妊娠6週、妊娠中に先天性異常を調べることができる出生前診断について

生前診断を受ける妊婦さんは少なくありません。しかし、メリットと同時にデメリットもあるのも事実です。高齢出差などの理由で出生前診断する場合はパートナーや医師、カウンセラーなどによく相談することがおすすめです。

出生前診断とは

出生前診断とは、妊娠9週から22週頃に行われる検査のことです。妊娠中に胎児の奇形や病気、染色体異常を調べることができます。出生前診断には大きく分けて超音波検査、羊水検査、母体血清マーカー検査、絨毛検査、新型出生前診断があります。新型出生前診断は2013年に日本で認可されたもので、出生前診断と区別される場合もあります。

羊水検査

羊水検査は、おへその下に注射を指して羊水を採取する検査です。しかし、羊水検査の後に流産をしてしまう可能性が約0.3%あります。また、羊水を採取しても羊水の中の胎児の細胞が増えないことで染色体の検査ができず、診断ができない可能性もあります。注射の痛みはほとんど無いですが、羊水検査の後に出血や下腹部痛が起きることもあります。

出生前診断の費用

出生前診断の費用は、超音波検査で4万から5万円ほどかかります。絨毛検査の場合は15万円、羊水検査は12万から15万円です。母体血清マーカー検査は1万から2万円なので他の出生前診断の中では低い価格になっています。新型出生前診断の費用は20万円になります。

出生前診断後に出産をしても、高齢出差の場合は出生後も様々な不安を感じる方も多いようです。

出生前診断のメリットとデメリット

出生前診断のメリットは、先天性異常を早期発見することで、治療をすることが可能な場合もあるというメリットがあります。また、障害を持って生まれてくると分かり、出産を選択した場合に心の準備ができるということもあります。反対に、デメリットは人工中絶の割合が増えるのではないかと懸念されている点です。両親が子供の命を勝手に決めていいのかという倫理的な問題があります。

出生前診断について受けるかどうか悩む方もいらっしゃいます。もし相談できる人がいない場合は掲示板などで質問してみることもおすすめです。

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出生前診断で染色体異常が発覚した場合、育てる自信が無いという方も。それぞれの倫理感なので、難しいところですよね。

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