【性嫌悪障害の知識】セックスという行為に対する嫌悪感が原因によるセックスレス

性嫌悪障害

性嫌悪障害は、単純にセックスが嫌いであるというものではなく、以下のものが性嫌悪障害にあたります。

  • 性的伴侶との性器による性的接触のすべて(またはほとんどすべて)を、持続的または反復的に極端に嫌悪し回避すること。
  • その障害によって著しい苦痛が生じ、または対人関係が困難になっている。
  • 性機能の不全は(他の性機能不全を除く)他の第1軸障害では説明されない

これは、アメリカ精神医学会が監修した『DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引』によって定義づけられたものです。

性機能は問題なくても、パートナーとのセックスに嫌悪感があり、セックスをすることができず、パートナーとの関係に問題が生じているという状態が、性嫌悪障害の定義となります。

男性女性双方で発症する可能性がある、性機能障害です。

男女での異なり

男性女性とでは原因が、少々異なってきます。

女性の場合は、親が性的なものを悪しきとする養育態度を取ったり、性的ないたずらやセクハラなど、何らかの心のダメージがあるために、性交渉が出来ない人が多いとされています。

一方で男性の場合は、パートナーに対してのみこの激しい性的嫌悪感を示すことが多く、パートナー以外の女性やマスターベーションは問題なくすることができます。

男性の場合

男性が性嫌悪障害は、パートナーが憎くて嫌悪するのではなく、パートナーを自身の母親、妹もしくは姉、といような家族と関係として見てしまうことにより、勃起不全となるようです。

また、パートナーをマスコット的なものとして見たり、親友として見たりするということもあります。

つまり、パートナーは性の対象とはならくなってしまうので、セックスレスになっても辛いとは感じず、セックスをすることの方が辛くなってしまうのです。

しかも、カウンセリングのような治療を受けても、現在のところ10%から30%の治癒率しかなく、治すのが難しいと言われています。そのため、離婚をすることが少なくありません。

解決方法として、パートナーの女性、つまり妻を性欲の対象として見ることが必要になってきます。たとえば、マスターベーションに妻のイメージを使うという方法しかありません。

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