妊娠7週と気づかずにレントゲンを撮ってしまった・・大丈夫??

レントゲン検査の影響

医師サイドからは、どんなに微量の放射線でも妊娠中は避けるに越したことはないと言うでしょう。 ちょっと難しい話になるのですが、放射線量にはしきい値というものがあります。一応、このしきい値は、100mgyがボーダーラインになっています。それ以上、超えると胎児にかなりの影響がでる可能性があると言われています。 レントゲン検査の場合は、通常は胸部の検診になると思いますが、この場合のしきい値は、1mgy程度です。 数値的には、影響がないと判断されている数値になります。 妊娠初期に受精卵の死滅、胎児奇形を引き起こすしきい値は100mgya以上です。 これは、国際放射線防護委員会で取り決められている正式な数値になります。

一応、このしきい値の数値の目安は以下のようになっています。

  • 流産 50~100
  • 奇形発生 100
  • 精神発達遅延 120~200

母親が病気の為に放射線治療が必要な場合、どうしても必要と判断された場合に胎児被爆量を配慮して撮影を行ないます。 場合によっては、行わないこともあります。

通常は、レントゲン検査で胎児に異常が起こり中絶をしなくてはいけないような事態は非常に稀だと言えるでしょう。 レントゲン写真を数枚、撮影した程度であればまず大丈夫です。

放射線量以外のリスク

白血病や小児がんなどは、放射線量に関係なく0.3%程度、発症しています。 又、42歳以上の高齢出産の場合は、通常よりも1~2%程度高い割合で染色体異常の子供が生まれる可能性あります。

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