妊娠中に旅先で温泉に入っても大丈夫?

妊娠中の温泉の正しい入り方

旅先の温泉で「妊娠中の入浴制限」という項目を目にしたことがありますか。しかし、その理由には医学的根拠はありません。それでは、何故、妊娠中の温泉は制限があるのでしょうか。又、安全に温泉に入るにはどうしたらよいのでしょう。

妊娠中の温泉浴

妊娠していても温泉に入ることは問題ありません。 ただ、温泉法18条の禁忌症に妊娠が該当するとみなされていることで記載されています。 しかし、温泉と健康の関係を研究している「日本温泉気候物理医学会」でも温泉は妊婦と胎児に悪影響を与える症例や裏付けはないとされています。

施設側のリスク

しかし、妊娠初期は流産の可能性が高く、妊娠後期は腹部の大きさで足元が見えにくく転倒しやすい点、破水のリスクなどがある為に施設側としてはトラブルを回避する必要があるために妊娠中の入浴制限の記載をしています。施設内で妊婦に何か起きてしまった場合には、施設側も責任を追及されることになります。

温泉を安全に利用するには

妊娠中に温泉を利用するのであれば、まずは清潔な施設を選ぶことです。 温泉だけでなく脱衣場などが不潔であれば感染する可能性もあります。口コミなどを参考にして事前にホテルや旅館などの衛生面を確認しておくことも大切です。

そして、刺激の少ない単純温泉がおススメです。弱アルカリ性単純泉は角質を除去して美肌を作る効果もあります。長湯は身体に負担がくるのであくまでも1度の入浴は10分以下を目安として低温(30度以下)や高温(42度以上)の温泉は血圧が上昇するので控えましょう。

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