妊娠8週、双子を妊娠している場合の知識と注意点

多胎児妊娠

多胎児とは双子以上の子供が一度の出産で生まれることを言います。多胎児には大別して一卵性と他排卵性に分けられます。ごく稀に一卵性多胎児が生まれる場合があります。一卵性の場合は性別は同じ、他排卵性では異なる受精卵が着床した場合に起こるので性別が異なる場合もあります。妊娠8週位に多胎児妊娠の有無の検査が行なえます。最近は不妊治療などにより多胎児妊娠の割合が高くなっています。

目次

多胎児の割合

日本では双子の出産は1000人に6人の割合です。他国と比較しても日本ではまだ多胎児の出産の割合は高くはありません。

多胎児妊娠のリスク

多胎児出産は母体にかかる負担も大きいので様々なリスクを事前に知っておく必要があります。

妊娠高血圧症候群

妊娠20週以降から出産後12週まで高血圧、タンパク尿などが発症することを言いますが、多胎児妊娠の場合、通常の3倍以上も発症率が高くなると言われています。重症になると母体のけいれん、高血圧脳症、早産、胎児死亡などの危険が出て来ます。食生活や日常生活の改善、薬物治療などで予防や治療を行います。重度のになると妊娠自体の継続が難しくなる場合があります。

早産、帝王切開の可能性が高くなる

多胎児妊娠の場合は子宮が通常よりもかなり大きくなり腹部も張りやすくなり早産や流産のリスクも高まります。多胎児妊娠の場合は、妊娠期間が短くなる場合が多く帝王切開を行うリスクも高くなります。

他臓器と子宮への負担

胎児が複数いる為に他臓器への圧迫も大きくなります。出産後に多量出血を起こすこともあり子宮が多胎児を抱えることで伸びきってしまい輸血が必要になることもあります。

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