視線恐怖症の症状と治療法

視線恐怖症は、進行すると、人を回避してしまう

ある特定の状況や対象に対して、異常な恐怖を感じてしまい、生活に支障を生じさせてしまう状態を、恐怖症と呼称しますが、今回は、そのカテゴリーに含まれる視線恐怖症について、説明します。

他者からの視線に恐怖を感じてしまい、それに伴う大きな苦しみと、生活への支障が生じてしまう状態を視線恐怖症と呼称します。

視線恐怖症は、視線自体に恐怖を感じているのではなく、他者からの評価に対する恐れが根底に存在し、この思考が極端になってしまうと、次第に、周りの目に恐怖を感じてしまうようになってしまうのです。

他者からの評価に対する恐れが強くなると、視線そのものに、嫌悪感を抱き、次第に、人を回避するように生活を送ってしまうようになってしまいます。

こうなってしまうと、本人が苦しい思いをしていて、心の状態や生活に支障が出ている場合は、治療の必要性が生じてきます。

視線恐怖症の原因として、挙げられるのは、過去のトラウマや心配症や、完璧主義、神経質などの性格傾向です。

歪んだ認知を修正していき、慣れていく治療が行われる

妄想的に歪んでしまった認知を修正する認知行動療法が行われますが、カウンセリングにより、視線恐怖症を克服していく治療法が行われていきます。

そして、実際に、視線に少しずつ、慣れていくという暴露療法も効果的です。

恐怖を感じる対象に敢えて、挑戦するのですが、耐えられる感情のラインがどのくらいまで、引き下げることが出来るのか、を見極めることがポイントとなります。

理想の治療法は、認知行動療法、暴露療法と並行しながら、補助的に、抗不安薬、抗うつ薬を使用した薬物療法を行うことです。

視線恐怖症とは、視線ではなく、他者からの評価に恐怖感を抱く病気です。

視線恐怖症に関する考えや悩みは様々の様です。

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