妄想性障害の症状と治療法

妄想以外に症状が露見されない

妄想性障害とは、1ヵ月以上に渡り、特定の妄想が症状として、出現する心の病気であり、妄想以外の症状は、ほとんど、出現しません。

妄想性障害に見られる妄想は、代表的に、被愛型、嫉妬型、誇大型、被害型、身体型の5種類が挙げられます。

被愛型は、自分はある人物に愛されている、という思い込みであり、どちらかといえば、女性の多く見られる症状であり、嫉妬型は、パートナーの浮気を疑い、断定してしまう症状が顕著に目立ちます。

誇大型は、自分を過剰評価する妄想で、語られることの規模は、世界トップクラスというスケールの大きさであるのが特徴ですし、被害型は、誰かに酷い嫌がらせを受けている、命を狙われている、などの被害妄想が見られます。

身体型は、自分の身体が、正常であるのに、異常がある、病気に感染している、醜い、など、自分の身体に極端に意識が向いてしまいます。

妄想性障害は、こういった症状も含め、多種多様な側面も持ち合わせているのです。

妄想性障害には、薬物療法も効果を見せない

妄想性障害の治療は、極めて、難解である、と考察されていますが、その理由として、本人に自分が病気である、という意識が存在しないため、受診をしないことが挙げられます。

そして、妄想性障害は、投薬に使用する薬物の反応性が悪いことが特徴です。

抗精神病薬で多少の妄想を抑制しつつ、家族の協力を得て、環境調整を行っていくことが現実的な治療法のひとつです。

カウンセリングも、本人が妄想を妄想である、と認識していないため、効果がありません。

妄想性障害は、生涯有病率が0・2%という有病率が非常に低い病気でもあるのです。

妄想性障害は、治療が難解であり、有病率が非常に低い病気です。

被害妄想に関する悩みや考えは人それぞれのようです。

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