帝王切開の手術時間は?帝王切開の流れ

臨月になると出産が間近ですが、出産には自然分娩と帝王切開との2つの方法があります。日本では現在、約5人に1人が帝王切開で出産しています。日本では、少子化で出産数そのものは減少していますが、帝王切開による出産は、ここ最近、約2倍に増加しています。その要因としては、医学の進歩と胎児の安全を考慮することなどがあります。

帝王切開の出産

帝王切開の場合は入院から手術までどのような流れになるのでしょう。

入院前から入院まで

入院前に担当医から手術の流れや注意事項が説明されます。入院してからは血圧、体重測定、問診などで母子の健康状態をチェックします。エコー検査で胎児の位置を確認して手術に備えます。

手術本番

当日は飲食はできません。血圧、体温、脈拍の測定を行った後に点滴を行います。分娩台で衣服を脱ぎ布を被せられてから、導尿の処置をして血圧計と心電図計がセットされます。その後、麻酔をします。麻酔は下半身麻酔なので意識はあります。ですので、赤ちゃんの産声を聞くことや処置が終わってから対面することが可能です。腹部の切開には縦切開と横切開があります。緊急の場合は縦切開を行います。赤ちゃんを取り出した後に胎盤を取りだして終了です。

手術後は

子宮を縫合します。止血を確認して問題なければ腹部の傷を縫合します。手術に要する時間は30分から1時間程度です。最近では、組織同士の癒着を防ぐ為に癒着防止フィルムで子宮の傷をカバーする方法を取ることが増えています。

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