熟年離婚する前に年金分割の取り分を把握しましょう

年金分割って?何?!

特筆すべき点は、妻に不貞行為があっても家庭裁判所の判定には影響しない点です。 よほどの事情がない限りは、妻が夫の年金を半分受け取れる可能性が高い。 男性の方は、非常に理不尽さを感じる方もいると思いますが、年金分割は社会保障である為、個人的な事情は考慮されないのです。

夫が自営業の場合と厚生年金に加算して受け取る制度の厚生年金基金は対象になりません。 共働きの場合は、お互いの収入を合わせて2で割る計算になるので、妻の収入が多い場合は支給される年金が減少する場合もあります。 第3号分割は、男性が専業主夫だった場合も適用されます。

調べておく必要性

自分が離婚した場合、年金分割でどれくらいの年金が貰えるのか知りたい場合は、日本年金機構の年金事務所に問い合わせをすれば計算して貰えます。 これは、妻の立場で問い合わせをしても教えて貰えます。

離婚前であれば夫に知られずに年金分割の手続きをすることができます。 ただ、50歳未満の場合は、婚姻期間の標準報酬総額のみの情報しか教えて貰えません。 年金事務所での試算は、対応不可となっています。

それでも知りたい場合は、社会保険労務士などプロに試算を依頼することになります。 依頼した場合は、有料なので相場的には数万かかるとみて良いでしょう。 大まかな目安であれば、夫の誕生月に郵送されてくる「年金定期便」で試算可能です。

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