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コロナ禍とトーシツとワイん家

No.34　20/12/12 21:47
ワイ ( ♂ ls0nye ) あ+あ-

いよいよ３つ目の山。
明日明後日と初外泊である。
万全を期す為、
あれやこれやとやっているところ、
義母さんから電話が来た。

「いま〇〇(妻)ちゃんと話してみたんだけど…」

「どうも焦りの色が強いように感じられる」と。

言われてみれば･･･

２回目の外出どき、

「帰りたい」ではなく、

「幻聴が聞こえるかどうか試したい」と言っていた。

焦っているといわれれば、
確かに焦っているように思える。

･･･もし、幻聴が聞こえてしまったら？
これまで２ヶ月強とかけてきた苦労が水泡に帰すこととなる。

保護(隔離)室、
拘束ベルト、
おむつ･･･

陰鬱な感情が頭をもたげる。
言葉を返せないでいると義母さんが「どうだろう」と前置きをして、
ありがたい提案を口にしてくれた。

焦ることは無い。
うち(実家)で預かろうか？
義姉も一泊二日の応援に駆けつけてくれるという。

正直ためらいはあったけど、
今回は御厚意に甘えさせていただくことにした。
その瞬間、肩の荷が少し下りたような解放感があった。

俺もどこか焦っていたのかも。