妊娠39週になると胎動が減る。お腹の中では何が起こっているのか解説しました
目次
妊娠39週の胎動とは
予定日まで後一週間を切りましたね。
「もうすぐ赤ちゃんに会える！」と嬉しい気持ちでいっぱいの反面、来る「陣痛」に不安をつのらせている方も多いのではないでしょうか。
39週まで妊婦生活お疲れ様でした。出産後から始まる新生児のお世話に備えて、今のうちにゆっくり眠ることを意識しましょうね。
さて、「最近胎動が少なくなってきた」と感じる人も増えてきたと思います。
胎動が少なくなるのは、赤ちゃんが大きくなり、身動きがしづらくなった証拠。つまり赤ちゃんが「狭いな、そろそろ出ようかな」と感じ、お産を開始させるホルモンを身体から出す前兆と捉えることができるのです。
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「まったく動かない」と「胎動が少ない」は別
赤ちゃんの胎動がピタリとなくなったという人はすぐに病院へ行って下さい。
大きく動かなくなってくる時期ではありますが、全く動かない事はありません。
それに赤ちゃんは動く以外にもシャックリをしたりしますので、お腹が全く動かないというのは「異常が起きた」というメッセージでもあります。
ただ単に動いたけど気づかなかった場合も考えられます。
もし赤ちゃんに異常があった場合、痛みや悪心など、母体に何かしら症状が出る場合が多いので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
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妊娠39週の母体の様子
これまでで最高の腹囲になるこの時期。
腰への負担や足、そして頻尿などに悩まされる時期でもあります。
また、授乳に向けて睡眠が細切れになる傾向にありますから、夜に何度も起きてしまったり、日中に眠気が来る場合もあり、なんだか「だるい」と感じる妊婦さんもいらっしゃいます。
薬もまだうかつに飲めないので、風邪を引いた時が辛かったりしますが、不思議とこの時期は風邪を引きにくい傾向にあるようですよ。
やはり赤ちゃんを守ろうと身体の免疫機能もアップするのでしょうか。
マタニティブルーを避けるために
出産はホルモンの急激な変化を伴います。
そのホルモンの変化が原因で妊娠中はマタニティブルーに、産後は産後鬱になりやすくなってしまいます。
マイナス思考に支配されてしまうので、無気力になったり焦燥感に苛まれたり「自分は無価値」といった思想におちいってしまい、どうしようもなく毎日が疲れてしまう症状が現れるようです。
一番傷つくのはあなたであり、またあなたを愛する家族や赤ちゃんもそんなあなたを見て悲しい気持ちになるでしょう。
マタニティーブルーや産後鬱の原因は、研究の結果多少明らかになっていますが、まだまだ謎に包まれた部分が多い病気でもあります。
しかし、その発症の原因の一つと言われているのが「ネット情報の過信」だと言われます。
注意したい「サイバー心気症」
最近増えている「サイバー心気症」。
これはネットから間違った情報を得てそれを信じたばかりに、精神的に不安定となったり、自分は（赤ちゃんは）病気なのではないかとマイナス思考に陥ってしまう症状を引き起こします。
産後鬱やマタニティーブルーの引き金になりかねない怖い病気です。
インターネットは便利ですが、「赤ちゃんがミルクを飲まない」「体重が増えない」と検索しただけで、全く関係のない情報がピックアップされるだけでなく、「最悪の事態」が検索上位に紹介されています。
ただの風邪なのに「小児ガンの疑い」や「小児喘息」など不安を煽る文章が並べ立てられるので、ただでさえ不安な心を更に煽る事になりかねません
「動悸がする」と検索しただけで「心臓病の疑い」が現れるのがインターネットの世界。
さらに言うとその情報を提供したのは顔も知らない誰かですから、あなたの症状はもちろん、赤ちゃんの状態も何一つ参考にしていない意見なのです。
つまり、「自分とは関係のない情報である可能性」である事を理解したうえで読まなければ、「自分もそうなのではないか」「赤ちゃんに障害が出るのではないか」と感じ、精神的に追いつめられてしまいます。
実はこのサイバー心気症、妊娠中のママや産後、初めての育児に関わるママにとても多く見られるものなのです。
情報化社会ならではの恐ろしい病気である「サイバー心気症」。
極端な不安材料を得る前に、自分の身体や赤ちゃんの事はネットで調べず、信頼出来る主治医に相談しましょうね。
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