B群溶連菌感染症に新生児が感染!早発型と遅発型の違い

女性なら誰でも持っていてもおかしくないB群溶連菌。妊娠している女性の10~20%の人がB群溶連菌を持っています。そして、B群溶連菌を持っている妊婦さんからは、約50%の確率で新生児にB群溶連菌が発見されています。そのうちの約1%が重症化しているというデータがあります。

新生児B群溶連菌感染症

B群溶連菌を持っている女性から生まれた新生児には約50%の確率でB群溶連菌が確認されています。重症化するのは、ごく稀です。 発症しても特に目立った症状はなく、元気がなく怠そう、呼吸が乱れている、ミルクをあまり飲まないなど特徴的な症状はありません。 ただし注意をしなくてはいけない点は、突然、肺炎、髄膜炎、敗血症が発症して死亡したり、助かっても後遺症が残るリスクがあります。

早発型と遅発型

新生児のB群溶連菌感染症には発症の時期によって、早発型と遅発型に分類されています。早発型は、生まれてから一週間以内に発病する場合で特に生まれて24時間以内が一番、危険とされています。死亡率も25~50%と高いので注意が必要です。遅発型は、産まれてから一週間以降に発病する場合で遅発型の場合は、死亡することはあまりありませんが、自宅に戻ってからの発病になるので母親や家族が注意して観察する必要があります。少しでも元気がないようなら、かかりつけ医に相談することをおススメします。

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