた事を思い出していた。

゛ずっと待ってくれていた゛


゛もう待ってくれない゛


この言葉だけがグルグルと頭をよぎった。


そして…私は、悩みに悩んで 大輔くんに会う事にした。

No.6 09/04/16 18:51
こころ ( ♀ z4wHh )

約束の日がきた。


朝から変に緊張していた。


歩と優菜をお母さんにお願いして、私は約束の場所へと向かった。


その道中、私の緊張は増すばかりだった。


約束の場所に着くと、ほぼ同時に大輔くんも着いた。


大輔くんの車を見て、緊張は、ピークに達した。

No.7 09/04/16 22:10
こころ ( ♀ z4wHh )

久々に見る大輔くんにドキッとした。


大輔くんは…


「よっ!久し振り。元気だったか?」


相変わらず、無邪気な笑顔で 私に声を掛けてきた。


私は…


「久し振り…だね!私も歩も優菜も元気だよ!大輔くんは、元気だった?」


すると…大輔くんは…

「俺は…元気じゃなかった。」


「具合でも悪かったの?」


「そうじゃねーよ!あずにもう会えないんじゃないかと思って…」

「…」

私は、返す言葉を失った。


しかし…そんな言葉に、私の胸がキュンとなった。

No.8 09/04/17 17:07
こころ ( ♀ z4wHh )

本当に…大輔くんは、こんな私を待っててくれたんだ。


長い間…


ずっと…


大輔くんは、そんな私をよそに話はじめた。

「どうしたの??急に黙りこんで。」


そう言うと…私の顔を覗き込んだ。


大輔くんの顔を見たら、涙が溢れ出した。

No.9 09/04/17 18:21
こころ ( ♀ z4wHh )

急に泣き出した私を見て、大輔くんは…


「何だよーどうした?何 泣いてんだよぉー」

優しい口調で聞いてきた。


私は…

「…ご…ご…めんね…」


そう言うのがやっとだった。


しかし、大輔くんはそんな私を見て…


頭をポンと撫でてくれた。


「私…ずっと…大輔くんを…待たせてるんだよね…ご…めん…ね。それなのに…私…」

そう言いかけた時…

大輔くんは、私をギュッと抱き締めた。

No.10 09/04/17 18:34
こころ ( ♀ z4wHh )

そして…また、優しい口調で話はじめた。

「そんな事…言うなよ!俺…待ってるって言っただろ!」


「で…でも…」


「俺は、あずが好きだよ!今でも…ってか…これからもだな!めっちゃ好きなんだよ!こんなに、人を好きになったのはじめてかも。」


大輔くんの言葉に私は…

また…涙が溢れた。


゛祐介…私は…前に進んでもいいかな…゛

No.11 09/04/17 18:55
こころ ( ♀ z4wHh )

そして…私は…

「私は…子供いるんだよ…」


「知ってるよ!」


「私は…私が、子供達にヤキモチ妬くぐらい…子供達を可愛がってくれないと嫌だよ!」

「大事にするよ!あずも子供達も!」


「…絶対?」


「うん…祐介に誓って、大事にする!」


そう言うと…大輔くんは、私にキスをした。

No.12 09/04/17 23:14
こころ ( ♀ z4wHh )

私は…ファーストキスをした時のように、なんだかとても恥ずかしかった。



けど…

大輔くんは、そんな私を見つめると…また、キスをした。


そして…私の耳元で…
「俺が、祐介の分まで…幸せにするから」


その言葉に、やっと治まりかけた涙がまた溢れ出した。



今度こそ…幸せになれると、この時は思った。


それなのに…


どうして、うまくいかないんだろう…



私に、悲劇が降りかかろうとしているなんて…。


思いもしなかった。

No.13 09/04/18 09:56
こころ ( ♀ z4wHh )

私は…大輔くんと付き合う事にした。


とは言っても、友達以上恋人未満の関係だった。


だから、キスはしても体を求め合うという事もなかった。



しかし、私は…気付かないうちに大輔くんを゛祐゛と呼んだしまっていた。


本当に無意識で…。


隣りにいるのは、大輔くんなのに…。



私は…全然、前に進めてなかった。

No.14 09/04/18 10:04
こころ ( ♀ z4wHh )

そんなある日…


月に一度は、二人のデートをする日を決めていた。


この日は、二人のデートの日だった。


約束の場所に向かい、大輔くんの車に乗り込んだ。



大輔くんが車を走らせた。


その時…私は…

「ねぇー祐…あっ…大輔くん今日、どこに行く?」


また、祐介の名前を口にしていた。


しかし、大輔くんは…無言で車を走らせた。

いつもなら、『気にすんなよ!』って言ってくれるのに、この日はただ無言だった。

No.15 09/04/18 12:27
こころ ( ♀ z4wHh )

私は…ただ下を向いたままだった。



大輔くんもまた、口を開く事はなかった。


どのくらい走ったのか、大輔くんは…車を停めた。


そして…

「ここ…俺のアパート。」

そう言うと車を降りた。

私も後に続いて車を降りた。


そして…大輔くんの部屋に入った。

No.16 09/04/18 12:38
こころ ( ♀ z4wHh )

大輔くんの部屋は、あまり家具がなく 殺風景だった。


その上、とても綺麗な部屋だった。



まるで…女が出入りしているかのように。

思わず私は…

「部屋、綺麗だね!なんか…以外。」


「…あったり前だろ!」


そして…私達は、ソファーに腰を下ろすとキスをした。



この日のキスは、とても激しくて 私は…思わず、顔を離した。

すると、また…キスをしてきた。


大輔くんは、私を押し倒した。

No.17 09/04/18 12:52
こころ ( ♀ z4wHh )

しかし…私は…抵抗していた。


すると…大輔くんは…

「何で?そんなに祐介がいいんだよ!何で俺じゃないの?」

声を荒立てた。


私は…涙が溢れ出してきた。


「俺と付き合うって、言った割に 祐介の名前を呼ぶし、それに…何だよ…首にしてるやつ…まだ未練たらたらじゃん?」



私は…祐介から貰った指輪をネックレスにして御守り代わりにしていた。


確かに…大輔くんと付き合う事にしてもずっとはずす事が出来なかった。


大輔くんは…それでも私を無理矢理 抱こうとしていたが、私は必至に抵抗をした。


「辞めてよ!こんなの嫌!」

そう言うと、私は部屋を飛び出した。

No.18 09/04/18 21:01
こころ ( ♀ z4wHh )

私は…泣きながら見知らぬ所を歩いていた。

大輔くんは…私を追い掛けては来なかった。


しばらく歩いていると…私の携帯が鳴った。

大輔くんだった。


しかし…私は…電話に出なかった。


ただ…歩き続けた。

その時…


私の目の前に、懐かしい風景が飛び込んできた。



それは…祐介とはじめて会った公園だった。

私は…祐介を思い出して、また泣き崩れた。

人目を気にする事なく、ひたすら泣いた。

No.19 09/04/18 23:10
こころ ( ♀ z4wHh )

私は…泣きながら…

祐介に語りかけた。

゛祐介…何で死んじゃったの?私を置いて…何で…゛


この時、何故か私は…祐介にこんな事を語りかけていた。



いくら泣いても、祐介は私の所に来てくれないのに…。


前向きに生きて行こうと決意したのに…


全然、前向きになんてなっていなかった。

No.20 09/04/18 23:21
こころ ( ♀ z4wHh )

落ち着いた頃…


私は、携帯を見た。


着信履歴が、大輔くんでいっぱいになっていた。


そして…メールもたくさん入っていた。


【あず…ごめん。俺ひどい事した。どこにいるの?お願いだから、連絡して】


こんな内容のメールが何通も入っていた。


でも、私は…


【私こそ、ごめんね!今日は、このまま帰る。本当にごめんね】


そうメールを送った。

すぐに着信が鳴ったけど…電話に出なかった。

No.21 09/04/19 22:30
こころ ( ♀ z4wHh )

おもいっきり泣いた私は…


祐介のお墓に寄る事にした。


まだ、祐介の家を出て半年しか過ぎていないのに とても懐しく感じた。


お墓に着くと…

私は、墓石を綺麗にして お花とお線香をあげた。

手を合わせると、目を瞑って祐介に問いかけた。

No.22 09/04/19 22:40
こころ ( ♀ z4wHh )

✨✨読んでくださってる皆様へ✨✨


私の小説(実話)を読んでくださってありがとうございます🙇


今回は、スレ主のみの書き込みにしましたので、御意見、感想は
『私、幸せになります✨』の意見・感想版にお願い致します🙇


中傷、批判はご遠慮下さい😔


たくさんの応援🇯レスを頂けると嬉しいので、どうかよろしくお願いします🙇


こころ👸より🎵

No.23 09/04/20 22:14
こころ ( ♀ z4wHh )

゛祐介…私…前に進んでるつもりなんだけど…進んでないのかな゛


返事が返ってこない墓石をずっと見つめていた。


そして…私、さらに祐介に問いかけた。


゛私…どうしたらいいかわからないよ…゛



すると…


私の背後から…


「あ…ず…?」


私を呼ぶ声がした。

No.24 09/04/22 06:02
こころ ( ♀ z4wHh )

私は…後ろを振り向いた。



そこに立っていたのは…大輔くんだった。

私は…

「何で?ここにいるの?」


そう訪ねると…


「何となく…。でも、結構 探したんだぞ」

「…ごめん」


そう言うと…また泣き崩れた。

No.25 09/04/22 22:33
こころ ( ♀ z4wHh )

そんな私を、大輔くんはそっと抱き締めてくれた。



「あず…本当にごめん…俺…もうあんな事しないから…あずが、ちゃんと俺に向いてくれるまで待ってるから」


私は…返事をする事もなく、ひたすら泣き続けた。


そして…

「ごめんね…私…今日は、もう帰るから…」

「そっか…じゃぁー家まで送るよ!」



大輔くんは、私を車まで手を引っ張ってくれた。


帰りの車の中は、お互い話をする事なく黙ったままだった。



この時は、いくら優しくされても、私の心には響く事はなかった。

No.26 09/04/23 22:57
こころ ( ♀ z4wHh )

それから…数週間が立った。


私は、あの日から大輔くんを避けていた。

メールも電話も会う事も…

私からする事はなかった。


しかし…大輔くんは、毎日のようにメールや電話をしてくれていた。


何で私なのか…
こんな私のどこがいいのか…


そんな事を考えていた。


このまま…私が連絡しなければ、きっと いい人に出会えるはず…
子持ちの私より、もっといい人が現われる。

そう思った。



この時は…


けど…ある出来事をきっかに、私の気持ちが大きく変わろうとは…思いもしなかった。

No.27 09/04/24 13:49
こころ ( ♀ z4wHh )

それは、突然の事だった。



私は、仕事が休みだった為、子供達と公園に遊びに出掛けていた。


しかし、公園を見渡すと…家族連れで賑わっていた。


最初は、楽しく遊んでいた歩も優菜も 段々と暗い表情になった。

私は…

「歩…優菜…どうしたの?疲れちゃったのかな?」

そう聞くと…歩が…

「パ…パと遊びたい…祐ちゃんとボールで遊びたい!」


と…急に泣き出した。

私は…歩をギュッと抱き締めると…


「ごめんね…歩。」


その言葉しか言えなかった。


私ですら、家族連れの人達を羨ましそうに見つめていたから…


歩と優菜は、それ以上に羨ましかったんだと…私は思った。

No.28 09/04/24 20:20
こころ ( ♀ z4wHh )

その日の夜の事だった。


私は…大輔くんにこの話をしようと携帯を握り締めた。



その時…


私の携帯が鳴った。

大輔くんからのメールだと思い携帯を開いた。


しかし、メールの相手は見知らぬ人からだった。


本文を読んで、私は目の前が真っ暗になった。


その内容は…


【人の男に、手 出してんじゃないわよ!】

私は…


訳がわからなかった。

気付いたら、その人にメールを返信していた。


【メールを送る相手、間違えてますよ!】

すると…返事はすぐにきた。


【はっ?あなた、あずさって名前でしょ?大輔は、私の彼氏ですけど…】


私は、しばらく放心状態になった。

No.29 09/04/24 22:50
こころ ( ♀ z4wHh )

我にかえると…


更に何通かのメールが届いていた。


【電話とか、メールとかしないで!】


【大輔も、ウザいって言ってるんだから。私達の仲を邪魔しないでよ!】


こんなメールが送られていた。



私は…頭の中がさらに混乱してきた。


゛何で?゛


゛大輔くんに彼女?゛

゛私の事を好きって言うのは…嘘だったの?゛



そんな事を考えていると…


また…携帯が鳴った。

着信相手は…大輔くんだった。

No.30 09/04/24 23:02
こころ ( ♀ z4wHh )

しかし…私は…電話に出なかった。


何故なら…


大輔くんの彼女らしき人からのメールが気になったのと…



その事で、私は…やっと…自分の気持ちに気付いてしまったから…


携帯が鳴りやむと、今度はメールが届いた。


【あず、寝ちゃったの?少しでいいから、声 聞きたかったなぁー】


いつもと変わらない内容だった。

No.31 09/04/25 09:46
こころ ( ♀ z4wHh )

私…


大輔くんの事…好きになってたんだ…


彼女からのメールで、やっと…その事に気付いた。


でも…もう遅かったかな。


大輔くんのメールは、嬉しいけど…彼女がいると思うと、私の気持ちはどんどんと遠ざかるばかりだった。

No.32 09/04/25 10:05
こころ ( ♀ z4wHh )

そんな事があってから、数日後の事だった。


いつものように、大輔くんから携帯が鳴った。


私は…もちろん、電話に出なかった。



すると…すぐにメールが届いた。


【あず…最近、何でメールしても返事くれないの?電話も出ねーし!俺の事…避けてない?】



私は、この内容に腹が立った。



そして、私は…返事を送った。


【私にメールなんかしたら、彼女に怒られるよ!彼女ができたなら、早く言ってくれれば良かったのに…】



その後、すぐに私の携帯が鳴った。



【はっ?彼女?俺の彼女はあずだよ!】


大輔くんのメールは、信じる事が出来なかった。


こうして、私達は…少しづつすれ違っていった。

No.33 09/04/29 20:05
こころ ( ♀ z4wHh )

この時の私は、ショックを通り越し 大輔くんを避ける一方だった。



そんな、ある日…。


偶然にもまーくんに会った。

(まーくんは、以前 付き合っていたリョウの友達。)


「あ…ず…さちゃん?だよね?」



「まーくん??」


「久し振り…めっちゃ懐かしいー」


私とまーくんは、しばらくたわいもない話をすると…まーくんは、
「今度、ゆっくり飯でも食いに行こうよ!」
私も…

「うん。行こう!」


そう言うと…お互い携帯番号を交換して 家に帰った。

No.34 09/04/29 20:18
こころ ( ♀ z4wHh )

それから数日後…。

私とまーくんは、食事に出掛けた。


食事といっても、ファミレスだけど…私達には十分だった。


私とまーくんは、色々な話をした。

リョウの話とか…

ケンジの事…

歩の事…

祐介と出会って、死んでしまった事…

優菜が生まれた事…

まーくんは、黙って聞いてくれた。

そして…まーくんも…
彼女の事…

その彼女が妊娠して、結婚したけど…浮気と育児放棄で離婚した事…
まーくんが、子供を引き取った事…など話てくれた。
私達は…時間を忘れて、話をした。

No.35 09/05/02 20:05
こころ ( ♀ z4wHh )

私は…まーくんと再会した事で、気持ちが揺らいだ。


この日から、私達は毎日のようにメールや電話で、子供の話をしたりするようになった。

子供を大切に思うまーくんは、私にとってとても居心地が良かった。


そんな時だった。


大輔くんからの電話に出てしまったのだ。

No.36 09/05/02 20:21
こころ ( ♀ z4wHh )

「もしもし…」


「あず…やっと出た」

「…」


「何で、最近…連絡してこないの?俺の事…何で避けてるの?」

「はっ?何で避けてる?わからないの?彼女がいるくせに、私の事 好きとか…よく言えるね!私の事…バカにしてるの?最低!」

私は…言いたい事を言うと電話を切った。

その後、着信が鳴ったけど…出る事はなかった。


その後、すぐにメールが届いた。

【俺…本当にあずだけだよ!あず以外に女なんていない】


そんなメールに私は…
【じゃー何で彼女から電話がかかってくるの?もう、いい加減にして!】


そのメールの後、また着信が鳴ったが 出なかった。

No.37 09/05/02 20:28
こころ ( ♀ z4wHh )

私は、言い訳をしている大輔くんが 本当にどうでも良くなった。


これで終わったと思った。


そんな事があっても、私とまーくんは、連絡を取り合っていた。


そして…子供達も一緒に遊ぶ事になった。

No.38 09/05/06 12:33
こころ ( ♀ z4wHh )

そして…約束の日…

私は、歩と優菜を連れてまーくんの家に向かった。


まーくんの家に着くと…まーくんが子供を連れて出てきた。


「名前…聞いてなかったよね?何て言う名前?」


すると…まーくんが
「華恋(カレン)だよ!」

と…教えてくれた。

私は、華恋ちゃんに
「華恋ちゃん、優菜ちゃんと遊んでくれるかな?」

すると…ニコッと笑って…

「いいよ!」

と言ってくれた。


そして、私達は公園へと向かった。

No.39 09/05/07 08:14
こころ ( ♀ z4wHh )

公園に着くと…


しばらく5人で、ボールで遊んだり追いかけっこしたり…


そして…私とまーくんは、レジャーシートに腰をおろした。


子供達は、目の届く所で仲良く遊んでいた。

すると…まーくんは、
「華恋のあんな楽しそうな顔…久々に見たなぁー」


「それはないでしょー。」


「でも、休みの日に出掛けると家族連ればっか目につくんだよな!華恋もそうゆうの見ると、悲しい顔するんだよなー」


私も、同じだった。

そんな、まーくんに心が更に揺らいでいった。

No.40 09/05/07 08:28
こころ ( ♀ z4wHh )

日も暮れかけてきた頃…


「さて、帰ろう」


私がそう言うと…


華恋ちゃんが…


「まだ、遊びたい。」

悲しそうな表情で駄々をこねた。


「もう暗くなっちゃうから、今日は帰ろう!また、遊ぼう。」


渋々、頷くと車に乗り込んだ。



そして、私とまーくんは…この日を堺に更に仲が深まっていった。

No.41 09/05/10 10:14
こころ ( ♀ z4wHh )

私達は…お互い子供を連れて遊ぶ事が増えていった。



しかし、大輔くんからの連絡はなくなる事はなかった。


そんなある日…


いつものように、まーくんの家から帰って来た時だった。


見た事のある車が家の前に停まっていた。


そう…その車は…

大輔くんの車だった。

No.42 09/05/10 10:35
こころ ( ♀ z4wHh )

私は、車庫に車を停めると…大輔くんに会わないように玄関に向かった。



急いで子供達の家の中に入れた時…


「あず…」


大輔くんが車から降りてきたのだ。


私は…


「何しに来たの?迷惑だから、家になんか来ないで!それに…電話とかメールも辞めて!」


すると…大輔くんは…

「何でだよ!一方的にシカトしてるのはそっちだろう?」


そんな大輔くんに私は…


「はっ?どれだけ女好きなの?馬鹿にするのもいい加減にしてよ!」


私は家の中に入ろうとした時…

大輔くんは…

「俺が他に女いる訳ないだろ!何でそんな事 言うんだよ!」


「いるから、彼女が私に電話してきたんでしょ?そうゆうのも、迷惑だから!どうぞ、彼女と仲良くして下さい」


それだけ言うと、家の中に入った。


大輔くんの顔を見たら、気持ちが揺らぐのかと思っていたけど…

そんな事はまったくなかった。

No.43 09/05/10 10:46
こころ ( ♀ z4wHh )

私は、部屋の窓から大輔くんの車がなくなるを確認すると…


無意識に携帯を開いた。


そして…電話をかけた。


相手は…


まーくん。


「もしもし…」


「まーくん?」


「どうした?」


「まーくん…会いたい」


「どうしたんだよ?さっきまで会ってたじゃん??」


「二人だけで会いたい」


「わかったよ!じゃぁ~家においで!」


電話を切ると…私は、子供達を母親に頼んで、まーくんの家に向かった。

No.44 09/05/10 20:36
こころ ( ♀ z4wHh )

まーくんの家に着くと…

私の車に気付いたのか…まーくんが外に出てきてくれた。


「あずさちゃん…何かあったの?」


私は、無言のまま…まーくんに抱き付いた。

まーくんは、驚いていたけど…何も言わない私をそっと抱き締めてくれた。


私の目に涙が込み上げてきた。


しばらくすると…まーくんは…


「家に入ろう」


そう言うと…私の手を引いて、家の中へと連れてってくれた。

No.45 09/05/10 22:44
こころ ( ♀ z4wHh )

そして…まーくんは、私をソファーに座らせてくれた。


私は…


「突然、ごめんね…二人で会いたいなんて…華恋ちゃんは?」


「実家にいるよ。それより…何があったの?」


「…」

私は…大輔くんの話をしたくなくて、無言のままだった。


しかし、まーくんは…そんな私を責める事なく、また…優しく私を抱き締めてくれた。

すると…まーくんが優しい口調で話はじめた。


「俺…あずさちゃんが好きだよ。もちろん…歩くんも優菜ちゃんも好きだよ。」


それは…思いもしない告白だった。

No.46 09/05/10 23:14
こころ ( ♀ z4wHh )

更にまーくんは…話を続けた。


「あずさちゃん…俺と…先を考えて、付き合ってくれない?」


私は…その言葉に頷いていた。


すると…まーくんは

「えっ!?マジでいいの?」


今までにない笑顔を私に見せた。


そして…

また、私を抱き締めると…耳元で…


「みんなで、今度こそ…幸せになろう!」

私は…その言葉がたまらなく嬉しかった。

あまりの嬉しさに、私は…まーくんにキスをした。


まーくんは、一瞬 驚いたが…そんな私を強く抱き締めながら、今度はまーくんが私にキスをしてきた。


そして…

私とまーくんは、体を重ねた。

No.47 09/05/11 13:59
こころ ( ♀ z4wHh )

私とまーくんは、この日…何度もお互いを求め合った。



そして…


私とまーくんは、付き合い出した。


私達は、体も結ばれた事で更に仲が深まっていった。


そんな、ある日…。

まーくんは…


「あずさ…一緒に住まないか!」


私は…嬉しかったが…

「凄く嬉しいけど…今は、まだ…一緒には住めないよ!」


「何で?」


「…私…もう少し、貯金したいの!」


「それなら、一緒に住んでもできるじゃん!」


「そうだけど…もっと先でもいいでしょ?」

「…俺は…今すぐにでも一緒に住みたいんだよ!俺…あずさが…他の奴に取られたくないんだよ!」


そう言うと…私を押し倒した。


「ちょっと…辞めて…」


私の声が届いてないのか…行為を辞めなかった。


「まーくん…辞めて!私は…他の人の所になんて行かないから…」

すると…まーくんは…

「本当に?」

と…まるで子供のように私を見つめた。

「当たり前でしょ!一緒に幸せになるんでしょ!」


そう言うと…まーくんにキスをした。

No.48 09/05/11 20:17
こころ ( ♀ z4wHh )

それから…私達は、週末は必ず一緒に過ごすようになった。


歩と優菜も、まーくんに大分 心を開いていった。


そして…華恋ちゃんも、私にとても懐いてくれるようになった。


このまま…幸せになれると思った。



この時は…。


しかし、そう簡単には…幸せになれなかった。

No.49 09/05/12 13:59
こころ ( ♀ z4wHh )

付き合い出して、半年が過ぎた。


この頃から、私達はまーくんの家に泊まりに月に一度だけ行くようになった。


そんなある日…


思いもしない出来事が起きた。



いつものように、泊まりに行く用意をしている時だった。



私の携帯が鳴った。

「もしもし…まーくん」


「うん…」

「どうしたの?もう少ししたらそっちに行くね!」


「あずさ…ごめん…。今日は、会えない」

「えっ?な…んで?」

「…別れた嫁が…話あるって…」

No.50 09/05/12 16:36
こころ ( ♀ z4wHh )

私は…

「何で?」


「アイツ…再婚するから…華恋を引き取りたいって…」


「えっ?何それ…そんなのひどいよ!」


「俺は…華恋を手放す事しないから、心配すんなよ!」


「でも…」


「帰ったら、また連絡するから…待っててな!」


そう言うと電話を切った。


その途端、急に不安が込み上げてきた。

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