永遠に…誓い💍
『私、幸せになります✨』を書かせて頂いたこころ👸です🎵
続編を書かせて頂きます😃
読みにくい所などあるかもしれませんが、どうか…最後までお付き合い下さい🙇
中傷、批判は辞めて下さい🙇
又、感想・応援スレなど頂けると嬉しいです✨
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私達は…祐介の家から、自分の家へ帰ってから 半年が過ぎようとしていた。
その間に…
歩が一年生になった。
そして…私も、新しい仕事をみつけた。
優菜も保育園に入り、こっちの生活にも慣れはじめてきていた。
私を『好き』と言ってくれていた大輔くんは…
あれから…毎日、電話やメールをくれるようになっていた。
しかし…この時の私は、大輔くんの気持ちに答える事がどうしても出来なかった。
その理由は…
まだ、祐介を過去の人と思えなかった。
それと…
大輔くんには、申し訳ないけど…それどころじゃなかったのも事実だったから。
しかし…大輔くんは、そんな私にいつも゛焦らなくていいから。俺は、ずっと待ってるから゛そんな言葉を言ってくれていた。
しかし…この先に待っていたのは、すれ違いだった。
しばらくコールを鳴らした。
すると…淳子は電話に出た。
「もしもし…」
「淳子…?あずさだけど…」
「うん…どうしたの?久し振りだね!」
「そうだね。あのさぁー聞いて欲しい事あるんだけど…」
「なぁーに?」
「大輔くんの事なんだけど…」
「ついに付き合う事にしたの?」
「違うけど、会いたいって言われて…」
「会ってあげたら?何でそんなに迷う必要があるの?今まで大輔くんは、あずの事待っててくれたんだよ!ここで会わないと、もう待ってくれないと思うよ!」
淳子の言葉は、重みのある言葉だった。
そんな、淳子の言葉にはっとした。
それから、しばらく淳子のお説教を聞くと電話を切った。
私は、淳子に言われた事を思い出していた。
゛ずっと待ってくれていた゛
゛もう待ってくれない゛
この言葉だけがグルグルと頭をよぎった。
そして…私は、悩みに悩んで 大輔くんに会う事にした。
約束の日がきた。
朝から変に緊張していた。
歩と優菜をお母さんにお願いして、私は約束の場所へと向かった。
その道中、私の緊張は増すばかりだった。
約束の場所に着くと、ほぼ同時に大輔くんも着いた。
大輔くんの車を見て、緊張は、ピークに達した。
久々に見る大輔くんにドキッとした。
大輔くんは…
「よっ!久し振り。元気だったか?」
相変わらず、無邪気な笑顔で 私に声を掛けてきた。
私は…
「久し振り…だね!私も歩も優菜も元気だよ!大輔くんは、元気だった?」
すると…大輔くんは…
「俺は…元気じゃなかった。」
「具合でも悪かったの?」
「そうじゃねーよ!あずにもう会えないんじゃないかと思って…」
「…」
私は、返す言葉を失った。
しかし…そんな言葉に、私の胸がキュンとなった。
本当に…大輔くんは、こんな私を待っててくれたんだ。
長い間…
ずっと…
大輔くんは、そんな私をよそに話はじめた。
「どうしたの??急に黙りこんで。」
そう言うと…私の顔を覗き込んだ。
大輔くんの顔を見たら、涙が溢れ出した。
急に泣き出した私を見て、大輔くんは…
「何だよーどうした?何 泣いてんだよぉー」
優しい口調で聞いてきた。
私は…
「…ご…ご…めんね…」
そう言うのがやっとだった。
しかし、大輔くんはそんな私を見て…
頭をポンと撫でてくれた。
「私…ずっと…大輔くんを…待たせてるんだよね…ご…めん…ね。それなのに…私…」
そう言いかけた時…
大輔くんは、私をギュッと抱き締めた。
そして…また、優しい口調で話はじめた。
「そんな事…言うなよ!俺…待ってるって言っただろ!」
「で…でも…」
「俺は、あずが好きだよ!今でも…ってか…これからもだな!めっちゃ好きなんだよ!こんなに、人を好きになったのはじめてかも。」
大輔くんの言葉に私は…
また…涙が溢れた。
゛祐介…私は…前に進んでもいいかな…゛
そして…私は…
「私は…子供いるんだよ…」
「知ってるよ!」
「私は…私が、子供達にヤキモチ妬くぐらい…子供達を可愛がってくれないと嫌だよ!」
「大事にするよ!あずも子供達も!」
「…絶対?」
「うん…祐介に誓って、大事にする!」
そう言うと…大輔くんは、私にキスをした。
私は…ファーストキスをした時のように、なんだかとても恥ずかしかった。
けど…
大輔くんは、そんな私を見つめると…また、キスをした。
そして…私の耳元で…
「俺が、祐介の分まで…幸せにするから」
その言葉に、やっと治まりかけた涙がまた溢れ出した。
今度こそ…幸せになれると、この時は思った。
それなのに…
どうして、うまくいかないんだろう…
私に、悲劇が降りかかろうとしているなんて…。
思いもしなかった。
私は…大輔くんと付き合う事にした。
とは言っても、友達以上恋人未満の関係だった。
だから、キスはしても体を求め合うという事もなかった。
しかし、私は…気付かないうちに大輔くんを゛祐゛と呼んだしまっていた。
本当に無意識で…。
隣りにいるのは、大輔くんなのに…。
私は…全然、前に進めてなかった。
そんなある日…
月に一度は、二人のデートをする日を決めていた。
この日は、二人のデートの日だった。
約束の場所に向かい、大輔くんの車に乗り込んだ。
大輔くんが車を走らせた。
その時…私は…
「ねぇー祐…あっ…大輔くん今日、どこに行く?」
また、祐介の名前を口にしていた。
しかし、大輔くんは…無言で車を走らせた。
いつもなら、『気にすんなよ!』って言ってくれるのに、この日はただ無言だった。
私は…ただ下を向いたままだった。
大輔くんもまた、口を開く事はなかった。
どのくらい走ったのか、大輔くんは…車を停めた。
そして…
「ここ…俺のアパート。」
そう言うと車を降りた。
私も後に続いて車を降りた。
そして…大輔くんの部屋に入った。
大輔くんの部屋は、あまり家具がなく 殺風景だった。
その上、とても綺麗な部屋だった。
まるで…女が出入りしているかのように。
思わず私は…
「部屋、綺麗だね!なんか…以外。」
「…あったり前だろ!」
そして…私達は、ソファーに腰を下ろすとキスをした。
この日のキスは、とても激しくて 私は…思わず、顔を離した。
すると、また…キスをしてきた。
大輔くんは、私を押し倒した。
しかし…私は…抵抗していた。
すると…大輔くんは…
「何で?そんなに祐介がいいんだよ!何で俺じゃないの?」
声を荒立てた。
私は…涙が溢れ出してきた。
「俺と付き合うって、言った割に 祐介の名前を呼ぶし、それに…何だよ…首にしてるやつ…まだ未練たらたらじゃん?」
私は…祐介から貰った指輪をネックレスにして御守り代わりにしていた。
確かに…大輔くんと付き合う事にしてもずっとはずす事が出来なかった。
大輔くんは…それでも私を無理矢理 抱こうとしていたが、私は必至に抵抗をした。
「辞めてよ!こんなの嫌!」
そう言うと、私は部屋を飛び出した。
私は…泣きながら見知らぬ所を歩いていた。
大輔くんは…私を追い掛けては来なかった。
しばらく歩いていると…私の携帯が鳴った。
大輔くんだった。
しかし…私は…電話に出なかった。
ただ…歩き続けた。
その時…
私の目の前に、懐かしい風景が飛び込んできた。
それは…祐介とはじめて会った公園だった。
私は…祐介を思い出して、また泣き崩れた。
人目を気にする事なく、ひたすら泣いた。
私は…泣きながら…
祐介に語りかけた。
゛祐介…何で死んじゃったの?私を置いて…何で…゛
この時、何故か私は…祐介にこんな事を語りかけていた。
いくら泣いても、祐介は私の所に来てくれないのに…。
前向きに生きて行こうと決意したのに…
全然、前向きになんてなっていなかった。
落ち着いた頃…
私は、携帯を見た。
着信履歴が、大輔くんでいっぱいになっていた。
そして…メールもたくさん入っていた。
【あず…ごめん。俺ひどい事した。どこにいるの?お願いだから、連絡して】
こんな内容のメールが何通も入っていた。
でも、私は…
【私こそ、ごめんね!今日は、このまま帰る。本当にごめんね】
そうメールを送った。
すぐに着信が鳴ったけど…電話に出なかった。
おもいっきり泣いた私は…
祐介のお墓に寄る事にした。
まだ、祐介の家を出て半年しか過ぎていないのに とても懐しく感じた。
お墓に着くと…
私は、墓石を綺麗にして お花とお線香をあげた。
手を合わせると、目を瞑って祐介に問いかけた。
✨✨読んでくださってる皆様へ✨✨
私の小説(実話)を読んでくださってありがとうございます🙇
今回は、スレ主のみの書き込みにしましたので、御意見、感想は
『私、幸せになります✨』の意見・感想版にお願い致します🙇
中傷、批判はご遠慮下さい😔
たくさんの応援🇯レスを頂けると嬉しいので、どうかよろしくお願いします🙇
こころ👸より🎵
゛祐介…私…前に進んでるつもりなんだけど…進んでないのかな゛
返事が返ってこない墓石をずっと見つめていた。
そして…私、さらに祐介に問いかけた。
゛私…どうしたらいいかわからないよ…゛
すると…
私の背後から…
「あ…ず…?」
私を呼ぶ声がした。
私は…後ろを振り向いた。
そこに立っていたのは…大輔くんだった。
私は…
「何で?ここにいるの?」
そう訪ねると…
「何となく…。でも、結構 探したんだぞ」
「…ごめん」
そう言うと…また泣き崩れた。
そんな私を、大輔くんはそっと抱き締めてくれた。
「あず…本当にごめん…俺…もうあんな事しないから…あずが、ちゃんと俺に向いてくれるまで待ってるから」
私は…返事をする事もなく、ひたすら泣き続けた。
そして…
「ごめんね…私…今日は、もう帰るから…」
「そっか…じゃぁー家まで送るよ!」
大輔くんは、私を車まで手を引っ張ってくれた。
帰りの車の中は、お互い話をする事なく黙ったままだった。
この時は、いくら優しくされても、私の心には響く事はなかった。
それから…数週間が立った。
私は、あの日から大輔くんを避けていた。
メールも電話も会う事も…
私からする事はなかった。
しかし…大輔くんは、毎日のようにメールや電話をしてくれていた。
何で私なのか…
こんな私のどこがいいのか…
そんな事を考えていた。
このまま…私が連絡しなければ、きっと いい人に出会えるはず…
子持ちの私より、もっといい人が現われる。
そう思った。
この時は…
けど…ある出来事をきっかに、私の気持ちが大きく変わろうとは…思いもしなかった。
それは、突然の事だった。
私は、仕事が休みだった為、子供達と公園に遊びに出掛けていた。
しかし、公園を見渡すと…家族連れで賑わっていた。
最初は、楽しく遊んでいた歩も優菜も 段々と暗い表情になった。
私は…
「歩…優菜…どうしたの?疲れちゃったのかな?」
そう聞くと…歩が…
「パ…パと遊びたい…祐ちゃんとボールで遊びたい!」
と…急に泣き出した。
私は…歩をギュッと抱き締めると…
「ごめんね…歩。」
その言葉しか言えなかった。
私ですら、家族連れの人達を羨ましそうに見つめていたから…
歩と優菜は、それ以上に羨ましかったんだと…私は思った。
その日の夜の事だった。
私は…大輔くんにこの話をしようと携帯を握り締めた。
その時…
私の携帯が鳴った。
大輔くんからのメールだと思い携帯を開いた。
しかし、メールの相手は見知らぬ人からだった。
本文を読んで、私は目の前が真っ暗になった。
その内容は…
【人の男に、手 出してんじゃないわよ!】
私は…
訳がわからなかった。
気付いたら、その人にメールを返信していた。
【メールを送る相手、間違えてますよ!】
すると…返事はすぐにきた。
【はっ?あなた、あずさって名前でしょ?大輔は、私の彼氏ですけど…】
私は、しばらく放心状態になった。
我にかえると…
更に何通かのメールが届いていた。
【電話とか、メールとかしないで!】
【大輔も、ウザいって言ってるんだから。私達の仲を邪魔しないでよ!】
こんなメールが送られていた。
私は…頭の中がさらに混乱してきた。
゛何で?゛
゛大輔くんに彼女?゛
゛私の事を好きって言うのは…嘘だったの?゛
そんな事を考えていると…
また…携帯が鳴った。
着信相手は…大輔くんだった。
しかし…私は…電話に出なかった。
何故なら…
大輔くんの彼女らしき人からのメールが気になったのと…
その事で、私は…やっと…自分の気持ちに気付いてしまったから…
携帯が鳴りやむと、今度はメールが届いた。
【あず、寝ちゃったの?少しでいいから、声 聞きたかったなぁー】
いつもと変わらない内容だった。
私…
大輔くんの事…好きになってたんだ…
彼女からのメールで、やっと…その事に気付いた。
でも…もう遅かったかな。
大輔くんのメールは、嬉しいけど…彼女がいると思うと、私の気持ちはどんどんと遠ざかるばかりだった。
そんな事があってから、数日後の事だった。
いつものように、大輔くんから携帯が鳴った。
私は…もちろん、電話に出なかった。
すると…すぐにメールが届いた。
【あず…最近、何でメールしても返事くれないの?電話も出ねーし!俺の事…避けてない?】
私は、この内容に腹が立った。
そして、私は…返事を送った。
【私にメールなんかしたら、彼女に怒られるよ!彼女ができたなら、早く言ってくれれば良かったのに…】
その後、すぐに私の携帯が鳴った。
【はっ?彼女?俺の彼女はあずだよ!】
大輔くんのメールは、信じる事が出来なかった。
こうして、私達は…少しづつすれ違っていった。
この時の私は、ショックを通り越し 大輔くんを避ける一方だった。
そんな、ある日…。
偶然にもまーくんに会った。
(まーくんは、以前 付き合っていたリョウの友達。)
「あ…ず…さちゃん?だよね?」
「まーくん??」
「久し振り…めっちゃ懐かしいー」
私とまーくんは、しばらくたわいもない話をすると…まーくんは、
「今度、ゆっくり飯でも食いに行こうよ!」
私も…
「うん。行こう!」
そう言うと…お互い携帯番号を交換して 家に帰った。
それから数日後…。
私とまーくんは、食事に出掛けた。
食事といっても、ファミレスだけど…私達には十分だった。
私とまーくんは、色々な話をした。
リョウの話とか…
ケンジの事…
歩の事…
祐介と出会って、死んでしまった事…
優菜が生まれた事…
まーくんは、黙って聞いてくれた。
そして…まーくんも…
彼女の事…
その彼女が妊娠して、結婚したけど…浮気と育児放棄で離婚した事…
まーくんが、子供を引き取った事…など話てくれた。
私達は…時間を忘れて、話をした。
私は…まーくんと再会した事で、気持ちが揺らいだ。
この日から、私達は毎日のようにメールや電話で、子供の話をしたりするようになった。
子供を大切に思うまーくんは、私にとってとても居心地が良かった。
そんな時だった。
大輔くんからの電話に出てしまったのだ。
「もしもし…」
「あず…やっと出た」
「…」
「何で、最近…連絡してこないの?俺の事…何で避けてるの?」
「はっ?何で避けてる?わからないの?彼女がいるくせに、私の事 好きとか…よく言えるね!私の事…バカにしてるの?最低!」
私は…言いたい事を言うと電話を切った。
その後、着信が鳴ったけど…出る事はなかった。
その後、すぐにメールが届いた。
【俺…本当にあずだけだよ!あず以外に女なんていない】
そんなメールに私は…
【じゃー何で彼女から電話がかかってくるの?もう、いい加減にして!】
そのメールの後、また着信が鳴ったが 出なかった。
そして…約束の日…
私は、歩と優菜を連れてまーくんの家に向かった。
まーくんの家に着くと…まーくんが子供を連れて出てきた。
「名前…聞いてなかったよね?何て言う名前?」
すると…まーくんが
「華恋(カレン)だよ!」
と…教えてくれた。
私は、華恋ちゃんに
「華恋ちゃん、優菜ちゃんと遊んでくれるかな?」
すると…ニコッと笑って…
「いいよ!」
と言ってくれた。
そして、私達は公園へと向かった。
公園に着くと…
しばらく5人で、ボールで遊んだり追いかけっこしたり…
そして…私とまーくんは、レジャーシートに腰をおろした。
子供達は、目の届く所で仲良く遊んでいた。
すると…まーくんは、
「華恋のあんな楽しそうな顔…久々に見たなぁー」
「それはないでしょー。」
「でも、休みの日に出掛けると家族連ればっか目につくんだよな!華恋もそうゆうの見ると、悲しい顔するんだよなー」
私も、同じだった。
そんな、まーくんに心が更に揺らいでいった。
日も暮れかけてきた頃…
「さて、帰ろう」
私がそう言うと…
華恋ちゃんが…
「まだ、遊びたい。」
悲しそうな表情で駄々をこねた。
「もう暗くなっちゃうから、今日は帰ろう!また、遊ぼう。」
渋々、頷くと車に乗り込んだ。
そして、私とまーくんは…この日を堺に更に仲が深まっていった。
私達は…お互い子供を連れて遊ぶ事が増えていった。
しかし、大輔くんからの連絡はなくなる事はなかった。
そんなある日…
いつものように、まーくんの家から帰って来た時だった。
見た事のある車が家の前に停まっていた。
そう…その車は…
大輔くんの車だった。
私は、車庫に車を停めると…大輔くんに会わないように玄関に向かった。
急いで子供達の家の中に入れた時…
「あず…」
大輔くんが車から降りてきたのだ。
私は…
「何しに来たの?迷惑だから、家になんか来ないで!それに…電話とかメールも辞めて!」
すると…大輔くんは…
「何でだよ!一方的にシカトしてるのはそっちだろう?」
そんな大輔くんに私は…
「はっ?どれだけ女好きなの?馬鹿にするのもいい加減にしてよ!」
私は家の中に入ろうとした時…
大輔くんは…
「俺が他に女いる訳ないだろ!何でそんな事 言うんだよ!」
「いるから、彼女が私に電話してきたんでしょ?そうゆうのも、迷惑だから!どうぞ、彼女と仲良くして下さい」
それだけ言うと、家の中に入った。
大輔くんの顔を見たら、気持ちが揺らぐのかと思っていたけど…
そんな事はまったくなかった。
私は、部屋の窓から大輔くんの車がなくなるを確認すると…
無意識に携帯を開いた。
そして…電話をかけた。
相手は…
まーくん。
「もしもし…」
「まーくん?」
「どうした?」
「まーくん…会いたい」
「どうしたんだよ?さっきまで会ってたじゃん??」
「二人だけで会いたい」
「わかったよ!じゃぁ~家においで!」
電話を切ると…私は、子供達を母親に頼んで、まーくんの家に向かった。
まーくんの家に着くと…
私の車に気付いたのか…まーくんが外に出てきてくれた。
「あずさちゃん…何かあったの?」
私は、無言のまま…まーくんに抱き付いた。
まーくんは、驚いていたけど…何も言わない私をそっと抱き締めてくれた。
私の目に涙が込み上げてきた。
しばらくすると…まーくんは…
「家に入ろう」
そう言うと…私の手を引いて、家の中へと連れてってくれた。
そして…まーくんは、私をソファーに座らせてくれた。
私は…
「突然、ごめんね…二人で会いたいなんて…華恋ちゃんは?」
「実家にいるよ。それより…何があったの?」
「…」
私は…大輔くんの話をしたくなくて、無言のままだった。
しかし、まーくんは…そんな私を責める事なく、また…優しく私を抱き締めてくれた。
すると…まーくんが優しい口調で話はじめた。
「俺…あずさちゃんが好きだよ。もちろん…歩くんも優菜ちゃんも好きだよ。」
それは…思いもしない告白だった。
更にまーくんは…話を続けた。
「あずさちゃん…俺と…先を考えて、付き合ってくれない?」
私は…その言葉に頷いていた。
すると…まーくんは
「えっ!?マジでいいの?」
今までにない笑顔を私に見せた。
そして…
また、私を抱き締めると…耳元で…
「みんなで、今度こそ…幸せになろう!」
私は…その言葉がたまらなく嬉しかった。
あまりの嬉しさに、私は…まーくんにキスをした。
まーくんは、一瞬 驚いたが…そんな私を強く抱き締めながら、今度はまーくんが私にキスをしてきた。
そして…
私とまーくんは、体を重ねた。
私とまーくんは、この日…何度もお互いを求め合った。
そして…
私とまーくんは、付き合い出した。
私達は、体も結ばれた事で更に仲が深まっていった。
そんな、ある日…。
まーくんは…
「あずさ…一緒に住まないか!」
私は…嬉しかったが…
「凄く嬉しいけど…今は、まだ…一緒には住めないよ!」
「何で?」
「…私…もう少し、貯金したいの!」
「それなら、一緒に住んでもできるじゃん!」
「そうだけど…もっと先でもいいでしょ?」
「…俺は…今すぐにでも一緒に住みたいんだよ!俺…あずさが…他の奴に取られたくないんだよ!」
そう言うと…私を押し倒した。
「ちょっと…辞めて…」
私の声が届いてないのか…行為を辞めなかった。
「まーくん…辞めて!私は…他の人の所になんて行かないから…」
すると…まーくんは…
「本当に?」
と…まるで子供のように私を見つめた。
「当たり前でしょ!一緒に幸せになるんでしょ!」
そう言うと…まーくんにキスをした。
それから…私達は、週末は必ず一緒に過ごすようになった。
歩と優菜も、まーくんに大分 心を開いていった。
そして…華恋ちゃんも、私にとても懐いてくれるようになった。
このまま…幸せになれると思った。
この時は…。
しかし、そう簡単には…幸せになれなかった。
付き合い出して、半年が過ぎた。
この頃から、私達はまーくんの家に泊まりに月に一度だけ行くようになった。
そんなある日…
思いもしない出来事が起きた。
いつものように、泊まりに行く用意をしている時だった。
私の携帯が鳴った。
「もしもし…まーくん」
「うん…」
「どうしたの?もう少ししたらそっちに行くね!」
「あずさ…ごめん…。今日は、会えない」
「えっ?な…んで?」
「…別れた嫁が…話あるって…」
私は…
「何で?」
「アイツ…再婚するから…華恋を引き取りたいって…」
「えっ?何それ…そんなのひどいよ!」
「俺は…華恋を手放す事しないから、心配すんなよ!」
「でも…」
「帰ったら、また連絡するから…待っててな!」
そう言うと電話を切った。
その途端、急に不安が込み上げてきた。
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