帝王切開と前置胎盤

前置胎盤について

帝王切開は妊娠37週末までに行われるのが望ましく予定帝王切開の前であったとしても出血により出血量が多い場合や赤ちゃんの状態で緊急帝王切開手術になる場合があります。

前置胎盤になりやすい人

前置胎盤の発症の原因は特定されていません。しかし、流産手術などが原因により子宮の内膜が傷ついたり炎症が起こると前置胎盤を発症しやすくなると考える医師もいます。高齢妊娠や喫煙、1人以上お産をしている場合や双子以上を妊娠した経験のある人や流産手術経験者、人工妊娠中絶を経験したことのある人なども前置胎盤になりやすいと言われています。

前置胎盤の症状

一般的な前置胎盤は無症状です。しかし、腹痛が無く突然性器から出血する警告出血や大量性器出血がある場合には産婦人科を緊急受診する必要があります。これらの症状は特に妊娠28週以降に増加する傾向があるようです。

前置胎盤の診断は、経膣超音波検査によって行われます。たとえ妊娠の初期に前置胎盤と診断された場合でも、妊娠が進むことにより子宮が大きくなり徐々に胎盤が上がってきて前置胎盤ではなくなる場合も多くあります。なので、妊娠中期には前置胎盤疑いとされ、妊娠31週末までに前置胎盤かどうかを診断されます。

妊娠中に気をつけること

前置胎盤と診断された場合、出血することがあるので基本的には安静にし、無理な運動や性交渉は控えます。前置胎盤による入院の時期は病院によって様々です。しかし、妊娠32週頃から入院を進める病院が多いようです。ただし、出血が認められた場合はその時点ですぐに入院となります。お腹が張らないようにするため、子宮収縮抑制剤が投与されます。

妊娠6ヶ月ほどで前置胎盤ぎみと診断された方がいらっしゃいました。妊娠中、少しでもこのような診断をされてしまうと心配ですよね。

分娩

前置胎盤になった場合、お産は基本的に帝王切開手術が行われます。出血した際には、緊急帝王切開になる可能性もあるので麻酔科やNICUがある総合病院や大学病院の受診、入院が望ましいです。出血の量が多い場合、赤ちゃんだけでなく母体にも危険が及ぶことがあります。また、出血がどうしても止まらない場合や癒着胎盤と診断された場合には子宮摘出が行われることもあります。

前置胎盤で帝王切開になる芸能人の方も多いようです。珍しい症状では無さそうですね。

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普通のお産よりはやはりリスクがあるので心配になってしまう方も多いようです。でも無事出産された方の話を聞くことで安心できますよね。

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