メトロイリンテルとは

使用方法

子宮筋を伸展刺激して陣痛を誘発、促進させる効果がメトロイリンテルにはあります。メトロイリンテルは風船のような形をしているので、バルーンと呼ばれたり、略されてメトロと呼ばれたりもします。メトロイリンテルは簡単に言うと水風船のようなものです。しぼんだ状態の風船をまず子宮口から挿入します。そして、滅菌された水を注射を使って風船の中に注入します。

メトロイリンテルが陣痛を誘発、促進させるメカニズム

メトロイリンテルは、水を注入され膨らむと、内側から外側にかけて圧力がかかります。その圧力によって妊婦の子宮口が押し広げられます。子宮口が押し広げられると、陣痛を誘発、促進させることができます。

使用される場面

通常、お産をするためには陣痛が来なければいけません。しかし、なかなか陣痛が来ない場合には陣痛促進剤を使って陣痛を人工的に誘発します。しかし、陣痛促進剤を使いたくないという人妊婦さんもいます。そんな妊婦さんの為に、メトロイリンテル、ラミナリアが使われます。特に、ラミナリアで効果が無い時にメトロイリンテルは使われます。

せっかくメトロイリンテルを入れたのにもかかわらず、外れてしまった例もあります。分娩は本当に命がけですね。

メトロイリンテルが使われる順番

子宮口が既に開き始めており、陣痛も少しある場合にメトロイリンテルは使用されます。子宮口が全く開いていない場合は、まずダイラパンを使って子宮口を広げます。その後に、メトロイリンテルは使われます。ダイラパンは細い棒状の形をしています。アレルギーなどの副作用の可能性は低いと言われています。

ラミナリア、バルーン、陣痛促進剤を使っても病院に入ってから出産に33時間かかった場合も。こういう話を目にすると、スムーズに出産するのは奇跡のようですね。

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事前にバルーンの知識が無いと、いざ出産でバルーンを使うとなるといきなりのことでびっくりしてしまいますよね。妊娠中に様々な出産方法を勉強して心の準備をすることが大切です。

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