遷延分娩(せんえんぶんべん)とは

遷延分娩について

遷延分娩になってしまう原因は微弱陣痛や軟産道強靭、回旋異常や児頭骨盤不均衡などが考えられると言われています。

遷延分娩のお産方法

どのタイミングで分娩が長引くかによって、またどのような原因によって遷延分娩になるのかによって処置が変わってきます。子宮頚管がまだ十分な柔らかさになっていない段階では、陣痛促進剤と子宮頸管熟化の効果があるプロスタグランジンが使用される場合が多いです。また、児頭骨盤不均衡や回旋異常などが原因の場合、それらに応じたお産方法が取られます。微弱陣痛が原因の場合、陣痛促進剤を使用してお産が進められます。

遷延分娩で重要なこと

遷延分娩になった場合、胎児が胎児機能不全にならないように、早めに娩出する必要があります。

分娩監査装置を使って陣痛と胎児の心拍を観察します。もし必要と判断されたら、鉗子分娩や吸引分娩などの措置が取られます。帝王切開になる場合もあります。

遷延分娩になると

遷延分娩になると、破水過小によって子宮収縮が直接胎児を圧迫したり、頻回の子宮収縮によって胎児の循環不全が起こります。上記のように胎児機能不全や胎便吸引症候群になる可能性があります。これらは新生児仮死など、胎児に悪影響が及ぶことがあります。

分娩に33時間かかったという方も。あまりにも長いと疲労が大変そうですよね。

遷延分娩の3つの原因

基本的に、遷延分娩は3つの原因で引き起こされる可能性が高いです。微弱陣痛が原因の「娩出力の異常」、軟産道強靭による「産道の異常」、そして「娩出物の異常」によるものです。娩出物の異常は、主に胎位や胎勢の異常、巨大児などを指します。

様々な異常があると妊娠中は不安になってしまいますよね。やっと最後のお産でも、巨大児などのの場合は心身供に大変そうです。

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巨大児や微弱陣痛の場合、出産時はとても不安になってしまいます。しっかりと医師に相談して不安を取り除いてもらいましょう。

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