離婚裁判はまだ終わらない・・控訴の話
離婚裁判で控訴する
判決が不服であり、控訴をするという夫婦はほとんどいない。控訴をしても確実な証拠や状況を覆す証拠がなければ控訴が棄却されることがある。
また、単に判決が気に入らなくて控訴をすることはほとんどない。
裁判の期間は、長くて3年かかる。平均でも1年から2年間かかる。裁判が長期間になると費用がかかる。そのため、長期間の裁判をするのは好まれない。
控訴するまでの流れ
訴えの提起をおこない、裁判所に離婚請求の起訴状を提出する。
その後、第1回口頭弁論期日を定め、相手へ訴状を送る。
原告の訴状に対して、被告が答弁書を提出し、双方が準備書面により言い分を主張、離婚原因の争点の整理・検証。その後、証拠書類の提出や本人尋問・証人尋問をおこない立証する。
訴訟の審理は1カ月に1回おこなわれる。審理を尽くし判決となる。
判決に不服があるならば、2週間以内に高等裁判所へ控訴する。
一審の家庭裁判所で敗れたならば、二審の高等裁判所に控訴して争う。さらに争うなら上告して最高裁判所で争うこともある。
これが控訴するまでの流れである。普通の最低1年近くかかり、さらに控訴するならば、さらに1年かかる。上告するならさらに1年かかる。
しかも、新たな証拠がなければ一審の内容を、別の裁判官のもとでおこなうだけであり、一審の内容が覆ることは、新証拠が出ない限り難しい。
費用
費用は裁判所に印紙代13000円、さらに複数の案件を取り扱うならば900円がプラスされる。また切手代も別途必要となる。
これは、敗訴者が負担するのが原則である。弁護士を雇うとなるとさらに費用がかかる。
控訴する理由
親権問題がこじれると、金銭問題でこじれるよりの長期化する。
感情的な問題が先行してしまうため、事務的に進む金銭問題の離婚裁判よりも長くなりがちである。
嫌がらせで控訴というのもあります。
トピック
中には裁判が趣味のような方もいるようで…。
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