妊娠33週での出産。早産と新生児医療について

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妊娠33週で出産した場合

妊娠33週で出産すると早産となります。体重がだいたい2000グラム程度になります。しかしこの状態だと自発呼吸含めまだまだ1人で生命活動を維持する事ができません。そのためNICUという新生児集中治療室の中で保育器に入り外で生活できるだけの身体の発育を促します。

新生児医療とは(NICU)

NICUとは、新生児高度医療の事で、生まれたばかりの赤ちゃん専門の集中治療室の事です。先天性の障害や、生命維持に関わる大病をかかえている赤ちゃんに対して医療を提供するもので、高度な技術を持った医師が待機しています。

赤ちゃんは血管から何から成人より小さいもの。心臓一つとっても手術に要する技術は高いものが要求されます。更に赤ちゃんは急変を起こす事が多いので、医療チーム一丸となって24時間体制で監視されます。

保育器の中の1日は、ママのお腹の中の1週間と言われています。どんなにお腹の中の生活が貴重なものかわかりますね。また、どのような高機能な保育器もママのお腹の中の環境にはかなわないという事なのかもしれませんね

厳重に管理されたNICU

NICUに運ばれる赤ちゃん達はちょっとの風邪も命取り。細菌にもとても弱いので、たいていNICUは厳重に減菌されています。二重扉となっており、中に入る直前に手を洗い消毒できるようにされています。また、エプロンを装着するように指示される事もあります。

赤ちゃんの命を助けるために必要不可欠なNICUですが、この設備は今現在(2015年)では限られた病院にしかないのが現状です。

市役所や保健所に問い合わせればどこの病院にNICUがあるかを教えてくれますよ

早産にならないように

赤ちゃんのためにも、早産にならないように気をつける必要があります。体重管理はもちろんですが日常生活で無理をする事を控えるように気をつけましょう。「家事」「仕事」などやらないといけない事が沢山あり休めない! と焦る人もいるでしょう。しかし今一番がんばっているのは他ならぬあなたです。お腹の赤ちゃんを育てている分精神的にも体力的にも24時間休みなく労働している状態。まずはその事実を自覚し、自分の事を守る事を一番に考えて。

自分を守ることが赤ちゃんを守ることにつながります

誰にも頼れない…という人は

誰にも頼れないという人は保健センターに相談してみてください。ボランティアやNPO法人などあなたを手助けしてくれる人は沢山います。手を伸ばせば誰かが必ず掴んでくれるはず。

新生児医療とは

赤ちゃんが産まれると、赤ちゃんの為の「新生児医療費助成制度」を使うことが出来ます。新生児医療とは、大きく分けて二種類の医療費控除を受けられる制度で、自治体が新生児の医療費を一部負担してくれるという制度です。

ひとつ目のくくりとしては「未熟児が生まれた場合の治療に要する費用」、そして「手術を必要とする新生児の手術代の医療費」を所得に応じた金額を自治体が負担してくれるというもの。

ふたつ目のくくりとしては「子どもが0歳〜15歳になるまで通院医療費が薬代込みで500円の支払いで統一される」というものです。(自治体によっては上限となる年齢が異なりますので保健センターに確認しましょう)風邪や骨折、全ての医療行為に適応され、レントゲンを取ったとしても500円の支払いで良くなります。

健やかな子育ての為に医療は必要不可欠なもの。「お金がないから病院に行かない」という選択をなるべく減らすために作られた制度とも言えますね。

ただし、この制度を利用するためには赤ちゃんが健康保険に加入している事が必須条件となります。更に生活保護世帯など、一部除外される人も居るようです。また、差額ベッド代や食事代など「医療」のくくりに入らない費用は控除されませんので注意が必要です。

出生後、「子ども医療書」というオレンジ色の紙が市役所から送られてきます。控除を受ける際に必ず提示が必要なものですので無くさないように管理しましょう。

相談・スレッド

掲示板ミクルより、妊娠33週の妊婦さんのお悩みスレッドをあつめました。

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