空に流れる歌はーある双子の場合ー

スタートおめでとうございますー！
マイペースを大事に、頑張って下さいね。
楽しみにしてます。(^-^)

• << 3 みずさん さっそくの書き込みありがとうございます。(o´∀`o)頑張りまーす

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｢ええと、俺は田中洋介。この｢広金町」で生まれの15才。と、ﾌﾟﾛﾌｨｰﾙは書いといて、と･･」俺は明るいﾉｰﾄの液晶画面から目を離す。｢なんか書けっていってもなんもねえなあ」いつまでも埋まらない画面にうんざりして髪をかきむしった。いちにいー俺のﾊﾞｶｱﾆｷーの招待でなきゃ、こんなｴ､ｴｽｴﾇ?日記ｻｲﾄなゎてやめるとこだっての。俺は兄貴のいる隣の部屋の壁に舌を出して壁を蹴るふりをかましてみる。あけっぱの窓からは隣の銭湯｢天国」の煙突に落書きされたﾓﾝﾛｰの大根みたいな足首が見える。平凡で退屈な田舎町、と俺はその時まで思ってた。

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>> 1 スタートおめでとうございますー！ マイペースを大事に、頑張って下さいね。 楽しみにしてます。(^-^) みずさん
さっそくの書き込みありがとうございます。(o´∀`o)頑張りまーす

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季節はくそ暑い夏に入ってた。受験生の俺は追われるようにじりじりしながら、学校へ行ってはダチとDSばっかやってた。蝉だけがうるさくて、町も学校もふやけてゆだりそうだった。俺の兄貴は一卵双子の割に不思議なほど小学校の頃から同じクラスにならないまま、兄貴はださいいじめにあった挙げ句半ヒッキーになって学校にもあんまり出てこなくなっちまった俺は俺なりに忙しいし知らねえよ、背中を丸めて歩くひょろ長い兄貴を思い出しては吐き捨てていた。双子の共感なんてとっくに捨てていたつもりだった。腐れ縁の由香里が余計な事を言い出すまでは。

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一部に誤字がありました。申し訳ありません誤
「こんなエ、エスエヌ?日記サイトなゎてやめるとこだっての。」正
「こんなエ、エスエヌ?日記サイトなんてやめるとこだっての。」

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腐れ縁、といっても別に俺達と由香里は幼馴染みという特別近い間でもない。単に保育園が一緒で、母親同士の仲がよかっただけってだけでさ。お人好しの由香里のおふくろさんはクリスチャンでもないのに、ほぼ毎日、由香里を連れておふくろの奏でるやばいくらい音程のずれたオルガンを喜んで聞いてたっけ。ここまで読んで、教会ってなんだ？と思った奴もいるかもしれない。俺達のうちは教会で、俺も兄貴も洗礼もうけてんだ。駅の通りから歩いて20分、爺ちゃんの時代から、バブルの時期にも動かなかった、まああんまり綺麗じゃない教会さ。

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いつでも誰にでも門戸は開いているらしいから、風呂あがりにでも縁側で五目ならベをしにきてくれよな。
と、まあそれはおいといて、由香里もそんなわけで親連れでなんだかんだときていたけども、小学校あたりからあんまりこなくなった。ま、だいぶ前の話ってやつだな。そんな昔を思い出しながら俺は新着の由香里からきたメールとにらめっこをしちまった。中学生になってから、距離もつるむメンバーもお互いかわって、いたなあ、そんなやつ程度になっていたしさ。俺はこみあげてきたむずかゆい気持ちを口の中でかみ殺しながら廊下側

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の席にいる由香里の背中をうかがった。ゆっくり日焼けした半袖の腕が動いてる。こっちを全然振り返らないことを確認してから、俺は改めて携帯に目を落とした。ダチの間じゃみたことのない数の顔文字と絵文字、小文字でできたメールに少し焦る。『ひさしぶり音痴君。突然だけどおにいさん元気？』同じクラスでひさしぶりもないけどな、音痴はよけいだバカ。と俺は何分も考えてつっけんどんなメールを書いた。大体俺のアドレスをどこで手にいれたんだよとつけたして送信。黒板を走るチョークの音と暑さが急に体に染み込んでくる気がした。

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ｲﾝﾌｫ
書き直しのために自ﾚｽ削除を行う場合があります。
なるべく行わないようにするつもりですが、消去された文と比べると違う部分がある等、お感じになる場合があるかもしれません

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