臨月に入っての恥骨痛、原因と解消法

目次

恥骨痛とは

恥骨とは骨盤に接している、膣口あたりの骨の事です。おへそからまっすぐお腹を押さえながら下がると、股のあたりに硬い骨があるのが分かるかと思います。そこが「恥骨」。恥骨は骨盤の中心部分にあたります。

女性の骨盤はハートマークのような形になっていて、その一番下の部分「V」字になっている部分が恥骨という場所です。赤ちゃんが出てくる部分は「恥骨結合」という軟骨となっていて、臨月の妊婦さんはそこが痛みます。

恥骨痛はなぜ起きるの

恥骨痛が起きる原因は「リラキシン」というホルモンの分泌です。出産に際して、産道を広げやすくするために、恥結合部分の軟骨や靭帯が緩むことで痛みが生じるのです。これは赤ちゃんがスムーズに産道を通る為に必要な事なのです。

この痛みとは出産前はもちろん、出産後もしばらく付き合う必要があります。

恥骨痛を予防するために

恥骨痛は予防する事ができます。痛みを我慢するよりも、なるべく「痛まない生活」をするようにしましょう。

  • 足を広げないように気をつけて歩く
  • トコちゃんベルト」などといった骨盤をサポートする骨盤ベルトをつけましょう
  • 前かがみになるなど、あまり恥骨に負担がかかる行動は控える
  • ストレッチをする

特に足を大きく動かす行為が「恥骨結合靭帯」に負担をかけてしまい、痛みに繋がってしまうので日常生活では歩幅を狭くする事がコツのようです。そしてトコちゃんベルトをはじめとした骨盤ベルトを巻くことが有効です。

出産後にトコちゃんベルトを巻くと、足がスルッと細くなりやすいそうですよ。

恥骨痛の原因は

実は赤ちゃんの頭が恥骨に当たることによって痛みが走る…ということも。大きくなった赤ちゃんの頭が、ググッとはまりこんでしまう事によって、強烈な痛みが生じます。この場合は赤ちゃんの姿勢が変わるまでその痛みに耐える事となりますが、少し足を広げてみたり、横になってみたりする事で、少し緩和する事がありますので試してみてくださいね。

恥骨痛は治ります

きしむような痛み、ズキンと鋭く差し込むような痛み。恥骨痛はかなりの痛みですから、続くとイライラしてしまったり憂鬱になったりしますよね。しかし恥骨痛は妊娠にはつきものの痛み。「出産すれば徐々によくなる」と信じて、上手に付き合っていきましょうね。

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