離婚財産分与のポイント~不動産、住宅ローン、車のローン編~
ローン残高をどうするのか
住宅でも車でもローンが完済されていれば問題ありませんが、もしも支払いが残っていたらそれを含めて考えていかないといけなくなります。 基本的に車のローンも住宅ローンも考え方は同じになります。
ローンの残高よりも住宅の価値の方が高い場合
この場合は、その差額分を分配します。
売却する場合
売却した差額分を2分割します。
片方が住み続ける場合
片方が住む場合は、住宅の価値の価格を相手に支払います。
(時価-ローン残高)×50%=相手に支払う金額
ローン残高が住宅の価値よりも低い場合
通常は、ローン残高が残った場合は、ローン残高を分割します。
売却する場合
(ローン残高-売却価格)×50%=各々、支払う金額
片方が住み続ける場合
ローンの支払いは、話し合って決定します。 この場合は、
- 住み続ける方が残額のローンを支払う
- 自分は住まないけど、養育費を含めてローンを支払う
- 住み続ける方の収入が不安定なので自分も支払う
など他にも色んな方法があります。 大切なのは、お互いに納得する迄、話し合うことです。 話し合いが並行線になった場合は、弁護士など第三者の尽力を借ります。
ローンの連帯保証人を外す
離婚するときには、ローンの連帯保証人を外して置く必要があります。 そのままにしておくと、相手が支払えなくなったときに自分が支払う義務が発生します。 しかし銀行は、簡単には連帯保証人の解除を認めません。 連帯保証人が必要な場合は、ローンを組む当時者だけでは返済がままならないと銀行が判断した場合に連帯保証人の提示を要求されます。 この連帯保証人を離婚したからと言って、簡単に銀行が解除してくれるわけがありません。 解除してくれる要因があるとすれば、契約者本人の収入が契約時よりもアップしており支払い能力が長期に渡って見込めると判断された場合です。 裏ワザ的な方法としては、住宅ローンの乗り換えや金利を上乗せする方法があります。
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