なかなか相談できない双子の育児でよくある悩みとその解決方法

双子ちゃん

一言で双子といっても「一卵性双生児」と「二卵性双生児」の二種類に別れます。

一卵性双生児は一つの卵子から産まれる子供のこと。ひとつの卵子からつくられるので、ほとんどが性別が同じであり、顔も良く似ています。

二卵性双生児は何らかの原因で母親の胎内に二つの卵子があり、そのそれぞれが同時に受精してできた子供のこと。性別が違う事も多く、顔も一卵性双生児のようにそっくりではないという場合があります。

双子の育児

珍しい双子ですが、一体育児はどのように行っているのでしょう。そして、双子ママはどのような悩みを抱え、どう乗り越えていくのでしょう。「妊娠」「出差」「育児」「お金」から順に見ていきます。

双子の妊娠

人間の妊娠出産は、1回につき一人のケースが通常で、身体もそのようにできています。しかし、今回のように双子の出産となると、予期していない状態に、母体の負担も相当なもの。更に子宮の中は一人用なのに、二人入っていることになるので、お腹の赤ちゃんにも負担がかかる事が多いのです。

早産の危険もあるのでだいたい管理入院を勧められる事が多くなります。双子を育てるという事は、妊娠中から試練が始まっていると言ってもいい程、大変なのです。

双子の出産

双子は経膣分娩もできる事はできますが、リスクが高いようです。途中で緊急に帝王切開に切り替わる事も多々あるらしく、はじめから帝王切開での出産を希望する方が多いようです。帝王切開は手術扱いとなる為、その分経膣分娩よりリスクが高くなります。

低体重で産まれてくる赤ちゃんが多いという事も特筆すべき点です。お腹の中で母体からの栄養が、片方の子供に偏ってしまう事はよくある話しです。

双子の育児

出産後の育児はただでさえ大変なもの。出産という大仕事を終えた後にすぐに始まる授乳と寝不足の生活。一人でも辛いのにそれが二人となるともうママはてんてこ舞いです。

授乳も二人いっぺんに泣かれたり、交互に泣いたり。やっと寝たと思ったら、一人が起きて寝ている方にイタズラをするだとか。とにかく毎日フラストレーションが溜まり、息をつく間もなく過ぎて行く双子の育児。双子の育児は乳幼児期が一番のふんばり所です。

周りの人の手を借りる事がカギです!

双子のお金

同時に産まれた訳ですから、誕生日も同じ、お宮参りもお食い初めも七五三もも同じ。そして、入園も同じなら卒業も同じ。それが双子です。

となるとその育児にかかる金額は相当な物。オムツやミルクも二人分。食器もチルドフードも二人分必要となります。服に関してもまず上の子のお下がりなどはありません。二人とも同時に産まれているので、新品をそろえる必要があります。そして文房具や教科書・ノート・制服など、一度にお金がかかるようになります。

お下がりやお古などを活用し、子供が小さい頃からチョコチョコ貯金をする事が、将来生きてきます。

おわりに

手間もお金もかかるけど、同じ年齢の子が二人というのは子供達にとってはとても心強いもの。同じ学年に兄弟がいると思うだけで、入学や卒業も寂しくありませんし、勉強も教え合えます。まるで「クラスメイトが家族」というような不思議な感覚の双子。将来よき相談相手としてお互いを支え合っていくでしょう。

ママの努力や苦労は必ず子供達の力になっています。

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