子供の指しゃぶりの知識。様々な原因と具体的防止方法のまとめ

子供にとって指しゃぶりとは?

子供にとって指しゃぶりとは、まさに精神安定剤。不安な時や眠い時、指を吸う事で安心感や安らぎを感じる事ができるそう。

眠たい時や退屈している時。悲しい時や寂しい時。無意識に指をしゃぶるのは「お母さんのあたたかさ」を求めているともいわれています。

そう考えると、子供の指しゃぶりは、「ぬくもりが欲しい」、「安心したい」という気持ちの現れかもしれませんね。

指しゃぶりをする事の弊害

ただ、指しゃぶりをすると、歯並びが悪くなったり、滑舌が悪くなったり、また、噛み合わせがずれたり唇が分厚くめくれたようになったりと、多大な弊害がある事が明らかになっています。

指しゃぶりは何歳までOK?

指しゃぶりはお母さんのお腹にいる時から始まっているといいます。エコー写真に指しゃぶりをする赤ちゃんが映り込むこともしばしば。

産まれたばかりの赤ちゃんは、唇に触れたものを何でも吸ってしまうという吸啜反射があります。それはだいたい1歳すぎで消失すると言われています。ですので、1歳までの指しゃぶりは反射の延長ととらえて大丈夫なようです。

2歳からの指しゃぶりは、だいたい精神安定の意味を持ちあわせるようで、外の世界を自覚する3歳くらいになると自然に消えて行くと言われています。

ですから3歳までの指しゃぶりは、あたたかく見守ってあげてもいいというのが、現代医学の定義となっているようです。

指しゃぶりは、どうやってやめさせたらいいの?

それでは、指しゃぶりをどうやってやめさせたらいいのでしょうか。

いきなり「ダメ!」と腕を引っ張るような方法をとってしまうと、余計に指しゃぶりに執着ができてしまって良くありません。

子供にとっての指しゃぶりは、寂しさや不安・退屈の現れ。眠たそうな時は指の代わりに手をにぎってトントンしてあげたり、暇そうに指をしゃぶっていたら遊んであげる、不安や寂しさを感じているようなら抱きしめてあげるなど、子供が指をしゃぶる時の気持ちに寄り添ってあげると、ゆっくりとやめていける事もあるようです。

さいごに

それでもダメ……という方は、歯医者さんに相談される事をオススメします。

子供の指しゃぶりは小児歯科の先生に相談する事ができるので、ついでに虫歯などを見てもらいつつアドバイスをもらいましょう。

3歳すぎの指しゃぶりは、身体に悪影響が現れるので、やめられるように工夫をこらす必要があるようです。

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