NSTで帝王切開を選択しなければならないかを調べる

ノンストレステスト(NST)について

ストレスが無い状況とは陣痛が来ていない状況を指します。ノンストレステストが行われる時期は妊娠後期です。なぜストレスが無い状況で行われるのかというと、陣痛に耐えられるか耐えられないかを判断するからです。

もしストレスが無い状況にもかかわらず胎児に異常が発見されれば、陣痛に耐えられないと判断され帝王切開になる場合が多いです。このノンストレステストには傷みは伴いません。

分娩監査装置

ノンストレステストが行われる分娩監査装置と、お産の時に使われる分娩監査装置は同じものを使用します。検査は全く同じでも陣痛というストレスがあるため、お産の時はノンストレステストと呼ばずにモニターと呼ばれます。お産で入院するときはこの分娩監査装置は必ずと言っていいほど装着されます。また、リスクが高い場合にはつけっぱなしにすることもあります。

検査の方法

セミファーラー位と呼ばれる仰向けに寝て上半身を15度から30度起こした姿勢、また横向きの姿勢でお腹に二種類の電極をつけて40分様子を観察します。

2種類の電極は、1つはお腹が張ったかを見るためのもので、もう1つは赤ちゃんの心音を取るものになります。もしお腹に双子がいる場合、電極は合計3つになります。何故40分必要かというと、赤ちゃんは20分から30分の周期で寝たり起きたりを繰り返しているからです。

赤ちゃんの心音

赤ちゃんの心音は、寝ているときと置きているときの心音を確認します。もし赤ちゃんが寝ている時間が長いときは妊婦さんのお腹を擦ったりして刺激を与え、赤ちゃんを起こして検査を続けることもあります。また、もし異常があるときは長めの検査をすることもあります。

小さい赤ちゃんでもノンストレステストでは異常無しと言われることもあるようです。

判断方法

下の線にはおなかのはり、上の線には赤ちゃんの心音が記録されます。心音が細かい波線が多いと元気な証拠です。基準心拍数は1分間の間に110回から160回ほどが正常と言われています。

一般的には早い時期にテストをすると基準心拍数は高めに記録され、出産予定日に近づくにつれて120前後になってきます。赤ちゃんが動いた場合、お腹が張った場合に赤ちゃんの心音は早くなります。例えば基準心拍数よりも15回ほど心拍数が多くなり、その心拍数の状態が15秒以上続きます。

赤ちゃんの心拍が弱いとやはり母親としては心配になってしまいますよね。

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ノンストレステストの頻度は病院や医師によって様々なようです。また、テストをしないまま出産した方もいるようです。

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