出産・分娩の情報「陣痛促進剤」

陣痛促進剤について

陣痛がなかなか強くならず、お産が長引いた場合や破水したにも関わらず陣痛が始まらない時、予定日を過ぎているにも関わらずお産が始まらない場合に使われます。陣痛促進剤には錠剤、点滴の2種類があり、メトロというバルーンを使って陣痛を促進する方法もあります。

錠剤による投与の仕方

陣痛促進剤の錠剤は主に子宮の開き具合が小さい人や初産婦の方によく使用されます。また、予定日を過ぎて子宮口が熟化している人や破水している人にも使われます。1時間おきに1錠ずつを飲みます。回数は6回程度です。陣痛が来た時点で内服は中止します。3錠から4錠くらいを飲んだところでお腹のハリや生理痛に似た痛みが来る方が多いようです。

点滴による投与の仕方

陣痛促進剤は一般的に点滴による投与が多いです。また、微弱陣痛の際に少しだけ使われる方もいます。留置針という長めのプラスチック製の針を使い、胎児の心音や陣痛具合をチェックしながら数滴ずつ増量していきます。点滴による陣痛促進剤の効き目はかなり個人差があります。1日点滴しても全く効果がない方や、点滴開始後30分くらいから反応する方もいます。

メトロによる陣痛の促進

メトロは病院によって使う、使わない場所があります。点滴と一緒に使われるパターンが多いです。まず、子宮口に風船のようなものを入れ、子宮口を人工的に開きます。子宮口が5センチくらいに大きくなると、メトロがポロッとはずれます。

ミクルの掲示板にもミニメトロを入れたという方が。痛みは無いみたいなので安心ですね。

陣痛促進剤のスケジュール

錠剤と人口破水を組み合わせる場合、錠剤は1時間おきに内服し、陣痛が強くならない際には人口破膜をします。人口破膜は卵膜をハサミのような形をした器具で穴を開けること指します。朝に開始して夕方までにはお産になる方が多いです。メトロと人口破膜を組み合わせる場合にも朝から開始して夕方までにはお産になります。点滴のみの方は30分ほどでお腹の張りが増えます。

メトロと陣痛促進剤を合わせている方がいらっしゃいました。薬だけよりも安心ですよね。

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やはり薬ということもあり、陣痛促進剤を使うことに不安を覚えるお母さんも多いようです。できれば自然に産みたいという気持ちはわかりますよね。

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