産後によくある夫婦の悩み「セックスレス」

産後からセックスレスに

産後クライシスという言葉は2012年にできたものですが、この産後クライシスという現象は以前からあるもので、女性の妊娠期から出産後は夫婦の関係に危機が訪れやすい時期なのです。

以前は、育児ノイローゼや産後ブルーという女性に視点を当てた言葉がありましたが、夫婦関係や社会関係に焦点をあてたものが、産後クライシスです。

原因

産後からセックスレスになるのは、女性のホルモンバランスの変化、ライフスタイルの変化、体調不良、子育てのストレスといったものが原因となります。

ホルモンバランス

プロラクチンというホルモンが、子供が産道を通過する瞬間に、女性の体内に大量に分泌されます。この結果、女性自身は自分の変化に全く自覚がないのですが、出産前とは異なった考え方をする脳になってしまいます。

たとえば、プロクラチンが分泌されることで「敵対的感情」を煽る効果があることが知られています。まるでスイッチが入ったように赤ちゃんへの愛情を感じる代わりに、他の人間に対して敵対的な感情を抱くようになります。

ただ、これに対して前述のとおり女性は無自覚ですから、周囲の人間が急に好ましくない人間になったと思い込みます。つまりパートナーである男性の性格が急変したわけではなく、女性の性格が急変したことにより、愛情を感じることができなくなります。

また、このホルモンのせいで、女性の性欲は極端に小さくなくなってしまいますが、それに対して女性は無自覚です。

ライフフスタイル

子供ができますと、子供を中心の生活となってしまいます。その間、夫やその他家族からのサポートがありませんと、体調不良や子育てにおける強いストレスを感じるようになります。

女性がストレスを継続的に受けると、性欲が減退していきますので、その結果、セックスレスとなる可能性があります。

また、パートナーである男性が育児に参加してくれるのが、当たり前であるという認識がありますので、全く子育てに関心がないパートナーに対しては激しい怒りを、出産前よりも感じるようになります。

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